英語「expect」の意味をわかりやすく解説!「予想する」との違いは?
英語の expect は、日本語では「期待する」「予想する」と訳されることが多い動詞ですが、実際には感情よりも判断・前提・見込みを表すのが大きな特徴です。
話し手の主観は含まれるものの、hope のような願望ではなく、「そうなる可能性が高いと考えている」「そうなるのが自然だと思っている」という冷静な視点がベースにあります。
本記事では、expect の意味・文法・類義語との違い・実践的な使い方までを、会話例とあわせて整理します。
目次
expectの基本定義
expectの動詞の意味
expect は「〜だと思う」「〜だろうと見込む」「〜を当然だと考える」という意味を持つ動詞です。
単なる推測や願望ではなく、これまでの経験・現在の状況・一般的な前提を踏まえて、「そうなる可能性が高い」と判断していることを表します。
日本語の「期待する」は感情的なワクワクや希望を含むことが多いですが、英語の expect はそれよりも理性的・現実的です。
「驚きはしない」「そうなると考えている」というニュアンスが核になります。
例文:
- I expect it will rain tomorrow. (明日は雨が降ると思う)
- We expect prices to go up next year. (来年は価格が上がると見込んでいる)
このように、expect は「根拠ゼロの予想」ではなく、ある程度の確信を伴う見通しを表す点が重要です。


前向きにも使えるけど、基本は感情より判断だね。
「そうなる可能性が高い」と冷静に見ている感じ。

じゃあ、嬉しいかどうかは関係ない?

うん、良い結果でも悪い結果でも、予測として自然なら expect を使えるよ。
expectの名詞形
expect の名詞形は expectation です。
「期待」「予想」「見込み」という意味を持ちますが、動詞 expect と同様に、感情よりも基準・前提・水準を表すことが多いのが特徴です。
特に expectations(複数形)で使われることが多く、「周囲が当然だと思っているレベル」「満たすべき基準」というニュアンスになります。
そのため、ビジネスや評価の文脈では、プレッシャーや責任と結びつくこともよくあります。
例文:
- This result was beyond my expectations. (この結果は私の予想を超えていた)
- There are high expectations for the new manager. (新しいマネージャーには高い期待が寄せられている)

expectation って、なんだか重たい感じがする。

それは正解。
単なる希望じゃなくて、「これくらいはやってくれるはず」という基準を含むからね。

だから評価や成果の話でよく出てくるんですね。

expectation は「期待」というより「期待値」って考えると分かりやすいよ。
expectの発音と読み方
expect の発音は /ɪkˈspekt/ です。
カタカナでは「イクスペクト」に近いですが、日本語発音のまま読むと通じにくいので注意が必要です。
特に重要なのは アクセントの位置で、前半の ex- ではなく、後半の -spect に強勢が置かれます。
発音のポイント:
- ex は弱く「イク」
- spect をはっきり強く発音

ずっと「エクスペクト」って言ってた。

日本語だとそうなるよね。
でも英語では後ろを強くしないと聞き取りにくくなるよ。

expectation も同じ?

うん、expectation も -ta- の前あたりにアクセントが来るよ。
語源が同じだから、発音のリズムも共通してるね。
expectの文法構造:that節・to不定詞の使い方
expect to do:自分が〜するつもりだ・〜するはずだ
expect to do は「自分が〜するだろうと思っている」「自然な流れとしてそうなると見ている」という意味です。
日本語の「〜するつもりだ」は意志が強く聞こえますが、expect to do は意志よりも見通し・状況判断を表します。
予定や計画がある場合だけでなく、「たぶんそうなるだろう」という軽めの予測にも使えます。
例文:
- I expect to finish the report today. (今日中にそのレポートを終えると思う)
- She expects to arrive around 6 p.m. (彼女は6時ごろ到着する見込みだ)

「つもり」と訳すと、やる気満々な感じがする。

でも英語では「強く決意している」というより、「状況的にそうなりそう」という距離感があるよ。

じゃあ、予定変更の可能性があっても使える?

うん、むしろ expect は「絶対ではない」前提で使われることが多いね。
expect A to do:Aが〜することを当然だと思う
expect A to do は「Aが〜するのが当然だと考える」「Aに〜することを求めている」という意味になります。
この形は、話し手の中に基準・ルール・前提条件があり、「それを満たすのが普通だ」という認識を示します。
そのため、場面によっては命令・圧力のように聞こえることがあります。
例文:
- I expect you to be on time. (時間通りに来るのが当然だと思っている)
- The company expects employees to follow the rules. (会社は従業員が規則を守ることを当然と考えている)

これ、言われた側はちょっと重いわ。

上下関係や評価が絡むと、「期待」というより「要求」に近くなるからね。

柔らかく言いたい時はどうすれば?

