実はフォーマル?attemptの意味とtryとの違いをスッキリ整理
英語で「試みる」と言いたいとき、多くの人はまず try を思い浮かべます。
しかし、ニュース記事やビジネス文書では attempt という単語も頻繁に登場します。
この2つはどちらも「やってみる」という意味を持ちますが、実はニュアンスや使われる場面に少し違いがあります。
特に attempt は、難しいことへの挑戦や成功するか分からない行動を表すときに使われることが多く、少しフォーマルな響きを持つ単語です。
そのため、日常会話よりもニュース、研究、ビジネスなどの文脈で見かけることが多くなります。
この記事では、attemptの基本的な意味・イメージ・構文を整理しながら、よく比較される tryとの違いも分かりやすく解説していきます。
実際の英語でどのように使われるのかを具体的に見ていきましょう。
目次
attemptの基本情報をチェック
attemptの動詞の意味
attemptは「〜しようと試みる」「〜に挑戦する」という意味を持つ動詞です。
特に、簡単には成功しそうにないことや、結果がどうなるか分からないことに対して使われる傾向があります。
単に何かをやってみるというよりも、「少し難しそうだけれど挑んでみる」というニュアンスが含まれているのが特徴です。
また、attemptは日常会話よりも、文章やニュース、ビジネス文書などで見かけることが多い単語です。
目標や問題解決など、ある程度しっかりした行動を表すときによく使われます。
例文:
- He attempted to solve the problem. (彼はその問題を解こうと試みた。)


完全に同じではないね。
attemptはもう少し硬くて、難しいことに挑戦するニュアンスがあるよ。
attemptの名詞の意味
attemptは名詞としても使われ、「試み」「挑戦」という意味になります。
何かを達成しようとして行った行動そのものを指す言葉で、「成功したかどうか」に関係なく使えるのがポイントです。
例えば、最初の挑戦や失敗した試みなどを説明するときによく使われます。
英語では、努力した行動や挑戦そのものを客観的に表すときにattemptが選ばれることが多く、文章の中でも比較的フォーマルな響きがあります。
例文:
- Her first attempt failed. (彼女の最初の試みは失敗した。)

動詞と名詞で形は同じなんだ。

そう、文の中での位置を見ると、動詞か名詞か判断できるからね。
attemptの発音と読み方
attemptの発音はカタカナで書くと「アテンプト」に近い音です。
ただし、英語では最初のaを強く読むわけではなく、アクセントは後ろの「tempt」の部分に置かれます。
そのため、実際の発音は「ア・テンプト」のように、後半が強く聞こえるイメージです。
また、最初のaは弱く「ア」や「ə(アとエの中間)」のような音になることが多く、ゆっくり読むと /əˈtempt/ に近い形になります。
音声を聞くと、思っているより前半が軽く読まれていることに気づくはずです。

最初のaは強く読むの?

いや、実際は2つ目のtempの部分にアクセントが来るよ。
attemptの核心イメージ:壁に立ち向かう「試み」
共通イメージ:困難やリスクがあることに「あえて挑む」
attemptには「簡単ではないことにあえて挑戦する」というイメージがあります。
単に試してみるというよりも、ある程度の困難やリスクがあることに対して行動を起こすニュアンスが含まれています。
そのため、成功が簡単に想像できるような行動よりも、「うまくいくか分からないけれど挑戦してみる」といった場面で使われることが多い単語です。
ニュース記事や説明文の中では、難しい目標や危険を伴う行動を表すときによく登場します。
例文:
- They attempted to climb the mountain in winter. (彼らは冬にその山に登ろうと試みた。)

なんだか結構大きな挑戦って感じだわ。

難しいことに向かっていくイメージが強いね。
成功の保証がない「未完」のニュアンス
attemptは「成功するかどうか分からない状態」で使われることが多い単語です。
実際に成功したかどうかよりも、「その行動を試みた」という事実に焦点が当たるのが特徴です。
つまり、attemptが使われている場合、その行動が成功したとは限りません。
結果がまだ出ていない場合や、途中で終わってしまった場合でも自然に使える表現です。
このため、ニュース記事や説明文では「試みたが結果は不明」「挑戦したが成功したかは別」というニュアンスでよく登場します。
例文:
- She attempted to start her own business. (彼女は自分のビジネスを始めようと試みた。)

成功したかどうかは分からない感じなんだね。

結果よりも「挑戦したこと」に焦点があるからね。
犯罪や命に関わる「深刻な」文脈での使われ方
attemptはニュースや法律の文脈で「未遂」を表すときにもよく使われます。
特に犯罪や危険な行為について説明するとき、英語ではattemptを使って「実行しようとしたが成功しなかった行動」を表現します。
例えば、attempted robbery(強盗未遂)やattempted murder(殺人未遂)のように、深刻な事件を説明する言葉として頻繁に登場します。
このような表現では、実際に犯罪が完全に成功したわけではなく、「実行しようとした行為」に焦点が当てられています。
例文:
- He was arrested for attempted robbery. (彼は強盗未遂で逮捕された。)

