denyの意味は「否定する」だけじゃない?「与えない」の使い方も解説
英単語 deny は「否定する」と覚えている人が多いですが、実はそれだけでは不十分です。
日常会話からビジネス、ニュース、法律の場面まで幅広く使われ、「事実を否定する」だけでなく、「権利や機会を与えない」「アクセスを拒否する」といった意味も持っています。
この記事では、denyの基本的な意味から実践的な使い方、似た単語との違いまでを整理し、場面ごとに正しく使い分けられるように解説していきます。
denyの基本定義
denyの動詞の意味
deny は動詞で「否定する」「与えない」という意味を持ちます。
文脈によってどちらの意味になるかが変わるため、注意が必要です。
特に英語学習者が混乱しやすいのは、単純に事実を否定するだけでなく、権利や要求を拒む場合にも使われる点です。
また、否定の対象は噂や告発、行為そのものなど幅広く対応できます。
例文:
- She denied the rumor.(彼女はその噂を否定した)
- The company denied him access.(会社は彼にアクセスを与えなかった)
- He denied having seen the document.(彼はその書類を見たことを否定した)


うん、文脈によっては「与えない」や「拒絶する」の意味でも使うんだ。
過去の行動や権利、アクセスの否定にも使えるよ。
denyの名詞形は?
deny の直接の名詞形はありませんが、派生語として denial が一般的に使われます。
denial は「否認」「拒否」「認めないこと」を意味し、法律や心理学、日常会話など幅広い場面で登場します。
また、個人の感情や心情を表すときにもよく使われます。
例文:
- His denial of the accusation was firm.(彼のその告発に対する否認は固かった)
- The denial of access frustrated the visitor.(アクセス拒否に訪問者は苛立った)
- She lives in denial about the problem.(彼女はその問題について現実を認めずに生きている)

‘denial’ は感情や心理の状況でも使えるんだね。

‘denial’ で「否認」や「拒否」って意味になって、心理的な状況やアクセスの拒否など幅広く使えるんだ。
denyの発音と読み方
deny は /dɪˈnaɪ/ と発音します。強調するポイントは2つあります。
1つ目は最初の /dɪ/ の音を軽く、自然に発音すること。
2つ目は最後の /aɪ/ の部分をしっかりと伸ばすことです。
会話ではこの最後の音が特に重要で、自然に聞こえるかどうかが決まります。
また、英語のスピードに慣れてくると、‘di-NAI’ と強弱をつけて言う感覚が身につきます。

発音って難しい?

‘di-NAI’ と強く言う感じ。
最初はゆっくりでいいから、最後の 'nai' をしっかり伸ばすと自然に聞こえるよ。
慣れるとスムーズに会話に使えるようになるからね。
denyが持つ主要な意味
「事実ではない」と否定する
deny は「〜は事実ではない」と言いたいときに使います。
特に個人の行動や過去の出来事、噂や告発に対して使われることが多く、単なる否定以上に、相手に誤解があることを強調するニュアンスも含まれます。
また、否定する内容が長文になる場合は、that節や動名詞を使うことで文を自然にまとめられます。
例文:
- He denied breaking the vase.(彼は花瓶を壊したことを否定した)
- She denied that she had forgotten the meeting.(彼女は会議を忘れたことを否定した)
- They denied any involvement in the scandal.(彼らはスキャンダルへの関与を否定した)

denyって過去の行動や噂を否定するときに使うんだね。

単なる「違う」より強く「そんな事実はありません」って言いたいときに便利なんだ。
「権利や要求を」与えない・拒絶する
deny のもう一つの主要な意味は「権利や要求を与えない、拒否する」という意味です。
これは法律、ビジネス、ITの文脈などで特に使われることが多く、物理的なアクセスや権限、許可、リクエストなどに対して拒絶のニュアンスを持ちます。
また、単純に断る場合だけでなく、ルールや条件に基づいて与えないというフォーマルな意味合いも含まれます。
例文:
- The teacher denied him extra time for the test.(先生はテストの時間延長を彼に与えなかった)
- The company denied the employee request for leave.(会社は従業員の休暇申請を却下した)
- Access to the restricted area was denied to all visitors.(制限区域へのアクセスはすべての訪問者に拒否された)

denyって権利や許可を与えないときにも使えるの?

