enterに隠された意味とは?英語フレーズで使いこなす!
enterという単語を見ると、「入る」という意味を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、実際のenterはそれだけではありません。部屋や建物に入るだけでなく、データを入力する、大会にエントリーする、大学へ入学する、契約を結ぶなど、さまざまな場面で使われる便利な動詞です。
また、「enter toは間違いなの?」「enter intoとは何が違うの?」といった文法で迷いやすいポイントもあります。
この記事では、enterの基本的な意味から文法、よく使われる表現、似た単語との違いまでを、例文を交えながら分かりやすく解説します。
この記事を読み終える頃には、enterを場面に応じて自然に使い分けられるようになっているはずです。
enterの基本情報
enterの動詞の意味
enterは、「入る」という意味で覚えている人が多い動詞ですが、実際にはそれだけではありません。
基本となるイメージは「ある場所や状態の内側へ入ること」で、そこからさまざまな意味に広がっています。
建物や部屋に入る場面はもちろん、パソコンに情報を入力したり、大会へ参加したり、契約や新しい段階に入ったりするときにも使われます。
どれも「何かの中へ加わる」「内側へ移る」という共通した考え方で理解すると、それぞれの意味がつながって見えてきます。
また、enterはややフォーマルな印象を持つ動詞です。
そのため、友達同士の何気ない会話ではgo inが選ばれることが多い一方で、案内表示やニュース、ビジネス文書、試験問題などではenterがよく使われています。
まずは「中へ入る」という基本イメージを押さえ、そのイメージがさまざまな場面へ広がっていると考えると、複数の意味も無理なく覚えられるでしょう。
例文:
- We entered the museum at noon.(私たちは正午に博物館へ入りました。)
- Enter your name.(名前を入力してください。)


場所でもデータでも、「中へ加える・入れる」という共通した考え方で覚えると意味が整理しやすいよ。
enterの名詞形は?
enter自体は動詞ですが、関連する名詞も一緒に覚えておくと語彙が広がります。
代表的なのはentranceで、「入り口」や「入場」という意味があります。
建物の入口を示す看板などでもよく見かける単語です。
一方、entryは「入場」「参加」「応募」「記入」など幅広い意味を持ちます。
例えば、大会への応募や辞書の項目、フォームへの入力内容などにも使われます。
さらにentrantという単語は「参加者」「応募者」という意味で、コンテストや大会などで見かけることがあります。
どれもenterから派生した単語なので、意味のつながりを意識しながら覚えると記憶に残りやすくなります。
特にentryは意味の幅が広く、試験の「応募」、日記や辞書の「項目」、データベースへの「登録内容」など、文脈によって訳し方が変わります。最
初は日本語訳を一つに絞ろうとせず、「何かを中へ入れた結果」という共通したイメージで捉えると理解しやすくなるでしょう。
例文:
- Use the main entrance.(正面入口をご利用ください。)
- Your entry was accepted.(あなたの応募は受理されました。)
- There were over 100 entrants.(参加者は100人を超えていました。)

entryって「入場」だけじゃなくて「応募」や「入力内容」にもなるんだね。

同じ「入れる」という考え方から意味が広がっているから、場面によって自然に使い分けられているよ。
enterの発音と読み方
enterの発音は「エンター」に近く、発音記号では/ˈentər/です。
最初のenにアクセントがあり、「ター」の部分は日本語よりも弱く短めに発音されます。
カタカナだけで覚えると実際の発音と少しずれてしまうため、音声もあわせて確認しておくと安心です。
また、アメリカ英語では語尾のtが軽く弾くような音になり、「エナー」のように聞こえることがあります。
一方、イギリス英語ではtの音が比較的はっきり発音される傾向があります。
多少聞こえ方が違っても、どちらも同じenterなので、リスニングでは慣れておくと理解しやすくなるでしょう。

