transferの意味を自動詞・他動詞別に解説!前置詞to/fromの使い分けも
「transfer」は、電車やバスの「乗り換え」から、学校の「転校」、会社の「異動」、スポーツ選手の「移籍」、お金の「送金」まで、幅広い場面で使われる動詞です。
日本語では場面によって訳し方が大きく変わるため、一見すると意味の多い単語に感じるかもしれません。
しかし、transferの中心には「ある場所・人・状態から別の場所・人・状態へ移る・移す」という共通したイメージがあります。
この記事では、自動詞と他動詞の違いをはじめ、受動態の「be transferred」、移動先を表す「to」、移動元を表す「from」、2者間を表す「between」まで整理しながら、transferの使い方を詳しく解説します。
transferの基本理解
transferの動詞の意味
動詞の「transfer」は、基本的に「移す」「移動させる」「移る」という意味です。
使い方によって、自分自身が別の場所へ移る自動詞にも、何かを別の場所へ移す他動詞にもなります。
人や物だけでなく、お金やデータ、権利などにも使えるため、日本語では場面によって「異動する」「送金する」「転送する」「譲渡する」など、さまざまな訳し方になります。
自動詞では、主語そのものが別の場所や組織へ移ることに焦点が置かれます。
一方、他動詞では、何かを別の場所や相手へ移動させるという関係がはっきりします。
transferを見たときは、まず「誰・何が移動するのか」を確認すると、自動詞と他動詞の違いをつかみやすくなります。
例文:
- Tom transferred to a different department.(トムは別の部署へ異動しました。)
- The bank transferred the funds electronically.(銀行は資金を電子的に送金しました。)


ポイントは「誰・何が移動するのか」を見ることだね。
transferの名詞の意味
「transfer」は名詞としても使われ、「移動」「移転」「乗り換え」「異動」「送金」などを表します。
動詞と同じく、何を移すのかによって日本語訳が変わります。
そのため、transferという単語だけを見て一つの日本語訳に固定するより、前後の内容から具体的な意味を判断することが大切です。
交通機関では「乗り換え」、会社では「異動」、銀行では「送金・振込」などの意味になります。
また、スポーツでは選手の「移籍」を指すこともあります。日常会話だけでなく、ビジネスや金融、スポーツのニュースでもよく登場する単語で、名詞として使われる場合も「何かが別の場所や相手へ移る」という共通した感覚を持っています。
名詞では「a transfer」のように冠詞を伴う形も多く、「乗り換えが必要」「異動が決まった」など、具体的な出来事として扱えます。
例文:
- We made a transfer at the central station.(私たちは中央駅で乗り換えました。)
- The transfer took two business days.(その送金には2営業日かかりました。)

名詞になると「移動」だけじゃなく「乗り換え」や「異動」という意味でも普通に使えるんだ。

場面に応じて日本語の訳は変わるけれど、英語ではtransferという同じ単語で表せるよ。
transferの発音と読み方
「transfer」は日本語では「トランスファー」に近い発音です。
英語では名詞と動詞でアクセントの位置が変わることがあり、名詞は前半、動詞は後半にアクセントが置かれるのが基本です。
日本語ではどちらも同じように「トランスファー」と発音しがちですが、英語ではこのアクセントの違いを意識すると、名詞と動詞を区別した発音に近づけられます。
名詞は「TRANS-fer」、動詞は「trans-FER」に近いイメージで、辞書では名詞が /ˈtrænsfɜːr/、動詞が /trænsˈfɜːr/ のように示されます。
実際の会話では文脈から意味が分かるため、アクセントだけで意味を判断する必要はありませんが、発音するときの参考になります。
まずはカタカナ読みだけで済ませず、アクセントの位置が違うことを知っておくと、聞き取りの際にも役立ちます。