ニュースでよく見かける気がする。

法律や事件の文脈でよく使われる単語だよ。
attemptと似た意味の動詞「try」との決定的な違い
硬さの違い:日常のtry、フォーマルのattempt
tryとattemptの大きな違いの一つは、言葉の「硬さ」です。
tryは日常会話でとてもよく使われるカジュアルな単語で、友人との会話や軽い提案など、幅広い場面で自然に使うことができます。
一方でattemptは、少しフォーマルな響きを持つ単語です。
日常会話で使われることもありますが、ニュース記事、説明文、ビジネス文書、レポートなど、やや改まった文章の中で見かけることが多い傾向があります。
そのため、同じ「〜しようとする」という意味でも、文章のトーンによって単語が選ばれることがあります。
例文:
- He tried to open the door.(彼はドアを開けようとした。)
- He attempted to open the door.(彼はドアを開けようと試みた。)

同じ文でもtryとattemptで雰囲気が変わるわ。

attemptの方が少し文章的でフォーマルな響きになるからね。
本気度の違い:試しにやってみるtry、必死に挑むattempt
tryとattemptはどちらも「やってみる」という意味を持ちますが、そこに込められる本気度のニュアンスが少し異なります。
tryは「とりあえずやってみる」「試しにやってみる」という軽い行動にも使える、とても幅広い単語です。
それに対してattemptは、ある程度の努力や覚悟を伴う行動を表すときに使われることが多い単語です。
特に、難しい目標や達成が簡単ではないことに挑戦する場面でよく使われます。
つまり、単なるお試しというよりも、「本気で挑戦する」というニュアンスが感じられることが多いのです。
例文:
- She tried the new recipe.(彼女はその新しいレシピを試してみた。)
- She attempted to break the record.(彼女はその記録を破ろうと挑戦した。)

tryはちょっと試す感じで、attemptは大きな挑戦って感じだね。

難しい目標に向かう場面ではattemptが使われやすいよ。
使い分けの基準:ビジネスやニュースで選ばれる理由
実際の英語では、文脈によってtryとattemptが自然に使い分けられています。
特にビジネス文書やニュース記事、研究レポートなどでは、よりフォーマルな響きを持つattemptが選ばれることが多いです。
これは、attemptの方が「計画的に何かを試みる」「困難な課題に取り組む」といったニュアンスを表しやすいためです。
企業の取り組みや政府の政策、研究開発などを説明する場面では、軽く聞こえるtryよりもattemptの方が文章のトーンに合いやすくなります。
例文:
- The company tried to fix the problem.(会社はその問題を直そうとした。)
- The company attempted to improve its system.(その会社はシステムの改善を試みた。)

確かに、ニュースっぽい文章だとattemptの方がしっくりくるわ。

ビジネスやニュースではattemptがよく使われるね。
実践!attemptを使いこなすための重要構文
基本形:attempt to do(〜しようと試みる)
attemptの最も基本的でよく使われる形は「attempt to + 動詞」です。
これは「〜しようと試みる」「〜することに挑戦する」という意味になり、何かの行動を起こそうとしたことを表します。
この形はニュース記事や説明文、ビジネス文書などでも頻繁に使われ、attemptという単語を見たときに最もよく登場するパターンです。
特に、問題を解決しようとする行動や、難しい課題に取り組もうとする場面で自然に使われます。
また、この構文では「実際に成功したかどうか」は重要ではありません。
あくまで「〜しようとした行動」に焦点が当たるため、結果が分からない場合や、途中で終わった場合にも自然に使える表現です。
例文:
- They attempted to solve the issue. (彼らはその問題を解決しようと試みた。)

toの後は動詞の原形なんだね。

そう、この形が一番よく使われるよ。
前置詞とのコンボ:attempt at(〜への試み・挑戦)
attemptは「attempt at 〜」という形でもよく使われます。
この場合は「〜への試み」「〜への挑戦」といった意味になり、特定の活動や行動に取り組むことを表します。
この形では、後ろに来るのは基本的に名詞や動名詞です。
例えば、writing(執筆)やreform(改革)のように、ある行動やプロジェクトそのものを指す言葉と一緒に使われることが多くなります。
また、「初めての挑戦」や「最初の試み」を表すときにもよく使われる表現で、first attempt at 〜 のような形は英語の記事や説明文でもよく見かけます。
例文:
- It was his first attempt at writing a novel. (それは彼の初めての小説執筆への挑戦だった。)

名詞の前にatが来るの?

