英語「trip」の動詞としての意味とは?使い方や表現の幅を広げるコツ
「trip」と聞くと、「旅行」という名詞を思い浮かべる人が多いかもしれません。ところが、tripには動詞として「つまずく」「足をとられる」といった意味もあり、日常会話で意外とよく登場します。
さらに、言葉を言い間違えたり、誰かをミスさせたりする場面でも使われるため、動詞の使い方を知っておくと表現の幅が広がります。
この記事では、動詞tripの基本的な意味から、trip overやtrip upといった句動詞、stumble・slip・fallとの違いまで整理します。
名詞の「旅行」とは異なる使い方を押さえながら、日常会話や英文読解でtripが出てきたときに、文脈に合わせて意味を判断できるようにしていきましょう。
tripの基本知識
tripの動詞の意味
動詞のtripは、基本的に「つまずく」「足をとられる」という意味で使われます。
歩いているときに何かに足が引っかかり、バランスを崩すような場面が代表的です。
転んだかどうかまでは必ずしも含まれず、「つまずく」という出来事そのものに焦点が置かれます。
このため、tripした後にそのまま立っていられる場合にも使えますし、バランスを崩した結果として転んだ場合にも使えます。
日常生活では、歩いているときだけでなく、走っているときや何かを運んでいるときなど、足元の動きが乱れるさまざまな場面で使われます。
また、trip over ~の形にすると、「~につまずく」という具体的な原因を示せます。
床に置かれた物や段差など、足を引っかけた対象を説明したいときに便利な表現です。
単に「つまずいた」と伝えるだけでなく、何が原因だったのかまで話したい場面では、この形が特に使いやすくなります。
例文:
- She tripped on the stairs but didn't fall.(彼女は階段でつまずいたが、転ばなかった。)
- I tripped over a box in the hallway.(廊下にあった箱につまずいた。)


「つまずいた」という動作に焦点があるから、実際に転んだかどうかは別に考えられるよ。
tripの名詞の意味
名詞のtripで最もよく知られているのは「旅行」「出張」「小旅行」などの意味です。
go on a tripやbusiness tripのように、ある場所へ出かけることを表す名詞として幅広く使われます。
長期間の旅行だけでなく、短い外出や特定の目的で出かけることにも使えるため、日本語の「旅行」よりも使える範囲が広い場合があります。
動詞のtripとは意味がかなり違うため、文中で見たときには品詞を意識すると理解しやすくなります。
特にa tripのように冠詞を伴っていれば、名詞として「旅行」などを表している可能性が高くなります。
また、名詞では「つまずき」や、薬物による「幻覚状態・幻覚体験」を表すこともありますが、日常的には「旅行」の意味が最も身近です。
そのため、tripという単語だけを見て意味を一つに決めるのではなく、前後の文や文中での役割を見ることが重要です。
旅行について話しているのか、誰かの動作について話しているのかによって、同じtripでも意味が大きく変わります。
例文:
- We went on a trip to Kyoto last weekend.(私たちは先週末、京都へ旅行に行った。)
- She is on a business trip in Singapore.(彼女はシンガポールに出張しています。)

「trip=旅行」だけ覚えていると、動詞で出てきたときに意味が取れなくなりそう。

前後に「旅行」の話がなければ、動詞の「つまずく」も候補に入れると読みやすくなるよ。
tripの発音と読み方
tripは「トリップ」に近い音で、発音記号では /trɪp/ と表されます。
最初のtrは一つの音にまとめるように発音し、その後のiは「イー」と伸ばさず、短い「イ」に近い音にします。
最後のpもしっかり息を止めるように発音すると、英語らしい音に近づきます。
日本語の「トリップ」と比べると、英語では最初のtrの部分を滑らかにつなげることがポイントです。
特にtrの後ろに母音を挟んで「ト・リップ」のように区切ると、英語の音から離れやすくなります。
短い単語なので、全体を一まとまりとして発音することを意識すると自然です。
また、tripの母音は短い音なので、sleepやleaveなどの長い母音を持つ単語とは音の長さが異なります。
意味だけでなく音も一緒に覚えておくと、会話の中で聞き取るときにも役立ちます。