そう、特にビジネスや法律、IT関連ではこの使い方が多いよ。
誰かの要求やアクセスを正式に拒否するときに便利なんだ。
実践!denyを使いこなす構文パターン
deny + 名詞:疑惑や噂を打ち消す
deny は名詞を直接対象にして、疑惑や噂を打ち消すときに使えます。
この構文は特に短くシンプルに否定したいときに便利で、ニュース記事や日常会話でもよく見られます。
打ち消す対象が複数ある場合も同様に使えます。
例文:
- She denied the accusation.(彼女はその告発を否定した)
- The celebrity denied all rumors about the scandal.(そのセレブはスキャンダルに関するすべての噂を否定した)
- He denied the allegations made against him.(彼は自分に向けられた告発を否定した)

accusationとかrumorにもそのまま使えるんだね。
意外とシンプルで便利だわ。

名詞を直接打ち消せるから、文章もすっきりするし、強調もできるよ。
deny + that節:〜という事実を否定する
deny は that節を使って、ある事実や主張全体を否定するときにも使えます。
この構文は、より長い文章や詳細な状況説明が必要な場合に適しています。
また、公式声明やニュース記事で事実関係を明確に否定するときにもよく使われます。
例文:
- He denied that he had stolen the money.(彼はお金を盗んだことを否定した)
- She denied that she was involved in the project.(彼女はそのプロジェクトに関与していたことを否定した)
- They denied that the report was accurate.(彼らはその報告が正確だということを否定した)

that節を使うと、長い内容でも否定できるんだね。

複雑な事実や詳細な内容を伝えたいときに自然に使えるんだ。
deny + doing:過去に「〜したこと」を否定する
deny + doing の形は、過去に行った行為や経験を否定するときに使います。この構文は、動名詞を使うことで、行為そのものに焦点を当てて否定できます。また、過去の出来事や噂を否定する場面で頻出です。
例文:
- She denied breaking the vase.(彼女は花瓶を壊したことを否定した)
- He denied knowing anything about the accident.(彼はその事故について何も知らなかったことを否定した)
- They denied committing the crime.(彼らはその犯罪を犯したことを否定した)

動名詞を使うと“行為そのもの”を否定する感じになるんだね。

うん、過去の行動や経験を否定するときはこの形が自然でよく使われるよ。
deny + A(人) + B(物):人に「権利や機会」を与えない
この構文は、人に何かの権利や機会を与えない、拒絶するときに使います。
特にビジネス、法律、ITなどフォーマルな場面でよく登場します。
文の対象は「権利」「許可」「アクセス」など具体的なものが多いです。
例文:
- The manager denied the employee permission to leave early.(マネージャーは従業員に早退の許可を与えなかった)
- The system denied access to unauthorized users.(システムは無許可のユーザーにアクセスを拒否した)
- The government denied the organization funding for the project.(政府はその団体にプロジェクトの資金提供を拒否した)

denyってやっぱり人に何かを与えないときにも自然に使えるんだ。

権利や許可を正式に拒否する場面でとても役立つ表現なんだよ。
denyと似た意味を持つ英単語との違い
denyとrefuseの違い:ポイントは「過去」か「未来」か
denyとrefuseはどちらも「拒否する」と訳されることがありますが、実際には使われる場面がはっきり異なります。
一番大きな違いは、denyは「事実を否定する」=過去や現実に関係するのに対し、refuseは「これからしないと断る」=未来の行動に関係するという点です。
denyは、すでに起きた出来事や存在する疑惑を「違う」と打ち消すときに使います。
つまり、「何かをした」という主張に対して、それを認めないイメージです。ニュースやトラブルの文脈でよく見かけます。
一方、refuseは「頼まれたことを断る」「申し出を受け入れない」など、これから行う行動を拒むときに使います。
意志的な拒否のニュアンスが強く、日常会話でも頻繁に登場します。
例文:
- He denied the accusation.(彼はその告発を否定した)
- She refused to help him.(彼女は彼を助けることを拒んだ)

refuseってよく聞くけど、denyは「やってない」って感じで使うんだね。

refuseは「しない」、denyは「していない」を表すって覚えると分かりやすいよ。
denyとrejectの違い:ポイントは「事実」か「提案」か
denyとrejectも混同されやすい単語ですが、焦点がまったく違います。
denyは「事実・主張・疑惑」を否定するのに対し、rejectは「提案・申請・申し出」などを受け入れないという意味で使われます。
denyはあくまで「真実かどうか」がテーマです。誰かが言ったことや疑われていることに対して、「それは違う」と打ち消すニュアンスがあります。感情よりも事実関係に焦点があります。
一方でrejectは、「価値判断をして退ける」というイメージです。
例えば、就職の応募、ビジネス提案、アイデアなどを「採用しない」と決めるときに使われます。
つまり、真偽ではなく「受け入れるかどうか」がポイントになります。
例文:
- He denied the rumor.(彼はその噂を否定した)
- The company rejected the proposal.(会社はその提案を却下した)

