signの意味と覚え方!「署名する」以外にもある使い方
英語の「sign」は、私たちがよく知っている「署名する」という意味だけでなく、合図を送る、契約・承認する、登録するなど、幅広い使い方があります。
本記事では、signの基本的な意味から使い分け、日常やビジネスで役立つ表現までを詳しく解説します。
signの基本情報をチェック
signの動詞の意味
sign のコアイメージは、 意思・情報・同意を、はっきり分かる形で外に示す」です。
日本語では「署名する」が最も有名ですが、それは sign が持つ意味の一部にすぎません。
英語では次のような行為まで含みます。
- 書類などに署名して、法的・公式な効力を持たせる
- 身振りや視線で相手に合図を送る
- 契約・条件・提案に同意・承認する
重要なのは、書く」こと自体ではなく「示す行為」に焦点がある点です。
そのため、ペンを使わない場合でも sign が使われることがあります。
例文:
- Please sign here. (ここに署名してください)


実は「示す」が本質。
だから合図や承認にも使えるんだ。
signの名詞の意味
sign(名詞) は、「何かの意味・状態・意図を示すもの」を表します。
具体的な物から、抽象的な概念まで幅広く使われるのが特徴です。
- 標識・看板・サイン(road sign)
- 兆候・前触れ・気配(a sign of trouble)
- 署名・サイン
名詞の sign には、「見たり感じたりすることで、背後の意味が読み取れるもの」という共通点があります。
そのため、日本語では「兆し」「証拠」「合図」など、文脈によって訳が変わります。
例文:
- There were clear signs of improvement. (改善の明らかな兆しがあった)

名詞だと抽象的な意味も多いんだね。

うん、英語では“気配”も sign で表すことが多いよ。
signの発音と読み方
- 発音:/saɪn/
- カタカナ表記:サイン
最大の注意点は、g をまったく発音しないことです。
これは silent letter(黙字)と呼ばれ、
- sign
- design
- resign
など、共通の語源を持つ単語でよく見られます。
発音では 「サ」+「アイ」+「ン」 を意識すると自然になります。

g があるのに読まないの、不思議。

スペルより音を優先して覚えるのがコツだね。
signの意味パターン別解説:使い分けをマスター
署名する(sign a document):基本の形
sign a document は、sign の中でも最も基本かつフォーマルな使い方です。
この表現は、「書類に署名することで、内容に正式に同意し、法的・公式な効力を持たせる」という意味を表します。
単に名前を書く行為ではなく、
- 内容を理解した
- 条件を受け入れた
- 責任を負う
という意思表示まで含まれる点が重要です。
契約書(contract)、同意書(agreement)、申込書(application)など、後からトラブルになり得る文書でよく使われます。
例文:
- She signed the document without reading it carefully. (彼女はよく読まずにその書類に署名した)

sign って、やっぱり責任が重い感じするわ。

うん、だから英語では簡単に使われない場面も多いよ。
合図を送る:signalとのニュアンスの違い
sign には「合図を送る」という意味もあります。
この場合の sign は、人が意図的に、相手にだけ分かるように送る合図を指します。
- 手振り
- 視線
- 表情
など、非言語コミュニケーションが中心です。
一方 signal は、
- 光・音・装置
- 公的・システム的
- 多くの人に向けた明確な信号
というニュアンスが強くなります。
例文
- He signed to her to leave the room. (彼は部屋を出るよう彼女に合図した)
- The traffic light signaled that it was safe to cross.(信号機が渡ってよいことを示した)

こっそり伝える感じが sign なんだね。

signal はもっとオープンで分かりやすい合図だからね。
「〜にサインを送る」と言いたい時の前置詞(sign to / sign for)
sign は、後ろに続く前置詞によって意味が大きく変わります。
特に混乱しやすいのが sign to と sign for です。
- sign to + 人:身振りやジェスチャーで合図する
- sign for + 人/物:代理で署名する、受領する
sign to は「相手に向かって合図を送る」イメージ、 sign for は「代わりに責任を引き受ける」イメージです。
例文:
- He signed to me to wait outside. (彼は外で待つように私に合図した)
- She signed for her neighbor’s package. (彼女は隣人の荷物を代理で受け取った)