「トリップ」と日本語っぽく言うより、最初を一気につなげるほうがいいんだね。

うん、さらにiを長く伸ばさず、短く切るとtripらしい音になるよ。
動詞「trip」の基本的な意味とイメージ
名詞の「旅行」とは違う?動詞「trip」のコアイメージ
動詞のtripを理解するときは、「足元の動きが一瞬崩れる」という感覚を持っておくと分かりやすくなります。
何かに足を引っかけたり、歩いている途中で足をうまく運べなかったりして、体のバランスが乱れる場面です。
完全に倒れるというより、その直前の「足を取られる」動きに目を向けた単語と考えると理解しやすくなります。
名詞の「旅行」とは直接つながらないように見えますが、品詞が変わることで意味も大きく変わります。
特に英文を読むときには、tripという単語を見ただけで「旅行」と判断すると、動詞として使われている文で意味を取り違えることがあります。
文中で主語の後にtripが置かれている場合などは、動作を表す動詞として使われている可能性があります。
旅行の話なのか、歩行中の動作について話しているのかを周囲の内容から判断すると、意味の切り替えがしやすくなります。
例文:
- He tripped while running across the yard.(彼は庭を走っている途中でつまずいた。)
- The dog tripped over its own leash.(その犬は自分のリードにつまずいた。)

同じtripなのに、「旅行」と「つまずく」ではかなり意味が違うけど、どうやって見分ければいいの?

「旅行」を表す名詞ならa tripやgo on a tripのような形になりやすいから、文の中での役割を見ると判断しやすいよ。
「つまずく・足をとられる」を表す使い方
tripの最も基本的な動詞用法が「つまずく」です。歩いたり走ったりしているとき、足が何かに引っかかって一瞬バランスを崩す場面で使います。
原因を特に示さずtripだけで使うこともできますが、何につまずいたのかを伝える場合はtrip over ~がよく使われます。
このとき、実際に転倒したかどうかはtripそのものには含まれません。
「つまずいた」という段階で表現が成立するため、転ばずに体勢を立て直した場面にも自然に使えます。
一方、つまずいた後の結果まで伝えたい場合には、fallなど別の動詞を組み合わせることができます。
日常会話では、床に置かれた物や階段、段差などが原因になった小さなハプニングを話すときに特に使いやすい表現です。
大きな事故に限らず、「ちょっと足を取られた」という程度の出来事にも使える点がポイントです。
例文:
- I tripped and dropped my phone.(私はつまずいて、スマートフォンを落とした。)
- The child tripped over a toy.(その子はおもちゃにつまずいた。)

tripして、そのあとfallすることはあるけど、trip=fallではないんだね。

tripは「足をとられるところ」、fallは「倒れるところ」に目を向けた表現だよ。
「軽快に歩く・スキップする」という古い・文学的な使い方
tripには、「軽快に歩く」「軽やかに進む」「スキップする」といった意味もあります。
ただし、現代の日常会話で「つまずく」という意味ほど一般的ではなく、古風な表現や文学的な文章などで見かけることがあります。
この用法では、足元を取られて動きが乱れるのではなく、軽い足取りで前へ進む様子が表されています。
現代の一般的な会話でこの意味を積極的に使う場面は多くありませんが、古い小説や詩、物語調の文章などでは出てくる可能性があります。
そのため、tripを「つまずく」だけで覚えていると、文脈に合わない英文に出会ったときに戸惑うことがあります。
特に、周囲に転倒や障害物を示す内容がなく、人物が楽しそうに移動しているような文脈なら、この古い用法を考える余地があります。
現代的な会話表現として覚えるというより、読解で意味を取り違えないための知識として押さえておくとよいでしょう。
例文:
- The children tripped lightly through the meadow.(子どもたちは草原を軽やかに歩いていった。)
- She tripped down the garden path with a cheerful step.(彼女は楽しそうな足取りで庭の小道を軽やかに歩いていった。)

trip=つまずくと覚えていると、こういう文では意味が合わなくなりそう。
文学的な表現では別の意味になるの?

そう、文学的な文脈では、「軽やかに進む」という古い用法が候補になるよ。
動詞「trip」の知られざる重要な意味とフレーズ
「うっかりミスをする」「言い間違える」という意味の用法
tripは、実際に足をつまずかせる場面だけでなく、「言葉や行動でつまずく」という比喩的な使い方につながることがあります。
特にtrip over one's wordsのようにすると、「言葉につまずく」つまり「言いよどむ」「言い間違える」といった意味になります。
頭の中では分かっているのに、緊張したり急いだりして言葉がうまく出てこない場面に合います。
ここでは、物理的に何かへ足を引っかけるのではなく、話すという行為が一時的にスムーズに進まなくなる感覚があります。
そのため、プレゼンテーションや面接、会話中など、緊張が影響しやすい状況とも相性がよい表現です。
また、単に「間違えた」と結果だけを述べるよりも、「言葉につまずいた」という動きのイメージが残るため、話している途中で言葉が詰まった様子を表しやすくなります。
実際の足元のtripから、言葉の上でのつまずきへと考えると理解しやすい用法です。
例文:
- I tripped over my words during the interview.(面接中に言葉に詰まってしまった。)
- She tripped over the name and had to start again.(彼女はその名前を言い間違えて、最初から言い直さなければならなかった。)

