「料理を作る」も?意外と知らないprepareの活用法と意味
prepare は英語学習の早い段階で覚える基本動詞ですが、「準備する」という意味だけで理解を止めてしまう人も少なくありません。
実際には、試験への備え、料理の用意、心の準備、さらには契約書の作成や薬の調合まで、さまざまな場面で使われています。
また、prepare A、prepare for A、prepare A for B、prepare to do など、よく似た形が多いため、何となく使っていると混乱しやすい単語でもあります。
この記事では、prepare の基本的な意味から代表的な文法パターン、意外な使い方までを整理しながら、実際の会話やビジネスで使える感覚をわかりやすく解説していきます。
prepareの基本情報
prepareの動詞の意味
prepare は「準備する」「用意する」を意味する動詞です。
何かを始める前に必要なものを整えたり、これから起こる出来事に備えたりするときに使われます。
この単語の特徴は、単に物を集めるだけでなく、「目的に向けて状態を整える」という広い意味を持っている点です。
そのため、物理的な準備だけでなく、知識を身につけたり、計画を立てたり、心構えをしたりする場面にも使われます。
日常生活ではもちろん、学校や職場でも頻繁に登場する基本動詞の一つです。
また、「料理を準備する」「書類を作成する」のように、実際に何かを完成させる工程を含むこともあります。
単なる準備段階ではなく、必要な状態に仕上げるところまで含めて表現できるのが prepare の便利なところです。
例文:
- I prepared everything for the trip.(旅行のためにすべて準備しました。)
- She is preparing dinner now.(彼女は今、夕食を準備しています。)
- We need to prepare for the meeting.(私たちは会議に備える必要があります。)


何かを始める前に必要な状態を作る、という広い意味で使われることが多いよ。
prepareの名詞形
prepare の名詞形としてよく使われるのは preparation です。
意味は「準備」「用意」「支度」です。
この名詞は、何かを準備する行為そのものだけでなく、そのために費やした時間や過程まで含めて表現できるのが特徴です。
試験勉強、旅行の計画、仕事の下準備など、結果に至るまでの準備全体を指すことができます。
英語では動詞よりも名詞を使った表現が好まれる場面も多く、特にビジネスや試験勉強の話題では preparation が頻繁に登場します。
「準備期間」や「準備作業」そのものを指したいときに便利な単語で、フォーマルな文章でも自然に使えます。
例文:
- Good preparation leads to success.(良い準備は成功につながります。)
- The preparations took several weeks.(準備には数週間かかりました。)

動詞のprepareより、名詞のpreparationのほうが少し硬い感じがするかも。

その感覚で合っているよ。
文章やビジネスの場面では特によく見かけるからね。
prepareの発音と読み方
prepare の発音は「プリペア」に近く、発音記号では /prɪˈpeər/ と表記されます。
発音のポイントは、アクセントが後半の「ペア」の部分に置かれることです。
前半は比較的弱く発音し、後半をしっかり強調することで自然な英語らしい響きになります。
日本語のカタカナだけで覚えるとアクセント位置がずれやすいため注意が必要です。
また、prepare は会話でも頻繁に使われる単語なので、発音を正しく身につけておくと聞き取りにも役立ちます。
prepared や preparation といった関連語にも共通する音が含まれているため、まとめて覚えておくと学習効率も上がります。

アクセントが後ろに来るから、思ったより「ペア」の部分が強いんだね。

そこを意識すると英語らしい発音にかなり近づくよ。
prepareの代表的な使い方パターン
他動詞の基本:prepare A(Aを用意する)の構造と例文
prepare は他動詞として使うと、「Aを準備する」「Aを用意する」という意味になります。
この場合は準備の対象そのものが目的語になります。
この形では、「何を準備したのか」に焦点が置かれます。
会議資料や夕食、プレゼン資料、荷物など、実際に用意する対象をそのまま後ろに置けばよいため、構造としては比較的シンプルです。
ただし、prepare の場合は単に取り出したり集めたりするだけでなく、使える状態まで整えるニュアンスが含まれることが少なくありません。
そのため、資料を作成したり、料理を仕上げたりする場面でも自然に使われます。
例文:
- I prepared the documents yesterday.(昨日、その書類を準備しました。)
- She prepared lunch for everyone.(彼女はみんなの昼食を用意しました。)
- They are preparing a presentation.(彼らはプレゼンを準備しています。)

prepareの後ろには準備する物をそのまま置けばいいんだね。
何を用意したのかを伝えたいときによく使う形だよ。
自動詞の形:prepare for + 名詞(不測の事態やイベントに「備える」)
prepare for は「〜に備える」という意味です。
ここでは物そのものを準備するというより、未来の出来事に向けて態勢を整える感覚が強くなります。
試験や会議のような予定された出来事だけでなく、台風や事故、トラブルなど予想される事態に対しても使われます。
そのため、「今この瞬間に何かを用意する」というより、「来るべき状況に向けて準備を進める」という少し長い視点を含むことが多い表現です。
個人にも組織にも使えるため、ニュースやビジネス文書でもよく見かけます。
例文:
- We are preparing for the exam.(私たちは試験に備えています。)
- The town prepared for the storm.(その町は嵐に備えました。)
- You should prepare for unexpected problems.(予期しない問題に備えるべきです。)

prepare Aとprepare forって、結局「何を準備するか」と「何に備えるか」の違いで考えればいいの?

