英語「hurry」の意味と使い方を深掘り!意外と知らない自動詞・他動詞の違いも解説
「急ぐ」という意味でよく知られているhurryですが、実は自動詞と他動詞の両方で使えることをご存じでしょうか。
多くの学習者は「Hurry up!」というフレーズから覚えますが、hurry単独での使い方や、名詞としての意味、類義語との違いまで理解している人は意外と多くありません。
実際には、目的語の有無によって意味が変わったり、rushやraceなどの似た単語と使い分けたりする場面もあります。
この記事では、hurryの基本的な意味から自動詞・他動詞の違い、日常会話でよく使われる定番フレーズ、類義語とのニュアンスの差までをわかりやすく解説します。
hurryを「なんとなく知っている単語」から「自然に使いこなせる単語」にレベルアップさせましょう。
目次
hurryの基本定義
hurryの動詞の意味
hurryは「急ぐ」という意味で使われる動詞です。
ただし単に速く動くというより、「時間がないので急ぐ」「遅れそうなので急ぐ」といった時間的なプレッシャーが含まれることが多いのが特徴です。
何かの締め切りや予定に間に合わせようとする場面でよく使われます。
日本語では「急ぐ」とひとことで表せますが、英語では「目的地へ急ぐ」「準備を急ぐ」「急いで帰る」など、さまざまな場面で使われます。
移動だけでなく作業や行動全般にも使えるため、非常に応用範囲の広い単語です。
日常会話でも頻繁に登場する基本動詞なので、早い段階で慣れておくと表現の幅が広がります。
例文:
- We need to hurry.(私たちは急ぐ必要があります。)
- She hurried home after work.(彼女は仕事のあと急いで家へ帰りました。)
- I hurried to the station.(私は急いで駅へ向かいました。)


実際には時間に追われて急いで行動することを表す場合が多いよ。
hurryの名詞の意味
hurryは名詞として使われることもあります。
この場合は「急ぎ」「慌ただしさ」「焦り」といった意味になります。
行動そのものではなく、急いでいる状態や気持ちに焦点が当たっているのが特徴です。
動詞としてのhurryが「急ぐ行動」そのものを表すのに対し、名詞のhurryは「急いでいる状態」や「慌ただしい状況」に注目した表現です。
会話では後で紹介する「in a hurry」の形で見かける機会が特に多くなります。
また、「急ぐ必要はない」という意味の「There is no hurry.」のような表現も日常的によく使われます。
例文:
- Why are you in such a hurry?(どうしてそんなに急いでいるのですか。)
- I finished the report in a hurry.(私は急いでその報告書を仕上げました。)

同じhurryでも名詞になると「急ぐ」じゃなくて「急いでいる状態」になるんだね。

その理解で大丈夫だよ。
だから前置詞と一緒に使われることも多いんだ。
hurryの発音と読み方
hurryの発音は「ハリー」に近い音です。
カタカナでは「ハリー」と書かれることがありますが、日本語の「ハッリー」のように強く区切るよりも、なめらかにつなげて発音します。
また、日本人学習者はスペルの影響で「ハリーアップ」のように一音ずつ発音しがちですが、実際の英語では全体が自然につながります。
会話では短く素早く発音されることも多いため、音声を聞きながら覚えると定着しやすくなります。
さらに、「harry」という別の単語と混同しがちですが、日常会話では文脈によって区別されるため過度に心配する必要はありません。
まずは自然なリズムで発音できることを目指しましょう。

スペルを見ると難しそうだけど、意外と発音しやすそう。

会話で頻繁に出てくる単語だから、音でも覚えておくと反応しやすくなるよ。
「自分が急ぐ」か「人を急がせる」か?自動詞・他動詞の違い
自動詞のhurry:「(主語自らが)急ぐ」の使い方
hurryが最もよく使われるのは自動詞の用法です。
この場合は主語自身が急ぐことを表し、「急いで行く」「急いで帰る」「急いで準備する」といった意味になります。
誰かに急がされるのではなく、自分自身が急いでいる状況を表現します。
自動詞なので後ろに直接目的語を置くことはできません。
どこへ急ぐのかを表したい場合は、toやintoなどの前置詞を使って補足します。
また、理由を明示しなくても「急がなければならない状況」が自然に伝わるため、日常会話では非常によく使われます。
英会話では「I have to hurry.」や「We'd better hurry.」のような形が頻繁に使われます。
まずはこの使い方を基本として覚えるとよいでしょう。
例文:
- I have to hurry or I'll miss my train.(急がないと電車に乗り遅れてしまいます。)
- We hurried to the station before the last train left.(私たちは終電に間に合うよう急いで駅へ向かいました。)
- She hurried back home when it started to rain.(雨が降り始めたので彼女は急いで家へ戻りました。)

