Sponsored Links
 
lmn

「舐める」が「打ち負かす」になる?lickの意外な意味と由来

目安時間 29分
  • コピーしました

※当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

lick は「舐める」というシンプルな意味で知られている英単語ですが、実際にはそれだけにとどまりません。

英語では、相手を「打ち負かす」、問題を「克服する」、炎や波が「なめるように動く」など、非常に幅広い意味とニュアンスで使われています。

本記事では、lick の基本的な意味から、意外な派生表現、イディオム、日常会話での使い方、注意点までを整理し、「なぜそんな意味になるのか」をイメージと由来から分かりやすく解説します。





lickの基本定義


lickの動詞の意味


lick は基本的に「舐める」という意味の動詞で、舌を使って物や人の表面に触れる動作を表します。
この意味は非常に身体的・感覚的で、英語の中でも原始的な動作動詞の一つと言えます。

重要なのは、lick が「一瞬触れる」「軽くなぞる」というニュアンスを含む点です。
噛む(bite)や食べる(eat)ほど強い行為ではなく、表面をなめる程度の軽い接触を表します。

この感覚が、後に比喩表現へと広がる土台になります。

また、英語では「舌で感じ取る」「舐めることで確かめる」というイメージから、経験的・感覚的な行為を暗示することもあります。
そのため lick は、単なる動作以上に「身体感覚を伴う行為」を強く印象づける動詞です。

例文:

  • My dog licked my hand gently.(私の犬は私の手を優しく舐めた)

  • She licked the spoon clean.(彼女はスプーンを舐めてきれいにした)

lick って「舐める」だけなのに、やけに広く使われますよね。



ポイントは「表面をなぞる」「軽く触れる」感覚なんだ。



噛むよりずっと弱い動きなんですね。



その弱さと感覚的なイメージが、比喩に使いやすい理由だよ。



名詞としてのlickの意味


名詞の lick は、動詞の意味から派生して「ひと舐め」「少量」を表します。
行為そのものではなく、「その一回分」に焦点を当てた名詞です。

さらに口語では、「一撃」「ひと打ち」「ひとしきりの行為」という意味でも使われます。
これは、古い英語での「強く打つ」という意味と結びつき、動作の結果やインパクトを名詞化した用法です。

このように lick は、量や回数が限定されたニュアンスを持つ名詞であり、「少ないが印象に残る行為」を示す語として使われます。

例文:

  • He gave the ice cream one quick lick.(彼はアイスクリームをひと舐めした)

  • The boxer took a hard lick.(そのボクサーは強烈な一撃を受けた)

名詞になると意味が結構変わりますね。



でも「一回分の動作」って考えるとつながるよ。



確かに、量が限定されてますね。



lickの発音と読み方


lick の発音は /lɪk/ です。
日本語表記では「リック」に近いですが、母音は短く、はっきりと切るのが重要です。

長母音の /iː/(リー)にはならないよう注意が必要です。

この短い /ɪ/ の音は、日本人学習者が苦手とすることが多く、leak /liːk/ との聞き分けが重要になります
lick と leak は意味が大きく異なるため、発音ミスが誤解につながりやすい単語の組み合わせです。

  • lick /lɪk/(舐める)

  • leak /liːk/(漏れる)

発音、似てる単語があって怖いわ。



短く「リッ」と切るのがコツだよ。



リーって伸ばさない、と。



それだけで通じやすくなるよ。



なぜ「舐める」が「打ち負かす」になる?驚きの由来とスラング


由来のヒントは「激しく叩く」という古い意味にある


現代では想像しにくいですが、lick には古い英語で「強く打つ」「むちで叩く」という意味がありました。
この用法では、「舌」とは直接関係なく、相手にダメージを与える行為そのものが中心イメージです。

この意味から、「相手を徹底的に打ちのめす」「完膚なきまでに叩く」というニュアンスが生まれ、スポーツや競争の文脈で「完全に打ち負かす」という比喩表現へと発展しました。

つまり、身体的な暴力表現 → 抽象的な勝利表現という流れです。

現代英語ではこの意味は口語・インフォーマル寄りで、特にアメリカ英語でよく使われます。
勝利の度合いが「僅差」ではなく、「圧倒的」であることを含意する点も特徴です。

例文:

  • We licked the other team.(私たちは相手チームを完敗させた)

