実は奥が深い!自動詞と他動詞で変わるburnの意味と文法
burn は「燃える」という基本的な意味だけでなく、自動詞・他動詞の違い、句動詞、比喩表現、スラングまで含めると非常に守備範囲の広い動詞です。
特に英語学習者がつまずきやすいのが、「燃えている状態」と「燃やす行為」の違いや、日常会話とビジネスで使える・使えない場面の見極めです。
この記事では、burn の文法的な使い分けから、ネイティブが実際に使うリアルなニュアンスまでを整理し、理解と実践の両方につながる形で解説します。
burnの基本情報をチェック
burnの動詞の意味
burn は「燃える」「焼ける」「焦げる」を基本とする動詞で、自動詞・他動詞の両方で使える非常に守備範囲の広い語です。
火がついて実際に燃える場面だけでなく、「熱でダメージを受ける」「エネルギーを消費する」「感情や記憶が強く残る」といった抽象的・比喩的な意味にも発展します。
特に英語では「強いエネルギーが一方向に消費される」というイメージが核にあり、火・体・感情・お金・時間など、対象が変わっても同じ感覚で使われます。


うん、でも全部「強く消費される」イメージでつながってるよ。

燃える感覚が共通なんですね。

そう考えると、比喩も理解しやすくなるよ。
burnの名詞の意味
名詞の burn は「やけど」「火傷の跡」「燃焼による損傷」を表します。
単なるケガだけでなく、火や熱によって残ったダメージそのものを指す点が特徴です。
日常会話では軽いやけどから、事故・医療の文脈まで幅広く使われます。
また比喩的に「精神的なダメージ」や「痛み」を表すこともあります。
例文:
- I got a burn on my hand.(手にやけどをした)

やけどの跡も burn なんですね。

うん。「残ったダメージ」という感覚がポイントだよ。

動詞の burn とイメージがつながるわ。

名詞でも同じ感覚で覚えると楽だよ。
burnの過去形・過去分詞形
burn の過去形・過去分詞形には burned と burnt の2種類があります。
意味や使い方に大きな違いはなく、地域差・スタイルの違いと考えるのが自然です。
アメリカ英語では burned が圧倒的に一般的で、イギリス英語では burnt もよく使われます。
形容詞的に使われる場合は、イギリス英語寄りの文脈で burnt が好まれることもあります。
例文:
- I burned the toast.(トーストを焦がした)
- I burnt the toast.(トーストを焦がした)

意味が同じなら迷う…。

基本は burned を使えば問題ないよ。

イギリス英語っぽくしたいなら burnt?

その理解でOKだよ。
burnの発音と読み方
burn の発音は /bɜːrn/。カタカナでは「バーン」と書かれますが、日本語の長音よりも少し短く、中央寄りの母音を意識すると自然です。
また r の音がしっかり入るため、「バン」や「ボーン」にならないよう注意が必要です。
発音が曖昧だと、barn や born と聞き間違えられることもあります。

発音、意外と難しい…。

母音より r を意識すると安定するよ。
自動詞と他動詞で変わるburnの基本
自動詞のburn:主語が勝手に燃える「火事だ!」のニュアンス
自動詞の burn は「主語そのものが燃える・焼ける」という状態の変化を表します。
誰かが意図的に燃やしたかどうかは重要ではなく、「結果として燃えた」という点に焦点が置かれます。
そのため、事故・自然発生・予期せぬ出来事との相性がとても良い動詞です。
また、burn は単に「火がつく」だけでなく、「焦げる」「過熱される」といった軽いニュアンスも含むため、料理や日常の失敗談でも頻繁に使われます。
例文:
- The house burned down.(その家は燃え落ちた)
- My toast burned.(トーストが焦げた)

誰が燃やしたか分からなくても使えるんですね。

原因より「燃えた状態」に注目するのが自動詞の burn だよ。

ニュースの火事表現で多い理由が分かったわ。
他動詞のburn:対象を燃やす「ゴミ出し・料理・カロリー」の用法
他動詞の burn は「〜を燃やす」「〜を焼く」といった意図的な行為を表します。
必ず目的語を取り、「何を燃やしたのか」が明確になるのが特徴です。
物理的に火を使う場面だけでなく、カロリー・脂肪・時間・お金など、消費されるものにも幅広く使われ、現代英語では比喩的用法のほうが頻出することもあります。
例文:
- I burned the trash.(ゴミを燃やした)
- This exercise burns calories.(この運動はカロリーを消費する)

火を使ってないのに burn なんですね。

「消費する」感覚があれば burn が使えるよ。

だからダイエット表現で多いんだ。

英語らしい発想だね。
迷ったらここをチェック!主語と目的語の関係で見分ける方法
burn が自動詞か他動詞か迷ったら、「主語が燃えているのか/何かを燃やしているのか」を確認するのが最も確実です。
- 主語=燃えたもの
→ 自動詞 - 目的語=燃やした対象
→ 他動詞
この視点を持つと、句動詞(burn down など)でも意味の違いを正確に判断できるようになります。

文を見て主語を見るんですね。

それだけで8割は解決するよ。

意味で迷うより、文の形を見る方が早いわ。

英語は構造で考えると楽になるよ。
句動詞・イディオムで広がる!burnの応用表現
burn downの意味:「全焼する」と「焼き払う」の使い分け
burn down は burn に down が加わることで、「完全に燃え尽きる」「原形をとどめないほど燃える」という意味合いが強くなります。
自動詞・他動詞の両方で使われ、文の構造によって意味がはっきり分かれます。
自動詞の場合は「建物などが自然に・結果として全焼する」ことを表し、他動詞の場合は「人が意図的に焼き払う」という行為に焦点が移ります。
例文:
- The building burned down.(その建物は全焼した)
- They burned down the old house.(彼らは古い家を焼き払った)