hurryだけで「自分が急ぐ」って意味になるんだね。

普段の会話ではこの使い方がいちばん多いね。
他動詞のhurry:「(人や物事を)急がせる・急いで運ぶ」の使い方
hurryは他動詞としても使えます。この場合は「誰かを急がせる」「何かを急いで進める」という意味になります。
自分の行動ではなく、相手や対象に対して急ぐ動作を働きかけるイメージです。
自動詞との大きな違いは、後ろに目的語が来ることです。人だけでなく、計画や手続きなどを急いで進める場合にも使われます。
また、状況によっては「急いで連れて行く」「急いで移動させる」といった意味になることもあります。
ニュース記事や物語ではこの他動詞の用法が登場することもありますが、学習者にとっては自動詞より頻度が低いため、まずは「目的語があれば急がせる意味になりやすい」と覚えると理解しやすくなります。
例文:
- The teacher hurried the students.(先生は生徒たちを急がせました。)
- They hurried the project along.(彼らはその計画を急いで進めました。)
- The nurses hurried him into the room.(看護師たちは彼を急いで部屋へ連れて行きました。)

目的語があると「急ぐ」じゃなくて「急がせる」になるんだ。

そう、だから誰が急いでいるのかを意識すると意味を判断しやすいよ。
見分け方:目的語があるかないかでこんなに意味が変わる!
hurryの自動詞と他動詞を見分けるコツは、とてもシンプルです。
後ろに目的語があるかどうかを確認するだけです。
「I hurried.」なら自分が急いでいますが、「I hurried him.」なら相手を急がせています。
単語自体は同じでも、文の構造によって意味が大きく変わります。
日本語訳だけで覚えようとすると混乱しやすいため、文の形に注目することが重要です。
英語を読むときも書くときも、hurryの直後に何が続いているかを見る習慣をつけると理解しやすくなります。
これはhurryに限らず、多くの動詞の理解にも役立つ考え方です。
例文:
- We hurried home.(私たちは急いで帰宅しました。)
- She hurried her children.(彼女は子どもたちを急がせました。)

hurryの後ろに目的語があるかどうかを見れば、自動詞か他動詞か判断できるの?

基本的にはそれで大丈夫。
誰が急いでいるのかを見ると意味も判断しやすいよ。
hurryとhurry upの違い&定番フレーズ
「up」がつくだけで何が変わる?ニュアンスの差を解剖
hurryだけでも「急ぐ」という意味になりますが、hurry upになると相手に対して「もっと急いで」「早くして」という呼びかけのニュアンスが強くなります。
単に急ぐ状態を説明するというより、その場で行動を促す表現として使われることが多いのが特徴です。
特に会話ではhurry upの方がよく使われます。
家族や友人とのやり取りでは自然な表現ですが、言い方や状況によっては相手をせかしている印象を与えることもあります。
一方、hurry単独は説明的で落ち着いた響きになりやすく、「急がなければならない」「急いでいる」といった事実を伝える場面によく使われます。
また、hurry upは子どもに声をかける場面や、待ち合わせの直前など、時間的な余裕がない状況で頻繁に登場します。
意味の違いは大きくありませんが、会話の空気感は意外と変わる表現です。
例文:
- You need to hurry up.(もっと急いだほうがいいよ。)
- We should hurry.(私たちは急ぐべきです。)

意味はどっちも「急ぐ」なのに、ネイティブはどうしてhurry upをよく使うの?

相手に行動を促したいときに使いやすいからだよ。
会話ではhurryよりhurry upの方が耳にすることも多いね。
目上の人に「Hurry up!」は絶対NG!ビジネスで使える大人の「急いで」
上司や取引先に対してHurry up!と言うと、かなり失礼な印象になる可能性があります。
命令に近い響きがあるためです。親しい間柄では問題なくても、ビジネスの場では避けた方が安全でしょう。
仕事では急いでもらいたい場面があっても、相手への配慮を示しながら依頼するのが一般的です。
そのため英語では、期限や優先度を伝える形で遠回しに急ぎを表現することがよくあります。
実際の職場では「できるだけ早く」や「優先的に対応していただけると助かります」といった表現が好まれます。
英語圏では丁寧さが重視されるため、直接的な命令を避けるだけでも印象が大きく変わります。
例文:
- Could you send the file as soon as possible?(できるだけ早くファイルを送っていただけますか。)
- We would appreciate your prompt response.(迅速なご返信をいただけますと幸いです。)
- Please let me know at your earliest convenience.(ご都合のよいタイミングでお知らせください。)