アメリカ英語だと「エナー」みたいに聞こえることがあるけど、別の単語かと思ってたわ。

そう感じる人は多いね。
発音は少し違って聞こえても、同じenterだから安心して大丈夫だよ。
文法のつまずきポイント!enterの「後ろ」に何をつける?
部屋に入る時は「enter to」じゃない?前置詞がいらない理由
英語を勉強していると、「入る」はgo intoのイメージがあるため、enter to the roomのように言いたくなることがあります。
しかし、これは自然な英語ではありません。
enterは目的語を直接続けられる他動詞なので、場所の前にtoやintoを付ける必要がありません。
そのため、「部屋に入る」はenter the room、「建物に入る」はenter the buildingのようになります。
これはvisit the cityやdiscuss the problemと同じように、動詞のすぐ後ろへ目的語を置くタイプだと考えると理解しやすくなります。
日本語では「〜に入る」と言うため前置詞を付けたくなりますが、英語ではenterの中に「中へ入る」という意味がすでに含まれているため、前置詞を重ねる必要はありません。
このルールは学校のテストや英検などでもよく問われるポイントです。
一度覚えてしまえば応用しやすいので、「enter+場所」をひとまとまりの形として身につけておくと、会話でも文章でも自然に使えるようになります。
例文:
- They entered the building together.(彼らは一緒に建物へ入りました。)
- No one may enter this area.(この区域には誰も立ち入ることができません。)

go toみたいにtoを付けたくなるけど、どうしてenterにはいらないの?

enterは「入る」という意味を動詞だけで表せる他動詞だからだよ。
だからenter the roomのように、そのまま場所を続ければ自然なんだ。
「enter into」になると意味が変わる?前置詞がつく特殊なパターン
基本的に場所へ入るときはenter+場所ですが、enter intoになると意味が変わる場合があります。
代表的なのは、契約・交渉・議論・新しい段階などに「入る」「開始する」という使い方です。
この場合は、物理的な場所ではなく、ある活動や状態の中へ加わることを表しています。
例えば、enter into a contractは「契約を結ぶ」、enter into negotiationsは「交渉を開始する」という意味になります。
また、enter into discussionのように「議論を始める」という表現もあります。
このようなenter intoは、ビジネス文書や新聞記事、フォーマルなスピーチなどでよく使われる表現です。
場所に入る意味のenterとは役割が異なるため、「前置詞が付いただけ」と考えるのではなく、一つの決まった表現として覚えておくと混乱しにくくなります。
つまり、場所に入るenterと状態や活動に入るenter intoは役割が異なります。
「場所ならenterだけ」「契約や交渉、新しい段階ならenter into」という基本的な区別を意識すると、多くの場面で正しく使い分けられるようになります。
例文:
- The countries entered into an agreement.(その国々は協定を結びました。)
- They entered into negotiations yesterday.(彼らは昨日、交渉を開始しました。)
- We entered into a serious discussion.(私たちは真剣な議論を始めました。)

enter intoは「中に入る」を強調しているわけじゃなくて、別の表現として覚えたほうがよさそうだね。

場所ではなく、契約や交渉のような「新しく始まるもの」と組み合わせることが多い表現だよ。
enterの主要な意味:日常からITまで
場所・空間:建物や部屋の中に「入る」(go intoとの違い)
enterの最も基本的な意味は、「建物や部屋などの中へ入ること」です。
ただし、日常会話ではgo inやgo intoが使われることも多く、enterはややフォーマルな響きを持っています。
そのため、enterは会話だけでなく、案内表示やニュース、ホテルや空港でのアナウンス、法律や規則などでもよく見かけます。
例えば、「立入禁止」はDo not enter.と書かれることが一般的です。
一方で、友達同士ならGo in.と言うほうが自然な場面も少なくありません。
また、go intoは「中へ入っていく動作」を表すのに対し、enterは「入る」という行為そのものを簡潔に表現します。
意味は似ていますが、文章の雰囲気や使われる場面に違いがあることを知っておくと役立ちます。
どちらが正しい・間違いということではなく、フォーマルさや場面に応じて選ばれている表現だと考えると理解しやすいでしょう。
例文:
- Please do not enter this area.(この区域には立ち入らないでください。)
- He entered the hotel through the main entrance.(彼は正面入口からホテルに入りました。)

映画やゲームでDo not enter.ってよく見るけど、確かにちょっとかたい雰囲気があるね。

友達との会話ならGo in.でも自然だけど、標識や案内ではenterがよく使われるよ。
IT・データ:情報をシステムに「入力する」「登録する」
パソコンやスマートフォンを使う場面では、enterは「情報を入力する」という意味で非常によく使われます。
ここでのenterは、文字や数字を入力欄に書き込むイメージです。
名前やメールアドレス、パスワード、暗証番号、認証コードなど、フォームに必要な情報を入力するときによく登場します。
「登録する」という訳が当てられることもありますが、enter自体は「入力する」という動作を表すことが多く、実際にデータを保存・登録するかどうかまでは含まない場合があります。
そのため、画面の指示ではEnter your email address.(メールアドレスを入力してください。)のような表現を頻繁に見かけます。
最近では、ネットショッピングや銀行のオンラインサービス、スマートフォンのアプリなど、さまざまな場面でこの意味のenterに触れる機会があります。
英語表示の画面を見ると、enterの後ろには「入力してほしい情報」が続くことが多いため、そのパターンを覚えておくと英語の案内も読みやすくなります。
例文:
- Please enter your PIN.(暗証番号を入力してください。)
- Enter the verification code.(認証コードを入力してください。)

