raiseは「上げる」だけじゃない?riseとの違いや主な意味・覚え方をマスターしよう
「raise」と聞くと、多くの人がまず「上げる」という意味を思い浮かべるかもしれません。
ですが、実はraiseには「育てる」「集める」「提起する」など、日常英会話からビジネスまで幅広く使える意味があります。
さらに、よく似た動詞「rise」との違いでつまずく学習者も少なくありません。
この記事では、raiseの基本的な意味から代表的な使い方、riseとの違い、そして覚え方までをわかりやすく整理します。
raiseの基本解説
raiseの動詞の意味
raiseは他動詞で、「人が意図的に何かを上げる・増やす・生み出す」というイメージを持つ動詞です。
ポイントは、必ず人や組織などの主体が関与していることです。単なる上下運動だけでなく、状態・数量・レベルを変化させる幅広い場面で使われます。
代表的な意味は次の通りです。
- 物理的に上げる・持ち上げる
- 人や動物を育てる・養育する
- 数値や水準を上げる(価格・給料・温度など)
- お金・支援・寄付を集める
- 問題・意見・疑問を提起する
共通しているのは、「自然に変化するのではなく、誰かが働きかけて変化を起こす」という点です。
例文:
- She raised her hand. (彼女は手を挙げた)
- The company raised prices last year. (その会社は昨年、価格を引き上げた)


実は全部つながってるよ。
「人が意図的にレベルを上げる」って考えると整理しやすいよ。

物だけじゃなくて、給料や問題も「上げる」んですね。

目に見えなくても、人が動かして変化させるならraiseなんだ。
名詞としてのraiseの意味は?
名詞のraiseは、主に給料や報酬が上がること(昇給・賃上げ)を意味します。
日常英会話というより、職場・ビジネスシーンで非常によく使われる名詞です。
多くの場合、「金額そのもの」よりも「上がったという事実」を指します。
例文:
- I got a raise. (昇給した)
- She didn’t get a raise this year. (彼女は今年昇給しなかった)
また、「ask for a raise(昇給を求める)」は定型表現として覚えておくと便利です。

raiseって名詞でも使えるんですね。

会社の話題なら、ほぼ「昇給」だと思ってOKだよ。

salary increaseとは違う?

意味は近いけど、会話ではraiseの方がずっと自然でよく使われるよ。
raiseの発音と読み方
raiseの発音は /reɪz/ で、日本語では「レイズ」と表記されます。
母音は「エイ」としっかり伸ばし、語尾の z の音を弱く濁らせて出すのがポイントです。
- 正しいイメージ:レイ(ズ)
- よくある間違い:レイス / レス
特に、race(/reɪs/)と混同しやすいため、語尾が s ではなく z の音になることを意識すると発音が安定します。

「レイス」ってずっと読んでた…。

それだとraceに聞こえるね。
「レイズ」って最後を軽く濁らせよう。

zの音が入るんですね。

動詞の現在形でよく使うから、発音は最初に直しておくと楽だよ。
raiseの代表的な使い方
物理的な動作:物を上へ「上げる・持ち上げる」
この用法はraiseの最も基本で、目に見える物体を人の力で上方向に動かす場面を表します。
ポイントは「自然に動く」のではなく、人が意識的に動作を行っていることです。
日常生活では、手・声・視線など、体の一部を「上げる」動作にも頻繁に使われます。
例文:
- She raised her hand. (彼女は手を挙げた)
- He raised the box carefully. (彼は箱を慎重に持ち上げた)
- The teacher raised his voice. (先生は声を大きくした)
「声を上げる」のように、実際に上下するわけではない対象にも使える点が重要です。

物を持ち上げる以外にも使えるんですね。

うん、「人がコントロールして上げる」なら、体の一部や声でもraiseだよ。
「育てる」:子どもや家畜を一人前に引き上げる
raiseは「成長させる」「養育する」という意味でも非常によく使われます。
ここでも重要なのは、人が時間と労力をかけて関わるという点です。
子ども・動物・植物など、自然に成長する対象でも、世話や教育をする側の視点に立つとraiseが選ばれます。
例文:
- They raised three children. (彼らは3人の子どもを育てた)
- This farmer raises cows. (この農家は牛を育てている)
- She was raised by her grandparents. (彼女は祖父母に育てられた)
受け身(be raised)の形で「育てられる」と表現できるのも、この用法の特徴です。

growとの違いがまだ少し曖昧だわ。

growは自然成長、raiseは人が責任を持って育てる、って考えると分かりやすいよ。
「集める」:資金(money)を調達する・集める
raiseは「何もない状態から増やす」という発想で、お金・寄付・支援・認知度などを集めるときにも使われます。
特にビジネスやニュースで頻出の重要用法です。
単に「集まる」のではなく、人や組織が行動して集める点が強調されます。
例文:
- The company raised a lot of money. (その会社は多額の資金を調達した)
- They are raising funds for charity. (彼らは慈善活動のために資金を集めている)
- The campaign raised awareness. (そのキャンペーンは認知度を高めた)
money以外にも、funds / awareness / support などと非常に相性が良いのが特徴です。

お金以外にも使えるんですね。

「レベルを引き上げる」イメージがあれば、対象はかなり広いよ。
「提起する」:手(hand)を挙げる・質問を出す
raiseは、目に見えない意見・問題・疑問を表に出すときにも使われます。
これは「話題を持ち上げて、場に出す」という感覚です。
会議・授業・フォーマルな場面で特によく使われます。
例文:
- He raised an important question. (彼は重要な質問を提起した)
- She raised a serious issue. (彼女は深刻な問題を提起した)
- Please raise your concerns. (懸念点を提起してください)
日本語の「声を上げる」「異議を唱える」に近いニュアンスです。

