動詞「become」の意味とは?基本の使い方を分かりやすく解説!
動詞 become は、「~になる」という意味で英語の教科書や英会話によく登場する基本動詞です。
しかし、「getとの違いは?」「後ろには何を置くの?」「なぜ受動態にできないの?」など、学習を進めるうちに疑問を持つ人も少なくありません。
この記事では、become の基本的な意味や文法、似た動詞との違い、実際によく使う表現までを例文と交えながら分かりやすく解説します。
初めて学ぶ人はもちろん、「なんとなく使っていた」という人も、使い方を整理しながら理解を深められる内容になっています。
becomeはどんな英単語?
becomeの動詞の意味
become は、「~になる」「~の状態になる」という意味を持つ動詞です。
人や物が以前とは違う状態へ変化するときに使われ、英語の中でも特によく使われる基本動詞の一つです。
日本語では単に「なる」と訳されることが多いですが、become には「変化した結果、その状態になった」という流れが含まれています。
そのため、変化する前と後を意識した表現でよく使われるのが特徴です。
ある瞬間に変わる場合にも、時間をかけて変わる場合にも使えるため、変化の速さは特に限定されません。
職業や立場が変わる場面だけでなく、気分や天気、年齢、状況など、さまざまな変化を表すことができます。
また、人だけでなく物や場所、社会の状況なども主語にできるので、日常会話からニュース、ビジネス文書まで幅広い場面で登場します。
まずは「何かが以前とは違う状態になる」という基本イメージを押さえておくと、多くの英文が理解しやすくなります。
例文:
- She became a doctor after many years of study.(彼女は長年勉強した後、医者になりました。)
- It became cold in the evening.(夕方になると寒くなりました。)
- He became famous around the world.(彼は世界中で有名になりました。)


「前とは違う状態になった」と考えると、使える場面がかなり広い動詞なんだよ。
becomeの過去形・過去分詞形
become は不規則動詞ですが、活用は比較的覚えやすい形をしています。
現在形は become、過去形は became、過去分詞形は become です。
過去形だけが変化し、過去分詞は現在形と同じ形になります。
そのため、活用表を覚えるときは「become - became - become」という並びをそのまま覚えてしまうのがおすすめです。
「became」と「become」を混同しやすい人もいますが、「昨日~になった」のように過去の出来事を表すときは became、「~になっている」「~になってしまった」のように現在完了形で使うときは become を使います。
現在完了は学校英語でも頻繁に登場するため、この違いは早めに慣れておくと役立ちます。
また、become は「~になる」という意味でよく使われる動詞なので、現在・過去・現在完了のどの形でも目にする機会があります。
最初は現在形と過去分詞形が同じことを意識しながら、例文ごと覚えると定着しやすくなるでしょう。
例文:
- She became a teacher last year.(彼女は去年先生になりました。)
- He has become much stronger.(彼はずっとたくましくなりました。)

過去形だけ「became」で、現在形と過去分詞は同じなんだ。
これは覚えやすそうかも。

不規則動詞の中では比較的シンプルだね。
現在完了では has become の形をよく見かけるから、一緒に覚えておくと便利だよ。
becomeの発音と読み方
become の発音は /bɪˈkʌm/ です。
カタカナでは「ビカム」と書かれることが多いですが、日本語の「ビ・カ・ム」と区切って発音するよりも、「ビカム」となめらかにつなげて読むほうが英語らしい響きになります。
アクセントは後ろの come の部分にあり、「be」を強く読むわけではありません。
最初の音は軽く添えて、後半をはっきり発音すると自然に聞こえます。
日本語は一音ずつ均等に読むことが多いため、英語ではアクセントの強弱を意識するだけでも、かなり伝わりやすい発音になります。
また、「be」と「come」という二つの単語に分けて考える必要はなく、一つの動詞としてまとめて発音することが大切です。
英語の会話では become が速く発音されることも多いので、単語全体を一まとまりとして練習しておくと、リスニングでも聞き取りやすくなります。
辞書や音声教材で実際の発音を確認しながら何度か口に出してみると、アクセントの位置やリズムが自然と身についていくでしょう。

