seemの意味と使い方は?基本の形を例文で分かりやすく解説!
英語の seem は、「〜のようだ」と訳される一方で、think や look とは違う独特の役割を持つ動詞です。
事実を断定せず、話し手の印象や推測として伝えられるため、日常会話からビジネスまで幅広く使われます。
特に日本人学習者にとっては、seem to be の形や look / appear / seem like との使い分けが分かりにくいポイントになりがちです。
この記事では、seem の基本的な意味から構文、似た表現との違いまでを丁寧に解説します。
英語をより自然で柔らかい表現にしたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
seemの基本定義
seemの動詞の意味
seem は「〜のように思われる」「〜のようだ」という意味を持つ動詞で、英語では断定を避けたいときの定番表現です。
話し手が自分の感覚・状況・限られた情報をもとに判断していることを示し、「事実かどうかは分からないが、そう見える」というニュアンスを含みます。
日本語の「思う(think)」よりも控えめで、「感じる」「判断する」に近いイメージです。
そのため、会話だけでなく、ビジネスや文章でも非常によく使われます。
例文:
- He seems tired. (彼は疲れているようだ)
この文は「彼は疲れている」と断言しているわけではなく、表情や態度などからそう判断している、という距離感があります。
- think:自分の意見・考えをはっきり述べる
- seem:状況からの推測・印象を述べる


完全な言い換えではないね。
seem は“自分の意見”より“状況からの判断”が中心だよ。

だから言い方が柔らかく聞こえるんですね。

英語ではこの柔らかさがすごく重要だよ。
seemは名詞として使える?
結論から言うと、seem は名詞としては使えません。
英語では seem はあくまで動詞で、「様子」「印象」といった意味を名詞で表すことはできない点に注意が必要です。
日本語では「〜な感じ」「〜っぽさ」のように名詞的に考えがちなので、日本人学習者がよく間違えるポイントでもあります。
よくある誤用:
- × The seem of the situation
この場合、英語では seem を名詞化できないため、不自然な表現になります。
正しい言い換え例:
- ○ The appearance of the situation (その状況の見た目・様子)
- ○ My impression of the situation (その状況についての印象)

seem って“様子”って意味だから、名詞でも使えると思ってた。

そこが落とし穴だね。
英語では品詞の制限がかなり厳しいよ。

日本語感覚で作ると間違えやすいですね。

うん、だからこのポイントは要注意だね。
seemの発音と読み方
- 発音記号:/siːm/
- カタカナ目安:スィーム(※「シーム」と長く伸ばす)
この単語のポイントは、母音 /iː/ が長く伸びることです。短く「シム」と言ってしまうと、不自然に聞こえることがあります。
発音のコツ:
- 口を横に引いて「スィー」と伸ばす
- 最後の m は軽く唇を閉じるだけ
よくある発音ミス:
- × sim(短すぎる)
- ○ seem(しっかり伸ばす)

発音はカタカナで覚えても大丈夫?

目安としてはOKだけど、必ず“伸ばす”意識を持とう。

短く言うと別の単語っぽくなりますね。

長母音は英語では意味が変わることもあるから大事だよ。
seemの基本構文とseem to be の謎
seem + 形容詞:もっともシンプルな基本形
seem + 形容詞 は、seem の中で最も基本的かつ使用頻度の高い形です。
主語の「状態・印象・雰囲気」を、そのまま形容詞で説明します。
この形のポイントは、「見た目だけ」に限定されないことです。表情、態度、状況、前後関係など、複数の情報を総合して感じた印象を表します。
例文:
- This problem seems difficult. (この問題は難しそうだ)
この文も「実際に難しい」と断定しているわけではなく、「見た感じ・説明を聞いた感じでは難しそう」という含みがあります。
よく使われる形容詞の例:
- seem happy(幸せそうだ)
- seem strange(変に思える)
- seem important(重要そうだ)

seem の後ろは形容詞なら何でもいいの?

基本はOK。
ただ“状態”を表す形容詞が自然だね。

感情や印象が多いんですね。

だから会話でかなり使いやすいよ。
seem to be の用法:なぜ「to be」が必要な時があるのか?
seem の後ろには直接、名詞や動詞の進行形を置くことができません。
そのため、「〜である状態に見える」と言いたいときに to be を使います。
つまり to be は意味というより、文を成立させるための橋渡しの役割をしています。
例文(名詞):
- She seems to be a teacher. (彼女は先生のようだ)
例文(動作・状態):
- He seems to be working late. (彼は遅くまで働いているようだ)
ここで to be がないと、文法的に不自然になります。
感覚的な理解:
- seem + 形容詞
→ そのままOK - seem + 名詞/動作
→ to be が必要

どうして teacher だけだとダメなの?

seem は「〜である」って直接言えない動詞だからね。

だから to be がクッションになるんですね。

その理解で問題ないよ。
seem と seem to be の意味の違いを例文で直感理解
次の2文は、意味としてはほぼ同じです。
- He seems tired. (彼は疲れているようだ)
- He seems to be tired. (彼は疲れているようだ)
違いは「意味」よりも響き・使われる場面にあります。
- seem + 形容詞:短く、会話的、直感的
- seem to be + 形容詞:少し丁寧、説明的、文章向き
ネイティブでも、日常会話では前者が好まれることが多いです。
文体による使い分け:
- 会話・チャット:He seems tired.
- 文章・説明:He seems to be tired.

どっちを使っても通じる?