かなりその考え方に近いね。
prepare Aは準備する対象、prepare forは備える目的や出来事に意識が向いているよ。
比較:「prepare the exam」と「prepare for the exam」の違い
この二つは似て見えますが、意味は大きく異なります。
prepare the exam は「試験を作成する」「試験問題を準備する」という意味になります。
つまり、試験を実施する側の立場から使う表現です。
一方で prepare for the exam は「試験に備える」という意味になり、受験者が勉強する場面で使われます。
日本語ではどちらも「試験の準備をする」と訳されることがありますが、英語では焦点がまったく違います。
目的語として exam を置くと試験そのものが準備対象になり、for を付けると試験が準備の目的になります。
この違いを理解しておくと、似た表現でも迷いにくくなります。
例文:
- The teacher prepared the exam.(先生は試験を作成しました。)
- The students prepared for the exam.(生徒たちは試験に備えました。)

同じexamでも、自分が受ける側か作る側かで意味が変わるんだ。

前置詞の有無だけで立場が逆になるので注意したいところだね。
組み合わせ:prepare A for B(BのためにAを準備する)の解説
prepare A for B は「BのためにAを準備する」という意味を表す形です。
Aには準備する物や人、Bにはその目的やイベントが入ります。
この構文の特徴は、「何を準備したのか」と「何のために準備したのか」を一度に伝えられることです。
単純な prepare A よりも情報量が増えるため、実際の会話や文章では非常によく使われます。
また、Aには物だけでなく人を置くこともできます。その場合は「人が特定の状況に対応できるようにする」という意味になります。
学校、仕事、スポーツなど幅広い場面で使えるため、覚えておくと表現の幅が大きく広がります。
例文:
- I prepared the room for the meeting.(会議のために部屋を準備しました。)
- She prepared her son for the interview.(彼女は息子を面接に備えさせました。)
- They prepared materials for the event.(彼らはイベント用の資料を準備しました。)

人が目的語になると、「準備する」じゃなくて「備えさせる」に近い意味になるの?

そう、特に面接や試験みたいな場面では、その人が対応できる状態にするという意味になるよ。
文法の罠:prepare to doは間違い?不定詞との組み合わせを徹底解剖
prepare to do は正しい表現で、「〜する準備をする」「〜する態勢を整える」という意味になります。
学習者の中には prepare の後ろには for が必要だと思い込んでいる人もいますが、後ろに動作を続けたい場合は不定詞を使うのが自然です。
prepare for は名詞を伴い、prepare to do は動詞を伴うという違いがあります。
実際の英語では、出発する、話し始める、試合に臨むといった行動の直前によく使われます。
そのため、「これから実際にその行動へ移る」という流れが感じられる表現です。ニュース記事やアナウンスでも頻繁に登場します。
例文:
- We are preparing to leave.(私たちは出発する準備をしています。)
- She prepared to give a speech.(彼女はスピーチをする準備をしました。)
- The team prepared to launch the product.(チームは製品発売の準備をしました。)

prepare for leavingじゃなくて、prepare to leaveのほうが自然な場面も多そうだね。

後ろに動作を直接つなげたいときは不定詞がよく使われるよ。
prepareの意外な使い方
なぜ「料理を作る」にprepareを使うのか?cookとの違い
cook は基本的に「加熱して調理する」ことを指します。
一方の prepare は、料理を食べられる状態にするまでの準備全体を表します。
そのため、野菜を洗う、材料を切る、味付けをする、盛り付けるといった工程も prepare に含まれます。
必ずしも火を使う必要はなく、サラダやサンドイッチのような料理にも自然に使えます。
レストランや料理番組では prepare food という表現をよく耳にします。
これは「調理する」というより、「提供できる状態まで整える」という意味合いが強いためです。
cook と prepare は似ていますが、見ている範囲が少し違う単語だと考えると理解しやすくなります。
cookの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- She prepared a salad.(彼女はサラダを作りました。)
- He cooked the chicken.(彼は鶏肉を調理しました。)

火を使わない料理ならcookよりprepareのほうが自然になることも多いの?