最初の「be」を強く読んでたけど、後ろにアクセントがあるんだね。

その違いだけでも英語らしい発音に近づくよ。
一語として続けて読むことも意識してみよう。
動詞「become」の基本的な使い方・文法ルール
基本文法:「become + 名詞 / 形容詞」の形をおさえる
become の基本的な形は、とてもシンプルです。
後ろには名詞または形容詞を置き、「~になる」という意味を表します。
名詞を続ける場合は、「先生になる」「医者になる」のように、新しい立場や職業、身分になることを表します。
一方、形容詞を続ける場合は、「大きくなる」「静かになる」「元気になる」のように、状態の変化を表現します。
どちらも「変化した後の姿」を説明しているという点は共通しています。
そのため、「何になったのか」「どんな状態になったのか」を後ろの語で説明するイメージを持つと理解しやすくなります。
文を作るときも、「主語+become+変化後の状態」という流れを意識すると、自然な英文が組み立てられます。
なお、become の後ろには目的語を置くのではなく、主語の状態を説明する語が続く点も覚えておきたいポイントです。
この形は be や look、feel などと同じように、主語の様子を表す語が続く文型として考えると理解しやすくなります。
例文:
- My brother became a firefighter.(兄は消防士になりました。)
- The weather became warmer.(天気は暖かくなりました。)
- She became confident after the presentation.(彼女はプレゼンの後、自信を持つようになりました。)

名詞なら「何になるか」、形容詞なら「どんな状態になるか」を続けるって考えると分かりやすいね。

後ろは主語の変化した姿を説明していると考えると、文の形も覚えやすいよ。
NG例:becomeの後ろに「副詞」は置けない?
become の後ろには名詞や形容詞を置きますが、副詞は基本的に置けません。
日本語では「早くなる」「静かになる」のように言えるため、副詞を続けたくなる人もいます。
しかし英語では、become の後ろは主語の状態を表す場所なので、状態を表す形容詞を使います。
例えば、「幸せになる」は become happily ではなく become happy です。
同じように、「強くなる」は become strongly ではなく become strong が正しい形になります。
副詞を選んでしまうのは、英語を学び始めた人によくある間違いなので、この機会に形容詞との違いを整理しておくと安心です。
副詞は動詞や形容詞などを修飾する役割を持っていますが、become の後ろでは「どんな状態になったか」を示す必要があります。
そのため、「状態」を表す形容詞が自然に選ばれます。
「~になる」の後ろは形容詞か名詞という基本ルールを覚えておけば、多くの場面で迷わなくなるでしょう。
例文:
- She became happy.(彼女は幸せになりました。)
- The room became quiet.(部屋は静かになりました。)

「~になる」なら become happily みたいにも言えそうだけど、それはダメなの?

うん、become の後ろは「状態」を表す場所だから、happy のような形容詞を使うよ。
副詞は動作の様子を表す役割だから、この形では使えないんだ。
文法の謎:なぜbecomeは受動態(be動詞+過去分詞)にできない?
英語では多くの動詞が受動態になりますが、become は基本的に受動態では使われません。
その理由は、become が目的語を取らない自動詞だからです。
受動態は「目的語だったもの」を主語にする文法なので、もともと目的語を持たない become には受動態を作ることができません。
例えば She became a doctor. は、「彼女が医者になった」という主語自身の変化を表しています。
この文には目的語がないため、A doctor was become by her. のような形にはできません。
「受動態=すべての動詞で作れる」と思ってしまいがちですが、英語では他動詞だけが受動態になります。
become は主語そのものの変化を表す動詞なので、「誰かによって~にされた」という受け身の発想とは結び付きません。
最初は難しく感じるかもしれませんが、「become は主語自身が変化する動詞」と覚えておけば十分です。
この特徴を知っておくと、ほかの自動詞を学ぶときにも役立ちます。
例文:
- He became popular very quickly.(彼はあっという間に人気者になりました。)
- The city became safer.(その街は以前より安全になりました。)

受動態にできないのは、誰かに「~される」動作じゃないからなんだね。

主語が自分で変化する内容だから、受け身の形とは結び付きにくいんだ。
おまけ:「似合う」「ふさわしい」という意味のbecome
実は become には、「~になる」以外に「~に似合う」「~にふさわしい」という意味もあります。
この意味は日常会話ではあまり使われませんが、小説や映画、フォーマルな英語では今でも見かけることがあります。
特に become someone の形で、「その人によく似合う」「その人に品よく映える」という意味を表します。
「変化する」という意味の become とは別の用法なので、最初は別の単語として覚えてしまっても問題ありません。
文脈を見れば、「~になる」では意味が通じないことが多いため、この用法だと判断しやすいでしょう。
また、この意味では服装や髪型だけでなく、態度や振る舞いについて「その人らしくてふさわしい」と表現することもあります。
現在の英会話で使う機会は多くありませんが、英検やTOEICの読解、小説などでは見かけることがあるため、知識として知っておくと英文をスムーズに理解できます。
例文:
- That dress becomes her very well.(そのドレスは彼女によく似合っています。)
- His calm attitude becomes a leader.(彼の落ち着いた態度はリーダーにふさわしいものです。)

