SNSのフォローしか知らないと損!followの意味と便利な使い方
follow は、多くの日本人学習者にとって「SNSでフォローする」というイメージが最初に浮かぶ単語です。
しかし、実際の英語では、follow はそれだけにとどまらず、「物理的について行く」「話を理解する」「順序として続く」「ルールに従う」など、非常に幅広い意味で使われます。
この記事では、follow の基本から応用までを整理し、日常会話・ビジネス・ニュースといった実際の使用場面に即して解説します。
SNSの意味だけで止まってしまうと見逃しがちな、英語本来の follow の使い方を、例文と会話を通して確認していきましょう。
followの基本情報を確認
followの動詞の意味
follow は「後をついて行く」という非常に具体的で物理的な動作を表す動詞として使われ始めました。
誰かの後ろを歩く、車で追いかける、地図や道順に従って進む、といった場面が原点です。
そこから意味が抽象化し、「相手の話の流れを理解する」「考え方や理屈について行く」「ルール・指示・方針に従う」「ある出来事の結果として次に起こる」といった使い方へと広がりました。
このように follow は、
- 物理的な距離 → 思考や行動の方向性
へと意味が段階的に拡張された動詞です。
SNSの「フォローする」は、「相手の投稿や活動を継続的に追う」という意味で、この流れのかなり後段に位置する用法だと言えます。


実は全部「後について行く」から考えると整理しやすいよ。

理解する、従う、も同じイメージ?

そう。物理的じゃなくて、思考や行動で「ついて行く」だけだよ。
名詞としてのfollowの意味
説明 名詞の follow は、動詞に比べると使用頻度は高くありません。
意味としては「追随」「後追い」「フォロー」に近く、スポーツやゲーム、SNSといった限られた分野で使われることが多いです。
例えば、 SNS では a follow(フォロー1件)、sports では follow(流れを追うこと)という形で見かけることがあります。
ただし、日常英会話やビジネス英語では、名詞 follow 単体で使われる場面はかなり限定的です。
実用面で重要なのは、名詞・形容詞・動詞として幅広く使われる follow-up です。
「追加対応」「追跡」「進捗確認」という意味で、メールや会議、業務連絡では定番表現になっています。

名詞の follow は覚えなくてもいい?

優先度は低め。
でも存在は知っておくと混乱しないよ。

じゃあ follow-up は必須ですね。

それは絶対。
仕事では避けて通れないよ。
followの発音と読み方
follow の発音は /ˈfɒloʊ/(アメリカ英語)、/ˈfɒləʊ/(イギリス英語)です。
アクセントは最初の「fo」に置かれ、語尾は軽く流すように発音されます。
カタカナでは「フォロー」と書かれるため、日本語話者は母音を長く伸ばしがちですが、英語ではそこまで引き伸ばしません。
「フォロウ」「フォロゥ」に近い、短く切る感覚が自然です。
また、follow は会話で非常によく使われる基本動詞なので、発音が不自然だと聞き返されやすい単語でもあります。
意味だけでなく、音もセットで身につけることが重要です。

発音って意外と大事なんだ。

follow は頻出だからこそ、違和感が出やすいね。

短く、軽くですね。

それだけで一気に英語っぽくなるよ。
followの多彩な意味とニュアンス
物理的:誰かの「後ろをついていく・追う」
follow の最も基本でイメージしやすい意味が、この「物理的について行く・追う」です。
人の後ろを歩く、車で前の車を追走する、地図や案内表示に従って道を進む、といった場面で使われます。
この用法では、対象が「人・物・道・ルート」など具体的であることが多く、命令形やシンプルな文で使われるのが特徴です。
観光、案内、警備、日常のちょっとした指示など、実生活で非常によく登場します。
例文:
- Follow me. (私についてきて)

follow って聞くと、まずこれが浮かぶわ。

それで正解。
ここがすべての意味の出発点だからね。

まずは「本当に後ろを歩く」イメージですね。

うん。そこから他の意味に広がっていくよ。
理解:話の内容を「理解する・ついていく」
follow は、相手の話・説明・論理の流れを理解できている、という意味でも使われます。
この場合の follow は「頭の中でついて行く」という感覚に近く、抽象的な内容との相性が良いのが特徴です。
特に、説明が長くなった時や、少し複雑な話をしている途中で、相手の理解度を確認する目的で使われます。
日常会話だけでなく、プレゼンや授業でも頻出です。
例文:
- Do you follow me? (言っていること分かる?)

