rubの意味とは?「こする」「さする」の正しい使い方を解説
rub は「こする」「さする」という基本的な意味を持つ英単語ですが、実際の英語ではそれ以上に幅広く使われています。
物理的に汚れを落とす動作や体をさする行為だけでなく、薬やクリームを塗り込む動作、さらには人間関係や感情に関わる比喩表現にも用いられるのが特徴です。
本記事では、rub の基本的な意味から日常会話・ビジネス・美容や料理の場面まで、実際に使える形で整理し、ニュアンスの違いが分かるように解説していきます。
rubの基本情報を解説
rubの動詞の意味
rub は「表面に圧をかけながら動かす」という意味を持つ動詞で、英語では摩擦(friction)を伴う動作を強く意識した語です。
日本語では主に「こする」「さする」「塗り込む」と訳されますが、単なる接触を表す touch や put とは明確に区別されます。
rub には「動かしながら当て続ける」というニュアンスがあり、意図的な動作にも無意識に起こる現象にも使えるのが特徴です。
また、物理的な動きだけでなく、感情や影響が他人に及ぶ比喩表現にも広く使われます。


強い場合もあるけど、ポイントは強さじゃなくて「摩擦があるか」。
やさしくさする時でも rub は使えるよ。

じゃあ touch との違いは?

touch は一瞬触れるだけ。
rub は「触れたまま動かす」感じだね。
rubの名詞の意味
名詞の rub は「こすること」「摩擦」を意味しますが、会話や文章では比喩的な意味で使われることが非常に多いのが特徴です。
特に有名なのが、「問題点」「厄介な点」「話がうまくいかない原因」を表す使い方です。
- That’s the rub.(そこが問題なんだ/厄介なところなんだ)
この表現では、rub は「引っかかり」や「摩擦が生じる部分」というイメージから来ています。
議論や計画がスムーズに進まない理由を示すときによく使われます。

名詞だと急に抽象的になりますね。

物理的な「摩擦」→人間関係や状況の「摩擦」って発想なんだ。

That’s the problem と同じ?

意味は近いけど、rub の方が「引っかかってる感じ」を強調できるよ。
rubの過去形・過去分詞形
rub は規則動詞ですが、語尾の b を重ねる点に注意が必要です。
- 原形:rub
- 過去形:rubbed
- 過去分詞:rubbed
これは「短母音+子音」で終わる動詞に共通するルールで、stop → stopped、plan → planned などと同じパターンです。
発音を保つために子音を重ねています。

なんで rubbed になるか、いつも迷う。

母音が短いかどうかを見ると判断しやすいよ。
rub は /ʌ/ の短母音だから b を重ねるからね。

書く時のミス防止にもなりますね。

文法問題でもよく狙われるポイントだよ。
rubの発音と読み方
- 発音記号:/rʌb/
- カタカナ表記:ラブ
ただし、日本語の「ラブ(愛)」とは発音が異なります。
rub の母音 /ʌ/ は、口を大きく開けず、短く曖昧に「ア」と出す音です。
一方、love /lʌv/ とは母音は同じでも、子音と語感が違います。
また、語尾の b ははっきり発音され、音が弱くならない点も重要です。

どうしても love に聞こえちゃう。

最初はみんなそう。
rub は一瞬で「ラッブ」と切る感じを意識するといいよ。

ゆっくり言うと違いが分かりますね。

そう。短く、はっきりがコツだね。
rubの主な意味と使い方
物理的にこする:汚れを落とす・摩擦を起こす
rub の最も基本で中心となる意味が、「表面同士をこすって汚れを落とす」「摩擦を起こす」という使い方です。
スポンジ・布・手などを使い、ある程度の圧をかけながら動かす動作を想像すると分かりやすいでしょう。
この用法では、「こすった結果、何かが変化する」ことが重要です。
汚れが落ちる、熱が生まれる、表面がきれいになるなど、摩擦による結果が前提になります。
そのため、ただ触れるだけの touch や、軽く拭く wipe とは使い分けられます。
例文:
- I rubbed the table to remove the stain.(染みを落とすためにテーブルをこすった)
- Rub your hands together to keep them warm.(手をこすり合わせて温めて)

掃除の動作は全部 rub でいいの?

「こすって落とす」なら rub が自然だね。
軽く拭くだけなら wipe の方が合うよ。

力が強いかどうかは関係ある?

