forbidとprohibitの意味の違いは?「禁止」を表す動詞の使い分けガイド
「禁止する」と言いたいとき、英語では forbid・prohibit・ban など、いくつかの動詞が使われます。
ただ、日本語ではどれも「禁止する」と訳されることが多いため、それぞれの違いが分かりにくいと感じる人も少なくありません。
実際、英作文や会話で「どれを使えば自然なんだろう」と迷いやすいポイントでもあります。
特に forbid は、親や先生などが相手に「ダメ」と言う場面で使われることが多く、法律やルールによる禁止を表す prohibit とはニュアンスが異なります。
似ているように見えても、「誰が禁止しているのか」で使い分けが変わるのが特徴です。
また、forbid A to do や forbid A from doing といった文型で迷う人も多く、語法まで含めて理解するとかなり使いやすくなります。
この記事では、forbid の基本的な意味・発音・活用形から、prohibit・ban・bar との違いまで、例文つきでわかりやすく整理していきます。
目次
forbidの基本情報
forbidの動詞の意味
forbid は「禁止する」「してはいけないと言う」という意味の動詞です。
特に、「権限を持つ人が相手にダメと言う」感覚が強い単語です。
親が子供に禁止したり、先生が生徒に禁じたりする場面によく合います。
単に「おすすめしない」という軽い感じではなく、「許可しない」「認めない」という強さがあるのが特徴です。
そのため、ルールをはっきり伝える場面や、相手を止める必要がある場面でよく使われます。
また、日常会話だけでなく、少し硬めの文章やニュース英語でも使われることがあります。
特に forbidden(禁止された)という形は、注意書きや掲示などでもかなりよく見かけます。
例文:
- My parents forbade me to stay out late.(両親は私が夜遅くまで外出するのを禁じた。)
- The doctor forbade him to drink alcohol.(医者は彼に飲酒を禁止した。)


「絶対ダメ」って感じがあるから、命令や権限のニュアンスが強めなんだ。
forbidの名詞形は?
forbid 自体には一般的な名詞形はありません。
代わりに、「禁止」という意味では prohibition や ban がよく使われます。
特に prohibition は、法律・規則・制度による「正式な禁止」という響きがあります。
ニュースやビジネス文書、掲示などでもよく見かける単語です。
一方で ban は、もっと短く日常的に使える表現で、「使用禁止」「立入禁止」「出場停止」など幅広く使われます。
なお、辞書には forbiddance という単語も載っていますが、かなり硬く古風な響きがあります。
普通の英会話や現代英語ではあまり使われないため、実際には prohibition を覚えておく方が自然です。
例文:
- The prohibition of smoking started last year.(喫煙禁止は去年始まった。)

forbiddance って単語もあるって聞いたけど。

あるにはあるけど、かなり硬くて普段はほとんど使わないよ。
普通は prohibition の方が自然だね。
forbidの過去形・過去分詞形
forbid は不規則変化をする動詞です。
活用は以下の形になります。
- 原形:forbid
- 過去形:forbade
- 過去分詞:forbidden
特に過去分詞の forbidden はよく使われる形で、「禁止された」「禁じられた」という意味になります。
受動態や掲示表現でも頻繁に登場します。
また、過去形の forbade は少し硬めに感じることもあり、日常会話では現在形や受動態の forbidden の方を目にする機会が多めです。
例文:
- He was forbidden to enter the building.(彼はその建物への立ち入りを禁止された。)
- The school had forbidden students to use smartphones.(学校は生徒のスマホ使用を禁止していた。)

forbid の活用ってちょっと変わってるね。

うん、特に forbidden は掲示やルール説明でもよく出るから、セットで覚えておくと便利だよ。
forbidの発音と読み方
forbid は「フォービッド」に近い発音です。
発音記号は以下の通りです。
- /fərˈbɪd/
アクセントは後ろの -bid の部分に置かれます。
最初の for- を強く読まず、後半をはっきり発音すると英語らしく聞こえます。
また、活用形の発音もあわせて覚えておくと便利です。
特に forbidden は音節が増えるので、「フォー・ビ・ドゥン」のように区切ると発音しやすくなります。

forbidden って意外と長くて言いにくいわ。

最初から速く言おうとせずに、音を区切って練習すると発音しやすいよ。
forbidとprohibitの根本的な意味の違いとは?:使い分けの基準
forbidの意味:個人的な権限や感情による「ダメ!」
forbid は、人が自分の権限や意思で「してはいけない」と止めるイメージです。
感情や立場が見えやすいので、親・先生・上司など「人」が主語になりやすいのが特徴です。
また、単なるルール説明というより、「私はそれを許さない」というニュアンスを含むことも多く、相手を強く制止する場面で使われます。
そのため、会話によっては少し厳しい響きになることもあります。
特に家庭内や学校など、「立場が上の人」が禁止を伝える場面と相性が良い単語です。
命令や警告に近い空気を持つため、軽いお願いにはあまり使われません。
例文:
- Her father forbade her to date him.(父親は彼女が彼と付き合うのを禁じた。)
- I forbid you to touch my computer.(私のパソコンに触るのは禁止だ。)