同じtransferでも、名詞と動詞でアクセントが少し違うんだね。
スペルだけ見ていると気づきにくいわ。

特に会話ではアクセントの位置を意識すると、英語らしい発音に近づけやすいよ。
自動詞:transferの意味と使い方(主語自身が移動する)
電車やバスの「乗り換え」を表す使い方
交通機関について「transfer」を使うと、「別の電車やバスに乗り換える」という意味になります。
特にアメリカ英語では「transfer at ~」のように、ある駅や場所で乗り換えることを表す使い方があります。
日本語の「乗り換える」に対応する表現として、駅や路線を案内する場面などで使われます。
また、「transfer to ~」とすれば、乗り換えた先の路線や交通機関を示せます。
日本語の「乗り換える」だけを見るとchangeを思い浮かべやすいですが、transferは「ある交通機関から別の交通機関へ移る」という移動の感覚が強い表現です。
複数の路線を利用する旅行や通勤の話では、どこで乗り換えるか、何に乗り換えるかを具体的に示すために使われます。
例文:
- I transferred to the subway at Central Station.(私はセントラル駅で地下鉄に乗り換えました。)
- We need to transfer to a local train.(私たちは普通列車に乗り換える必要があります。)

乗り換えるってchangeでも言えそうだけど、どうしてここではtransferを使うの?

changeも使えるけれど、transferは「今乗っている交通機関から別の交通機関へ移る」という移動そのものに焦点を置いた表現なんだよ。
学校の「転校」や部署・勤務地の「異動」を表す使い方
学校や会社など、所属する場所が変わる場合にも「transfer」が使えます。
学校なら「転校する」、会社なら「別の部署へ異動する」「別の勤務地へ移る」といった意味になります。
単に場所を移動するのではなく、所属している学校や組織そのものが変わる場面で使われる点が特徴です。
この場合も、自分が新しい学校や部署へ移るので自動詞として使えます。
「transfer to ~」で移動先を示すのが基本で、会社での人事異動や学生の転校について話す場面では比較的よく見かける用法です。
特に会社では、本人が自分で勤務地を変えるというより、組織上の所属先が変更されるという意味合いを持つことがあります。
例文:
- She transferred to another school last year.(彼女は去年、別の学校へ転校しました。)
- He transferred to the sales department in April.(彼は4月に営業部へ異動しました。)

会社の「異動する」もtransferなんだ。
単に仕事を変えるというより、別の部署や勤務地へ移るときに使うんだね。

そう、特に会社などの組織内で所属先が変わる場面ではtransferがよく使われるよ。
スポーツ選手の「移籍」を表す使い方
スポーツでは、選手が別のチームやクラブへ移ることを「transfer」で表せます。
日本語では「移籍する」と訳すことが多く、ニュースやスポーツ記事でもよく使われる用法です。
選手個人が別のチームに所属するようになるため、学校の転校や会社の異動と同じく、所属先の変更という意味で捉えられます。
「transfer to ~」で移籍先を示す形が基本です。
特にサッカーなど、選手の所属クラブが変わる話題ではtransferという名詞・動詞の両方が頻繁に登場します。
移籍そのものだけでなく、どのクラブからどのクラブへ移ったのかを説明するときにも使いやすい表現です。
例文:
- The player transferred to a new club this summer.(その選手はこの夏、新しいクラブへ移籍しました。)
- The goalkeeper transferred to a rival team last season.
(そのゴールキーパーは昨シーズン、ライバルチームへ移籍しました。)

スポーツの「移籍」までtransferになるんだ。
チームから別のチームへ所属先が移るから、会社の異動とも考え方は近いね。

所属する場所が別のところへ変わるという点では、どちらもtransferで表せるからね。
他動詞:transferの意味と使い方(何かを移動させる)
お金を「振込・送金する」を表す使い方
銀行口座などの間でお金を移す場合、「transfer」は「送金する」「振り込む」という意味になります。
「transfer money」のように、お金を目的語にする形が基本です。
日常的な送金だけでなく、銀行口座間で資金を移動させるような場面でも使われます。
送金先まで示す場合は「transfer money to ~」とします。
銀行口座間でお金を移動させる場面だけでなく、オンラインバンキングや個人間の送金について話すときにも使われます。
特に「どこへお金を移したのか」を明確にしたい場合は、目的語のお金と移動先をセットで表すと内容が伝わりやすくなります。
例文:
- I transferred some money to my savings account.(私は貯金口座にいくらかお金を移しました。)
- Could you transfer the payment to our bank account?(支払いを当社の銀行口座に振り込んでいただけますか?)