日本語の「急いでください」より慎重に言うんだね。

特にビジネスでは丁寧さの方が優先されることが多いよ。
「Hurry back!」や「Don't hurry!」日常を彩る定番フレーズ
hurryはさまざまな決まり表現でも使われます。
どれも短く覚えやすいため、そのまま使えるものばかりです。
単語単体で覚えるよりも、フレーズごと身につけると会話で使いやすくなります。
Hurry back!は「早く戻ってきてね」、Don't hurry!は「急がなくていいよ」という意味です。
同じhurryでも、相手を急がせたり安心させたりと、場面によって役割が変わります。
こうした表現は家族や友人との日常会話でよく登場します。
映画や海外ドラマでも頻繁に耳にするため、意味だけでなく使われる場面も一緒に覚えておくと理解しやすくなります。
例文:
- Hurry back before dinner starts.(夕食が始まる前に戻ってきてね。)
- Don't hurry. We still have plenty of time.(急がなくて大丈夫だよ。まだ十分時間があるから。)
- Hurry and get ready for school.(急いで学校の準備をして。)

「急げ」だけじゃなくて優しい言い方もあるんだ。

状況によって印象がかなり変わるよ。
疑問:日常会話の超定番「in a hurry」の「a」ってなぜ必要なの?
in a hurryは「急いでいる」「慌てている」という意味の定番表現です。
英会話では非常によく使われるため、一つのまとまったフレーズとして覚えている人も少なくありません。
ここで使われるhurryは名詞です。英語では単数の可算名詞を使う場合、通常はaやtheなどの限定詞が必要になります。
そのためin hurryではなく、in a hurryという形になるのです。
学習者の中には「aに特別な意味があるのでは」と考える人もいますが、この表現では文法上必要だから付いていると考える方が自然です。
実際には理屈よりも、in a hurryでひとかたまりとして覚えてしまう方が会話では役立ちます。
例文:
- I'm in a hurry.(私は急いでいます。)
- She left in a hurry.(彼女は慌てて出て行きました。)

「a」に深い意味があるのかと思ってたわ。

特別な意味というより、名詞として使うために必要な形なんだよ。
hurryと似ている類義語との意味・ニュアンスの違い
hurryとrushの違い:焦りの度合いとスピード感の差
hurryとrushはどちらも「急ぐ」と訳されますが、rushの方が慌ただしさや焦りが強く表れます。
時間に追われて余裕がない場面ではrushが使われやすくなります。
hurryは日常的な急ぎにも使えるため比較的幅広い状況で使えますが、rushには「大急ぎで動く」「慌てて飛び込む」といった切迫感があります。
そのため、落ち着いて急いでいる場面よりも、かなり慌ただしい状況で耳にすることが多い表現です。
また、rush hour(ラッシュアワー)のように、人や車が一気に集中する混雑した状況を表す表現にも使われています。
この点からも、rushの方が勢いや圧力が強いことが分かります。
rushの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- I hurried to work.(私は急いで出勤しました。)
- I rushed to work.(私は大急ぎで職場へ向かいました。)

rushの方が余裕がない感じがするね。

その違いでほぼ合っているね。
焦りが強い場面ではrushが選ばれやすいよ。
hurryとraceの違い:時間と競走しているニュアンス
raceは本来「競争する」という意味を持つ単語です。
そのため、単に急ぐというよりも「誰かや何かと競うように急ぐ」というニュアンスが含まれています。
時間との競争を表す場合にも使われるため、締め切りや制限時間に追われる状況で見かけることがあります。
hurryが行動そのものに注目するのに対し、raceは競争相手の存在を感じさせる表現です。
実際の会話では、子どもたちが競争するように走ったり、誰かが先を争って移動したりする場面で使われることもあります。
スピードだけでなく競争の感覚が含まれる点が大きな違いです。
例文:
- We hurried to catch the train.(私たちは電車に乗るため急ぎました。)
- We raced to catch the train.(私たちは競うように急いで電車に向かいました。)