同じ become なのに、「~になる」じゃなくて「似合う」っていう意味もあるんだ。
文章を読んでいたら少し驚きそう。

普段の会話ではあまり耳にしないけれど、少し硬めの文章では見かけることがあるね。
「この意味もあるんだな」くらいに覚えておけば十分だよ。
何が違う?「become」と似た動詞の使い分け
becomeとgetの違い:フォーマル度の差(公的な表現と日常会話)
become と get は、どちらも「~になる」という意味で使われますが、最も大きな違いは文体のフォーマルさです。
become は少し改まった響きがあり、ニュースや新聞、ビジネス文書、説明文などでもよく使われます。
一方、get は日常会話で非常によく使われる表現です。
家族や友人との会話では get のほうが自然に聞こえる場面も少なくありません。
例えば「疲れた」は I became tired. と言っても文法的には正しいですが、普段の会話では I got tired. のほうが一般的です。
逆に、「医者になる」「有名になる」「問題が深刻になる」といった、少し客観的に変化を述べる場面では become がよく使われます。
どちらも「変化」を表す動詞ですが、意味の違いよりも「どんな場面で使われやすいか」が重要なポイントです。
話し言葉では get、少し丁寧な文章や説明では become が選ばれることが多いと覚えておくと、自然な使い分けができるようになります。
例文:
- She became a lawyer after graduation.(彼女は卒業後、弁護士になりました。)
- I got sleepy during the movie.(映画を見ている途中で眠くなりました。)

「~になる」なら何でも become を使うのかと思ってたけど、普段の会話では get のほうが自然なこともあるんだね。

意味は近くても、会話では get、少し改まった場面では become が選ばれることが多いよ。
becomeとturnの違い:色や年齢などの「ハッキリした変化」
turn にも「~になる」という意味がありますが、変化が目に見えて分かる場合によく使われます。
代表的なのは、色や年齢、天候などの変化です。
「葉が赤くなる」「顔が真っ赤になる」「16歳になる」といったように、変化した結果がはっきり確認できる場面で turn がよく使われます。
見た目や数字など、変化が具体的に捉えられる内容との相性が良い動詞です。
一方、become は変化全般を表せるため、職業や性格、能力、社会的な立場など幅広い内容に使えます。
色の変化にも使えますが、そのような場面では turn のほうが自然に聞こえることが少なくありません。
もちろん厳密に使い分けなければならないわけではありませんが、「見た目ではっきり分かる変化なら turn がよく使われる」という感覚を持っておくと、英語らしい表現に近づきます。
turnの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- The leaves turned yellow in autumn.(秋になると葉が黄色くなりました。)
- She became a famous singer.(彼女は有名な歌手になりました。)

色が変わるなら turn がしっくりくるんだね。
職業になるとは少し使い方が違うんだ。

見た目の変化は turn がよく使われるよ。
職業や立場の変化のように幅広く表せるのは become なんだ。
becomeとgrowの違い:植物や子供のように「徐々に変化していく」
grow にも「~になる」という意味がありますが、時間をかけて少しずつ変化することを表すのが特徴です。
もともと grow は「育つ」「成長する」という意味を持つ動詞なので、そのイメージから「徐々に~になる」という使い方へ広がっています。
植物が大きく育つ様子や、子どもが成長して大人になる様子のように、急激ではなく自然な変化を表す場面によく使われます。
また、気持ちや考え方、人との関係の変化にも使われることがあります。
例えば、ある人を少しずつ好きになったり、時間をかけて仲良くなったりする場合にも grow が選ばれることがあります。
「変化の途中」を感じさせるのが grow の特徴です。
一方、become は変化のスピードを特に意識せず、「結果としてその状態になった」ことを表す動詞です。
変化がゆっくりだったのか、一瞬だったのかは文だけでは分からず、必要であれば別の表現で補います。
そのため、「徐々に変わっていく」という流れを伝えたいときは grow、「変化したという結果」を伝えたいときは become と考えると使い分けやすくなります。
例文:
- The children grew taller every year.(子どもたちは毎年少しずつ背が高くなりました。)
- He became confident after the competition.(彼は大会の後、自信を持つようになりました。)

grow は「育つ」から、「少しずつ変わる」という意味につながるんだね。
だから become とは少し印象が違うのか。

変化の過程を感じさせたいなら grow、変化したという結果を伝えたいなら become が選ばれやすいよ。
実践例文で学ぶ!シーン別「become」の正しい使い方
日常生活でよく使うbecomeの定番例文
become は日常生活でもよく使われる動詞です。
職業や夢だけでなく、天気や年齢、生活環境の変化など、身近な出来事を表す場面でも活躍します。
特に「以前とは違う状態になった」という流れがある内容とは相性がよく、ニュースや教科書で見かけるだけでなく、日常的な読み物や少し丁寧な会話にも自然に登場します。
人だけでなく、天気や町、物の状態などを主語にできるため、一つ覚えておくとさまざまな場面で応用できます。
英会話では get が使われることも多い一方で、become を覚えておくと、少し落ち着いた印象や客観的な表現ができるようになります。
まずはよく使う例文を繰り返し読み、「どんな変化を表しているのか」に注目しながら覚えるのがおすすめです。
例文:
- I want to become a pilot someday.(私はいつかパイロットになりたいです。)
- It became dark before we got home.(家に着く前に暗くなりました。)
- My little sister became much taller this year.(妹は今年ずいぶん背が高くなりました。)

