reactの意味を完全攻略! 日常のリアクションから専門用語まで
英語の動詞 react は、日常会話からビジネス文書、さらには科学分野まで幅広く使われる非常に重要な単語です。
「反応する」という単純な訳だけでは理解できない、対象や感情、態度まで含めた多様なニュアンスがあります。
本記事では、react の基本定義、構文、使用例を丁寧に解説し、初心者から上級者まで理解できるように紹介します。
目次
reactの基本定義
reactの動詞の意味
react は「反応する」「反応を示す」という意味を持つ動詞で、英語では非常に守備範囲の広い語です。
最大のポイントは、自分の意志で何かを選択・決定するというより、外部からの刺激・出来事・言動を受けて自然に起こる反応を表す点にあります。
日本語の「反応する」は便利な訳ですが、react には次のようなニュアンスが含まれます。
- 予期せぬ出来事に対して感情が動く
- 相手の発言や態度に影響されて行動が変わる
- 状況の変化に応じて対応せざるを得なくなる
つまり react は「能動的に動く」というより、何かに影響されて動かされる感覚が強い動詞です。
この点で、decide(決める)や choose(選ぶ)とは本質的に異なります。


それで合っているよ。
ただ、英語では「外からの刺激に対する自然な反応」っていう感覚が強いよ。

自分から積極的に動く感じじゃないんですね。

そう。ニュースや人の言葉を受けて、どう感じてどう動いたかを表すのが react だね。
reactの名詞形
react の名詞形は reaction で、「反応」「反響」「反作用」といった意味を持ちます。
動詞 react が「反応する動き」を表すのに対し、reaction は 起こった反応そのもの・結果 に焦点を当てます。
この名詞は分野を問わず非常に使用頻度が高く、以下のように幅広く使われます。
- emotional reaction(感情的な反応)
- public reaction(世間・世論の反応)
- customer reaction(顧客の反応)
- chemical reaction(化学反応)
特にニュース・ビジネス記事・学術文脈では reaction の方が react よりも多く登場することもあります。

reaction は「リアクション」ってカタカナでも使いますよね。

そうだね。
ただ英語では「結果としての反応」って意識すると理解しやすいよ。

react が動きで、reaction が結果?

その整理はすごくいいね。
英作文でもミスが減るよ。
reactの発音・読み方
- 発音記号:/riˈækt/
- カタカナ表記:リアクト
発音のポイントは、後ろの -act にアクセントが置かれることです。
そのため、日本語のように平坦に「リアクト」と読むより、
- リア ア クト
のように後半を強く発音すると、より英語らしく聞こえます。
また、最初の re- は「リ」よりも弱く「リィ」に近い音になり、
- re- + act(行動する)
という語の成り立ちを意識すると発音もしやすくなります。

発音って「リアクト」で通じる?

通じることは多いけど、アクセントが前だと少し不自然だね。

後ろを強くするのが大事なんですね。

うん、ri-ÁCT を意識するとかなりネイティブに近づくよ。
reactの基本構文
react to + 名詞:前置詞toの重要性
react to + 名詞 は「〜に反応する」を表す、react の最重要構文です。
react は自動詞のため、目的語を直接取ることができず、必ず前置詞 to を介して反応の対象を示す必要があります。
ここでの to は「方向・向き」を表し、
- 何がきっかけで
- 何に影響を受けて
反応が起きたのかを示します。
- She reacted to the news calmly.(彼女はそのニュースに冷静に反応した)
- He reacted to my suggestion positively.(彼は私の提案に前向きに反応した)
- How did people react to the announcement?(人々はその発表にどう反応しましたか?)
日本語では「ニュースを聞いて反応した」のように助詞を意識しませんが、英語では to がないと文として成立しない点が重要です。

react の後にそのまま名詞を置いちゃダメ?

ダメ。react は必ず to とセットで使う動詞なんだ。

じゃあ react the news は完全に間違い?

そう。正しくは react to the news。

to が「反応の向き」なんですね。

その理解で完璧だよ。
react with + 感情:〜(の感情)で反応する
react with + 感情・態度 は、「どんな感情・姿勢で反応したか」を具体的に示す表現です。
to が「対象」を示すのに対し、with は 反応の中身・性質 を説明します。
- react with anger(怒りで反応する)
- react with surprise(驚いて反応する)
- react with caution(慎重に反応する)
感情だけでなく、態度・スタンスを表す抽象名詞もよく使われます。
両方を組み合わせると、より正確な表現になります。
- He reacted to the criticism with frustration.(彼はその批判にフラストレーションを感じて反応した)
- She reacted to the proposal with enthusiasm.(彼女はその提案に熱意をもって反応した)

with の後は感情限定?

