英語のreachは?「着く」から多様な意味と正しい使い方
英語の reach は、「手が届く」という物理的な意味からスタートし、「目的地に着く」「目標に達する」「人と連絡がつく」など、非常に幅広い場面で使われる動詞です。
一方で、前置詞を付けない他動詞である点や、似た動詞(arrive / get to / achieve)との違いが分かりにくく、日本人学習者がつまずきやすい単語でもあります。
この記事では、reach の基本的な意味・文法・使い分けを整理しながら、日常会話からビジネス英語まで自然に使えるようになることを目指します。
reachの基本定義
reachの動詞の意味
reach の中心イメージは、「ある距離・地点・状態を越えて、目的のところまで届く/到達する」です。
単に「行く」ではなく、最終地点に到達した結果に焦点が当たるのが特徴です。
この意味から、reach は以下のように幅広く使われます。
- 物理的に届く(手・声・視線など)
- 場所や目的地に到着する
- 数値・水準・年齢などに達する
- 目標・合意・結論に到達する
- 人と連絡がつく
重要なのは、reach は「到達点」がはっきりしている対象と相性が良いという点です。
そのため、曖昧な動作よりも「ゴール」が明確な文脈で使われやすくなります。


共通してるのは「最終地点に届いた」って感覚。
そこを押さえると整理しやすいよ。
reachの名詞の意味
reach(名詞) は、「どこまで届くか」「どこまで影響が及ぶか」という範囲・広がりを表します。
動詞より抽象度が高く、ニュース・ビジネス・分析的な文章で多く使われます。
主な意味の方向性は次のとおりです。
- 物理的・地理的な到達範囲
- 影響力・認知度の広がり
- 手や能力の及ぶ範囲(beyond one’s reach など)
特にビジネスでは、影響力・市場規模・発信力といった文脈でよく登場します。
例文:
- The campaign has a wide reach among young people.(そのキャンペーンは若者層に広く浸透している)

名詞になると急に抽象的ですね。

「どこまで届いているか」を数字や範囲で考えると理解しやすいよ。
reachの発音と読み方
reach の発音は /riːtʃ/ で、カタカナでは「リーチ」と表記されることが多い単語です。
ただし、日本語の「リーチ」よりも、母音を長く伸ばし、語尾の ch をはっきり止める意識が重要です。
- 母音:長めの「リー」
- 語尾:軽く息を止める「チ」
また、teach / beach / each などと同じ音グループに属するため、まとめて練習すると発音が安定します。

カタカナ発音でも大丈夫?

通じるけど、ch を弱くすると別の単語に聞こえることがあるから注意だね。
reachの代表的な使い方
到着のreach:目的地に「着く・到達する」
reach は「目的地に到着する」という意味で非常によく使われる動詞です。
この用法の最大の特徴は、移動の過程ではなく、到着した結果そのものに焦点がある点です。
そのため、旅・通勤・予定の到達時刻など、ゴールが明確な場面と相性が良くなります。
また、reach は 他動詞 のため、前置詞を使わずに直接場所を目的語に取ります。これは arrive や get と大きく異なるポイントです。
例文:
- We reached the station at 8 a.m.(私たちは8時に駅に着いた)
- She reached Tokyo safely.(彼女は無事に東京に到着した)

到着なら arrive だけ使えばいいと思ってた。

arrive も正しいけど、「どこに着いたか」をシンプルに言いたいなら reach が便利だよ。
達成のreach:目標や数値に「達する・達成する」
reach は、数値・レベル・年齢・目標などに「到達する」という意味でも頻繁に使われます。
この場合も、最終ラインを越えたかどうかが重要で、努力の過程より結果に重点があります。
特にビジネス・統計・ニュースでは、「目標達成」「一定水準への到達」を表す定番動詞です。
例文
- The company reached its sales target.(その会社は売上目標に達した)
- He reached the age of 18.(彼は18歳に達した)

achieve とどう使い分ければいいの?

結果に注目するなら reach、努力や成功感を強調したいなら achieve が自然だね。
連絡のreach:人に「連絡を取る・つながる」
reach は「人と連絡がつく」「連絡を取ることができる」という意味でも日常的に使われます。
電話・メール・SNS など、連絡手段は限定されません。
この用法では、「連絡を試みた結果、相手につながったかどうか」という結果重視のニュアンスがあります。
例文:
- I couldn't reach him yesterday.(昨日、彼と連絡が取れなかった)
- Can you reach her this afternoon?(今日の午後、彼女と連絡取れる?)

contact とほぼ同じ?

