judgeの意味と使い方。「判断する」を英語で使いこなす
英語の judge は、日本語の「判断する」に近い意味を持ちながら、実際には 評価・判定・裁き・決めつけまで含む幅広い使われ方をします。
日常会話では感情的・主観的に響くこともあれば、ビジネスや法律の場面では客観的で公式な判断を示します。
本記事では、judge の意味・構文・ニュアンスを段階的に整理し、どの場面で、どの judge が自然なのかを理解できるよう解説していきます。
judgeの基本情報をチェック
judgeの動詞の意味
judge は「判断する」「評価する」「裁く」という意味を持ちますが、英語では必ず「根拠をもとに結論を出す行為」を表します。
感覚的に決めるというより、情報・基準・状況を踏まえた上での判断です。
主な使われ方は次の3つに分けられます。
日常的な判断・評価:
人の言動、状況、物事の良し悪しを判断する場合。
- You shouldn't judge people by their appearance.(見た目で人を判断すべきではない)
基準に基づく判定・審査:
コンテストや評価の場で、一定の基準に沿って結論を出す。
- The judges will judge the performance fairly.(審査員は演技を公平に審査する)
法的な裁き・判決:
裁判や公式文脈で「有罪・無罪を判断する」。
- The court judged him guilty.(裁判所は彼を有罪と判断した)


共通しているのは「何かを根拠に結論を出す」って点。
だから軽い決めつけにも、重い裁きにも使えるんだ。
judgeの名詞の意味
judge(名詞) は「判断を下す立場の人」を意味し、文脈によって以下のように使われます。
裁判官:
法律に基づいて判決を下す人。
- She is a judge at the district court.(彼女は地方裁判所の裁判官です)
審査員・採点者:
コンテストや大会で結果を決める人。
- The judges gave her a high score.(審査員は彼女に高得点を与えた)
スポーツの審判:
ルールに従って試合を裁く人。
名詞の judge は、個人の意見ではなく、公式な立場での判断を表す点が特徴です。

名詞だと、かなり責任の重い役割ですね。

そう。だから judge という名詞には「公平さ」や「権限」のイメージが自然と含まれるんだよ。
judgeの発音と読み方
- 発音記号:/dʒʌdʒ/
- カタカナ表記:ジャッジ
日本語の「ジャッジ」とほぼ同じですが、英語では母音 /ʌ/(アとオの中間音)を短く、 前後の dʒ をしっかり発音するのがポイントです。
また、
- judge(動詞・名詞)
- judged(過去形) /dʒʌdʒd/
のように、過去形では -ed が /d/ の音になる点にも注意が必要です。

発音は簡単そうで、細かい違いがあるんですね。

うん。特に judged は「ジャッジド」じゃなくて「ジャッジドゥ」に近い音になるから意識するといいよ。
judgeの使い方:基本パターンと重要構文
judge A (by / from B):Bに基づいてAを判断する
この構文は、「判断の対象(A)」と「判断の根拠(B)」をはっきり示すのが特徴です。
英語では「何を見てそう判断したのか」を明示することが好まれるため、とても使用頻度が高い形です。
例文:
- Don't judge a book by its cover.(表紙で本を判断するな)
- She judged him by the way he spoke.(彼女は話し方から彼を判断した)
- We judged the situation from the data.(データから状況を判断した)
by と from の違い:
- by:判断の基準・材料(見た目・行動・態度など)
- from:判断に至る情報源・手がかり(データ・結果・証拠など)

by と from はどっちを使うか迷う…。

by は「基準」、from は「情報の出どころ」って考えると選びやすいよ。
judging from...:〜から判断すると
judging from... は文頭に置いて使う定型表現で、話し手の推測・判断を自然に導入できます。
「断定ではないが、根拠はある」というニュアンスが重要です。
例文:
- Judging from his accent, he's probably British.(訛りから判断すると、彼はたぶんイギリス人だ)
- Judging from the results, the project was a success.(結果から判断すると、そのプロジェクトは成功だった)
この表現はフォーマルすぎず、会話・文章の両方で使えます。

guess とどう違うの?

guess は勘、judging from は「理由が見える推測」って感じだね。
judge (that) 節:〜であると判断する・断定する
この構文では、判断した内容そのものを文(節)で示します。
ビジネスや公式な場面でよく使われ、ややフォーマルな響きがあります。
例文:
- The committee judged that the plan was unrealistic.(委員会はその計画は非現実的だと判断した)
- The court judged that he was guilty.(裁判所は彼が有罪だと判断した)
that は省略可能ですが、省略しない方が文章は引き締まります。

