「料理を作る」も?意外と知らないprepareの活用法と意味
prepare は「準備する」という意味で広く知られている動詞ですが、実際の英語ではその守備範囲はかなり広く、「料理を作る」「心の準備をする」「専門的に作成・調整する」といった場面でも自然に使われます。
本記事では、prepare の基本的な意味から主要な構文、意外な用法、日常会話・ビジネスでの実践例までを整理し、「なぜその場面で prepare が使われるのか」という視点で解説していきます。
単語の丸暗記ではなく、使われる理由とニュアンスを理解することで、より自然な英語表現を身につけることが目的です。
prepareの基本情報
prepareの動詞の意味
prepare のコアとなる意味は、「何かを、目的に向かって使える状態まで整える」ことです。
単なる作業の開始ではなく、完了後に“次の行動が可能になる”ところまで含むのがポイントです。
日本語の「準備する」は幅が広く、軽い用意から本格的な段取りまで含みますが、英語の prepare は比較的フォーマルで、計画性・段階性・意図 が感じられる動詞です。
意味は大きく分けて次の3系統に整理できます。
1. 物・環境・状況を準備する
書類、部屋、設備などを「整えて使える状態にする」場合。
- prepare documents
- prepare a room
2. 将来の出来事や状況に備える
試験、会議、トラブルなど、これから起こることを想定した準備。
- prepare for an exam
- prepare for emergencies
3. 料理・薬・書類などを作る/整える
材料をそろえ、工程を踏んで完成させるイメージ。
- prepare a meal
- prepare medicine
共通しているのは、「結果として“ready”な状態になる」という点です。


それより一歩踏み込んで、“目的に向けて整えきる”感じかな。
だから料理にも心の準備にも使えるんだよ。
prepareの名詞形は?
prepare は動詞専用で、名詞としては使えません。
名詞形として使われるのは preparation です。
preparation は「準備」という意味ですが、特に事前段階・下準備・プロセスに焦点が当たります。
例文:
- We are in preparation for the meeting.(私たちは会議に向けた準備段階にあります)
- Food preparation takes a lot of time.(料理の下準備には多くの時間がかかる)
また、以下のような形でよく使われます。
- preparation for + 名詞
- preparation of + 名詞
※ prepare → 動詞 / preparation → 名詞 という対応は必ずセットで覚えるのがおすすめです。

じゃあ“a prepare”って言えないんだ?

言えないね。
名詞が必要な場面では必ず preparation に切り替えるよ。
prepareの発音と読み方
prepare の発音は、日本人学習者が特につまずきやすいポイントです。
- 発音記号:/prɪˈpeər/(米) /prɪˈpeə(r)/(英)
- カタカナ目安:プリペア
重要なのはアクセントの位置で、後ろの -pare に強勢 が来ます。
- × PRE-pare(前を強く)
- ○ pri-PEAR(後ろを強く)
また、語尾の -pare は「ペア」と伸ばすように発音すると自然です。

プレペアって言うと通じにくい?

かなり通じにくいね。
プリ“ペア”って後ろを意識すると、一気に通じやすくなるよ。
prepareの代表的な使い方パターン
他動詞としての基本:prepare A(Aを用意する)の構造と例文
prepare + 目的語(A) は、prepare の中でも最も基本となる形です。
この構文では、「Aを、使える・実行できる状態まで整える」という意味になります。
単なる作業開始ではなく、完了を見据えた準備である点が重要です。
そのため、計画性や丁寧さを感じさせる表現になります。
例文:
- I prepared the documents.(書類を準備しました)
- She is preparing dinner.(彼女は夕食を準備しています)
- They prepared everything in advance.(彼らはすべて事前に用意した)
日常会話では make が使われる場面でも、落ち着いた印象・きちんとした対応を示したいときは prepare が好まれます。

make と prepare、どう使い分けるの?

結果が同じでも、prepare の方が“段取りして整えた”感じが強いね。
prepare for + 名詞:不測の事態やイベントに「備える」
prepare for + 名詞 は、「これから起こる可能性のあることを想定して備える」という意味です。
試験やイベントだけでなく、予測できない事態にもよく使われます。
例文:
- I’m preparing for the exam.(試験に向けて準備しています)
- We should prepare for the worst.(最悪の事態に備えるべきだ)
for の後ろには 名詞、または動名詞(-ing)が来ます。
- prepare for moving abroad
※ 動詞をそのまま置くことはできません。

prepare for の for って何のイメージ?