意味は近いけど、reach の方が会話的で自然に聞こえるよ。
物理的なreach:手などが「〜に届く」
物理的な reach は、「手・腕・体・声などが物理的に届く」という、最も基本的で直感的な使い方です。
このイメージが、他の抽象的な意味の土台になっています。
「距離があって届かない」「あと少しで届く」といった状況を、非常にシンプルに表現できます。
例文:
- I can't reach the top shelf.(上の棚に手が届かない)
- She reached for the door handle.(彼女はドアノブに手を伸ばした)

やっぱりこの意味が一番イメージしやすいわ。

この感覚を覚えておくと、抽象的な reach も理解しやすくなるよ。
reachの正しい文法と類語の使い分け
reachの直後に「to」や「at」はいらない!他動詞の鉄則
reach は 他動詞 で、「到達点そのもの」を直接目的語として取ります。
そのため、reach の直後に前置詞(to / at / in など)を置くことはできません。
これは日本人学習者が最も間違えやすいポイントの一つです。
- × reach to the station
- × reach at the office
- ○ reach the station
- ○ reach the office
この違いは、「動詞がゴールまで含んでいるかどうか」にあります。
reach は 動詞自体に『到達』の意味が含まれているため、前置詞で補足する必要がありません。

どうしても to を付けたくなる…。

arrive や go に引っ張られてるんだね。
reach は単体で完結する動詞って覚えよう。
reach / arrive / get to の違いをスッキリ整理
この3つはすべて「到着」を表しますが、視点と文法が異なります。
違いを整理すると、使い分けが一気に楽になります。
- reach:到達点にフォーカス。
前置詞不要でややフォーマル - arrive:到着という事実を表す。
at / in が必要 - get to:移動の過程を含むカジュアル表現
例えば、「駅に着いた」という同じ事実でも、
- reach the station
→ 結果を端的に - arrive at the station
→ 到着の事実を説明 - get to the station
→ そこへ行く流れを含めて表現
になります。

会話ではどれが一番無難?

迷ったら get to、文章を引き締めたいなら reach が使いやすいよ。
reach out to の意味とネイティブの感覚
reach out to 人 は、「自分から積極的に連絡を取る」「関係を築くために働きかける」という意味を持つ表現です。
単なる連絡ではなく、意図・配慮・アクションが含まれます。
そのため、ビジネスやフォーマルな場面で非常によく使われます。
例文:
- I'll reach out to the client this afternoon.(今日の午後、こちらから取引先に連絡します)
ネイティブ感覚では、
- reach:連絡がついたか(結果)
- reach out:連絡を取ろうとする行為(行動)
という明確な違いがあります。

普通の reach と混ざりそう。

「手を伸ばすイメージ」が reach out。
そこを意識すると使い分けやすいよ。
場面別でマスター!reachを使った便利な例文集
日常会話:自然な reach 表現("I can't reach you" などの会話例)
日常会話では、reach は「連絡がつく/つかない」を表す非常にカジュアルで自然な動詞です。
電話・メッセージ・SNS など、連絡手段を特定せずに使えるのが特徴です。
特に I can't reach you は、ネイティブがよく使う定番表現で、「何度か試したけどつながらなかった」という含みがあります。
例文:
- I can't reach you. Where are you?(連絡取れないんだけど、どこにいるの?)
- I finally reached her last night.(昨夜やっと彼女と連絡がついた)

電話しても出なかった時に使える?

うん、むしろその状況が一番自然だね。
到着・到達:reach home / reach the station の正しい形
reach は「家・駅・目的地」など、具体的な到達点と一緒に使われます。
特に reach home は前置詞なしで使うのが自然で、ネイティブ感のある表現です。
また、reach は「着いた」という結果にフォーカスするため、移動手段や過程を省略したい時に向いています。
例文:
- I reached home late last night.(昨夜遅くに家に着いた)
- Let me know when you reach the station.(駅に着いたら連絡して)

arrive home じゃダメ?

間違いじゃないけど、会話では reach home の方がシンプルでよく使われるよ。
連絡・メール:reach out と reach you の使い分けと例文
この2つは意味が似ているため混同されがちですが、視点がまったく異なります。
- reach you:相手と実際につながったかどうか(結果)
- reach out (to you):こちらから連絡を取る行為(意図・行動)
特にビジネスメールでは、reach out は「丁寧で前向きな連絡」のニュアンスを持ちます。
例文:
- I tried to reach you earlier.(先ほど連絡を試みました)
- I'm reaching out to discuss our next steps.(今後の進め方についてご連絡しています)

メールでは reach out の方がいい?

うん、丁寧で角が立たないから無難だね。
ビジネス英語:合意に達する・目標を達成する時の定型文
ビジネスシーンでは、reach は「合意・結論・目標」に到達したことを簡潔に表す定番動詞です。
フォーマルすぎず、報告・会議・メールのどれにも使えます。
特に reach an agreement / reach a decision / reach a target は頻出コロケーションです。
例文:
- We reached an agreement after several meetings.(数回の会議の末、合意に達しました)
- The team reached its quarterly goal.(チームは四半期目標を達成しました)

achieve に置き換えてもいい?

いいけど、reach の方が事実を淡々と伝える感じでビジネス向きだね。
まとめ
reach は、「どこまで届いたか」「最終的にどこに到達したか」に焦点を当てる動詞です。
場所・数値・目標・人など、ゴールがはっきりしている対象と一緒に使うことで、非常にシンプルで自然な英語になります。
- 前置詞を付けずに目的語を取る他動詞
- 到着・達成・連絡など幅広く使える
- reach out to は「行動」、reach は「結果」
この3点を押さえるだけで、reach の使い方はかなり安定します。

reach って意味が多くて難しいと思ってたわ。

共通してるのは「最終的に届いたかどうか」だけだよ。

だから to がいらないんですね。

そう。ゴールまで含んでる動詞だからね。


reach って意味が多すぎて混乱する…。