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causeは「引き起こす」だけじゃない?意外な意味と自然な使い方の秘密

目安時間 48分
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causeは「引き起こす」という意味で覚えている人が多い単語ですが、実際には「原因」「理由」「大義」など、名詞としても幅広く使われます。

さらに、「cause A to do」や「be caused by」のような重要構文から、「cause trouble」「cause for concern」のような定番表現まで、使われ方によって日本語訳が大きく変わります。

また、causeは事故やトラブルなどのネガティブな結果と一緒に使われることが多いため、単純に「引き起こす」と覚えるだけでは自然な使い方をつかみにくい面があります。

この記事では、動詞・名詞それぞれの基本的な意味から、似た単語との違い、日常会話やビジネス、ニュースでの使い方まで、causeの意味と使い方を整理していきます。





causeの基本情報


causeの動詞の意味


causeを動詞として使うと、基本的には「何かを原因として、別の出来事や状態を生じさせる」という意味になります。
日本語では「引き起こす」「もたらす」「〜の原因となる」などと訳されます。

単に「何かをする」というより、ある出来事Aがあって、その結果としてBが起こるという因果関係に焦点がある単語です。
そのため、事故や問題、損害、遅延など、何らかの結果が発生した経緯を説明するときに特によく使われます

また、causeの主語は人に限らず、天候や事故、ミス、発言、状況などにもなれます。
意図的に何かを起こした場合だけでなく、結果としてある出来事につながった場合にも使えるのがポイントです。

例文:

  • The new technology caused a major change in the industry.(その新しい技術は業界に大きな変化をもたらしました。)

  • His decision caused confusion among the staff.(彼の決定はスタッフの間に混乱を引き起こしました。)

「cause」って、何かを直接やるというより「結果を生じさせる」ことに重点があるんだね。



そう、だから「誰が何をしたか」より、「何がどんな結果を生んだか」を説明するときに使いやすいよ。



causeの名詞の意味


名詞のcauseは、基本的に「原因」「理由」という意味です。

何かが起こった理由を説明するときのcauseで、動詞の「引き起こす」と同じように、物事の因果関係を考えるところから意味がつながっています。

特に、ある出来事の背景にある具体的な要因を指すときに使われます。
例えば、事故や問題について「何が原因だったのか」を調べる場面ではcauseが自然です。

一方、causeには「正当な理由」「大義」という意味もあり、これは「人々が支持する価値のある目的」という方向に意味が広がったものです。

そのため、周囲にproblemやaccidentなどがあるのか、それともsupportやfight forなどがあるのかによって、どの意味なのかを判断する必要があります。

例文:

  • We need to find the cause of this problem.(私たちはこの問題の原因を見つける必要があります。)

  • The doctor explained the possible causes of the disease.(医師はその病気の考えられる原因を説明しました。)

名詞だと「原因」だけじゃなくて「大義」まであるんだ。
かなり意味が離れて見えるわ。



一見そうだけど、「何かを生み出す根本」というところから考えると、どちらもcauseの名詞としてつながっているよ。



causeの発音と読み方


causeの発音は /kɔːz/ に近く、カタカナでは「コーズ」と表記されることが多い単語です。
最後は「ス」ではなく、声を出す「ズ」に近い音になる点に注意しましょう。

母音も日本語の「オ」一音だけで済ませるより、少し伸びのある音として捉えると実際の発音に近づきます。

また、becauseの一部として見慣れている人も多いですが、cause単体では独立した単語です。
特に会話やSNSではbecauseを短くした「'cause」も登場するため、文字だけを見て通常のcauseと判断しないことも大切です。

発音そのものだけでなく、前後の文脈から単語の役割を見分ける意識も必要になります。

「コース」じゃなくて「コーズ」に近いんだね。



最後を無声音の「ス」にせず、軽く声を入れると英語の音に近づくよ。



causeの使い方:文法パターンと重要構文


最もよく使われる「cause + 名詞」:事故やトラブルの表現


causeの基本パターンは「cause + 名詞」で、「〜を引き起こす」という意味になります。
事故、損害、遅延、混乱、問題など、何らかの結果を生み出す場面で非常によく使われます。