これ、直訳すると「私について来る?」ですよね。

そう。でも実際は「話について来られてる?」って意味だよ。

イメージを切り替えないと混乱するわ。

物理→思考への変化を意識すると分かりやすいよ。
順序:時間や順番が「次に来る・続く」
follow は、出来事や行動が時間的・論理的に「後に続く」ことを表す場合にも使われます。
この用法では、人が主語になることは少なく、出来事・イベント・処置などが主語になるのが特徴です。
特に be followed by の形は定番で、アナウンス、ニュース、説明文など、ややフォーマルな文脈で頻繁に使われます。
「AのあとにBが起こる」という流れを客観的に示す表現です。
例文:
- The meeting will be followed by a short break. (会議の後に短い休憩があります)

この follow は人が動いてないですね。

そう。順番や流れを説明するための follow だよ。

ニュースでよく見る理由が分かったわ。
遵守:ルールや指示に「従う・守る」
follow は、ルール・法律・指示・マニュアルなどに従う、という意味でも使われます。
この場合の follow は、「決められたものから外れずに行動する」というニュアンスを含みます。
obey よりも日常的で柔らかく、職場や学校、公共の場などで幅広く使われるのが特徴です。
「守らなければならない」という強制力はありますが、命令口調になりすぎない表現です。
例文:
- You must follow the rules. (ルールを守らなければならない)

obey より優しい感じがすね。

その感覚で合ってるよ。
follow はよく使うね。

注意書きでよく見る理由が分かるわ。
実例で学ぶfollowの例文集
日常会話:理解を確認する「Do you follow me?」
「Do you follow me?」は、相手が話の内容や考え方について来られているかを確認するための、とても自然でカジュアルな表現です。
直訳すると「私について来る?」ですが、実際には「今の説明、分かってる?」という意味になります。
特に、話が少し複雑になった時や、説明が長くなったタイミングで使われることが多く、相手を試すというよりも、理解を気遣うニュアンスがあります。
フレンドリーな会話から軽いビジネスシーンまで幅広く使えます。
例文:
- Do you follow me? (ここまで分かる?/話について来てる?)
- I know it’s a bit confusing. Are you still following me? (ちょっとややこしいけど、まだ話について来てる?)
- Sorry, am I making sense? Can you follow me so far? (ごめん、ちゃんと伝わってる?ここまでは分かる?)

Do you follow me? って、分かってないときに言われるとドキッとします。

でも責めてる感じじゃないよね。

確かに、「大丈夫?」って優しい感じです。

そう。理解確認の定番フレーズなんだ。
ビジネス:指示への同意や進捗確認(follow-up)
ビジネスシーンでは follow-up が非常に重要な役割を果たします。
follow-up は「追加対応」「念押し」「進捗確認」といった意味で、メールや会議、チャットなど、あらゆる業務連絡で使われます。
名詞としても動詞としても使えるのが特徴で、「やりっぱなしにしない」「状況を追いかける」というプロ意識を示す表現でもあります。
例文:
- I’ll follow up with you tomorrow. (明日、進捗確認のために改めてご連絡します)
- J following up on my previous email. (先ほどのメールの件でフォローアップしています)
- Could you follow up with the client? (クライアントに進捗確認してもらえますか?)

follow-up って、仕事感が強いですね。

うん。これができるかどうかで信頼度が変わるよ。

ただの連絡じゃなくて、責任感なんですね。
ニュース・学術:順序や因果関係を説明する時のfollow
ニュース記事や学術的な文章では、follow は「〜に続いて起こる」「〜の結果として生じる」という意味で使われます。
感情を交えず、出来事の順序や因果関係を客観的に説明するのが目的です。
この用法では、人ではなく「事件」「処置」「発表」「変化」などが主語になることが多く、文章全体がややフォーマルになります。
例文:
- The announcement was followed by widespread criticism. (その発表の後、大きな批判が起こった)
- The policy change followed several months of discussion. (その政策変更は、数か月にわたる議論の後に行われた)

ニュースの follow は人が全然出てこないですね。

うん。出来事同士の流れを説明するための follow だからね。

感情を入れない感じがするわ。

それがニュース・学術の follow だね。
注意!日本語の「フォロー(助ける)」は英語では通じない?
日本語では「ミスをフォローする」「彼をフォローする」のように、「助ける」「サポートする」という意味でフォローを使います。
しかし、この感覚をそのまま英語の follow に当てはめると、不自然または誤解を招く表現になります。
英語では、助け方や立場に応じて動詞を使い分けます。
一般的には help(助ける)、support(支援する)、cover for(代わりに対応する)などが適切です。
例文(誤りと正しい表現):
- × I’ll follow him. (※「彼を手助けする」の意味では通じない)
- ○ I’ll help him. (彼を手伝います)
- ○ I’ll cover for him. (彼の代わりに対応します)

日本語の感覚で言うと危ないですね。

うん。英語では「どう助けるか」まで言わないと伝わらないからね。

follow は万能じゃないんですね。

そこに気づければ上級者だよ。
まとめ
follow は「後ろについて行く」という具体的な意味を出発点に、「理解する」「順序として続く」「ルールに従う」といった抽象的な意味へ広がっていく動詞です。
日常会話では相手の理解を確認する表現として、ビジネスでは follow-up の形で実務に直結し、ニュースや学術分野では出来事の流れや因果関係を客観的に示す役割を果たします。
日本語の「フォローする(助ける)」とは必ずしも一致しない点も含めて理解することで、follow をより正確に、自然に使いこなせるようになります。

follow って、思ってたよりずっと意味が広いですね。

SNSはほんの一部だからね。
基本は「ついて行く」イメージだよ。

理解するとか、順序とかも同じ発想なんですね。

そう。それが分かると、ニュースや仕事の英語も一気に楽になるよ。

もう「フォロー=SNS」って思わなくなるわ。


follow って、意味が多すぎて混乱するわ。