to は「合図」、for は「代理」って分ければいいんだね。

そう、前置詞の役割がそのまま意味に出てるよ。
契約・承認する:sign a contractやsign offの表現
sign a contract は「契約を結ぶ」という意味で、 ビジネス英語では非常に重要な表現です。
また、sign off は 「最終的に承認する」「正式に完了させる」 という意味を持ちます。
実際に署名をするかどうかより、権限を持つ人がOKを出す行為に焦点があります。
- 書類の最終確認
- 企画や提案の承認
- メールの締めくくり
など、幅広い場面で使われます。
例文:
- They signed a contract with the new supplier. (彼らは新しい取引先と契約を結んだ)
- The director signed off on the final report. (部長が最終報告書を承認した)

契約そのものが成立するのが sign a contract なんだね。

そう、sign off はその一段上の「最終OK」って感じだね。
sign up / sign in / sign for の使い分け
sign は句動詞になると、意味が大きく変化します。
特に使用頻度が高いのが次の3つです。
- sign up:登録する、参加を申し込む
- sign in:ログインする、出勤・入館を記録する
- sign for:受領する、代理で署名する
sign up は「新しく参加する」、 sign in は「すでにある場所・システムに入る」という違いを意識すると整理しやすくなります。
例文:
- I signed up for an online workshop. (オンライン講座に申し込んだ)
- Employees must sign in before starting work. (従業員は勤務開始前に出勤記録をつけなければならない)
- He signed for the delivery while I was away. (私が不在の間、彼が配達を代理で受け取った)

up は参加、in は入る、for は代理って考えればいいんだね。

その整理でほぼ迷わなくなるよ。
日常・ビジネスで役立つ場面別例文集
日常英会話:荷物の受取や、友達へのちょっとした合図
日常会話では、sign for と sign to が特によく使われます。
sign for は、宅配便の受取、書類や荷物の代理受領など、生活に直結する場面で頻出します。
一方 sign to は、話さずに合図したいとき、周囲に聞かれたくないときに自然に使われます。
例文:
- Could you sign for this delivery? (この配達、受け取りサインお願いできる?)
- She signed to me to follow her. (彼女はついて来るよう私に合図した)
- He signed to the children to be quiet. (彼は子どもたちに静かにするよう合図した)

日常だと sign for が一番使いそう。

海外生活では本当によく出る表現だね。
ビジネス・契約:オンライン登録から正式な契約締結まで
ビジネスの場面では、sign は一連のプロセスとして使われます。
典型的な流れは、
1. sign up:サービス・システムへの登録
2. sign:契約書への署名
3. sign off:上司・責任者による最終承認
という順番です。
この流れを理解していると、英語の業務連絡が一気に読みやすくなります。
例文
- Please sign up for the platform first. (まずそのプラットフォームに登録してください)
- Once you sign the agreement, we’ll proceed. (契約に署名次第、進めます)
- The manager needs to sign off on the budget. (その予算はマネージャーの承認が必要だ)

動詞が全部 sign なのに役割が違うんだね。

流れで覚えると、実務でも迷わないよ。
有名人に「サインください」はsignじゃない?正しい英語表現
日本語の「サイン」は英語の sign とは使い方が異なります。
有名人・アーティスト・スポーツ選手などに 「サインをください」と言う場合、英語では autograph を使うのが自然です。
sign を使うと、
- 書類に署名してもらう
- 事務的な手続き
という印象になってしまいます。
例文:
- Can I get your autograph? (サインをもらえますか?)
※ さらに丁寧に言いたい場合は、
- May I have your autograph?

sign だと固すぎるんだね。

ファンとして声をかけるなら autograph 一択だよ。
まとめ
signは単に署名するだけでなく、合図を送ったり、契約や承認、登録などの意味でも使われます。
日常会話では荷物の受取や友達への合図、ビジネスではオンライン登録や契約手続き、そして有名人のサインをもらう場合はautographを使う、という違いも理解しておくと便利です。

signって、署名だけじゃないんだね。

そう、合図や契約、承認、登録など、場面によって使い分けるんだ。

荷物の受取はsign for、合図はsign to、登録はsign up、契約や承認はsignやsign off、そして有名人のサインはautographか。

それを覚えておくと、日常もビジネスも混乱せず使えるよ。


signって、書く動詞だと思ってた。