うん、特にサラダや盛り付け中心の料理だとprepareのほうがしっくりくることがあるよ。
自分自身を準備させる?「覚悟を決める・心を整える」の用法
prepare は物を準備するだけでなく、自分自身の心や考え方を整える意味でも使われます。
prepare yourself や prepare oneself は、「心の準備をする」「覚悟を決める」といった意味になります。
何か重要な出来事や大きな変化を前にして、精神的に受け入れる態勢を作るイメージです。
この用法では、実際に何かを用意するわけではありません。
良い知らせにも悪い知らせにも使えますが、とくに予想される困難や衝撃的な出来事に備える場面でよく使われます。
そのため、映画やドラマでは緊張感のある場面で耳にすることが少なくありません。
例文:
- Prepare yourself for the news.(その知らせに備えて心の準備をしてください。)
- I prepared myself mentally.(私は精神的な準備をしました。)

単なる準備というより、気持ちを整えるニュアンスもあるんだね。

予想される出来事を受け止めるための準備という意味で使われるよ。
専門分野の英語:薬の「調合」や契約書の「起草」としての意味
専門分野では prepare がさらに広い意味で使われます。
医療や薬学の分野では「薬を調合する」、法律やビジネスの分野では「契約書や書類を作成する」という意味になります。
ここでの prepare は単なる下準備ではなく、専門知識を使って完成形を作り上げる作業を表しています。
一般的な「準備する」という意味から離れて見えるかもしれませんが、「目的に合わせて必要な状態を整える」という基本イメージは共通しています。
専門文書やニュース記事を読む際には、この意味で使われていることもあるため知っておくと理解しやすくなります。
例文:
- The pharmacist prepared the medicine.(薬剤師は薬を調合しました。)
- The lawyer prepared the contract.(弁護士は契約書を作成しました。)

prepareって想像以上に仕事の現場で使われている単語なんだね。

専門家が必要なものを整えて完成させる場面とも相性がいいよ。
prepareの日常会話・ビジネスでの実践例文集
日常会話:パーティーの招待や食事の用意で使える自然な表現
日常会話では、食事の支度や来客の準備、旅行前の荷造りなど、身近な場面で prepare がよく使われます。
この単語は「準備する」と訳されることが多いですが、実際には相手を迎えるために必要なことを整えるというニュアンスを含むことが少なくありません。
そのため、パーティーや家族の集まりなど、人との関わりがある場面で特によく登場します。
また、prepare dinner や prepare for guests のような表現は非常に自然で、ネイティブの日常会話でも頻繁に使われます。
難しい単語ではありませんが、生活に密着した便利な表現として覚えておく価値があります。
例文:
- I'm preparing dinner now.(今、夕食の準備をしています。)
- We prepared for the guests.(私たちは来客の準備をしました。)
- She prepared snacks for the party.(彼女はパーティー用のお菓子を用意しました。)

ホームパーティーの話をするときにもかなり使えそう。

料理や部屋の準備など、まとめて表現できる便利な単語だよ。
ビジネス:資料作成から会議のセッティングまで、プロの言い回し
ビジネス英語では prepare は欠かせない基本動詞の一つです。
会議資料の作成、報告書の準備、プレゼンの練習、会議室の手配など、多くの業務が prepare を使って表現できます。
派手な表現ではありませんが、実際の職場では非常に使用頻度が高く、業務の進捗報告や依頼の場面でもよく登場します。
また、prepare a report や prepare for a meeting のような定番表現は、メールやオンライン会議でも頻繁に使われます。
難解なビジネス用語を使わなくても、prepare を適切に使えるだけで自然で実務的な英語に聞こえることが多いです。
例文:
- I prepared the report this morning.(今朝、報告書を作成しました。)
- We are preparing for tomorrow's meeting.(私たちは明日の会議に向けて準備しています。)
- She prepared presentation materials.(彼女はプレゼン資料を準備しました。)

ビジネス英語って難しい単語が必要だと思ってたけど、prepareだけでもかなり幅広く使えるんだね。

そう、まずは基本動詞を自在に使えるようになるほうが実践では役立つことが多いよ。
まとめ
prepare は「準備する」という基本イメージを持ちながらも、実際には物を用意するだけでなく、将来の出来事に備える、人の心構えを整える、料理を用意する、専門的な書類を作成するといった幅広い場面で使われます。
prepare は中学レベルで学ぶ基本単語ですが、実際には非常に守備範囲の広い動詞です。
英語では難しい単語を使うよりも、このような基本動詞を正確に使い分けるほうが自然な表現につながることも少なくありません。
特に重要なのは、prepare A、prepare for A、prepare A for B、prepare to do の違いを理解することです。
この使い分けができるようになると、日常会話からビジネス英語まで自然な表現がぐっと増えていきます。
また、cook との違いや prepare yourself のような表現を知っておくことで、「準備する」という日本語だけでは捉えきれない prepare の感覚も見えてきます。
まずはよく使う基本パターンから覚え、実際の英文の中で少しずつ使い慣れていくとよいでしょう。

prepareって単純な「準備する」だけじゃなくて、いろいろな場面で応用されている単語だったんだね。
形ごとの違いも意識すると理解しやすい気がしてきたわ。

基本のイメージは一つだから、どんなものを整えているのかに注目すると意味の広がりもつかみやすくなるよ。
この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:
- 英検3級レベルの基本動詞まとめ...基本動詞を中心に、まず押さえておきたい単語を一気に確認
- 英検準2級レベルの基本動詞まとめ...日常会話ややや応用的な動詞を、例文と一緒に学習可能
- 英検2級レベルの基本動詞まとめ...より実践的・抽象的な動詞をまとめて確認し、語彙力を強化


prepareって「準備する」だけだと思ってたけど、料理や書類作成にも使えるんだね。