「入力してください」の画面って、本当にenterばかりだね。
今まであまり気にしてなかったわ。

一度意識すると、ログイン画面やネットショッピングなど、いろいろな場面で見つけられるようになるよ。
活動・所属:大会に「参加する」・組織に「入会する」
enterは、人や物が新しく活動や組織の中へ加わることも表せます。
大会やコンテストでは、enter a competitionやenter a contestで「大会にエントリーする」「応募する」という意味になります。
日本語では「参加する」と訳されることもありますが、実際には「正式に申し込む」というニュアンスが含まれています。
そのため、競技が始まることではなく、参加者として登録する場面を表す表現です。
また、学校や軍隊、特定の職業などへ加わる場合にもenterが使われます。
例えば、enter collegeは「大学へ入学する」、enter the militaryは「軍隊に入隊する」という意味です。
いずれも、新しい環境や組織の一員になることに焦点が置かれています。
このように、建物の中だけでなく、新しい活動や組織の一員になる場面でもenterは自然に使われます。
「ある場所や集団の内側へ加わる」という基本イメージを意識すると、これらの使い方にも共通点があることが分かるでしょう。
例文:
- She entered a singing contest.(彼女は歌のコンテストに応募しました。)
- He entered college last year.(彼は昨年大学へ入学しました。)
- Many young people enter the workforce after graduation.(多くの若者は卒業後に社会へ出ます。)

大学に入学するのとコンテストに応募するのが、どっちもenterなのはどうして?

どちらも新しい環境や活動の中へ加わるという共通点があるからだよ。
「中へ入る」という基本イメージが広がった使い方なんだ。
enterに隠された「もう一つの顔」:enter intoの重要フレーズ
契約や交渉を「結ぶ・開始する」:enter into a contract
enter intoは、「場所に入る」という意味ではなく、「契約・交渉・話し合いなどを正式に始める」という場面でよく使われる表現です。
特にビジネスや法律の文書では非常によく登場します。
代表的なのがenter into a contractで、「契約を結ぶ」という意味になります。
ここでのenter intoは、契約という関係の中へ入るイメージです。
同じように、enter into negotiationsなら「交渉を開始する」、enter into an agreementなら「合意を結ぶ」という意味になります。
日常会話ではsign a contract(契約書に署名する)のほうがよく使われることもありますが、契約そのものを正式に成立させる場面ではenter into a contractも非常に自然な表現です。
署名という行為だけでなく、「契約関係に入る」という少し広い意味を表せるため、ニュース記事や企業の発表などでもよく使われています。
また、この表現は会社同士の契約だけでなく、個人と企業の契約や団体同士の合意など、さまざまな場面で使うことができます。
フォーマルな表現ではありますが、ビジネス英語では頻出なので、ひとまとまりのフレーズとして覚えておくと役立ちます。
例文:
- The two companies entered into a contract.(その2社は契約を結びました。)
- We entered into negotiations with a new supplier.(私たちは新しい取引先との交渉を開始しました。)
- They entered into an agreement last month.(彼らは先月、合意を結びました。)