なんか直接「ダメ!」って言ってる感じだね。

そう、ルールというより、人の意思で止めてる感じが強いんだ。
prohibitの意味:公的機関・法律・ルールによる「禁止」
一方 prohibit は、法律・規則・制度などによる「公式な禁止」です。
ニュース、契約書、校則、ビジネス文書など、フォーマルな場面でよく使われます。
個人の感情というより、「決まりとして禁止されている」という客観的な響きが強い単語です。
そのため、主語には law(法律)や rule(規則)、policy(方針)などがよく置かれます。
また、日常会話よりも文章・アナウンス・説明文で見かけることが多く、少し硬めで事務的な印象があります。
ニュース英語やTOEIC系の英文でも頻出の表現です。
例文:
- The law prohibits smoking in restaurants.(その法律はレストランでの喫煙を禁止している。)
- Company policy prohibits personal phone use during work hours.(会社規定では勤務中の私用電話を禁止している。)

prohibit は急に堅い感じになるわ。

個人より「制度」が禁止してるイメージだから、公的な文章で特に多いよ。
具体例:「親が子供に禁止する」はforbid、「法律や校則で禁止する」はprohibit
使い分けをシンプルにすると、こんなイメージです。
- 人が直接「ダメ」と言う
→ forbid - ルールや法律で禁止
→ prohibit
この違いを意識すると、かなり判断しやすくなります。
特に英作文では、「誰が禁止しているのか」を考えると自然な単語を選びやすくなります。
親・先生・上司などが直接相手に命令する場面なら forbid が自然です。
一方で、学校の規則や会社の制度など、個人ではなく組織が禁止している場合は prohibit の方が合います。
例文:
- My mother forbade me to play video games after midnight.(母は深夜にゲームするのを禁止した。)
- The law prohibits drivers from using phones while driving.(法律では運転中の携帯電話使用を禁止している。)

同じ「禁止」でも、誰が言ってるかで単語変わるんだ。

英語はそこをかなり細かく分けるね。
主語を見ると判断しやすいよ。
迷ったら主語を見よう!「人」が主語ならforbid、「規則」ならprohibit
迷ったときは、「誰が禁止しているか」を見るとかなり判断しやすくなります。
- 人・親・先生・上司
→ forbid - 法律・規則・契約・制度
→ prohibit
もちろん例外はありますが、基本はこれでかなり対応できます。
特に英語では、主語によって動詞の自然さが変わることが多いため、「禁止している主体」を意識するのは大切です。
意味だけで選ぼうとすると迷いやすいですが、主語を見るクセをつけると判断が安定します。
また、forbid は「感情や意志が見える禁止」、prohibit は「仕組みとしての禁止」と考えると、ニュアンスの違いもつかみやすくなります。
例文:
- The teacher forbade the students to leave early.(先生は生徒が早退するのを禁じた。)
- Company policy prohibits employees from sharing passwords.(会社規定では従業員のパスワード共有を禁止している。)

毎回どっち使うか迷うんだけど、簡単な見分け方ってある?

主語を見るとかなり判断しやすいよ。
人なら forbid、規則や法律なら prohibit が基本なんだ。
forbidの語法の落とし穴:正しい文型と前置詞の組み合わせ
forbid A to do(不定詞)が基本!正しい語順と意味
forbid の基本形は、
- forbid A to do(Aが〜するのを禁止する)
です。
「誰に」「何を禁止するか」をセットで表せる形なので、学校英語でもよく登場します。
特に、「人+行動」の形で覚えると理解しやすくなります。
また、この形の forbid は「許可しない」という強めのニュアンスを持っています。
単なるアドバイスではなく、「してはいけない」とはっきり止める場面で使われるのが特徴です。
親・先生・上司など、相手に対して権限を持つ人が使うケースが多く、命令に近い響きを持つこともあります。
例文:
- They forbade us to enter the room.(彼らは私たちがその部屋に入るのを禁じた。)
- She forbade him to speak about it.(彼女は彼にその件を話すなと言った。)