「言葉につまずく」という発想なら、実際のtripから比喩的に広がった感じがするわ。

体の動きではなく、話すときにスムーズに進めなくなる場面に重ねているんだよ。
「幻覚を見る」を表すスラング表現(trip out)の仕組み
tripはスラングでは「幻覚を見る」「薬物などによって通常とは違う知覚状態になる」といった意味でも使われます。
trip outは、薬物による幻覚状態などを表す表現として知られています。
この場合のtripは、通常の「つまずく」という意味から離れ、意識や知覚が普段とは異なる状態になることを指しています。
ただし、この用法は日常的な「つまずく」とはかなり異なるため、会話では文脈に注意が必要です。
また、trip outは文脈によって「ひどく驚く」「取り乱す」といった意味合いで使われることもあります。
映画やドラマ、くだけた会話などで見かけることがありますが、フォーマルな場面には向きません。
そのため、trip outを見たときには、単純に「外でつまずく」という意味に分解するのではなく、前後の状況をまとめて判断する必要があります。
特にくだけた会話やスラングでは、通常の辞書的なtripとは違う意味で使われることがある点を知っておくと、英文を読みやすくなります。
例文:
- He was tripping out after taking the drug.(彼はその薬物を摂取した後、幻覚状態になっていた。)
- The strange scene made him trip out for a moment.(その奇妙な光景に、彼は一瞬ひどく驚いた。)

trip outになると、どうして「幻覚を見る」という意味になるの?

通常とは違う意識状態を体験することを「trip」と表すようになったもので、今ではスラングとして定着しているからなんだ。
知っておきたい「trip」の重要イディオム・句動詞
trip over ~:「〜につまずく」のニュアンスと使い方
trip over ~は、「~につまずく」「~に足を引っかける」という意味で、tripの代表的な組み合わせです。
overの後ろには、足を引っかけた物や障害物などが入ります。
単に「つまずいた」と動作だけを伝えるtripに対して、trip over ~では、何がその原因になったのかまで具体的に示せます。
そのため、日常生活のちょっとしたハプニングを説明するときに非常に使いやすい表現です。
床に置かれた荷物やコード、カーペットの端など、歩いているときに足元へ入り込んできた物を説明する場面で自然に使えます。
また、実際に転んだ場合だけでなく、つまずいただけで済んだ場合にも使えます。
「危うくつまずく」という状況ならalmostなどを組み合わせることもでき、日常の細かな出来事まで表現しやすくなります。
例文:
- I almost tripped over the cable.(私は危うくそのケーブルにつまずくところだった。)
- Watch your step, or you might trip over that bag.(足元に気をつけて。あのバッグにつまずくかもしれないよ。)

trip overとtrip upは、どちらも「つまずく」のにどう使い分けるの?

trip overは何かに足を引っかける場合が中心で、trip upはそこから「人を引っかけてミスさせる」という比喩にも広がるよ。
trip up:「足をすくわれる」「言い間違える・ミスさせる」の意味と使い方
trip upは、文字通りには「足を引っかけてつまずかせる」という意味ですが、比喩的に「人を引っかけてミスさせる」「判断や回答を間違えさせる」という意味でも使われます。
誰かが問題や質問に引っかかってミスする場面などで使われます。
trip overと比べると、trip upは「何かによってミスする・誰かをミスさせる」という方向に意味が広がりやすいのが特徴です。
特に、問題の難しい部分や意外な落とし穴について話すときに登場します。
問題そのものが難しいというより、ある部分が予想外のつまずきになったというニュアンスを出しやすい表現です。
また、主語によっても見え方が変わります。
人がtrip upされた場合は「引っかかってミスする」という意味になり、何かが人をtrip upする場合は「人を引っかけてミスさせる」という意味になります。
この違いを意識すると、文の構造も捉えやすくなります。
例文:
- The tricky question tripped me up.(その難しい質問に引っかかってしまった。)
- The interviewer tried to trip him up with a difficult question.(面接官は難しい質問で彼を引っかけようとした。)