enter intoって、ビジネスの記事で見かけることが多い気がする。

契約や交渉のように、正式な手続きを表す場面で特によく使われる表現なんだ。
新たな段階に「入る」:人生やプロジェクトの節目での使い方
enter intoは、人生や仕事などで新しい段階へ進むことを表すときにも使われます。
例えば、enter into a new eraなら「新しい時代に入る」、enter into a new phaseなら「新たな段階に入る」という意味です。
ここで「入る」のは建物ではなく、時間や状況の変化です。
この表現はニュースやスピーチ、ビジネス文書などでよく見られます。
プロジェクトが次の段階へ進んだり、新しい人生のスタートを迎えたりする場面で使われることが多く、少しフォーマルな印象があります。
「場所に入る」という基本イメージが、「新しい状況の中へ移る」という意味に広がった表現だと考えると理解しやすいでしょう。
そのため、実際に何かの中へ移動するわけではなくても、「新しい時代」「新しい局面」「新しい生活」といった抽象的なものを目的語に取ることができます。
この使い方を覚えておくと、ニュース記事やビジネス関連の英文を読む際にも意味をつかみやすくなります。
「ある変化が始まった」というニュアンスを持つ表現として理解しておくとよいでしょう。
例文:
- The project entered into a new phase.(そのプロジェクトは新たな段階に入りました。)
- The country entered into a new era.(その国は新しい時代を迎えました。)
- She entered into a new stage of her career.(彼女はキャリアの新たな段階へ進みました。)

建物じゃなくて「時代」や「段階」にもenter intoが使えるんだね。

目に見える場所ではなくても、「新しい状態へ移る」という考え方は共通しているよ。
おさらい:「場所」に入る時はintoをつけない鉄則ルール
ここまで見てきたように、enterには前置詞を付ける場合と付けない場合があります。
この違いを整理しておくと、使い方で迷うことが少なくなります。
建物や部屋、学校など、実際の場所へ入るときはenter+場所が基本です。
enter the roomやenter the buildingのように、toやintoは必要ありません。
これはenterが他動詞であり、「中へ入る」という意味をすでに含んでいるためです。
一方、enter intoになるのは、契約・交渉・議論・新しい段階など、目に見えない状態や活動について話す場合です。
こちらは一つの決まった表現として覚えてしまうほうが実用的です。
英語では、同じ動詞でも前置詞が付くことで意味や使い方が変わることは珍しくありません。
しかし、enterについては「場所ならenterだけ」「契約や段階ならenter into」という2つのパターンをまず押さえておけば、多くの場面に対応できます。
細かな例外を覚えるよりも、この基本ルールをしっかり身につけることが、自然な英語への近道です。
例文:
- Visitors may enter the museum after 9 a.m.(来館者は午前9時以降に入館できます。))
- The company entered into a partnership.(その会社は提携を結びました。)
- They entered into serious discussions.(彼らは本格的な話し合いを始めました。)

場所ならenterだけで、enter into the roomとは言わないって覚えればいいの?

その覚え方で大丈夫だよ。
enter intoは契約や交渉など特別な表現だから、まずは場所では使わないと覚えておけば十分だね。
enterと似た意味を持つ英単語・表現の違い
enterとgo inの違い:「中に入る」のフォーマル度を比較
enterとgo inはどちらも「中に入る」と訳せますが、使われる場面や文章の雰囲気が異なります。
enterはややフォーマルな表現で、案内表示やニュース、ビジネス文書、試験問題などでもよく使われます。
一方、go inは日常会話でよく使われる自然な言い方です。
友達同士で「入っていいよ」と言うなら、Go in.のほうが親しみのある表現になります。
意味自体に大きな違いはありませんが、文章の目的によって選ばれる単語が変わります。
例えば、ホテルの案内や施設の注意書きではenterが使われることが多く、家族や友達との会話ではgo inのほうが自然です。
どちらが正しいというより、「場面に合った表現」を選んでいると考えると分かりやすいでしょう。
会話ではgo in、少しかしこまった文章ではenterというイメージを持っておくと迷いにくくなります。
英語では、このようなフォーマルさの違いによる使い分けがよくあるため、意味だけでなく使用場面も一緒に覚えておくのがおすすめです。
例文:
- Please enter the building through the front door.(正面入口から建物へお入りください。)
- Go in and have a seat.(中に入って座ってください。)

意味はほとんど同じでも、場面によって自然な言い方が違うんだね。

英語では意味だけでなく、場面に合った表現を選ぶことも大切なんだよ。
enterとinputの違い:パソコンやスマホで「入力する」ときの使い分け
どちらも「入力する」と訳されることがありますが、enterとinputは使い方が少し異なります。
enterは、フォームや画面の入力欄に情報を書き込む動作を表す一般的な単語です。
そのため、ログイン画面や会員登録、ネットショッピングなどで最もよく見かけます。
一方、inputは「データを入力する」という技術的な意味合いがやや強く、ITやプログラミング、コンピューター関連の説明で使われることが多い単語です。
また、名詞として「入力」や「意見」という意味でもよく使われます。
普段の画面表示ではEnter your password.のような表現が一般的で、inputが使われる場面は比較的限られています。
英語のソフトウェアやWebサイトでも、「ユーザーに情報を入力してもらう」という案内ではenterが選ばれることがほとんどです。
そのため、英会話や日常的な英語ではenterを優先して覚えておけば十分対応できます。
inputはIT分野の英文やマニュアルを読む機会が増えてきたら、専門的な表現として少しずつ覚えていくとよいでしょう。
例文:
- Enter your password.(パスワードを入力してください。)
- The system automatically inputs the data.(そのシステムはデータを自動で入力します。)