この形、ちょっと硬く感じる。

うん。だから会議や公式文書、ニュースでよく出てくるよ。
judge A (to be) B:AがBであると判定する
この構文は、評価・判定の「結果」に焦点を当てます。
特に受動態で使われることが多く、客観的な評価を表すのに向いています。
例文:
- The dish was judged (to be) excellent.(その料理は素晴らしいと評価された)
- He was judged unfit for the role.(彼はその役に不適切だと判断された)
to be は省略可能で、省略するとより簡潔になります。
that節との違い:
- that節:判断の「内容」
- to be B:評価の「結論」

結果だけを言いたい時に便利ですね。

レビューや評価コメントでは、この形がすごく多いよ。
judgeを使いこなすニュアンス:客観的 vs 主観的
客観的な「判定」:スポーツの審判やコンテストの審査
この用法の judge は、明確なルール・基準・評価項目に基づいて結論を出すという、非常に客観的な意味になります。
個人の好みや感情よりも、「公平さ」「一貫性」が重視されます。
スポーツ、コンテスト、試験、業務評価など、結果を公式に決める場面で多く使われます。
例文:
- Three judges evaluated the performances.(3人の審査員が演技を評価した)
- The competition was judged fairly.(その大会は公平に審査された)
この場合、judge はネガティブな響きをほとんど持ちません。

judge って聞くと、なんとなく厳しいイメージがあったわ。

この使い方では「感情を入れずに評価する」って意味だから、むしろ中立的なんだよ。
主観的な「批判・決めつけ」:Don't judge me! の本当の意味
一方で judge が人に対して使われると、主観的・感情的な評価になりやすく、ネガティブに響くことがあります。
特に、十分な情報がない状態で相手を評価する場合に使われます。
- Don't judge me!(勝手に決めつけないで)
この表現には、
- まだ説明していない
- 誤解されている
- 表面的に見られている
といった不満や防衛的な感情が含まれます。
つまり Don't judge me! は、単なる「評価するな」ではなく、「事情を知らないのに結論を出さないでほしい」という強いメッセージです。
そのため日常会話では、人を直接 judge すると失礼に聞こえることがあり、
- It seems like...(〜のように思える)
- From what I can tell...(私が分かる範囲では)
といった、断定を避ける柔らかい表現が好まれることも多いです。

たしかに、judge って言われると責められてる感じがするわ。

そうなんだよ。
「判断」じゃなくて「決めつけ」に聞こえやすいから注意が必要だね。
実践例文で学ぶjudge
日常会話:人の言動を評価したり意見を述べたりする時の例文
日常会話での judge は、「即断しない」「慎重に意見を述べる」といったニュアンスで使われることが多く、相手への配慮が感じられる文脈が好まれます。
例文:
- I can't judge without hearing both sides.(両方の話を聞かないと判断できない)
- It's hard to judge how serious he is.(彼がどれほど本気なのか判断するのは難しい)
このように、judge を否定文や難しさ表現と一緒に使うことで、断定を避けた柔らかい印象になります。

judge って、日常会話だと慎重な言い方になるんですね。

はっきり言い切らないことで、大人っぽい言い方になるんだよ。
ビジネスシーン:公平な「評価・判定」が必要な場面の例文
ビジネスでは judge は「個人ではなく、成果や状況を評価する」文脈で使われます。
客観性・基準・データが重要になります。
例文:
- We need clear criteria to judge performance.(業績を評価するための明確な基準が必要だ)
- The proposal was judged on its feasibility.(その提案は実現可能性に基づいて評価された)
このように、judge + 基準(on / by) の形がよく使われます。

ビジネスだと judge を使っても問題ないんですね。

人そのものじゃなくて「結果」を評価してるから、自然なんだ。
法的・公式な文脈:裁判・判事としての硬い表現と例文
法的・公式な文脈では、judge は本来の意味である「裁く・判決を下す」として使われ、非常にフォーマルで重い語感になります。
例文:
- He was judged guilty by the court.(彼は裁判所によって有罪と判断された)
- The judge ruled in favor of the defendant.(裁判官は被告側に有利な判決を下した)
この分野では、judge は個人の意見ではなく、法と権限に基づく判断を表します。

日常の judge とは、かなり印象が違うわ。

この場合は「評価」じゃなくて「公式な裁き」だから、重みが全然違うよ。
まとめ
judge は単に「判断する」だけでなく、
- 客観的に評価・判定する
- 主観的に人を決めつける
- 公式に裁き、結論を下す
といった、文脈によって大きく印象が変わる単語です。
特に重要なのは、
- 何を judge しているのか(人か、物事か)
- 何に基づいて judge しているのか(基準・情報・感情)
を意識することです。

judge って便利だけど、使い方を間違えると怖い単語ですね。

評価してるつもりが、相手には「決めつけ」に聞こえることもあるからね。

じゃあ、使う前に文脈を考えるのが大事なんですね。

judge は「どう判断するか」より、「いつ・何に使うか」が一番重要な単語だよ。


judge って、思ったより幅広い意味がありますね。