「打ち負かす」って、かなり強い言い方ですね。



うん、もともと「叩く」って意味があったからね。



だから圧勝した感じが出るんですね。



そう。軽い勝利にはあまり使わないよ。



「ペロリと平らげる」から転じて「圧勝する」へ


もう一つの由来として考えられるのが、「舐めてすべてなくしてしまう」という視覚的・感覚的なイメージです。
皿や指を舐めて食べ物を完全に取り去る様子から、「何も残らない状態」が連想されます。

このイメージが比喩的に拡張され、競争や試合において「相手に反撃の余地を残さない」「一方的に制圧する」という意味につながりました。

ここでの lick は、「勝つ」よりも「一掃する」「処理しきる」に近い感覚を持っています。

そのため、この用法は友人同士の会話やスポーツ観戦など、くだけた場面でよく使われ、フォーマルな文脈では避けられる傾向があります。

例文:

  • They licked their opponents easily.(彼らは相手を楽々と圧倒した)

舐めてなくなる、って発想が面白いですね。



英語はこういう身体感覚の比喩が多いんだ。



確かに「完全に処理した」感じがするわ。



それが「圧勝」のニュアンスにつながるよ。



コンテクストで判断するポイント:主語と状況で見極める解釈


lick が「舐める」なのか「打ち負かす/克服する」なのかは、文脈によって判断します。
特に重要なのは、主語が誰か、そして 目的語が具体物か抽象物か という点です。

  • 主語が人・チーム、目的語が相手・問題
    → 比喩的意味(打ち負かす・克服する)

  • 主語が人・動物、目的語が物理的対象
    → 文字通りの意味(舐める)

また、勝利・困難・挑戦といった語彙が周囲にある場合、比喩的用法である可能性が高くなります。
逆に、食べ物や身体部位が出てくる場合は、文字通りの意味で解釈するのが自然です。

例文:

  • She licked her fear and spoke up.(彼女は恐怖を克服して発言した)

文だけだと一瞬迷うわ。



主語と目的語を見ると判断しやすいよ。



恐怖を舐めるわけないですもんね。



そう、それがヒントだよ。



lickのイディオムと比喩的意味


lick your wounds(傷口を舐める=再起を待つ)


lick your wounds は、失敗や敗北、精神的ダメージを受けたあとに、すぐ行動を起こすのではなく、まず回復と立て直しの時間を取ることを意味するイディオムです。

動物がケガをしたあとに傷口を舐めて回復を待つ姿が比喩の元になっています。

この表現には「一時的な撤退」「後退」というニュアンスがありますが、単なる逃避ではありません。

次に備えるための冷静な判断、戦略的な休止を含意するのが特徴です。スポーツ、ビジネス、人間関係など幅広い場面で使われます。

例文:

  • After the defeat, the team went home to lick their wounds.(敗北のあと、そのチームは立て直すために家に帰った)

直訳するとかなり生々しいですね。



でも意味は「反省して立て直す」だよ。



逃げた感じではないんですね。



次に勝つための準備期間、というイメージだね。



lick your lips(唇を舐める=期待に胸を膨らませる)


lick your lips は、魅力的なものを前にして「楽しみにする」「期待でわくわくする」気持ちを表すイディオムです。
おいしそうな食べ物を前にして無意識に唇を舐める仕草が、そのまま比喩になっています。

食べ物だけでなく、儲かりそうな話、成功のチャンス、有利な状況など、欲や期待を感じる場面で幅広く使われます。
日常会話では非常に自然な表現です。

例文:

  • He was licking his lips at the thought of the deal.(彼はその取引を思い浮かべて期待に胸を膨らませていた)

日本語でも感覚が近いですね。



うん、期待でワクワクする感じだね。



食べ物以外にも使えるのが面白いわ。



期待や欲があれば何でもOKだよ。



The flames licked the wall(炎がなめるように燃える)


この用法の lick は、「舐める」という動作のイメージを使った描写的・文学的表現です。
炎や波、煙などが、表面をなぞるように動く様子を生き生きと描き出します。

ここでは「打ち負かす」「克服する」といった意味はなく、動きの形や広がり方を表すのが目的です。
小説やニュース描写でよく見られます。

例文:

  • The flames licked the wall and spread to the ceiling.(炎は壁をなめるように燃え、天井へと広がった)