基本は感情だけど、「態度」もよく来るよ。

to と with を一緒に使うことも多いんですね。

うん。対象と感情を分けて表現できるのが react の強みだね。
react A to Bは間違い?正しい語順と形を解説
結論から言うと、react A to B という形は使えません。
react は他動詞ではなく自動詞なので、目的語を直接2つ並べる構文が取れないためです。
日本語の「怒りをコメントにぶつける」の感覚で英語にすると、誤りが起きやすくなります。
- × He reacted anger to the comment.
- × She reacted surprise to the news.
正しい形は、前置詞を使って役割を分けます。
- ○ He reacted to the comment with anger.
- ○ She reacted to the news with surprise.
to:反応の対象(きっかけ)
with:反応の内容(感情・態度)
と整理すると、語順ミスを防げます。

日本語通りに考えると A to B にしたくなる。

そこが落とし穴だね。
react は目的語を直接取れないよ。

前置詞で役割分担する動詞なんですね。

そう。自動詞って意識するのが一番の近道だよ。
reactの日常会話とビジネスでの使い方
カジュアルなリアクション例文(友人との会話での使い方・例文)
日常会話では、感情的な反応を表す動詞として react がよく使われます。
特に友人とのやり取りでは、驚き・喜び・怒り・戸惑い など感情の幅を自然に表現するのに便利です。
例文:
- I didn’t know how to react. (どう反応すればいいかわからなかった)
- He overreacted to a small joke. (彼はちょっとした冗談に過剰反応した)
- Everyone reacted differently. (みんな反応が違った)
- She reacted with laughter when she saw the surprise. (サプライズを見て彼女は笑って反応した)
- I reacted instantly when I heard the news. (そのニュースを聞いてすぐに反応した)

友達にびっくり話をされたら react で表現できるんですね。

そう、overreact っていうと「ちょっと大げさに反応する」ニュアンスも出せるよ。

I didn’t know how to react みたいに感情が複雑な場合も使えるんですね。

うん、日常会話では感情の強弱やスピードを副詞や with で付け足すとより自然だよ。
ビジネス/メールでの丁寧な反応表現と例文
ビジネス文脈では、感情的な反応よりも状況に対する対応・姿勢・対応方針として react を使います。
書き言葉・メール・公式文書でも自然です。
例文:
- We will react promptly to your request. (ご要望に迅速に対応いたします)
- The company reacted carefully to the issue. (その問題に慎重に対応した)
- How should we react to customer feedback? (顧客のフィードバックにどう対応すべきでしょうか)
- Management reacted swiftly to the market change. (経営陣は市場の変化に迅速に対応した)
- The team reacted constructively to the client's concerns. (チームはクライアントの懸念に建設的に反応した)

ビジネスでは感情的に反応するより「対応する」って意味なんですね。

そう、react を使うと状況への柔軟な反応や行動の意図を表現できるよ。

respond と比べると微妙にニュアンスが違う?

respond は単に返答・反応する感じ、react は「状況を受けて行動・対応する」ニュアンスが強いよ。
化学や科学分野での例文
科学分野では、react は物質や物体が他の物質・条件に対して化学反応や物理反応を起こすときに使われます。
人が主語ではない点が日常会話との大きな違いです。
例文:
- This chemical reacts with water. (この化学物質は水と反応する)
- The two substances react at high temperatures. (その2つの物質は高温で反応する)
- Iron reacts with oxygen to form rust. (鉄は酸素と反応してさびを生成する)
- Some enzymes react only under specific conditions. (ある酵素は特定の条件下でのみ反応する)
- The solution reacts violently when mixed with acid. (その溶液は酸と混ぜると激しく反応する)

科学では人じゃなくても react を使うんですね。

うん、物質が何かに反応する場合は自然にこの動詞を使うよ。

react to ではなく react with が多いのはなぜ?

with は「何と反応するか」を示すから。
化学では対象が明確なので to より with が自然なんだ。
まとめ
react は単なる「反応する」という意味にとどまらず、対象・感情・態度・行動・物理反応まで含む幅広いニュアンスを持つ動詞です。
- react to + 名詞 で反応の対象を示す
- react with + 感情 で反応の内容・様子を表す
- reaction はその動作の結果としての「反応」を表す名詞

まとめると、react は対象と感情を明確に分けて使うんですね。

そうだね。to が対象、with が感情・態度。この2点を押さえれば、日常会話でもビジネスでも科学分野でも正しく使えるよ。

日常会話だと overreact も覚えると便利ですね。

うん、状況や感情の強弱まで自然に表現できるようになるよ。


react って「リアクションする」って覚えてた。