transfer money to ~なら、「お金を~へ移す」という形がそのまま残っているんだね。

送金先をtoで示せるので、誰に・どこへ送ったのかも一緒に表しやすいよ。
データを「転送する」を表す使い方
コンピューターやスマートフォンなどでデータやファイルを別の場所へ移す場合にも「transfer」が使えます。
「transfer data」「transfer files」のように、移動させる情報を目的語に置きます。
写真や文書、保存されたファイルなど、デジタル上のさまざまな情報を別の機器やシステムへ移す場面で使われます。
単なるコピーだけでなく、ある機器やシステムから別の場所へデータを移すという意味で使われます。
USBメモリからパソコンへデータを移したり、古いスマートフォンから新しいスマートフォンへデータを移行したりする場面にも合います。
また、移動先を加える場合は「transfer data to ~」の形にできるため、どこへデータを送ったのかまで具体的に表現できます。
例文:
- I transferred all my photos to my new phone.(私はすべての写真を新しいスマートフォンに移しました。)
- The software transfers data securely to the server.(そのソフトウェアはデータを安全にサーバーへ転送します。)

データの場合も「どこかから別の場所へ移す」という考え方は同じなんだ。

写真でもファイルでも、移動させる対象がはっきりしていればtransferが使えるよ。
電話を「回す・転送する」を表す使い方
電話を別の担当者や部署へ回す場合にも「transfer」が使えます。
「transfer a call」のように、電話を目的語として表現します。
現在つながっている電話を別の担当者へ移すため、会社やコールセンターなどの電話対応で特に使いやすい表現です。
会社の電話対応では特によく使われ、「I'll transfer you to ~」で「~へお電話をおつなぎします」という意味になります。
単に電話をかけるのではなく、現在つながっている電話を別の相手へ移すという発想です。
相手に待ってもらい、担当部署や担当者へつなぐ場面を思い浮かべると、この使い方を理解しやすくなります。
例文:
- I'll transfer your call to the customer service department.(カスタマーサービス部門へお電話をおつなぎします。)
- Can you transfer me to Mr. Brown?(ブラウンさんに電話をつないでもらえますか?)

電話をtransferするって、電話そのものを移動させるわけじゃないよね?

うん、実際には、今つながっている通話を別の担当者や部署へ移すという意味で使っているんだよ。
法律・ビジネスでの「権利・所有権・チケット」を譲渡する使い方
「transfer」は、物そのものだけでなく、権利や所有権、契約上の地位などを別の人へ移す場合にも使われます。
この場合は「譲渡する」「移転する」と訳されることが多く、法律やビジネスの文章でよく見られます。
単に物を手渡すというより、所有や利用に関する権利が別の人へ移るという場面で使われるのがポイントです。
また、チケットや予約などを別の人へ移す場合にも使えます。
日常的な「渡す」よりも、権利や所有などが正式に別の人へ移るというニュアンスを出しやすい表現です。
契約や取引に関わる文章では、誰から誰へ権利が移るのかを明確にするために使われることが多く、ややフォーマルな響きを持つ場合があります。
例文:
- The company transferred ownership of the property to another firm.(その会社はその不動産の所有権を別の会社へ譲渡しました。)
- You can transfer the ticket to another person.(そのチケットを別の人に譲渡できます。)

チケットまでtransferできるのは少し意外だけど、「使う権利を別の人へ移す」と考えると納得できるわ。

単に物を手渡すというより、権利や利用者を正式に変える場面に向いているよ。
受動態「be transferred」の使い方と応用
「異動になる・転送される」を表す基本の受動態パターン
「transfer」は他動詞として使えるため、受動態の「be transferred」も非常によく登場します。
「移される」「転送される」だけでなく、会社員が「異動になる」、電話が「転送される」など、場面によって自然な日本語訳が変わります。
能動態では誰かが対象を移すのに対し、受動態では移動する側ではなく、移される側に焦点を置けます。
特に「be transferred to ~」は、人が別の部署や勤務地へ異動になるときにも使われる重要な形です。
ニュースや会社からの通知など、ややフォーマルな場面でもよく見かけます。
本人の意思よりも、会社や組織など外部から決められた移動を表す場合には、受動態が自然に使われやすくなります。
例文:
- She was transferred to the research division.
(彼女は研究部門へ異動になりました。) - The call was transferred to the technical support team.
(その電話は技術サポートチームへ転送されました。)