“〜に向けて”とか“〜を想定して”って感覚だね。
prepare A for B(BのためにAを準備する)の解説
この構文は、「AをBに対応できる状態に整える」という意味になります。
Bは目的・状況・イベントなどです。
例文:
- She prepared a presentation for the meeting.(会議に向けてプレゼンを準備した)
- The teacher prepared the students for the test.(先生は生徒たちをテストに備えさせた)
人を目的語にした場合は、「知識・能力・心構えを整える」というニュアンスになります。

人も prepare できるんだ。

“準備させる”って感覚で考えると自然だよ。
prepare to do は間違い?不定詞との組み合わせを徹底解剖
prepare to do は正しい表現で、「これから〜するための準備をする」という意味になります。
行動の直前段階に焦点があります。
例文:
- We are preparing to launch a new product.(新製品を発売する準備をしています)
- He prepared to leave early.(彼は早く出発する準備をした)
似た表現に prepare for doing がありますが、
- prepare to do:行動そのものに向かう
- prepare for doing:事前準備の過程
という違いがあります。

どっちを使えばいいか迷う…

“次に何をするか”を言いたいなら to、不安や備えなら for が多いね。
prepareの意外な使い方
なぜ「料理を作る」にprepareを使うのか?cookとの違い
prepare a meal / prepare food は、「料理を作る」という意味で自然に使われる表現です。
ただし、ここでの prepare は単なる調理行為ではなく、食事として提供できる状態まで整えるという広い意味を持ちます。
動詞の役割の違いを整理すると次のようになります。
- cook:火を使って調理する行為そのものに焦点
- prepare:下ごしらえ、調理、盛り付け、配膳まで含む全体
そのため、火を使わない場合でも prepare は使えます。
例文:
- She prepared a simple breakfast.(彼女は簡単な朝食を用意した)
- He cooked the meat, but she prepared the salad.(彼は肉を焼き、彼女はサラダを用意した)
レストラン紹介文やフォーマルな文脈では、cook より prepare が好まれることも多いです。

切るだけでも prepare って言っていいの?

うん。食べられる状態に整えるなら、火を使わなくても prepare だよ。
自分自身を準備させる?「覚悟を決める・心を整える」の用法
prepare oneself は、「自分自身を準備させる」という直訳から一歩進んで、精神的な準備・覚悟を決めるという意味で使われます。
特に、衝撃的な事実や困難な状況を前にした場面でよく使われます。
例文:
- Prepare yourself for the truth.(真実を聞く覚悟をしなさい)
- He prepared himself mentally for the interview.(彼は面接に向けて心の準備をした)
この用法では、物理的な準備ではなく、感情・心構えに焦点があります。

ちょっと重たい表現だわ。

そうだね。
だからこそ“覚悟”を強調したいときに使われるんだよ。
専門分野の英語:薬の「調合」や契約書の「起草」としての意味
専門分野では prepare は非常にフォーマルな動詞として使われ、「専門知識に基づいて作成・整備する」という意味になります。
医療・法律・ビジネス文書などで頻出します。
例文:
- The pharmacist prepared the medicine.(薬剤師が薬を調合した)
- The lawyer prepared the contract.(弁護士が契約書を起草した)
この場合、make を使うと「専門性」や「正式さ」が弱く聞こえることがあります。

専門職だと prepare が定番なんだ。

“きちんと作成した”って信頼感を出せるからね。
prepareの日常会話・ビジネスでの実践例文集
日常会話:パーティーの招待や食事の用意で使える自然な表現
日常会話では prepare は「少し丁寧で落ち着いた言い方」として使われます。
カジュアルすぎず、でも堅すぎないため、家庭内・友人同士・招待シーンで非常に使いやすい動詞です。
特に「これから用意している最中」「全体を整えている」というニュアンスを出したいときに向いています。
例文:
- I’m preparing dinner right now.(今、夕食を準備してるところ)
- We’re preparing for a small party this weekend.(今週末のちょっとしたパーティーの準備をしている)
- Can you help me prepare the food?(料理の準備を手伝ってくれる?)
また、招待する側として状況を伝えるときにも自然です。

日常会話だと prepare って硬くならない?

むしろ“大人っぽく丁寧”って印象かな。
来客がある場面では特に自然だよ。
ビジネス:資料作成から会議のセッティングまで、プロの言い回し
ビジネスシーンでは prepare は非常に頻出する動詞で、「計画的に進めている」「責任を持って整えている」という印象を与えます。
make よりも信頼感・実務感が強いのが特徴です。
資料作成、会議準備、事前対応など幅広く使えます。
例文:
- I’ll prepare the slides by tomorrow.(明日までにスライドを準備します)
- The team is preparing for the presentation.(チームはプレゼンの準備をしています)
- Please prepare the necessary documents in advance.(必要書類を事前にご準備ください)
また、依頼・指示の文脈でも柔らかく丁寧に響きます。

ビジネスだと make はあまり使わない方がいい?

使えなくはないけど、prepare の方が“ちゃんと段取りしてる感”が出るね。
まとめ
prepare は単に「準備する」という意味にとどまらず、
- 目的に向けて整える
- 将来の出来事に備える
- 料理・書類・専門的な作業を行う
- 心の準備や覚悟を決める
といった幅広い場面で使われる動詞です。
共通しているのは、「次の行動に進める状態まで整える」という感覚です。

prepare って、思ってたより意味が広いんだね。

でも“ready な状態にする”って軸で考えると全部つながるよ。

だから料理も心の準備も prepare なんだ。

意味じゃなく“使われる理由”で覚えると、自然に使えるようになるよ。


prepareって、結局“準備する”だけでしょ?