パソコンのことだから、どっちも同じくらい使うのかと思ってたよ。

実際には、画面の案内ではenterのほうがずっと見かけるね。
inputは少し専門的な場面で使われることが多いよ。
enterとjoinの違い:組織やグループに「入る」ときの正しい選び方
enterもjoinも「入る」と訳されることがありますが、注目しているものが違います。
joinは、グループやチーム、人の集まりに加わることを表すのが基本です。
クラブ活動に入ったり、会社に入社したり、友達の輪に加わったりするときにはjoinがよく使われます。
一方、enterは「新しい組織や活動に入る」という、少し広い意味を持っています。
enter collegeやenter the militaryのように、学校や軍隊などへ正式に入る場面では自然ですが、スポーツチームや趣味のサークルなどではjoinのほうが一般的です。
また、joinは「仲間になる」というニュアンスが強く、人とのつながりを意識した表現です。
それに対してenterは、「ある環境や制度の中へ入る」という出来事そのものに焦点が当たっています。
そのため、大学や職業、軍隊など、人生の節目となる場面で使われることが多いのも特徴です。
どちらも「入る」ですが、「仲間に加わる」のか、「新しい環境へ入る」のかという視点で考えると違いが分かりやすくなります。
日本語では同じように訳されることが多いので、英語では何に焦点を当てているのかを意識すると使い分けしやすくなるでしょう。
joinの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- She joined the tennis club.(彼女はテニス部に入りました。)
- He entered college this spring.(彼はこの春、大学へ入学しました。)

「会社に入る」なら、enterでもjoinでも言えそうな気がしてきたわ。

場面によっては両方使えることもあるけど、会社なら「組織の一員になる」という意味でjoinのほうが自然なことが多いよ。
一方で、大学ならenter collegeがよく使われるね。
シチュエーション別!そのまま使えるenterの活用例文集
日常生活:部屋に入る、イベントに申し込むときのフレーズ
enterは日常生活でも意外と目にする機会が多い動詞です。
建物や部屋へ入る場面だけでなく、イベントやコンテストへ申し込む場面でも使われます。
建物に入るときはenter the roomやenter the buildingのように、前置詞を入れずにそのまま場所を続けます。
また、イベントではenter a competitionやenter a contestで「大会やコンテストにエントリーする」という意味になります。
どちらも「中へ入る」という基本イメージから派生した使い方なので、一つずつ別の意味として覚えるよりも共通点を意識すると記憶に残りやすくなります。
特に日本語の「エントリーする」はこのenterが由来なので、カタカナ語と結び付けて覚えると意味をイメージしやすいでしょう。
旅行先の案内板や公共施設の表示では「立ち入り」に関するenterを見かけることが多く、趣味やスポーツでは「大会へエントリーする」という意味で使われます。
日常生活の中でも接する機会が多い動詞なので、基本表現を覚えておくと実際の英語に触れたときの理解がぐっと深まります。
例文:
- We entered the park early in the morning.(私たちは朝早く公園に入りました。)
- We entered the museum as soon as it opened.(私たちは開館するとすぐに博物館へ入りました。)
- She entered a photo contest.(彼女は写真コンテストに応募しました。)