強さより「摩擦があるか」。
やさしくても、動かしてれば rub になるよ。
体をさする:マッサージや痛みを和らげる時の表現
rub は、人の体に対して「さする」「軽くマッサージする」という意味でも非常によく使われます。
この場合、強くこする必要はなく、痛みや違和感を和らげるために手を動かす程度の動作でも rub が成立します。
英語では「さする」「揉む」「軽くマッサージする」といった細かい日本語の違いを、rub ひとつで広くカバーできます。
そのため、日常会話では非常に出番が多い動詞です。
例文:
- She rubbed her sore shoulder.(彼女は痛む肩をさすった)
- He rubbed his temples when he had a headache.(頭痛がして、彼はこめかみをさすった)

「さする」って英語で言うのが難しいと思ってた。

実は rub でほぼ全部言えからね。
体に手を当てて動かしてたら rub だよ。

マッサージっぽい動きでもOK?

軽いマッサージなら全然OK。
本格的じゃなければ rub が自然だよ。
薬やクリームを塗り込む:肌に浸透させるイメージの使い方
薬・クリーム・オイルなどを「塗り込む」場合にも rub が使われます。
この意味では rub A into B(AをBにすり込む)という形が特によく使われます。
put や apply は「塗る・置く」動作を表しますが、rub を使うと「肌にしっかりなじませる」「浸透させる」というニュアンスが加わります。
医療・美容・説明書など、やや説明的な文脈でよく登場します。
例文:
- Rub the cream into your skin.(クリームを肌に塗り込んでください)
- Rub some ointment on the affected area.(患部に軟膏をすり込んでください)

put the cream じゃダメ?

間違いじゃないけど、rub の方が「ちゃんとすり込む」感じが出るね。

説明書でよく見る表現ですね。

使い方を指示する文では rub が定番だよ。
こすれて跡がつく・不快感を与える(靴擦れなど)
rub は、「意図せず何かが当たり続けて、不快感や痛みが生じる」という意味でも使われます。
この場合の特徴は、人ではなく、原因となる物が主語になる点です。
靴擦れ、服のタグ、バッグのストラップなど、日常生活のちょっとした不快感を表すのにとても自然な表現です。
例文:
- These shoes rub my heel.(この靴、かかとが擦れて痛い)
- The label rubs against my neck.(タグが首に当たって不快だ)

自分が何かをこすらなくても rub なんだ。

「こすってくる原因」が主語になるのが英語らしいところだね。

靴擦れの説明にぴったりだわ。

日常の不快トラブルは rub がかなり使えるよ。
rubの主要フレーズ解説
rub against:〜にこすれる、〜に接触する
rub against は、物や人が接触したまま動く・触れ合う状態を表す表現です。
多くの場合、意図的ではなく、自然に・無意識に起こる動作を指します。
「ぶつかる」というより、「当たりながら動く」「すり寄る」感覚が近いです。
動物や人の動きだけでなく、服や物が体に当たる場面にも使われ、物理的な接触を柔らかく表現できます。
例文:
- The cat rubbed against my leg.(猫が私の脚にすり寄ってきた)
- His coat rubbed against the wall as he walked.(彼が歩くたびに、コートが壁にこすれた)

bump into とは違う?

違うね。
bump は一瞬ぶつかるで、rub against は「当たったまま動く」感じだよ。

やさしい動きのイメージですね。

そう、だから猫や人の動作によく合うよ。
rub off on:〜に良い影響を与える、〜にうつる
rub off on は、人の性格・考え方・態度・習慣などが、他人に影響して自然に移ることを表します。
もともとは「物理的にこすれて色や汚れが移る」イメージから来た比喩表現です。
良い意味で使われることが多いですが、悪い影響がうつる場合にも使える点が重要です。
例文:
- Her positive attitude rubbed off on the team.(彼女の前向きな姿勢がチームに良い影響を与えた)
- Bad habits can rub off on children.(悪い習慣は子どもにうつることがある)

直接教えなくても使えるだ。

「一緒にいるうちに影響される」感じが rub off on だよ。

人間関係の話でよく使えそう。

職場や教育の話題では特に多いよ。
rub shoulders:有名人と交流する、肩を並べる
rub shoulders は、「同じ場所や環境で交流する」「社会的に近い立場にいる」という意味の慣用表現です。
実際に肩をこすり合わせる動作を指すわけではなく、比喩的な表現として使われます。
特に、有名人・専門家・影響力のある人たちと関わる文脈でよく登場します。
例文:
- He rubbed shoulders with industry leaders.(彼は業界のリーダーたちと交流した)
- She rubs shoulders with celebrities at events.(彼女はイベントで有名人たちと交流している)

かなり社交的な表現ですね。

人脈や環境レベルの話で使われることが多いよ。

日常会話というより説明文向き?