rejectって、なんとなくビジネスっぽい場面でよく見る気がするわ。

その感覚は正しいよ。
rejectは「採用しない」、denyは「事実じゃない」って違いなんだ。
例文集:日常・ビジネス・ニュースでのdeny
日常会話:疑惑を晴らすときの一言
日常会話でdenyが使われる典型的な場面は、何かを疑われたり誤解されたりしたときに、それをきっぱり否定する場合です。
ここでは「強く否定する」というニュアンスがあり、単に違うと言うよりも、「事実ではない」とはっきり線を引くイメージになります。
例えば、友人に何かをしたと疑われたときや、うわさ話を打ち消したいときによく使われます。
カジュアルな場面でも使えますが、少し硬めの語感があるため、口語では短いフレーズとして使われることが多いです。
例文:
- I didn’t take your pen. I deny it.(あなたのペンは取ってないよ。そんなの否定するよ)
- He denied the rumor immediately.(彼はその噂をすぐに否定した)
- She strongly denied the accusation.(彼女はその疑いを強く否定した)

友達に疑われたときに使うと、ちょっと強めに「違う」って言える感じだね。

軽い言い訳じゃなくて、「事実じゃない」とはっきり示す言葉なんだ。
ビジネス・IT:アクセス権や許可に関するフォーマル表現
ビジネスやITの文脈では、denyは「許可を与えない」「アクセスを拒否する」という意味で頻繁に使われます。
この場合は感情的な否定ではなく、システムや規則に基づいて機械的に拒否するニュアンスになります。
特にIT分野では、denyは非常に定型的な表現で、「アクセスが拒否された」「権限がない」という意味でログやエラーメッセージに登場します。
日常英語とは違い、かなりフォーマルで事務的な響きを持つ使い方です。
例文:
- Access denied.(アクセスが拒否されました)
- The system denied the request.(システムはその要求を拒否した)
- Permission was denied due to security settings.(セキュリティ設定により許可は拒否されました)

「Access denied」ってパソコンの画面でよく見るけど、まさにdenyなんだね。

うん、この場合は「事実を否定」じゃなくて「権限を与えない」という意味で使われているんだ。
ニュース・法律:容疑の否認や公式声明での実例
ニュースや法律の分野では、denyは特に重要な語で、「容疑を否認する」「関与を否定する」といった意味で頻繁に使われます。
この場合は非常にフォーマルで、公的な声明や報道の中で定型的に用いられる表現です。
この使い方では、単なる「違う」という意味以上に、「責任を認めない」「関係していないと主張する」という強いニュアンスが含まれます。
そのため、政治・企業・犯罪報道などで非常によく見かける単語です。
例文:
- The suspect denied all charges.(容疑者はすべての罪状を否認した)
- The company denied involvement in the scandal.(その会社はスキャンダルへの関与を否定した)
- The politician denied any wrongdoing.(その政治家は不正行為を一切否定した)

ニュースで「deny all charges」ってよく聞くけど、かなり重い場面の言葉なんだね。

法律や公式声明では、「認めない」という強い意思を示す定番表現なんだ。
まとめ
denyは一見シンプルな単語に見えますが、実際には「事実の否定」と「権利や許可の拒否」という2つの大きな意味を持つ、非常に実用的な動詞です。
日常会話では疑惑や誤解をきっぱり打ち消すときに使われ、ビジネスやITの世界ではアクセスや権限を拒否するフォーマルな表現として登場します。
また、ニュースや法律の文脈では、容疑の否認や公式声明の定型表現として頻繁に使われます。
denyを理解するポイントは「何を否定しているのか」に注目することです。
事実なのか、行為なのか、それとも権利なのかを見極めることで、意味が自然に判断できるようになります。

denyって「否定する」だけだと思ってたけど、使う場面によって意味が結構変わるんだね。

事実を打ち消すのか、それとも許可を与えないのか、この違いを意識すると一気に理解しやすくなるよ。


denyってただ「否定する」って意味じゃないの?