trip overとtrip upは、どちらも足元から来ているけど、trip upのほうが比喩的な意味に広がりやすいんだね。

特に問題や質問で「引っかかる」という場面では、trip upの使い方が分かりやすいよ。
tripと似た英単語の違い:意味を混同しないための解説
tripとstumbleの違い:足をとられてつまずく瞬間と体のバランスを崩す違い
tripとstumbleはどちらも「つまずく」と訳せますが、注目する部分に少し違いがあります。
tripは、何かに足を引っかけたり、足を取られたりすることが中心です。
一方のstumbleは、歩いている途中で足取りが乱れたり、体のバランスを崩したりする動きを広く表せます。
そのため、何か具体的な物に足を引っかけたことを伝えたい場合はtripが自然です。
stumbleは、暗い場所で歩きにくかったり、疲れて足元がおぼつかなかったりする場面にも使えます。
原因となる物が明確かどうかだけでなく、動作そのものにどこまで焦点を置くかも使い分けのポイントになります。
実際の会話では、両方とも「つまずく」と訳せるため、完全に別の動作として切り分ける必要はありません。
ただ、何かに足を取られたという具体的な原因が見える場面ではtrip、歩き方や体のバランスが乱れた様子を広く表したい場面ではstumbleと考えると整理しやすくなります。
例文:
- He tripped over a stone on the path.(彼は道にあった石につまずいた。)
- She stumbled as she walked through the dark room.(彼女は暗い部屋を歩いていて、よろめいた。)

石みたいな原因がはっきりしているならtrip、原因がはっきりしなくても足取りが乱れたらstumbleという考え方ができそうだわ。

その区別だと使い分けやすいね。
stumbleのほうが、動き全体の不安定さに目が向きやすいよ。
tripとslipの違い:足が滑る現象と突起物につまずく違い
tripとslipは、どちらも転倒につながることがありますが、原因が異なります。
tripは何かに足を引っかけたり、足を取られたりする場合に使うのに対して、slipは足元が滑ることを表します。
つまり、足が何かに引っかかったのか、それとも足と地面の間で滑りが起きたのかが大きな違いです。
濡れた床や氷の上で足が滑ったならslip、床に置かれた物や段差に足を引っかけたならtripというように考えると分かりやすくなります。
どちらも最終的にfallする可能性がありますが、そこに至る原因を表す単語が違います。
この区別は、日常生活の出来事を具体的に説明するときにも役立ちます。
転んだという結果だけを見るのではなく、「なぜバランスを崩したのか」に注目すると、tripとslipのどちらを選ぶべきか判断しやすくなります。
例文:
- He slipped on the wet floor.(彼は濡れた床で滑った。)
- She tripped over the edge of the carpet.(彼女はカーペットの端につまずいた。)

床が滑るならslip、何かに足を引っかけるならtripって分けられるんだね。

転びそうになった理由を考えると、どちらを使うか判断しやすいよ。
tripとfallの違い:つまずく行為そのものと最終的に倒れ込む違い
tripとfallは、どちらも転倒に関係する単語ですが、表している動きが違います。
tripは足を取られてバランスを崩すこと、fallはその結果として実際に倒れたり落ちたりすることを表します。
tripは転倒につながる可能性のある途中の動き、fallは実際に下へ落ちる結果に焦点が置かれます。
そのため、「つまずいたけれど何とか立っていられた」という場面ではtripだけで十分です。
一方、つまずいた後に地面に倒れたことまで伝えるなら、trip and fallのように2つの動作を組み合わせられます。
この違いを意識すると、出来事をより細かく描写できます。
単に「転んだ」と言うのではなく、何かに足を引っかけたことから始まったのか、それとも別の理由で倒れたのかを区別できるため、状況を正確に伝えたいときに役立ちます。
fallの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- I tripped but managed to stay on my feet.(つまずいたが、なんとか立っていられた。)
- He tripped on the step and fell.(彼は段差につまずいて転んだ。)