同じ burn down でも印象が全然違いますね。

主語が「人」か「建物」かで意味が決まるんだ。

ニュースだと自動詞が多い気がする。

責任の所在をぼかしたい時にもよく使われるよ。
burn outの比喩的用法:「燃え尽き症候群」から感情の消耗まで
burn out は「完全に燃え尽きる」という物理的イメージから転じて、心身のエネルギーが使い果たされた状態を表します。
仕事・勉強・人間関係など、長期間の負荷が続いた結果として使われることが多い表現です。
単なる「疲れた(tired)」よりも深刻で、「やる気そのものがなくなった」ニュアンスを含みます。
例文:
- I’m burned out from work.(仕事で燃え尽き状態だ)
- She burned out after years of intense study.(彼女は長年の厳しい勉強で燃え尽きた)

疲れてるだけとは違うんですね。

気力まで消耗している感じだよ。

だから深刻そうに聞こえるんだ。

使うときは状況を選んだほうがいいね。
SNSで頻出!スラングとしてのburn:「論破」や「皮肉」のニュアンス
スラングとしての burn は、「相手に精神的ダメージを与える発言」「鋭い皮肉」「見事な切り返し」を意味します。
炎で焼くように、言葉で相手を打ち負かすイメージです。
SNSやカジュアルな会話で使われ、褒め言葉としても、やや攻撃的な評価としても使われます。
例文:
- That was a sick burn.(今のは強烈な皮肉だった)
- His comeback was a brutal burn.(彼の切り返しは強烈な論破だった)

burn って褒めてるの?

うん、「上手い皮肉だね」って意味だよ。

でも言われた側は痛そう。

だから使う場面は要注意だよ。
「心が燃える?」比喩表現としてのburn:食べ物や感情での使い方
burn は火や熱だけでなく、強い刺激・感情・記憶を表す比喩としても使われます。
「ヒリヒリする」「胸に強く残る」といった感覚を表現するのに適した動詞です。
特に体の感覚(痛み・辛さ)や、感情的な印象(忘れられない思い)と相性が良いのが特徴です。
例文:
- My eyes are burning.(目がヒリヒリする)
- His words burned in my mind.(彼の言葉が心に焼き付いた)

感情まで burn するんですね。

強く残るものは「燃える」感覚で表すんだ。

日本語の「焼き付く」に近いですね。

かなり近い感覚だよ。
そのまま使える!ネイティブのリアルな実践フレーズ集
日常会話の定番:「I’m burned(もうヘトヘト)」などの頻出表現
burned は日常会話で「疲れ切っている」「精神的にも体力的にも消耗している」という意味で使われます。
単なる tired よりもやや感情がこもり、「もう余力がない」というニュアンスが強いのが特徴です。
また、「同じことをもうやりたくない」「懲りた」という意味で使われることもあり、経験に基づく疲労感を表せます。
例文:
- I’m totally burned today.(今日は完全にヘトヘトだ)
- I’m burned after dealing with that problem.(あの問題に対応して、もうクタクタだ)
- I’m burned from working late all week.(1週間ずっと残業で、もう限界だ)
- I’m burned. I don’t want to deal with this again.(もう懲りた。これには二度と関わりたくない)

burned だけで、ここまで色々言えるんですね。

状況を選べば、短いのに感情が伝わる表現だよ。

確かに愚痴っぽいけど、リアルだわ。

それが日常会話向きなんだ。
ビジネス・フォーマルでの注意点:不用意に使うと危ないシーンとは?
burn / burned / burned out は感情的・口語的な響きが強く、ビジネスやフォーマルな場面では慎重に使う必要があります。
特に「不満」「限界」「やる気の低下」を直接的に連想させるため、上司や取引先に対して使うとネガティブに受け取られる可能性があります。
そのため、職場ではより中立的で客観的な表現に言い換えるのが無難です。
言い換え例:
- exhausted(非常に疲れている)
- overworked(働きすぎている)
- experiencing fatigue(疲労を感じている)

会議で I’m burned out って言うのは危険?

正直に言いすぎる印象になるね。

じゃあ言い換えたほうがいい?

うん、ビジネスでは安全な表現を選ぼう。
まとめ
burn は「火が出る」「燃やす」といった物理的な意味を軸にしつつ、疲労・消耗・感情・皮肉など抽象的な意味にも自然に広がる単語です。
自動詞か他動詞かは主語と目的語の関係を見れば判断でき、句動詞やスラングでは文脈理解が特に重要になります。
また、日常会話では感情を強く伝えられる一方、ビジネスでは慎重な言い換えが求められる点も押さえておく必要があります。

burn って「燃える」だけだと思ってた。

そこから疲労や感情、スラングまで広がるのが面白いところだね。

自動詞と他動詞の違いも、主語を見るって分かりやすかったわ。

形より意味と文脈を見るのがコツだね。

あと、日常会話では使えても、仕事では注意が必要なんですね。

そう、だからこそ、使い分けを知ってると英語が一段レベルアップするよ。


burn って火の単語なのに、意味が多すぎない?