どっちを使う? includeの意味を深掘りして、似た動詞とサヨナラ
英語の include は「含む」という基本的な意味を持つ一方で、使い方や視点を誤ると contain や involve との違いが分からなくなりがちです。
本記事では、include を「全体と要素の関係」という軸で整理し、構文・類義語・実践シーンまでを体系的に解説します。
includeの基本情報
includeの動詞の意味
include は「全体の中に一部として含める」という意味を持つ他動詞です。
ここで重要なのは、必ず“全体”が先に存在しているという前提です。
その全体を構成する要素の一つとして、人・物・行為・情報などを加える、という視点で使われます。
日本語の「含む」は文脈によって「全部入っている」意味にもなりますが、英語の include はあくまで「構成要素の一部」を指すのが基本です。
そのため、「~だけではない」「他にも要素がある」ことを暗に示す働きがあります。
例文:
- The price includes tax.(その価格には税金が含まれている)
- The course includes online lessons and homework.(その講座にはオンライン授業と宿題が含まれている)


実は逆で、「全体の中の一部」を示すのがincludeなんだ。

じゃあ、他にも内容がある前提なんですね。

そう、だから説明文でよく使われるんだよ。
includeの名詞形は?
include は動詞専用で、名詞としては使われません。
名詞形として使われるのは inclusion で、「含めること」「含まれている状態」「排除しない姿勢」といった意味を持ちます。
特に現代英語では、inclusion は社会・教育・ビジネス分野で非常によく使われ、「誰かを除外しない」という価値観を表す語として定着しています。
- social inclusion(社会的包摂)
- the inclusion of women in leadership roles(指導的立場への女性の参画)

includeの名詞がinclusionになるのは覚えにくいわ。

でも意味は一貫してるよ。
「含める」という行為そのものだから。

社会的な文脈でよく見る理由が分かったわ。

excludeの反対概念としてもよく使われるね。
includeの発音と読み方
include の発音は /ɪnˈkluːd/ で、アクセントは第2音節の -clude に置かれます。
日本語カタカナの「インクルード」は意味理解には便利ですが、英語のリズムとはやや異なります。
特に会話では in- の部分は弱く、後半がはっきり発音されるため、聞き取りでは -clude の音を意識すると認識しやすくなります。

最初のinを強く読んでた。

実際は後ろがメインだね。

だから聞き取りで分からなかったのか。

発音を知ると、知ってる単語に聞こえるようになるよ。
includeの基本構文と使い方
includeは他動詞:主語と目的語の関係を整理
include は典型的な他動詞で、「何が(主語)」「何を(目的語)含むのか」という関係が必ず必要になります。
自動詞のように単独で使うことはできず、内容・要素・人・行為など、具体的な対象を後ろに置くのが基本構文です。
また、主語には「価格・プラン・計画・セット・資料」など、全体を表す名詞がよく来ます。
つまり、includeは「全体側から中身を説明する動詞」だと考えると整理しやすくなります。
例文:
- The package includes breakfast.(そのパッケージには朝食が含まれている)
- The report includes detailed data.(その報告書には詳細なデータが含まれている)

主語が人じゃなくてもいいんだ。

むしろ物や概念が主語になることの方が多いよ。

全体が主語で、中身を説明する感じですね。

それがincludeの基本構造だよ。
include + doing:~することを含める
include の目的語には名詞だけでなく、動名詞(-ing形)も使えます。
これは「行為そのもの」を一つの要素として全体に組み込むイメージです。
ここで重要なのは、include + to不定詞は基本的に使わない点です。
include の後ろはあくまで「名詞扱い」になるため、動詞は動名詞の形を取ります。
例文:
- The job includes working on weekends.(その仕事には週末に働くことが含まれている)
- The plan includes meeting the client directly.(その計画には顧客と直接会うことが含まれている)

to workじゃなくてworkingなんだね。

「働くこと」という要素として扱っているからね。

行動を部品みたいに入れてる感じがするわ。

その感覚が分かれば迷わないよ。
includeの受動態は?:実は受動態より能動態が好まれる理由
include は文法的には受動態でも問題なく使えますが、英語では能動態のほうが情報構造として自然になることが多いです。
能動態では「全体(主語)→ 含まれる要素(目的語)」の関係が一方向に示されるため、説明文・案内文では理解しやすくなります。
一方、受動態は「含まれているかどうか」を強調したいときに使われます。
例文:
- Breakfast is included in the price.(朝食は料金に含まれている)
- The price includes breakfast.(その料金には朝食が含まれている)