うん。記事や紹介文でよく見る表現だね。
rub someone the wrong way:人をイライラさせる・不快にする
rub someone the wrong way は、言動や態度が相手の気に障り、なんとなく不快にさせることを表す表現です。
大きな失礼ではなく、細かい態度・言い方・雰囲気が原因になることが多いです。
直訳すると「逆方向にこする」で、感覚的な違和感をそのまま表しています。
例文:
- His comment rubbed me the wrong way.(彼の発言は私を不快にさせた)
- Something about her attitude rubs people the wrong way.(彼女の態度は、人をイラッとさせるところがある)

理由をはっきり言えない時に便利そうだわ。

「なんか嫌」が英語で言える表現だよ。

強い批判ではないんだ。

柔らかく不快感を伝える言い方だね。
日常会話・ビジネスで使えるrubの例文集
日常会話でそのまま使える自然な英語表現
日常会話での rub は、難しい意味よりも「動作の感覚」をそのまま表すのが特徴です。
特に こする・さする・塗り込む といった、身近で身体的な行動と相性が良く、ネイティブはごく自然に使います。
例文:
- I rubbed my hands together to keep warm.(寒くて手をこすり合わせた)
- My shoes are rubbing my heels.(靴がかかとに当たって擦れている)
- She gently rubbed his back.(彼女は優しく彼の背中をさすった)

touch や move でもよさそうに見えるけど…。

rub は「摩擦」がポイント。
動いて当たる感じを出せるよ。

確かに、heel の例は rub じゃないと不自然ですね。

違和感や感触まで含められるのが強みだよ。
ビジネスやフォーマルな場で役立つrubの例文
ビジネスシーンでは、rub は直接的な動作よりも比喩的・心理的な意味で使われることが多くなります。
特に
- 人間関係
- 態度・印象
- チームへの影響
といった文脈で自然に使えます。
例文:
- His management style rubs some employees the wrong way.(彼の管理スタイルは、一部の社員に不快感を与えている)
- Her professionalism rubbed off on the entire team.(彼女のプロ意識がチーム全体に良い影響を与えた)
- Minor issues can rub clients the wrong way if ignored.(小さな問題でも放置すると、顧客の不満につながる)

ビジネスでも結構使えますね。

感情をやわらかく表現できるから、会議やレポート向きだよ。

直接的に批判するよりも印象がいいわ。

角を立てにくい表現だからね。
知っておくと役立つ「美容・料理」シーンのフレーズ
rub は美容・料理の分野で非常によく使われ、「塗る」「混ぜる」よりも 丁寧に浸透させる・なじませる ニュアンスを持ちます。
美容・スキンケア:
- Rub the cream into your skin gently.(クリームを優しく肌に塗り込んでください)
- She rubbed oil into her hair.(彼女はオイルを髪になじませた)
料理:
- Rub salt and spices into the meat.(塩とスパイスを肉にすり込む)
- Rub butter onto the pan before cooking.(調理前にフライパンにバターを塗る)

put や spread と何が違うの?

rub は「手で押し込む・なじませる」感じだよ。

料理でも感覚的に使えるんですね。

レシピ英語ではかなり頻出だよ。
まとめ
rub は「摩擦を伴う動き」を核にした動詞で、「物理的にこする」「体をさする」「何かを塗り込む」「こすれて不快感を与える」といった具体的な動作から、「影響が人にうつる」「人を不快にさせる」といった抽象的な意味までカバーします。
単に「触る」「置く」と訳すだけでは足りず、「動かしながら当て続ける」「影響が移る」というイメージを持つことで、使い分けが一気に楽になります。

rub って、最初は「掃除でこする」だけの単語だと思ってた。

そう思いがちだけど、実は「影響がにじみ出る」とか「相手を不快にさせる」みたいな場面でもよく使うんだよ。

確かに、put や touch じゃ出せない感じがありますね。

rub は「摩擦」や「こすれ」をイメージできると、日常会話でもビジネスでも自然に使えるようになるよ。


rub って「強くこする」イメージがあったわ。