forbid の後って不定詞なんだね。

学校英語でもよく出る基本パターンだから、まずはこれを覚えるといいよ。
forbid A from doing は間違い?現代英語での扱われ方
実は、
- forbid A from doing
という形も現代英語では普通に使われます。
特に会話ではこちらを見かけることも多いです。
昔の文法書では forbid A to do が基本として扱われることが多かったため、「from doing は誤りなのでは?」と思う人もいます。
ですが、現在ではネイティブも自然に使っており、実際の英語ではかなり一般的な表現になっています。
特に、「規則によって禁止されている」という少し説明的な場面では、from doing の形がよく使われます。
例文:
- My parents forbade me from going there alone.(両親は私が一人でそこへ行くのを禁じた。)
- The law forbids drivers from texting while driving.(法律では運転中のメールを禁止している。)

じゃあ to do だけじゃないんだ?

そう、昔は to do が基本扱いだったけど、今は from doing もかなり自然だよ。
目的語に「人」を置く場合と「行為」を置く場合の注意点
forbid は、「人」を目的語にする場合と、「行為」を目的語にする場合があります。
文の形が変わるので、この違いを意識すると英文がかなり読みやすくなります。
人を目的語にする形:
- The teacher forbade the students to talk.(先生は生徒たちのおしゃべりを禁止した。)
この場合は、「誰に禁止したか」が中心になります。
行為を目的語にする形:
- The law forbids smoking here.(法律はここでの喫煙を禁じている。)
こちらは、「何が禁止されているか」を直接表しています。
特に smoking や parking のような動名詞を目的語に置く形は、掲示やルール説明でもよく使われます。
「人」よりも「行為そのもの」を禁止対象として見せたいときに自然です。
例文:
- The school forbids running in the hallway.(学校では廊下を走ることを禁止している。)
- Her parents forbade her to go out alone at night.(両親は彼女が夜に一人で外出するのを禁止した。)

目的語が「人」じゃないパターンもあるんだ。

smoking みたいな行為そのものを禁止対象にすることも多いよ。
受動態 "It is forbidden" はどんな場面で使われる?
It is forbidden ... は、「〜は禁止されています」という掲示・規則表現でよく使われます。
かなりフォーマルで、注意書きっぽい響きがあります。
特に、駅・空港・公共施設・美術館などの掲示で見かけることが多く、「個人が禁止している」というより、「ルールとして禁止されている」ことを伝える表現です。
また、この形では「誰が禁止しているか」をあえて言わないため、客観的で事務的な印象になります。
英語のアナウンスや注意書きで受動態が多いのは、このように禁止事項そのものを目立たせたいからです。
例文:
- It is forbidden to take photos here.(ここでの写真撮影は禁止されています。)
- It is forbidden to enter this area.(この区域への立ち入りは禁止されています。)

駅とか施設の注意書きで見そう。

かなり「公式な禁止」感が出る表現だね。
類義語比較:forbid / ban / bar のニュアンスの違い
forbidとbanの違い:社会的な「追放」や「出入り禁止」の響き
ban は、単なる禁止だけでなく、「排除する」「締め出す」ニュアンスがあります。
イベント出禁、利用停止、全面禁止などでよく使われます。
forbid が「〜してはいけない」と行為を止めるイメージなのに対し、ban は「その場や仕組みから外す」感覚が強めです。
そのため、SNSアカウント停止、スポーツの出場停止、施設への立入禁止など、「参加できなくする」場面でよく使われます。
また、ban はニュース英語でも非常によく登場します。
特に「全面禁止」「使用禁止」「輸入禁止」のように、社会全体に関わる規制を表すことも多い単語です。
例文:
- My father forbade me to go there.(父は私がそこへ行くのを禁じた。)
- He was banned from the platform.(彼はそのプラットフォームを利用禁止になった。)

ban は forbid より重い感じがするわ。

forbid は「ダメと言う」感じだけど、ban は「締め出す」ニュアンスが強いからね。
forbidとbarの違い:物理的な「阻止」や「除外」の意味
bar は「妨げる」「締め出す」というイメージが強い単語です。
物理的・制度的に入れない感じがあります。
forbid が「禁止する」という行為そのものに焦点を当てるのに対して、bar は「通さない」「参加させない」といった結果のイメージが強めです。
そのため、入口で止める場面や、資格・条件によって除外する場面などでよく使われます。
また、ニュースやフォーマルな文章では、「排除する」「資格を認めない」という少し硬めの意味でも使われます。
例文:
- The teacher forbade students to enter the room.(先生は生徒がその部屋に入るのを禁じた。)
- The club barred him from entering.(そのクラブは彼の入場を拒否した。)