hope や would like を使うと、圧が弱くなるよ。
expect A from B:Bに対してA(成果や行動)を期待する
expect A from B は「BからAという成果・対応・行動を期待する」という意味です。
expect の中でも、役割・責任・サービスと強く結びつく形です。
個人よりも、会社・組織・立場に対して使われることが多く、「それが当然だ」という前提が含まれます。
例文:
- Customers expect good service from companies. (顧客は企業に良いサービスを期待している)
- What do you expect from this job? (この仕事に何を期待していますか)

from が入ると、急にビジネスっぽくなりますね。

「誰が」「誰に対して」責任を持つかがはっきりする表現だからね。

個人に使うときは注意が必要そう。

関係性によっては、要求が強く聞こえてしまうからね。
否定文・疑問文での注意点(I don't expect so.など)
expect は否定文・疑問文で特に誤解されやすい動詞です。
日本語の「期待する」という訳だけで理解していると、意味を取り違えやすくなります。
ポイントは、expect が表しているのは「感情」ではなく、頭の中で行っている判断・見込みだという点です。
したがって、否定形にすると「期待しない」ではなく、「そうなる可能性は低いと判断している」という意味になります。
例文:
- I don't expect so. (そうだとは思わない)
- I don't expect him to agree. (彼が賛成するとは思っていない)
また、疑問文でも意味は同じです。相手の気持ちを聞いているのではなく、相手の予測・判断を確認しています。
例文:
- Do you expect him to come? (彼は来ると思う?)

Do you expect him to come? って、「来てほしい?」って意味じゃないんだ。

そう。これは「来る可能性が高いと思う?」って、相手の判断を聞いているだけなんだ。

否定文も疑問文も、expect はずっと冷静な予測なんですね。

その理解ができると、expect の使い方で迷わなくなるよ。
expectと類義語の違いを徹底比較:ニュアンスと使い分け
expect vs predict:「個人的な確信」か「客観的なデータ」か
expect と predict はどちらも「予測する」と訳されますが、拠り所が異なります。
expect は、話し手の経験・状況理解・常識に基づく個人的な判断です。
専門的な裏付けがなくても、「これまでの流れから見てそうなりそうだ」という感覚で使えます。
一方、predict は、統計・データ・専門的分析などの客観的根拠に基づく予測を表します。
例文:
- I expect sales to increase this year. (今年は売上が伸びると思う)
- Experts predict a rise in temperatures. (専門家は気温上昇を予測している)

ニュースだと predict が多い気がする。

predict は「根拠がありますよ」という前提があるからね。
一方 expect は日常会話向きだよ。

じゃあ、データがない時は expect の方が自然?

うん、自分の判断を控えめに述べたい時にも expect が便利だよ。
expect vs hope:「そうなると思う」か「そうなってほしい」か
expect と hope の最大の違いは、現実性と感情です。
expect は「そうなる可能性が高いと判断している」状態を表し、良い結果でも悪い結果でも使えます。
一方、hope は「実現してほしい」という気持ちが中心で、現実的かどうかは問いません。
例文:
- I expect him to win. (彼は勝つと思う)
- I hope he wins. (彼に勝ってほしい)

hope の方が前向きで優しい感じですね。

expect は冷静、hope は感情的だからね。

悪い結果でも expect は使える?

うん、I expect the meeting to be long. みたいに、望んでない結果にも普通に使うよ。
expect vs look forward to:当然の予測か、ワクワクする楽しみか
expect は結果についての予測、look forward to は未来の出来事に対する楽しみな気持ちを表します。
look forward to には、ポジティブな感情が必ず含まれるため、事実として起こりそうかどうかとは直接関係ありません。
一方 expect は、感情を含めず、淡々と見通しを述べます。
例文:
- I expect the meeting to be long. (会議は長くなると思う)
- I’m looking forward to the meeting. (その会議を楽しみにしている)

同じ会議なのに、印象が真逆だわ。

expect は内容、look forward to は気持ちを語っているからね。

じゃあ、楽しみじゃない時に look forward to は使えない?

基本的には使わないね。
無理に使うと皮肉に聞こえることもあるよ。
その「期待」は間違い?expectを使う時の注意点
日本語の「期待する」に引っ張られて expect を使うと、不自然になることがあります。
expect は感情的な期待ではなく、前提・想定・判断を表す語だからです。
特に注意したいのは、「楽しみにしている」「待ちきれない」といった気持ちを言いたい場面です。
この場合、expect を使うと冷たく、場合によっては失礼に聞こえることがあります。
例文:
- × I expect your birthday party. (※不自然)
- ○ I’m looking forward to your birthday party. (あなたの誕生日パーティーを楽しみにしています)