コンテストに応募するのもenterなんだね。
「エントリーする」ってカタカナの感覚に近いのかも。

そのイメージで大丈夫だよ。
日本語の「エントリー」は英語のenterから来ているから、意味もつながっているんだ。
ビジネス:市場参入(re-enter)、契約、データ入力のフレーズ
ビジネスではenterが使われる場面は非常に幅広くあります。
契約を結ぶときのenter into a contractや、システムへ情報を入力するenter customer dataなどは特によく見かける表現です。
また、re-には「再び」という意味があり、re-enterは「再び入る」「再参入する」を表します。
例えば、一度撤退した企業が市場へ戻る場合にはre-enter the marketという表現がよく使われます。
さらに、enter the marketは「市場に参入する」、enter the industryは「業界へ参入する」という意味でも使われます。
この場合は、建物へ入るのではなく、新しいビジネスの分野で活動を始めることを表しています。
このように、ビジネス英語では「場所に入る」という意味よりも、「市場へ参入する」「契約を結ぶ」「データを入力する」といった少し広い意味で使われることが多くなります。
ニュース記事や企業のプレスリリースでも頻繁に登場するため、基本的なコロケーションとして覚えておくと英文が読みやすくなるでしょう。
例文:
- The company entered into a contract with a new partner.(その会社は新しい取引先と契約を結びました。)
- Please enter the customer information into the system.(顧客情報をシステムに入力してください。)
- The company plans to re-enter the European market.(その会社はヨーロッパ市場へ再参入する予定です。)

re-enterって、「もう一回入る」だから「再参入」になるんだね。

そう、re-はよく使われる接頭辞だから、rewriteやrebuildみたいな単語にも応用できるよ。
学業・教育:学校への「入学」や「出願」で使う表現
教育に関する話題でもenterはよく使われます。
特に、大学や専門学校へ入学する場面ではenter collegeやenter universityという表現を目にすることがあります。
また、学校や試験への出願では、地域や制度によって表現は異なりますが、enterが「正式に申し込む」という意味で使われることもあります。
入試や資格試験では、受験者がエントリーするという感覚に近い表現です。
ただし、日常会話では「学校へ通い始める」という意味でstart schoolやgo to schoolなどが使われることも多いため、場面によって自然な表現を選ぶことが大切です。
特にenter universityは学校案内やニュース、ややフォーマルな文章で見かけることが多く、友達同士の会話では別の表現が選ばれることもあります。
このように教育分野でも、enterには「新しい学びの場へ加わる」というニュアンスがあります。
「学校という環境に入る」という基本イメージを意識すると、ほかの意味との共通点も見えてきます。
例文
- She entered university this spring.(彼女はこの春、大学へ入学しました。)
- He entered medical school at the age of twenty.(彼は20歳で医学部へ入学しました。)
- She hopes to enter one of the country's top universities.(彼女は国内有数の大学への入学を目指しています。)

学校なら何でもenterを使うのかと思ったけど、普段の会話では別の表現もあるんだね。

enterは少しフォーマルな場面で使われることが多いから、会話ではstart schoolなどもよく耳にするよ。
まとめ
enterは「入る」という意味を持つ動詞ですが、その「入る」は建物や部屋だけに限りません。
情報を入力したり、大会へエントリーしたり、新しい学校や組織へ加わったりと、「何かの中へ入る・加わる」という共通したイメージから、さまざまな使い方に広がっています。
文法では、場所に入るときは「enter+場所」で前置詞は不要という点が特に重要です。
一方で、enter intoになると「契約を結ぶ」「交渉を開始する」「新しい段階に入る」といった意味になり、場所を表すenterとは使い方が異なります。
まずはこの違いをしっかり押さえておくと、多くの場面で迷わず使えるようになるでしょう。
最初はenter the room、Enter your password.、enter into a contractの3つを基本表現として身につけるのがおすすめです。
これらを理解できれば、日常会話だけでなく、ビジネスやニュース、パソコンやスマートフォンの操作画面などで見かけるenterも自然に読み取れるようになります。
enterは英検やTOEICでも頻出の基本動詞です。
「中へ入る」というイメージを軸に覚えておけば、新しい表現に出会ったときも意味を推測しやすくなります。
まずはよく使う表現から繰り返し使い、少しずつ自然に身につけていきましょう。

最初は「入る」だけの単語だと思っていたけど、いろいろな場面で同じイメージがつながっているんだね。

基本のイメージを押さえておけば、意味を一つずつ暗記しなくても理解しやすくなるよ。
この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:
- 英検3級レベルの基本動詞まとめ...基本動詞を中心に、まず押さえておきたい単語を一気に確認
- 英検準2級レベルの基本動詞まとめ...日常会話ややや応用的な動詞を、例文と一緒に学習可能
- 英検2級レベルの基本動詞まとめ...より実践的・抽象的な動詞をまとめて確認し、語彙力を強化


「入る」だけじゃなくて、情報を入力するときにも使うんだね。
同じ単語なのが少し意外かも。