bar は forbid より強制的に止められてる感じがするね。

そう、forbid は「するなと命令する」感じだけど、bar は実際に入れない・参加させないイメージが強いんだ。
実践例文集:日常・ビジネス・掲示で使えるforbidの表現
日常会話:家族や友人同士で使われるリアルな例文
forbid は、家庭内や学校など「立場のある人が止める」場面で特によく使われます。
親が子供に何かを禁止したり、年上の人が強めに「ダメ」と言ったりするときに自然な表現です。
かなり強い響きを持つ単語なので、冗談っぽく使うこともありますが、本気で禁止しているニュアンスが出やすいのが特徴です。
また、日常会話では forbid A to do と forbid A from doing の両方が使われます。
ネイティブ会話では from doing の形を耳にすることも多いです。
例文:
- My dad forbade me to drive his car.(父は私が彼の車を運転するのを禁止した。)
- She forbade her brother from touching her snacks.(彼女は弟がお菓子を触るのを禁止した。)
- I forbid you to tell anyone about this.(このことを誰にも話すな。)

家族間だとかなり自然に使えるんだね。

うん、特に「権限ある人が止める」場面とは相性がいいよ。
ビジネス・規則:社内規定や契約書での「禁止事項」フレーズ
ビジネス英語では、forbid よりも prohibit の方がよく使われます。
これは、会社や契約書では「個人の感情」ではなく、「ルールとして禁止されている」ことを表すケースが多いためです。
特に policy(方針)や contract(契約)、regulations(規則)などを主語にして使われることが多く、かなりフォーマルな響きがあります。
また、契約書や注意事項では受動態も頻繁に使われます。
「〜は禁止されている」という客観的な表現にすることで、事務的で公式な印象になります。
例文:
- Employees are forbidden to share confidential information.(従業員は機密情報を共有することを禁止されている。)
- Company policy prohibits smoking in the office.(会社規定ではオフィス内喫煙を禁止している。)
- Company regulations prohibit employees from using personal devices at work.(会社規則では勤務中の私物端末使用を禁止している。)

ビジネスだと prohibit の登場率高いね。

フォーマルな文書は「個人の感情」じゃなく「規則」が主体だからね。
公共の掲示:看板やアナウンスで見かける定番の言い回し
駅・空港・公園・施設などの掲示では、forbidden や prohibited がよく使われます。
特に、「誰が禁止しているか」よりも、「禁止されている行為」を目立たせたいので、受動態が使われることが多いです。
また、短くはっきり伝える必要があるため、掲示ではかなりシンプルな表現になります。
英語の注意書きでは定番レベルで使われるので、見慣れておくと読解でも役立ちます。
例文:
- Parking is prohibited here.(ここは駐車禁止です。)
- Entry is forbidden without permission.(許可なく立ち入り禁止です。)
- Photography is prohibited inside the museum.(美術館内での写真撮影は禁止されています。)

掲示だと受動態が多いんだ。

「誰が禁止してるか」より、「禁止状態」を見せたいから受動態が自然なんだよ。
まとめ
forbid は、「人が相手に禁止する」という感覚が強い動詞です。
親・先生・上司など、立場のある人が「してはいけない」と止める場面でよく使われます。
一方で prohibit は、法律・規則・制度による「公式な禁止」を表すことが多く、ビジネス文書や掲示、ニュース英語などでよく登場します。
さらに、ban は「追放・出入り禁止」、bar は「通さない・参加させない」というニュアンスがあり、同じ「禁止」でも単語ごとにイメージがかなり異なります。
また、forbid A to do や forbid A from doing の形、forbidden を使った掲示表現なども、実際の英語ではよく使われるポイントでした。
単に「禁止する」と丸ごと覚えるのではなく、「誰が禁止しているのか」「どういう形で止めているのか」を意識すると、かなり自然に使い分けやすくなります。

最初は全部「禁止する」で同じに見えたけど、意外と細かく違うんだね。

特に「人が止める」のか、「ルールで禁止されてる」のかを意識すると、かなり使い分けしやすくなるよ。
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なんか forbid ってちょっと強い言い方に聞こえるね。