意味は同じでも、使い分けがあるんですね。

説明なら能動態、確認なら受動態が多いよ。

視点の違いってことか。
頻出の形!including(~を含む)とincluded(~込み)
including は分詞から発展した表現で、「~を含めて」という意味を持ち、前置詞のように使われます。主に追加情報を示す役割です。
一方 included は「~込みの」という意味で、価格・条件・サービス内容を説明する際に形容詞的に使われます。
特に広告や案内文では定番の表現です。
例文:
- Three people, including me, attended the meeting.(私を含めて3人が会議に出席した)
- Shipping included(送料込み)
- Tax included price(税金込みの価格)

includingは文に差し込む感じですね。

補足説明として使われるよ。

includedは条件表示みたい。

「追加料金なし」を示す定番表現だね。
includeと似た意味を持つ英単語との違い
includeとcontainの違い:中身が「一部」か「全部」か
include と contain はどちらも「含む」と訳されますが、見ている視点が大きく異なります。
include は「全体があり、その構成要素の一部として何かを含める」動詞です。話し手の関心は全体の内容説明にあります。
一方、contain は「中に何が入っているか」という中身そのものに焦点を当てる動詞で、基本的に「中にあるもの=すべて」を指します。
そのため、contain は物理的な容器・成分・情報量など、境界がはっきりした対象と相性が良いのが特徴です。
例文:
- The box contains 12 bottles.(箱の中には12本のボトルが入っている)
- This drink contains no sugar.(この飲み物には砂糖が含まれていない)
- The set includes a free glass.(そのセットには無料のグラスが含まれている)

containは中身そのものを見る感じですね。

何が入ってるかを説明するときの動詞だね。

includeは全体の説明用、と。

その切り分けができると迷わなくなるよ。
includeとinvolveの違い:要素として「含む」か、必然的に「伴う」か
include と involve の違いは、「選択可能かどうか」という点にあります。
include は計画・内容・構成の一部として意図的に含めるニュアンスがあります。
一方 involve は、ある行為や状況を選んだ結果として避けられず発生する要素を表します。
そのため、involve には「面倒・負担・リスク」といったニュアンスが含まれることも少なくありません。
例文:
- The plan includes training sessions.(その計画には研修が含まれている)
- The job involves a lot of travel.(その仕事は多くの出張を伴う)
- Fixing the problem involves taking some risks.(その問題を解決するには、ある程度のリスクを伴う)

involveって、やる前から覚悟が必要な感じだわ。

いい表現だね。
避けられない要素を示す動詞だからね。

includeは自分で入れてる感じだね。

そう、コントロールできるかどうかが違いだよ。
シーン別:実践でそのまま使えるincludeの表現集
日常会話:料金プランや旅行の行程、食事のメニュー
日常会話では、include は「料金・サービス・内容の内訳」を確認・説明する場面で頻繁に使われます。
特に、ホテル、旅行、レストランなどでは「追加料金が必要かどうか」をはっきりさせる役割を持ちます。
このとき include は、単なる情報提示ではなく、「これは最初から含まれているのか?」という確認のニュアンスを伴うのが特徴です。
例文:
- Does the price include breakfast?(その料金には朝食が含まれていますか?)
- The tour includes three nights at a hotel.(そのツアーにはホテル3泊が含まれている)
- Does this set include a drink?(このセットにドリンクは含まれていますか?)

includeって、確認するときによく使いますね。

そう、「別料金かどうか」をはっきりさせるための動詞なんだ。

聞き方としても失礼じゃない?

むしろ自然で丁寧だよ。
ビジネス:プロジェクトの範囲、資料の添付、メンバー構成
ビジネスシーンでは、include は「業務範囲・責任範囲・構成要素」を明確にするために使われます。
特にプロジェクトでは、「どこまでが対象か」を言語化する役割を果たします。
また、メールや資料作成では、「必要なものが揃っているか」を示す動詞としても非常に重要です。
例文:
- This project includes three departments.(このプロジェクトには3つの部署が関わっている)
- Please include the file in the email.(メールにそのファイルを添付してください)
- The budget includes marketing costs.(その予算にはマーケティング費用が含まれている)

includeを使うと、範囲がはっきりするわ。

後からの認識ズレを防ぐためにも重要だよ。

責任の線引きにも関わりますね。

ビジネスでは特に大事なポイントだよ。
社会・教育:最近よく聞く「インクルーシブ(inclusive)」の本当の意味
inclusive は include から派生した形容詞で、「誰かを排除せず、すべての人を含める」という価値観を表します。
単に人数が多いという意味ではなく、違いを前提として受け入れる姿勢を示す言葉です。
教育や社会政策の文脈では、「特定の人だけに合わせない仕組み」を作るという意味合いで使われます。
例:
- an inclusive society(包摂的な社会)
- inclusive education(インクルーシブ教育)
- an inclusive workplace(多様性を受け入れる職場)

inclusiveって、includeより意味が広いわ。

行動だけじゃなく考え方を表す言葉だからね。

誰かを特別扱いするというより、最初から含める感じかな。

それがinclusiveの核心だね。
まとめ
include は「全体の中に一部として要素を加える」という視点を持つ動詞です。
この軸を意識すれば、contain(中身そのものを見る)や involve(避けられず伴う要素)との違いも自然に整理できます。
構文や派生形、実践シーンでの使い方まで押さえることで、include は単なる基本語ではなく、説明力を高める実用的な動詞になります。

includeって、思ってたより考え方がはっきりしてる単語ですね。

「全体と要素」を意識するだけで使い分けが楽になるよ。

containやinvolveとも、もう迷わなそう。

それが分かれば、includeはかなり心強いよ。


includeって聞くと、最初は「全部入り」みたいに感じてた。