映像がすぐ浮かぶわ。



「なぞるように動く」感じが出る表現だね。



勝つ意味と混同しそう。



無生物が主語なら描写だと考えればOKだよ。



lick a problem(困難を克服する・解決する)


lick a problem は、問題・困難・病気・癖などを「完全に克服する」「解決しきる」という意味の口語表現です。
lick が持つ「最後まで処理する」「残さず片付ける」感覚が比喩として使われています。

この表現は、努力の末に問題を乗り越えた達成感を含みます。
ただし、かなりカジュアルなため、フォーマルな文脈では solve や resolve が好まれます。

例文:

  • We finally licked the bug in the system.(私たちはついにシステムの不具合を完全に解決した)

問題にも使えるんですね。



「完全に片付けた」って感覚だよ。



カジュアルだけど達成感があるわ。



日常会話では自然だよ。



日常での使い方と代表フレーズ


日常会話の例文集(相手を負かしたとき、ペットの動作など)


このセクションでは、lick が日常会話でどのように自然に使われるかを、代表的な2パターンに分けて確認します。

1つは「相手を打ち負かす・圧勝する」という比喩的用法、もう1つは「舐める」という本来の意味に近い、ペットや人の動作を表す用法です。

同じ lick でも、文脈によって意味が大きく変わるため、「誰が何を舐めているのか」「勝敗や結果が関係しているか」が重要な判断ポイントになります。

例文:

  • We totally licked the other team.(私たちは相手チームに完勝した)

  • My dog licked my hand when I got home.(家に帰ると、犬が私の手を舐めた)

同じ lick なのに、意味が真逆ですね。



勝負の話なら「打ち負かす」だからね。



ペットが主語だと一気に普通の意味だわ。



主語と状況を見ればほぼ迷わないよ。



注意表現:ビジネスやフォーマルで避けるべきシーン


lick は日常会話では便利で表現力のある動詞ですが、ビジネスやフォーマルな場面では注意が必要です。
特に「打ち負かす」「問題を片付ける」といった意味での lick は、カジュアルで感情的に響くことがあります。

会議、プレゼン、公式文書では、相手を軽視している印象を与えたり、口語的すぎると受け取られる可能性があります。
そのため、より中立的・客観的な動詞に言い換えるのが安全です。

言い換え例:

  • We licked the problem.
    → We solved the problem.(問題を解決した)

  • We licked our competitors.
    → We outperformed our competitors.(競合他社を上回った)

仕事で使うと失礼?



カジュアルすぎるね。



じゃあ避けた方がいい?



フォーマルなら別の動詞が無難だよ。



まとめ


lick は、物理的な「舐める」という動作を出発点にしながら、「完全に処理する」「一方的に勝つ」「表面をなぞるように動く」といった比喩的な意味へと広がってきた単語です。

共通しているのは、「対象に密着し、残さず影響を与える」というイメージです。

そのため、主語・目的語・状況を見れば、多くの場合どの意味かは自然に判断できます。
一方で、カジュアルな響きが強いため、フォーマルな場面では使い分けが必要です。

最初は「舐める」しか知らなかったわ。



でも英語では意味がかなり広がってるよね。



勝つ意味も、問題を解決する意味も同じ単語なのが面白いわ。



イメージでつながっていると覚えると忘れにくいよ。

  • コピーしました

   lmn   0

この記事に関連する記事一覧

コメントフォーム

名前 

メールアドレス (公開されません)

URL (空白でもOKです)

コメント

トラックバックURL: 
プロフィール

名前:ユー

英語がダメダメだった学生時代。
特に話すときはカタコトで
何を言っているのか
わからないレベル。

それでもなぜか
日本はグローバル化が進むから
英語が使えないと将来困ると
勝手に思い込む。

そんな状態から
英語の勉強を始めて
話せるようになり、
今では英語初心者には
教えられるレベルに。

現在も英語力を維持するために
英語の勉強を継続中。

名前:アイ

小学校で英語の授業が
始まってからすぐに挫折。

アルファベットの文字も
見たくないほどの英語嫌い。

その嫌いさゆえに
英語が念仏のように
聞こえていた。

英語嫌いは
大人になるまで続く。

しかし、
とある理由で一念発起し
英語の勉強を始める。

その理由とは一体・・・。

名前:ゼイ

英語は好きでも嫌いでもない。

英語を知っているようで
知らないような
英語を話せるようで
話せないようなレベル。

全てが中途半端。
登場回数は極めて少ないかも。

検索
カテゴリー
ランキング

にほんブログ村 英語ブログへ

にほんブログ村 英語ブログ 英語学習情報へ

最近のコメント