tripしたあとにfallすることもあるけど、必ずfallするわけじゃないんだね。

tripは途中の出来事、fallは実際に倒れたところまで表すと考えると整理しやすいよ。
動詞「trip」のネイティブ的な使い方と実践例文
日常生活のハプニングで使えるフレーズ
tripは、日常生活のちょっとしたハプニングを話すときに使いやすい単語です。
家の中で物につまずいたり、階段で足を取られたり、走っている途中でバランスを崩したりと、身近な場面に自然に登場します。
大きな事故というよりも、日常の中で一瞬足元が乱れた出来事を話すときに向いています。
特にtrip over ~を覚えておくと、「何につまずいたのか」を具体的に説明できます。
大きな事故だけでなく、転ばずに済んだ軽い出来事にも使えるので、会話の中で使う場面を想像しやすい表現です。
さらにalmostやwhileなどを組み合わせると、「危うくつまずいた」「何かをしている途中につまずいた」といった細かな状況も表現できます。
単にtripという動詞だけを覚えるより、こうした周辺の表現と一緒に身につけると、実際の会話で使いやすくなります。
例文:
- I tripped over my backpack when I got up.(立ち上がったとき、自分のリュックにつまずいた。)
- She almost tripped while carrying the boxes.(彼女は箱を運んでいる途中で、危うくつまずくところだった。)
- I nearly tripped when the lights suddenly went out.(明かりが突然消えたとき、危うくつまずくところだった。)

転んだわけじゃなくても、こういう小さな失敗にtripが使えるのは便利だね。

日常の「ちょっと足を取られた」という出来事を話すには、かなり使いやすい表現だよ。
「うっかりミス」や比喩表現として日常会話・ビジネスで使うコツ
tripは、実際の足元だけでなく、「何かに引っかかってうまく進めない」という比喩にもつながります。
特にtrip upは、問題や質問に引っかかってミスする場面で使えるため、仕事や勉強について話すときにも登場します。
単純な「間違える」という意味ではなく、何かが障害になって一時的にうまく進めなくなったようなニュアンスがあります。
一方で、単独のtripを「うっかりミスをする」という意味で何にでも使えるわけではありません。
言葉についてならtrip over one's words、誰かが問題に引っかかってミスした場合ならtrip upなど、組み合わせによって意味が具体化されることを意識すると自然です。
日常会話では、緊張して言葉に詰まった場面や、質問の意外な部分で答えを間違えた場面などに使えます。
ビジネスの場でも意味自体は使えますが、相手や状況によっては、より直接的な表現のほうが適している場合もあります。
まずはtrip over one's wordsやtrip upといった形で、使われ方をまとまりごと覚えると扱いやすくなります。
例文:
- The technical question tripped me up during the meeting.(会議中、その専門的な質問に引っかかってしまった。)
- I sometimes trip over my words when I'm nervous.(緊張すると、ときどき言葉に詰まってしまう。)
- The complicated instructions tripped me up at first.(その複雑な説明に、最初は戸惑ってしまった。)

tripを見たら、何でも「うっかりミスする」と考えるのは危ないんだ。

実際の「つまずく」から比喩的な意味へ広がっているので、overやupなどの形まで見るのがポイントだよ。
まとめ
tripは名詞では「旅行」がよく知られていますが、動詞になると基本的に「つまずく」「足をとられる」という意味になります。
特に、何かに足を引っかけてバランスを崩す場面で使われ、実際に転んだかどうかまでは含みません。
そのため、tripしたものの何とか立っていられたという場面でも自然に使えます。
また、trip over ~では「~につまずく」と原因を具体的に示せる一方、trip upになると「足をすくわれる」だけでなく、「問題や質問に引っかかってミスする」という比喩的な意味にも広がります。
さらにtrip over one's wordsのように、言葉につまずくことから「言い間違える」「言葉に詰まる」という表現もできます。
stumble・slip・fallとは似ていますが、tripは特に「足を引っかける・足を取られる」という部分に焦点があります。
単語単体の意味だけでなく、trip overやtrip upなどの形までまとめて覚えておくと、実際の英文や会話の中でも意味を判断しやすくなります。

tripって「旅行」のイメージが強かったけど、動詞では「つまずく」が基本で、そこからいろいろな表現に広がっているんだね。

まずは「足を取られる」という基本を押さえて、trip overやtrip up、trip over one's wordsへ広げていくと覚えやすいよ。
この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:
- 英検3級レベルの基本動詞まとめ...基本動詞を中心に、まず押さえておきたい単語を一気に確認
- 英検準2級レベルの基本動詞まとめ...日常会話ややや応用的な動詞を、例文と一緒に学習可能
- 英検2級レベルの基本動詞まとめ...より実践的・抽象的な動詞をまとめて確認し、語彙力を強化


「trip」は転ぶことまで含むのかと思っていたけど、転ばなくても使えるんだね。