「be transferred」だと、自分から移るというより「誰かによって移される・異動させられる」という見方になるんだね。

会社の人事異動なら、会社側が異動を決めるという背景があるので受動態が自然なんだよ。
受動態でよく使われる前置詞(be transferred to / from)
受動態では「be transferred to ~」が特によく使われ、「~へ移される」「~へ異動になる」という意味になります。
一方、「be transferred from ~」では「~から移される」「~から異動になる」と移動元を示せます。
受動態でも、移動先と移動元を前置詞によって具体的に示せるため、移動の方向を把握しやすくなります。
「to」は移動先、「from」は移動元という関係は、能動態でも受動態でも変わりません。
両方を組み合わせれば、「AからBへ移された」という情報も明確にできます。
特に人事異動や資金移動などでは、元の場所と新しい場所の両方を示すことで、何がどのように移ったのかを具体的に伝えられます。
例文:
- She was transferred from the Osaka office to the Kyoto office.(彼女は大阪支社から京都支社へ異動になりました。)
- The funds were transferred to a different account.(その資金は別の口座へ移されました。)

「be transferred」になると、自分でtransferする場合とは、何に焦点が当たるかが変わるの?

そう、受動態では「誰が移したか」よりも「誰・何が移されたか」に焦点が当たるから、異動や転送の結果を伝えやすいんだよ。
transferと相性の良い前置詞の使い分け
移動先(目的地)を表す「transfer to」の使い方と例文
「transfer to ~」は、別の場所・組織・交通機関などへの移動を表します。
「to」が移動先を示すため、「どこへ移るのか」を伝えたいときに使います。
自動詞として使う場合には、主語自身がその移動先へ移ることになるため、人の異動や乗り換えなどで特に使いやすい形です。
自動詞では「transfer to another department」のように「別の部署へ異動する」、交通機関なら「transfer to the subway」のように「地下鉄へ乗り換える」といった使い方ができます。
他動詞でも「transfer money to ~」のように、移動させる対象と移動先を組み合わせられます。
このように、toの後ろに何を置くかによって、具体的な移動先を示せます。
例文:
- He transferred to the engineering team.(彼は技術チームへ異動しました。)
- We transferred to a different train at the next station.(私たちは次の駅で別の電車に乗り換えました。)

toの後ろには部署でも電車でも置けるんだ。
移動先ならかなり幅広く使えるんだね。

人や交通機関など、transferの対象に合わせて移動先を置けばいいよ。
移動元(出発地)を表す「transfer from」の使い方と例文
「transfer from ~」は、どこから移るのか、どこから移されたのかという移動元を示します。
「from」は出発点を表すため、前の所属先や元の場所を説明したいときに便利です。
移動先が示されていなくても、どこから移動したのかに焦点を置いて説明できます。
会社の異動では「transfer from the Tokyo office」のように以前の勤務地を示せます。
また、交通機関についても「transfer from the bus to the train」のように、どの交通機関から乗り換えたのかを表現できます。
移動の前にいた場所や、もともと所属していた場所を明確にしたい場合にfromが役立ちます。
例文:
- She transferred from the marketing team last year.(彼女は昨年、マーケティングチームから異動しました。)
- Passengers can transfer from the bus to the subway here.(乗客はここでバスから地下鉄に乗り換えられます。)

「from」はtransferした後の場所じゃなくて、移る前の場所を示すんだね。

「どこから来たのか」を付け足したいときにfromを使うと分かりやすいよ。
「transfer from A to B」で起点と目的地をセットで表す方法
移動元と移動先の両方を一度に伝えたい場合は、「transfer from A to B」という形が便利です。
「from A」が「Aから」、「to B」が「Bへ」を表すので、「AからBへ移る」という流れが一つの表現で分かります。
移動の始点と終点を一つの文の中で明確にしたい場合に使いやすい形です。
会社の異動、学校の転校、交通機関の乗り換えなど、移動の始まりと終わりをはっきりさせたい場面で使えます。
他動詞の場合も「transfer money from A to B」のように、何かをAからBへ移す形を作れます。
人が移る場合とお金や物を移す場合のどちらでも、fromが起点、toが目的地という関係は変わりません。
例文:
- He transferred from the New York office to the London office.(彼はニューヨーク支社からロンドン支社へ異動しました。)
- I transferred the money from my checking account to my savings account.(私は当座預金口座から貯蓄口座へお金を移しました。)

from A to Bなら「AからBへ」という流れが一度に分かるけど、fromとtoを両方使う必要があるの?

