riseの意味と「上がる」の正しい使い方をマスター
英語の動詞 rise は、自動詞として「自然に上がる・上昇する」という基本的な意味を持ちます。
物理的な現象や数値の変化、個人の立ち上がりや昇進まで、さまざまな文脈で使用される汎用性の高い動詞です。
本記事では、rise の動詞・名詞としての用法、過去形・過去分詞形、発音、日常会話やビジネス、ニュースでの使い方、慣用句まで幅広く解説します。
さらに、他動詞 raise との違いや混同を防ぐコツも紹介し、例文と日本語訳を交えて理解を深めます。
目次
riseの基本定義
riseの動詞の意味
rise は「(自然に)上がる・高くなる・増える」という意味を持つ自動詞です。
外部から力を加えて何かを上げるのではなく、物事そのものが変化して上昇する、という点が最大の特徴です。
価格・温度・水位・感情・評価など、具体的なものから抽象的な概念まで幅広く使われます。
また、rise は「結果として上がっている状態」よりも、上昇していくプロセスに焦点を当てる語で、ニュースやビジネス、論文などフォーマルな文脈でも非常に頻出します。
- Prices rise every year. (物価は毎年上がる)


そう。それがまさに rise の感覚だよ。
「自然にそうなっている」時に使うんだ。
riseの名詞の意味
名詞の rise は「上昇・増加・高まり・昇給」などを表し、変化そのものを一つの事実・出来事として客観的に捉えるときに使われます。
動詞よりもややフォーマルで、ニュース記事やビジネス文書との相性が良いのが特徴です。
特にイギリス英語では a pay rise(昇給) のように、日常的な名詞表現としても定着しています。
- There was a sharp rise in prices. (物価の急上昇があった)

動詞よりも、ちょっとニュースっぽい響きですね。

うん。「上がった」という事実を切り取って伝えたい時に便利だよ。
riseの過去形・過去分詞形
rise は不規則動詞で、形が大きく変わるため注意が必要です。
特に raise(raised) と混同しやすいため、動詞の形と意味をセットで整理することが重要です。
- 原形:rise
- 過去形:rose
- 過去分詞:risen
現在完了形で使われることも多く、rise は自動詞なので受動態にはなりません。
- The sun has risen already. (太陽はすでに昇っている)

has risen って形でよく見る理由が分かるわ。

ニュースや描写文で定番だから、形ごと覚えると楽だよ。
riseの発音と読み方
- 発音記号:/raɪz/
- カタカナ表記:ライズ
二重母音 /aɪ/(アイ)の音を含むため、「ラ・イズ」と区切らず一息で発音するのが自然です。
語尾は /s/ ではなく、濁った /z/ の音になる点も重要です。

発音はシンプルだけど、細かいポイントがあるわ。

そこを押さえると、聞き取りでもすぐ反応できるようになるよ。
riseの主な意味と使い方
物が上方に移動する(煙、水位、気温など)
煙が立ち上る、水位や気温が上がるなど、自然現象や物理的な変化を表すときに rise が使われます。
人為的な操作がなく、状況や環境の変化によって起こる上昇であることが重要なポイントです。
この意味の rise は、目に見える動きだけでなく、「数値として観測される変化」にも広く使われます。
そのため、天気予報・環境問題・科学的な説明などでも頻出します。
- Smoke rose into the air. (煙が空中に立ち上った)

本当に自然に上がっている感じだわ。

誰かが操作していない上昇は、まず rise を思い出すといいよ。
数値や価格が上昇する(売上、物価、給料など)
売上・物価・給料・コストなど、数値として表せるものの上昇を述べるときに rise は非常によく使われます。
特に、原因を明示せず「結果として上がった」ことを伝えたい場合に適しています。
ニュース記事やビジネスレポートでは、客観性が重視されるため、感情や意図を含まない rise が好まれます。
グラフや統計の説明とも相性が良い表現です。
- Sales have risen by 10%. (売上は10%上昇した)

誰が上げたかは言ってないですね。

数字の変化そのものを伝えたい時は rise が自然なんだ。
人が立ち上がる・起床する(起立、朝起きる)
rise には、人が「立ち上がる」「起き上がる」「起床する」という意味もあります。
この用法はややフォーマルで、物語文や描写、スピーチなどで使われることが多いのが特徴です。
日常会話では stand up や get up がよく使われますが、rise を使うと動作が落ち着いた印象になり、文章として洗練された響きになります。
- He rose from his seat. (彼は席から立ち上がった)

文章だと rise の方がきれいだわ。

描写やフォーマルな場面では特に相性がいいよ。
地位や身分が上がる(出世、昇進)
rise は、地位・評価・社会的立場が上がることを表す際にも使われます。
努力や実績の積み重ねによって、段階的に上へ進んでいくイメージが含まれています。
この用法では、to や through といった前置詞と組み合わせて使われることが多く、キャリアの変化や成功の過程を表現するのに適しています。
- She rose to a leadership position. (彼女は指導的立場に昇進した)

単に昇進したより流れが感じられるね。

過程を含めて語れるのが rise の強みだよ。
rise と raise の違い:一目でわかる使い分けガイド
文法上の違い:自動詞 rise と 他動詞 raise
rise と raise の最大の違いは、文法上の役割です。
rise は自動詞で、動作の対象となる目的語を取りません。
一方、raise は他動詞で、「何を上げるのか」という目的語が必ず必要になります。
この違いは単なる文法用語ではなく、英語の発想そのものに直結します。
rise は「変化が起こる」、raise は「変化を起こす」という視点の差です。
- Prices rose. (物価が上がった)
- The company raised prices. (その会社は物価を上げた)