うん、「〜への挑戦」というニュアンスになるよ。
「〜を企てる」:attempt + 目的語(名詞)の形
attemptは「attempt + 名詞」という形で使われることもあります。
この場合は「〜を試みる」「〜を企てる」といった意味になり、ある行動そのものを目的語として直接取る形になります。
この使い方は、特にニュース記事や法律関連の文脈でよく見られます。
脱走、強盗、攻撃などの行動を名詞で表し、それを実行しようとしたことを説明するときに自然に使われます。
英語では、escape(脱走)やrobbery(強盗)などの名詞と組み合わせて、attempted escape や attempted robbery のような表現もよく登場します。
こうした形は、事件報道や公式な説明文でよく見られるパターンです。
例文:
- He attempted the escape. (彼は脱走を試みた。)

動詞なのに名詞がそのまま来るんだ。

ニュースなどでよく見られる形だね。
シーン別で見る「attempt」の実践例文集
ビジネス・研究:新記録や新技術への挑戦
attemptは研究やビジネスでの挑戦を表すときによく使われます。
特に、新しい技術の開発や困難な問題の解決など、簡単には成功しないかもしれない取り組みを説明するときに自然に使われます。
企業や研究チームが新しい方法を試す場面では、「成功するかどうかは分からないが挑戦している」というニュアンスを表すためにattemptが選ばれることが多くなります。
ニュース記事や研究報告でもよく見られる表現です。
例文:
- Scientists attempted to develop a new vaccine. (科学者たちは新しいワクチンの開発を試みた。)
- The company attempted to create a new AI system. (その会社は新しいAIシステムの開発を試みた。)
- Researchers attempted to find a solution to the problem. (研究者たちはその問題の解決策を見つけようと試みた。)

研究の話だと、attemptが合いそう。

真剣な挑戦という感じが出るよ。
ニュース・警察:脱走や犯行を「企てる(未遂)」
犯罪ニュースではattemptは「未遂」という意味で頻繁に使われます。
実際に犯罪が成功したわけではなく、「実行しようとした行動」を説明するときに使われる表現です。
英語のニュース記事では、attempted robbery(強盗未遂)やattempted murder(殺人未遂)などの形でよく登場します。
法律や警察の報道では、行為そのものよりも「試みた事実」を説明する必要があるため、attemptという単語がよく選ばれます。
例文:
- He attempted to escape from prison. (彼は刑務所から脱走しようとした。)
- The suspect attempted to rob the store. (容疑者はその店を強盗しようとした。)
- Police said the man attempted to attack a guard. (警察はその男が警備員を襲おうとしたと発表した。)

なんか事件のニュースっぽい表現だね。

うん、法律関係では定番の単語だからね。
スポーツ:困難なゴールや記録へのアタック
スポーツでも難しいプレーや記録への挑戦を表すときにattemptが使われます。
特に、成功するかどうか分からない難しいプレーや、大きな記録に挑戦する場面でよく登場します。
実況やスポーツ記事では、選手が難しい技やシュートを試みたときにattemptが使われ、「挑戦したが成功したかどうかはまだ分からない」というニュアンスを自然に表すことができます。
例文:
- She attempted a difficult jump. (彼女は難しいジャンプに挑戦した。)
- He attempted a long‑distance shot. (彼はロングシュートを試みた。)
- The athlete attempted to break the world record. (その選手は世界記録を破ろうと挑戦した。)

スポーツ実況でも聞きそう。

そう、特に難しいプレーのときによく使われるよ。
まとめ
ここまで見てきたように、attempt は「〜しようと試みる」「〜に挑戦する」という意味を持つ単語で、特に 難しいことや成功が保証されていない行動を表すときに使われます。
また、日常会話でよく使われる try と比べると、attempt はややフォーマルな響きがあり、ニュース記事、研究、ビジネス文書などで使われることが多いのも特徴です。
さらに、attempt には「未遂」を表す用法もあり、犯罪ニュースなどでもよく見かけます。
構文としては、次の3つの形を覚えておくと理解しやすくなります。
- attempt to do:〜しようと試みる
- attempt at 〜:〜への試み
- attempt + 名詞:〜を企てる
これらの形はニュース記事、研究報告、スポーツ実況など、さまざまな場面で使われています。
単に「やってみる」という意味だけでなく、「困難なことに挑戦する」というニュアンスを意識すると、attemptの使い方がより分かりやすくなります。
つまりattemptは「成功するか分からない困難なことに挑戦する」というニュアンスのフォーマルな表現です。

tryとattemptの違いがかなりはっきりしたわ。

日常会話ならtry、フォーマルな文章や難しい挑戦ならattempt、と覚えると分かりやすいよ。


「try」と同じ意味?