両方の場所を伝えたいなら便利だよ。
fromで起点、toで目的地を示せるので、移動の方向まで明確になるんだ。
2者間を表す「transfer between」の使い方
「transfer between ~ and ~」は、2つの場所や組織などの間で移動することを表します。
「between」は「2者の間」を示すため、両方の対象を並べて表現できます。
どちらか一方を移動元・移動先として固定するのではなく、2つの対象をひとまとまりの関係として捉えると理解しやすくなります。
「from A to B」が一方向の移動をはっきり示すのに対し、「between A and B」は2つの対象の間で行われる移動ややり取りに焦点が置かれます。
そのため、双方向の移動や、2つの場所の間を行き来する仕組みについて話すときにも使いやすい表現です。
交通機関や口座など、2つの対象の間で移動が行われる場面を説明するときに役立ちます。
例文:
- The system allows quick transfer between two accounts.(そのシステムでは2つの口座間で素早く資金を移動できます。)
- There is a free transfer between the two stations.(その2つの駅の間では無料で乗り換えができます。)

「from A to B」は方向が見えるけど、「between A and B」は2つの間の関係に目を向けているんだね。

片方向の移動を言いたいのか、2つの対象の間の移動を言いたいのかで使い分けるといいよ。
transferと類語(move / shift)との違い
transferとmoveの違い:公式な移動・移転 vs 一般的な移動
「move」は「動く」「移動する」「引っ越す」など、非常に幅広い移動を表す一般的な動詞です。
一方「transfer」は、別の場所・組織・口座などへ移すという、移動先が比較的明確な場面で使われやすい単語です。
特に所属先の変更や資金・データの移動など、何らかの移転がはっきり意識される場面ではtransferが選ばれやすくなります。
例えば、「I moved to Tokyo.」なら、東京へ引っ越したという一般的な移動を表せます。
「I transferred to the Tokyo office.」なら、会社の別の拠点へ異動したという組織上の移動を表します。
このように、moveは日常的な移動全般に使える一方、transferには「所属先を変更する」「ある場所から別の場所へ移す」といった、少し制度的・事務的な響きが加わることがあります。
どちらを使うか迷った場合は、単純に場所が変わったのか、それとも所属や管理上の移転があるのかを考えると区別しやすくなります。
moveの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- We moved to a new house last month.(私たちは先月、新しい家に引っ越しました。)
- She transferred to the company's head office.(彼女は会社の本社へ異動しました。)

どちらも「移る」だけど、引っ越しならmove、会社の正式な異動ならtransferのほうが自然なんだね。

個人的な移動なのか、組織などの仕組みに関わる移動なのかを見ると違いが分かりやすいよ。
transferとshiftの違い:全体的な移動 vs 位置・重点のズレ
「shift」も「移す・移る」という意味を持ちますが、transferとは少し視点が違います。
「shift」は位置や方向、重点、意識などが別のところへずれることを表す場合が多く、物理的な変化だけでなく抽象的な変化にもよく使われます。
何かの位置や重点が、それまでとは別のところへ変化するという捉え方がshiftの特徴です。
一方「transfer」は、ある場所や人、口座などから別の場所・人・口座へ対象を移すという構造が比較的はっきりしています。
「shift the focus」のように「重点を移す」ならshiftが自然ですが、「transfer money」のようにお金を別の口座へ移す場合はtransferが適しています。
つまり、明確な移動先への移転なのか、それとも位置や重点の変化なのかによって使い分けると、それぞれの単語の違いを捉えやすくなります。
例文:
- The company shifted its focus to online sales.(その会社は重点をオンライン販売へ移しました。)
- They transferred the funds to another account.(彼らは資金を別の口座へ移しました。)