通じるよ。
自然さの違いだけだね。

じゃあ短い方をよく使えばいいんですね。

うん、それで大丈夫だよ。
構文の書き換え:It seems that... と 主語+seem to...
seem は、文の形を言い換えることができる動詞です。
次の2文は、意味がほぼ同じになります。
- It seems that he is busy. (彼は忙しいようだ)
- He seems to be busy. (彼は忙しいようだ)
前者は It を仮主語にした形で、後者は 本来の主語を前に出した形です。
使い分けの感覚:
- It seems that...:ややフォーマル/説明的
- 主語 + seem to...:自然/会話向き
特に英会話では、後者の形が圧倒的によく使われます。

It seems that は教科書っぽいですね。

話すときは主語を前に出す方が自然だよ

じゃあ会話では seem to を意識するわ。

それでネイティブ感が出るよ。
seem と似た表現との使い分け
seem と look の違い:心で感じるか、目で見るか
seem と look はどちらも「〜そうだ」と訳されるため混同されがちですが、判断のベースが異なります。
- look:目で見た情報が中心(外見・視覚)
- seem:状況・態度・文脈を含む総合判断(直感・印象)
例文:
- She looks happy. (見た目が幸せそう)
- She seems happy. (全体的に幸せそう)
look は「顔が笑っている」「服装が明るい」など、視覚的根拠がはっきりしている場合に自然です。
一方 seem は、話し方や行動なども含めて判断します。

写真を見るなら look?

そう。見た目だけなら look だよ。

話した後の印象なら?

それは seem が自然だね。
seem と appear の違い:自分の直感か、客観的な事実か
seem と appear は意味が近いですが、使われる場面と文体に違いがあります。
- seem:話し手の主観・直感が含まれる(会話向き)
- appear:客観的・第三者的(文章・公式表現向き)
例文:
- It appears that sales are increasing. (売上が増加しているようだ)
この文では、データや数値などの根拠がある前提が感じられます。
そのため、ニュース・レポート・論文では appear が好まれます。

ニュースでは appear が多いですね。

感想より事実に寄せたいときだね。

日常会話なら seem?

それが自然だね。
seem like の意味と用法:名詞を繋げる便利な形
seem like + 名詞 は、会話で非常によく使われるカジュアルな形です。
「〜のように思える」「〜っぽい」というニュアンスになります。
例文:
- It seems like a good idea. (良い考えのようだ)
seem の後ろに名詞を置きたいとき、to be の代わりに like を使うイメージです。
ただし、文法的にはあくまで like + 名詞 という形になります。

to be より簡単だわ。

会話ではこっちの方がよく出るよ。

文章ではどうなの?

フォーマルなら to be の方が無難かな。
likeを使った表現での誤用例と正しい言い換え
like の後ろには名詞が必要です。
このルールを知らないと、形容詞をそのまま置いてしまいがちです。
よくある誤用:
- × He seems like tired.
これは like の後ろに形容詞が来ているため不自然です。
正しい言い換え:
- ○ He seems tired.
- ○ He seems to be tired.
どちらも自然な英語で、意味も同じです。

like があると何でも繋げられる気がしてた。

そこが罠だね。
名詞限定って覚えよう。

形容詞なら like を外すんですね。
実践で覚えるseemの例文集:英語表現とフレーズ
日常英会話で頻出の定番フレーズ
seem は日常英会話で非常によく使われ、相手の状況や感情をやわらかく表すのに向いています。
断定せず、相手に配慮した言い方になるのが特徴です。
定番フレーズ例:
- It seems interesting. (面白そうだね)
- You seem busy. (忙しそうだね)
- That seems unfair. (それは不公平に思える)
これらはすべて「そう見える」「そう感じる」という主観的な判断を含み、相手に反論の余地を残します。

全部、言い切ってない感じですね。

うん。だから角が立ちにくいよ。

日本語の“〜っぽい”に近い?

かなり近い感覚だよ。
ビジネス・メールで「断定」を避ける丁寧な表現
ビジネスシーンでは、断定的な表現は相手にプレッシャーを与えることがあります。
seem を使うことで、事実を押しつけず、状況を共有する言い方が可能になります。
例文:
- It seems that there is a misunderstanding. (誤解があるようです)
- This seems to be a reasonable approach. (これは妥当な方法のように思われます)
どちらも「あなたが間違っている」とは言わず、あくまで現時点での判断として伝えています。

直接言うより、かなり柔らかいですね。

ビジネスではこの“逃げ道”が大事だよ。

seem を入れるだけで印象が変わるわ。

それが狙いだからね。
否定文(don't seem / seem not)と疑問文の作り方
seem は一般動詞なので、否定文や疑問文では do / does を使います。
この点を be 動詞と混同しないことが重要です。
否定文の形:
- He doesn't seem interested. (彼はあまり興味がなさそうだ)
この形が最も自然で、会話でも文章でもよく使われます。
- He seems not to be interested. (彼は興味がないようだ)
こちらは文法的には正しいものの、やや硬く、書き言葉寄りです。
疑問文の形:
- Does it seem strange to you? (あなたには変に思えますか?)
相手の意見をやわらかく確認したいときに便利です。

be 動詞みたいに見えて、違うんですね。

そこがよくあるミスだね。

否定は doesn't seem を使えばいいんだ。

それが一番自然だよ。
まとめ
seem は、「〜だ」と言い切らずに、「〜のように見える」「そう感じられる」と伝えるための動詞です。
状況や印象をもとに話すため、相手に配慮した柔らかい英語表現になります。
- 状態や印象 → seem + 形容詞
- 名詞・動作の状態 → seem to be / seem like
- 見た目重視 → look
- 客観性重視 → appear
これらを使い分けられるようになると、英語の表現力は一段階上がります。

seem って、言い切らないための動詞なんですね。

相手との距離感を調整できる便利な言葉だよ。

だから会話でもビジネスでも使えるんですね。

その通り。
ちゃんと理解できているみたいだね。


seemって、think の言い換え?