主語の役割が全然違いますね。

rise は出来事、raise は行動として捉えると分かりやすいよ。
riseを使うべきケース・raiseを使うべきケース
使い分けの基本は、「誰が上げたのかを言う必要があるか」です。
原因や主体をぼかして結果だけを述べたいときは rise、明確に「人・組織・意思」が関わる場合は raise を使います。
ニュースや統計では、客観性が重視されるため rise が選ばれやすく、会話やビジネスの意思決定では raise が使われる傾向があります。
- Salaries have risen this year. (今年は給料が上がった)
- The company raised salaries this year. (会社は今年、給料を上げた)

同じ内容でも視点が違うんですね。

どこに焦点を当てたいかで動詞が変わるよ。
混同を防ぐ!ニュアンスの違いと言い換えのコツ
rise と raise を混同しない最大のポイントは、文をそのまま覚えようとせず、状況を言い換えて考えることです。
ここで言う「言い換え」とは、別の英単語に置き換えることではなく、その文が表している状況を日本語で説明し直すという思考法を指します。
まず、「これは状態の変化を述べているのか」「それとも誰かの行動を述べているのか」を自問します。
変化そのものを説明しているなら rise、人や組織の意思・操作が見えるなら raise が自然です。
- Prices rose. (物価が上がった)
この文は、「誰かが上げた」と言い換えることができず、「結果としてそうなった」と説明するのが自然です。
そのため rise が使われています。
- The company raised prices. (会社は価格を上げた)
こちらは、「会社が意図的に操作した」と言い換えられるため、raise が選ばれます。
このように、主語が変化している側か、変化させている側かを言葉で整理することが、混同を防ぐ最も確実なコツです。

単語を思い出す前に、意味を説明し直す感じですね。

そう。それができると、暗記に頼らなくても正しく選べるようになるよ。
ジャンル別例文集:日常会話・ビジネス・ニュースでのriseの使い方
日常会話:太陽や起床にまつわる定番フレーズ
日常会話では、自然の流れや一日の始まりを表す場面で rise がよく使われます。
特に太陽の動きや起床は、英語学習の初期から登場する定番テーマです。
rise を使うことで、「毎日起こる自然な出来事」というニュアンスがはっきりし、説明的で落ち着いた表現になります。
例文:
- The sun rises in the east. (太陽は東から昇る)
- I usually rise early on weekdays. (平日はたいてい早く起きる)
- I usually rise early on weekdays. (平日はたいてい早く起きる)

get up じゃなくて rise でも言えるんですね。

少しフォーマルだけど、文章ではよく使われるよ。
ビジネス:売上増加や出世を語る時の英語表現
ビジネスシーンでは、数値の変化やキャリアの進展を客観的に伝える必要があります。
そのため、感情や主観を含まない rise は非常に重宝されます。
売上・利益・市場シェアなどの上昇だけでなく、社内での昇進や評価の向上を表す際にも使われます。
例文:
- Sales rose steadily last quarter. (前四半期、売上は着実に伸びた)
- He rose to a senior position within five years. (彼は5年以内に上級職に昇進した)
- He rose to a senior position within five years. (彼は5年以内に上級職に昇進した)

数字にもキャリアにも使えるんですね。

どちらも「下から上へ」の変化だからね。
ニュース・統計:社会の変化や上昇を伝える高度な表現
ニュースや統計データでは、社会全体の傾向や変化を冷静に伝える必要があります。
rise は、原因を断定せず結果を示せるため、報道表現と非常に相性が良い動詞です。
失業率・インフレ率・人口など、社会的に重要な数値の上昇を述べる際によく使われます。
例文:
- Unemployment has risen sharply. (失業率が急上昇している)
- Inflation rose for the third consecutive month. (インフレ率は3か月連続で上昇した)

ニュースでよく見る形だわ。

客観性を保ちたいときの定番表現だよ。
知っておくと便利!口語・慣用句での rise
rise は基本動詞でありながら、慣用句の中でも幅広く使われています。意味を直訳せず、まとまりとして覚えるのがポイントです。
- rise and shine(さあ起きよう/元気よく始めよう)
- give rise to ~(~を引き起こす)
例文:
- New technology has given rise to new industries. (新しい技術が新たな産業を生み出した)
- His success gave rise to new opportunities. (彼の成功が新たな機会を生み出した)

動詞の意味とつながってますね。

「何かが生まれて上に出てくる」感覚を掴むと覚えやすいよ。
まとめ
rise は、物や数値、立ち上がる動作、地位の上昇など、対象が自律的に上がる場合に使われる自動詞です。
名詞としては、上昇や増加そのものを表すことができ、ニュースやビジネスでの客観的な表現に便利です。
また、raise との違いを意識することで、主語が変化する側か変化させる側かを判断し、混同を防ぐことができます。

rise と raise の違いはまだ迷うことがあるけど、文脈を整理すれば分かりやすいですね。

大事なのは、誰が行動しているのか、誰に変化が起こるのかを常に意識することだよ。

例文や慣用句を覚えるだけでなく、意味の流れを理解することがポイントなんですね。

それで日常会話からビジネス、ニュースまで幅広く rise を自然に使えるようになるよ。


この文だと、誰かが上げた感じはしませんね。