「重点を変えるならshiftで、お金や所属先を別の場所へ移すならtransferという違いが見えてきたわ。

「何かを別の場所へ移す」のか、「位置や重点がずれる」のかを見ると選びやすいよ。
transferの例文で使い方をマスターする
日常会話の例文(乗り換え・移動など)
日常会話では、交通機関の乗り換えや学校・会社での異動など、人が別の場所へ移る場面でtransferが使われます。
特に「transfer to ~」の形を覚えておくと、移動先を加えた表現を作りやすくなります。
駅での案内や通勤・旅行の話など、移動に関する具体的な会話でも使える表現です。
また、人の所属先が変わる場面でもtransferが使えるため、交通機関だけに限定して覚えないことが大切です。
「乗り換える」という意味から覚え始めても、学校や仕事などの「別の場所へ移る」という場面へ広げていくと、transferの共通したイメージを保ったまま理解できます。
例文:
- Where do I transfer for the airport line?(空港線に乗り換えるにはどこで乗り換えればいいですか?)
- My sister transferred to a school near her new home.(私の姉は新しい家の近くの学校へ転校しました。)
- I'm transferring to the afternoon shift next month.(私は来月、午後のシフトに移ります。)

交通機関だけじゃなく、学校や仕事の移動にも使えるから、transferを覚えておくと「移る」という表現がかなり増えるね。

場所や所属先が変わる場面では、transferが使えないか考えてみるといいよ。
ビジネス・銀行での例文(振込・電話転送・異動など)
ビジネスや銀行の場面では、「transfer」は特に重要な単語です。
お金を送る、電話を別の担当者へつなぐ、社員を別の部署へ異動させるなど、仕事上のさまざまな「移す」を一つの単語で表せます。
金融、社内連絡、顧客対応、人事など、異なる場面で登場するため、ビジネス英語を学ぶ際にも覚えておきたい動詞です。
これらの用法は一見すると意味が大きく違うように見えますが、どれも「ある対象を別の場所や相手へ移す」という共通した構造を持っています。
ビジネスの場では、何を移すのかだけでなく、どこへ移すのかまで明確にすることが多いため、transferとtoを組み合わせた表現にも慣れておくと使いやすくなります。
例文:
- I'll transfer the money by Friday.(金曜日までにお金を振り込みます。)
- Could you transfer this call to the manager?(この電話をマネージャーにつないでいただけますか?)
- John was transferred to our Singapore office.(ジョンはシンガポール支社へ異動になりました。)
- We transferred the files to the shared server.(私たちはファイルを共有サーバーへ転送しました。)

銀行、電話、データ、会社の異動まで全部transferで表せるんだね。ビジネス英語ではかなり重要な単語になりそう。

「移す」という基本イメージを押さえておけば、それぞれの場面でも意味をつなげて理解できるからね。
まとめ
「transfer」は、「ある場所・人・状態から別の場所・人・状態へ移す、または移る」というイメージを中心に持つ動詞です。
自動詞では、人が別の学校や部署へ移る、選手が別のチームへ移籍する、別の交通機関へ乗り換えるといった場面で使われます。
一方、他動詞では、お金やデータ、電話、権利などを別の場所や相手へ移すことを表します。
自動詞と他動詞を区別するときは、「主語自身が移るのか、それとも何かを移すのか」に注目すると分かりやすくなります。
さらに「to」は移動先、「from」は移動元を表し、「transfer from A to B」とすればAからBへの移動を一つの流れとして示せます。「between A and B」は、AとBの間で行われる移動を表すため、from A to Bとは少し視点が異なります。
また、会社の異動や電話・データの転送などでは「be transferred」という受動態もよく使われます。
transferは意味ごとに別々に暗記するより、「何が、どこから、どこへ移るのか」という視点を持つと、それぞれの用法がつながって見えてきます。

最初は「transfer=乗り換え」くらいしか知らなかったけど、「移る・移す」と考えると、送金や異動まで同じ単語になる理由が分かってきたわ。

まず「何が移るのか」を考えて、必要ならtoやfromを加えると、transferの使い方を整理しやすくなるよ。
この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:
- 英検3級レベルの基本動詞まとめ...基本動詞を中心に、まず押さえておきたい単語を一気に確認
- 英検準2級レベルの基本動詞まとめ...日常会話ややや応用的な動詞を、例文と一緒に学習可能
- 英検2級レベルの基本動詞まとめ...より実践的・抽象的な動詞をまとめて確認し、語彙力を強化


日本語だと「異動する」と「データを移す」で別の動詞みたいだけど、英語ではtransferでつながっているんだね。