問題を「上げる」って英語っぽいわ。

話題をテーブルの上に乗せるイメージだと思うと分かりやすいよ。
raiseとriseの違いを徹底比較
「他動詞raise」と「自動詞rise」の見分け方ルール
raiseとriseを見分ける最大のポイントは、目的語(〜を)が必要かどうかです。
文の形に注目すると、かなり高い確率で判断できます。
raise:他動詞(必ず目的語が必要)
- 人・組織が「何かを」上げる
rise:自動詞(目的語を取らない)
- 物・状態が自然に上がる
つまり、「誰かが何かを操作しているか?」を考えるのがコツです。
例文:
- Prices are rising. (物価が上がっている)
- The company raised prices. (その会社は価格を引き上げた)
同じ「上がる」でも、主体が人かどうかで動詞が変わります。

意味だけ見ると、どっちも「上がる」で迷うわ。

文を作るときに「〜を」が入るか考えてみて。
入ったらraiseだよ。

なるほど、文法で判断できるんですね。

感覚よりルールで見たほうが安定するよ。
例文比較:太陽が昇る(rise) vs 手を挙げる(raise)
raiseとriseの違いは、具体例で見ると一気にクリアになります。
特に定番なのが「太陽」と「手」の比較です。
例文:
- The sun rises in the east. (太陽は東から昇る)
- She raised her hand. (彼女は手を挙げた)
太陽は人が操作できないためrise、一方で手は人が意識的に動かすためraiseが使われます。
この考え方は、感情や数値にも応用できます。
例文:
- His voice rose. (彼の声が自然に大きくなった)
- He raised his voice. (彼は意図的に声を大きくした)

同じ声でも、動詞が変わるんですね。

自然な変化か、コントロールしてるかで判断するといいよ。
活用形の落とし穴!raisedとroseを間違えないために
raiseとriseは、意味だけでなく活用形も混同されやすい動詞です。
ここを整理しておくと、文法ミスが一気に減ります。
- raise – raised – raised
- rise – rose – risen
特に注意したいのが、過去形 rose と 過去分詞 risen の存在です。
raiseにはこの不規則変化がありません。
例文:
- Prices rose last year. (物価は昨年上がった)
- The company has raised prices. (その会社は価格を引き上げてきた)
覚え方のコツ:
- 人がやった → raised
- 自然に起きた → rose

過去形になると、さらに混乱する…。

まず「誰がやったか」を考えて。
人が関与してたらraised、自然ならroseだよ。

主語を意識すればいいんですね。

それが一番ミスしにくい方法だよ。
使い方をマスターする:場面別例文と英会話フレーズ
日常会話編:ペットを飼う・声を上げる
日常会話では、raiseは「生活の中で人が意図的に関わる行動」を表す動詞として自然に使われます。
特にペットを飼うことや声・音量を上げることは、初心者でも遭遇しやすい場面です。
例文:
- I was raised with dogs. (私は犬と一緒に育てられた)
- She raises two cats at home. (彼女は家で2匹の猫を飼っている)
- Don’t raise your voice. (声を荒げないで)
- He raised his voice to be heard. (彼は聞こえるように声を大きくした)
ペットの場合は「飼っている=日常的に世話をしている」というニュアンスがあり、単なる所有よりも関与の深さが伝わります。

ペットでもraiseを使うんですね。

「世話して育ててる」感じがあるから、haveより具体的だよ。

声もraiseなんだ。

感情が高ぶって意図的に声量を上げるときによく使うよ。
ビジネス編:昇給交渉・資金調達・問題の提起
ビジネスシーンでは、raiseは非常に使用頻度の高い動詞・名詞です。
共通しているのは、会社や個人が主体的に状況を動かすという点です。
例文:
- I’d like to ask for a raise. (昇給をお願いしたいです)
- The startup raised $1 million. (そのスタートアップは100万ドルを調達した)
- She raised a serious issue at the meeting. (彼女は会議で深刻な問題を提起した)
昇給・資金・課題はいずれも、自然に増えたり出てきたりするものではなく、人が働きかけて実現するものです。

ビジネスだとraiseが本当によく出ますね。

給料も資金も問題も、「上に引き上げる」イメージで全部つながってるからね。

会議でのraiseも覚えておきたいわ。

意見を正式に取り上げる感じが出るから、フォーマルな場に向いてるよ。
子育て編:raise children(育てる)の自然な使い方
raise children は、「子どもを育てる」という意味で使われる非常に基本的かつ重要な表現です。
ここでのraiseは、生活・教育・価値観まで含めて育成するという広い意味を持ちます。
例文:
- It’s not easy to raise children. (子どもを育てるのは簡単ではない)
- They raised their kids in the countryside. (彼らは田舎で子どもを育てた)
- She was raised to be polite. (彼女は礼儀正しく育てられた)
「どこで」「どんな方針で」育てたかを一緒に表現できるのも、この用法の特徴です。

教育方針みたいな話にも使えるんですね。

raiseは行動だけじゃなく、価値観まで含めて育てる感じがある。

be raisedの形もよく見るわ。

「どう育てられたか」を言うときは受け身が自然だよ。
まとめ
raiseは「上げる」だけでなく、「人が関与して何かを育てる・増やす・表に出す」ことを表す動詞です。
物理的な動作から、子育て、ビジネス、意見表明まで、使われる場面は非常に幅広くあります。
riseとの違いを理解することで、「どちらを使うべきか」で迷う場面も大きく減ります。

raiseって、最初は「上げる」だけだと思ってた。

そう思う人は多いよ。
でも「人が関わって変化させる」って軸で見ると、全部つながるよ。

riseとの違いも、目的語を見るって分かったわ。

意味で迷ったら文の形を見る、それが一番安定するよ。


raiseって意味が多すぎて混乱する…。