raceは急ぐというより勝負している感じなんだ。

スピードだけでなく競争の要素が加わるからね。
hurryとspeedの違い:乗り物や物理的なスピードの加速
speedは「速度を上げる」という意味で使われます。
人の気持ちや事情よりも、実際の速さや速度変化に注目する単語です。
hurryが時間的な事情による急ぎを表すのに対し、speedは物理的なスピードそのものを表現します。
そのため、人だけでなく車や機械、作業工程などにも幅広く使われます。
また、speed upという形で「加速する」「作業を早める」という意味になることも多く、ビジネスや技術分野でもよく登場します。
急いでいる理由よりも、速さそのものが重要な場面で選ばれやすい表現です。
例文:
- The workers hurried to finish the project.(作業員たちはプロジェクトを終わらせるため急ぎました。)
- Please speed up the process.(その作業をもっと速く進めてください。)

hurryは時間に追われて急ぐけど、speedは速さそのものを表している感じだね。

speedは人の気持ちよりも速度そのものに注目している表現だよ。
そのまま使える!hurryの自然な英語例文
日常会話ですぐに使えるシーン別例文
hurryは学校や仕事、待ち合わせなど幅広い場面で使えます。
短い文が多いため、覚えたその日から実践しやすい単語です。
特に「遅れそう」「時間がない」「早く行動したい」といった場面では自然に登場します。
ネイティブの日常会話でも頻出の単語なので、まずはよく使われる定番表現から覚えるのがおすすめです。
また、hurryは子どもから大人まで幅広い年代が使う非常に基本的な語です。
難しい表現ではないため、積極的に口に出して練習すると会話の中でも使いやすくなります。
例文:
- Hurry up or we'll miss the bus.(急がないとバスに乗り遅れるよ。)
- I'm in a hurry right now.(今ちょっと急いでいるんだ。)
- She hurried out of the room.(彼女は急いで部屋を出ました。)

本当に日常会話でよく使いそうな表現ばかりだね。

まずは「I'm in a hurry.」と「Hurry up.」を覚えるだけでもかなり役立つよ。
ビジネスシーンで使える「hurry」を丁寧に伝える表現
仕事では相手を急かしたい場面があっても、直接的な表現は避けることが少なくありません。
丁寧な依頼表現を使うことで、急ぎの案件でも円滑にコミュニケーションできます。
英語のビジネスメールでは、単純に「急いでください」と伝えるよりも、期限や状況を説明しながら協力をお願いする形がよく使われます。その方が相手に与える印象も柔らかくなります。
また、「prompt」「priority」「time-sensitive」などの語を使うことで、急ぎであることを丁寧に伝えられます。
実務ではこうした表現の方が自然に受け入れられることが多いでしょう。
例文:
- We would appreciate a prompt reply.(迅速なご返信をいただけますと幸いです。)
- This matter is time-sensitive.(この案件は時間的な制約があります。)
- Could you prioritize this request?(この依頼を優先していただけますか。)

「急いでください」をそのまま言わなくても伝えられるんだね。

英語のビジネス表現は、急ぎをやわらかく伝える工夫がよく使われるよ。
まとめ
hurryは「急ぐ」という意味を持つ基本動詞ですが、自動詞なら「自分が急ぐ」、他動詞なら「人や物事を急がせる」という違いがあります。
また、名詞として使われる場合は「急ぎ」や「慌ただしさ」を表し、in a hurryのような定番表現でも頻繁に登場します。
さらに、hurry upとのニュアンスの違いや、rush・race・speedといった類義語との使い分けを理解すると、状況に応じてより自然な英語が使えるようになります。
まずは「I'm in a hurry.」「We need to hurry.」「Hurry up!」といった基本表現から使い始め、自動詞と他動詞の違いにも少しずつ慣れていきましょう。

最初は全部「急ぐ」で同じように見えたけど、使い方やニュアンスには意外と違いがあるんだね。

まずは自動詞と他動詞の違いを押さえて、よく使うフレーズごと覚えていくと自然に身についていくよ。
この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:
- 英検3級レベルの基本動詞まとめ...基本動詞を中心に、まず押さえておきたい単語を一気に確認
- 英検準2級レベルの基本動詞まとめ...日常会話ややや応用的な動詞を、例文と一緒に学習可能
- 英検2級レベルの基本動詞まとめ...より実践的・抽象的な動詞をまとめて確認し、語彙力を強化


hurryって「走る」みたいな意味かと思ってたけど、必ずしも走るわけじゃないんだね。