日本語だと「期待してるよ」って普通に言いますよね。

英語ではそこが落とし穴。
expect は「当然そうなるよね?」という響きが出やすいからね。

相手にプレッシャーを与えることもありそう。

だから人に向ける時は、感情か判断かを意識して使い分けるのが大事だよ。
「予期する」だけじゃない!expectの意外な使い方
「妊娠している」を意味する be expecting
be expecting は、「妊娠している」を表す婉曲的でやわらかい表現です。
直接的な表現を避け、相手への配慮やプライバシーを重視した言い方として使われます。
単に医学的事実を述べるというより、おめでたい状況であることを含みつつ、控えめに伝えるニュアンスがあります。
そのため、日常会話やニュース、フォーマルな場面でも幅広く使われます。
例文:
- She is expecting a baby. (彼女は妊娠している)
- They’re expecting their first child. (彼らは第一子を授かっている)

expect が妊娠の意味になるの、かなり意外。

直訳すると「赤ちゃんが来るのを待っている」だからね。
英語らしい遠回し表現だよ。

直接言わないほうがいい場面も多そう。

相手への配慮として、この表現が選ばれることが多いよ。
「当然の義務・責任」を求めるビジネスシーンでのexpect
ビジネスシーンで使われる expect は、「期待する」というよりも、当然果たすべき義務・責任・基準を示す場合が多くなります。
ここでは感情的な期待ではなく、「役割上、それをするのが前提だ」という意味合いが強く、命令ほど直接的ではないものの、はっきりとした要求を含みます。
例文:
- We expect all employees to follow company rules. (全社員が社内ルールを守ることを求めている)
- Clients expect timely responses. (顧客は迅速な対応を当然だと考えている)

これはかなりプレッシャーがあるわ。

expect は「それが普通」という前提を置くから、責任が重くなるね。

柔らかくしたい時は?

would like や hope に変えると、要求のトーンが下がるよ。
「案の定」「期待通り」と言いたい時の as expected
as expected は「予想通りに」「案の定」という意味で、結果が事前の見込みと一致したことを表します。
感情の強弱はほとんどなく、事実確認的で落ち着いた表現です。
良い結果にも悪い結果にも使え、会話だけでなく、レポート・報告書・ニュース記事など、ややフォーマルな文脈でも自然に使われます。
例文:
- The test was difficult, as expected. (そのテストは予想通り難しかった)
- Sales increased, as expected. (売上は予想通り増加した)

感情があまり入らない表現ですね。

だから「驚きはない」というニュアンスが出るよ。

じゃあ、嬉しさを強調したい時には向かない?

うん、感情を出したいなら luckily や happily みたいな副詞を使う方がいいよ。
例文で覚えるexpectの実践フレーズ
日常会話でよく使うexpectフレーズと例文
日常会話での expect は、強い主張を避けつつ、自分の考えや見通しをやわらかく伝えるためによく使われます。
「断言はしないけれど、たぶんこうなると思う」という距離感が特徴です。
天気・混雑・相手の行動など、身近でコントロールできない事柄について述べる場面と相性がいい動詞です。
例文:
- I expect it’ll be crowded today. (今日は混みそうだね)
- I expect she’ll be late. (彼女は遅れそうだと思う)
- What do you expect me to do? (私はどうすればいいと思ってるの?)

断定してない感じが便利ですね。

might より少し確信があって、will よりは弱い、その中間くらいだね。

相手の行動について言っても大丈夫?

うん、ただし責める文脈だと強く聞こえるから、トーンには注意だね。
ビジネス英語・仕事でのexpect表現(納期や成果)
ビジネスシーンでの expect は、「予想」だけでなく、責任・基準・前提条件を含む表現になります。
特に納期・成果・対応スピードなどについて使われると、「それが当然だ」という意味合いが強くなります。
そのため、使う側は丁寧さや関係性を意識する必要があります。
例文:
- We expect the project to be completed by Friday. (そのプロジェクトは金曜までに完了する見込みです)
- Management expects high-quality results. (経営陣は高品質な成果を求めています)
- Clients expect prompt responses. (顧客は迅速な対応を当然だと考えています)

日常会話より、かなり重いわ。

ビジネスでは expect=「期待」より「前提条件」に近いからね。

柔らかく言いたい時は?

We aim to〜 や We hope to〜 にすると、圧が下がるよ。
まとめ
expect は「予想する」「期待する」と訳されがちですが、実際には感情よりも論理・前提・判断を表す動詞です。
that節や to不定詞を使って将来の見込みを述べたり、A to do の形で相手の行動を当然視したりと、文法構造によってニュアンスが大きく変わります。
また、predict・hope・look forward to などの類義語と比べることで、expect が「冷静な見通し」に軸足を置いていることも見えてきます。

expect って「期待」っていうより、結構ドライですね。

感情よりも「そうなる前提で考えてる」感じだね。

だからビジネスだと重く聞こえることもあるんだ。

使う場面と相手を意識すれば、すごく便利な単語だよ。


expect って、前向きな意味で使う言葉だと思ってた。