「暗くなる」みたいな身近な変化にも become が使えるんだね。職業の話だけじゃないんだ。

日常ではいろいろな「状態の変化」を表せるから、使える場面は思ったより多いよ。
ビジネス・職場で使えるbecomeの丁寧な表現
ビジネスの場面では、become は変化や成果を落ち着いた表現で伝えたいときによく使われます。
会話だけでなく、メールや報告書、プレゼンテーションなど、文章を書く場面でも自然に使える動詞です。
例えば、会社やプロジェクトの状況が変わったことを説明したり、新しい役職に就いたことを伝えたりするときによく登場します。
get でも意味が通じる場合はありますが、ビジネス文書では become のほうが客観的で丁寧な印象になることが多く、正式な文章にもなじみやすい表現です。
また、「~できるようになる」という表現でも become able to のような形が使われることがあります。
社内外の説明やプレゼン資料などでも見かけることがあるため、ビジネス英語を学ぶ人は覚えておくと役立ちます。
例文:
- She became the manager of the sales team.(彼女は営業チームのマネージャーになりました。)
- Our company has become more competitive.(私たちの会社は以前より競争力が高まりました。)
- The new system became available last month.(新しいシステムは先月から利用できるようになりました。)

ビジネスの文章だと get より become のほうが落ち着いた印象になるんだね。

変化を客観的に伝えたい場面では become がよく選ばれるよ。
感情や体調・状態の変化を表すbecomeの表現
become は、感情や体調、周囲の状況が変わることを表すときにもよく使われます。
後ろには形容詞を置き、「どんな状態になったのか」を伝えるのが基本です。
例えば、「緊張する」「眠くなる」「静かになる」「危険になる」のように、人だけでなく物や場所の状態の変化も表せます。
主語が人か物かを問わず使えるため、非常に応用範囲の広い動詞です。状況説明やニュース記事でも、このような使い方をよく見かけます。
日常会話では get tired や get angry のような表現もよく耳にしますが、become を使うと少し客観的で丁寧な響きになります。
そのため、文章を書くときやフォーマルな場面では become が選ばれることも少なくありません。
「何がどのような状態に変わったのか」を意識しながら使うと、感情だけでなく、環境や社会の変化なども自然に表現できるようになります。
例文:
- She became nervous before the interview.(彼女は面接の前に緊張しました。)
- I became sleepy after lunch.(昼食の後、眠くなりました。)
- The road became dangerous because of the snow.(雪のため、その道路は危険な状態になりました。)

人の気持ちだけじゃなくて、道路みたいな物の状態にも become が使えるんだね。

そう、主語が何であっても、「以前とは違う状態になった」と言いたい場面なら自然に使えることが多いよ。
まとめ
become は「~になる」という意味を表す基本動詞ですが、単に変化を表すだけではなく、「変化した結果、その状態になった」という流れを伝えるのが特徴です。
後ろには名詞や形容詞が続き、人が職業や立場を変える場面だけでなく、気持ちや体調、天気、社会の状況など、幅広い変化を表現できます。
また、似た意味を持つ get・turn・grow は、それぞれ使われる場面やニュアンスが異なります。
日常会話では get、色や見た目のはっきりした変化には turn、時間をかけた自然な変化には grow がよく使われるため、違いまで理解しておくと表現の幅が大きく広がります。
become は英検やTOEICなどの試験はもちろん、ニュースやビジネス英語でも頻繁に登場する重要な動詞です。
まずは基本の「become+名詞/形容詞」の形をしっかり身につけ、例文を繰り返し音読しながら、どのような場面で使われているのかを意識してみましょう。
使う機会を重ねるほど、「~になる」を自然に表現できるようになります。

最初は「~になる」だけの動詞だと思ってたけど、似た動詞との違いまで分かると、使い分けるイメージが持てるようになったわ。

まずは基本の become をしっかり押さえて、場面に応じて get や turn、grow と使い分けられるようになると、表現の幅がぐっと広がるよ。
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「become」って職業になるときだけじゃなくて、寒くなったり有名になったりするときにも使えるんだね。