文の中では「何が原因になったのか」と「何が起きたのか」を簡潔につなぐ役割を果たします。
causeは比較的客観的な表現なので、ニュース記事や報告書、ビジネス文書などでも使いやすいのが特徴です。

「〜のせいで」と感情的に責めるニュアンスを必ずしも含まないため、原因を淡々と説明したい場面にも向いています。
トラブルの経緯を説明するときは、主語と結果の関係が明確になるため、非常に使い勝手のよい形です。

例文:

  • The storm caused serious damage to the buildings.(その嵐は建物に深刻な被害をもたらしました。)

  • The accident caused a major traffic jam.(その事故は大規模な交通渋滞を引き起こしました。)

「cause + 名詞」は、事故や問題の説明でかなり使いやすそうだね。



特に「何が何を引き起こしたのか」を簡潔に伝えたいときに便利だよ。



重要構文「cause A to do」:Aに〜させる(強制・因果関係)


「cause A to do」は、「Aに〜させる」「Aが〜する原因となる」という重要な構文です。

形だけを見るとmake A doと似ていますが、causeは「命令してやらせる」というより、何かが原因となってAがその行動や状態になるという因果関係に重点があります。

そのため、Aの意思とは無関係に結果が生じる場合にも自然に使えます。

例えば、人が何かを意図して働きかけたというより、ニュースや事故、環境の変化などがきっかけとなって人の行動や状態が変わった場合に使いやすい表現です。

主語には人だけでなく、出来事や状況も置けるので、「ある出来事が結果として誰かを〜させた」という説明にも向いています。

例文:

  • The news caused him to change his mind.(そのニュースが彼の考えを変えさせました。)

  • The loud noise caused the baby to wake up.(大きな音で赤ちゃんが目を覚ましました。)

  • The mistake caused us to lose valuable time.(そのミスによって、私たちは貴重な時間を失いました。)

「cause A to do」って、make A doと似ているのに、どうしてtoが必要になるの?



そこはcauseとmakeで文の仕組みが違うからだね。
causeは「Aが〜する原因となる」という形で捉えると、to doになることが分かりやすいよ。



cause + 人 + 物(人に〜をもたらす・かける)


causeには「cause + 人 + 物」という形もあり、「人に〜をもたらす」「人に〜を与える」という意味になります。
ここでの物は、damageやtrouble、pain、stressなど、人にとって負担や影響となるものがよく入ります。

「人に何かが起こる原因となる」という考え方から、「人に〜をもたらす」という日本語につながっています。

日本語では「迷惑をかける」「痛みを与える」「損害を与える」など、場面ごとに別の動詞を使うことが多いですが、英語ではcauseを使ってまとめて表現できます。

特にcause me troubleのような形は会話でも使いやすく、相手への負担や悪影響について話すときに役立ちます。

例文:

  • The delay caused me a lot of trouble.(その遅れは私にかなり迷惑をかけました。)

  • The accident caused him serious injuries.(その事故は彼に重傷を負わせました。)

  • The unexpected change caused us a lot of stress.(予想外の変更は私たちに大きなストレスを与えました。)

日本語では「迷惑をかける」と言うところを、英語では「原因になる」という発想で表せるんだ。



そう、「人に何かの影響を生じさせる」と考えると、この語順も理解しやすいよ。



受動態での使い方:be caused byで「〜が原因である」


causeは受動態でも非常によく使われます。「be caused by + 原因」で、「〜によって引き起こされる」「〜が原因である」という意味になります。

能動態のcauseが「原因側」を主語にするのに対して、受動態では「起きた出来事や結果」を主語にできるため、原因を後から説明する形になります。

ニュースや説明文では特に頻出する形で、事故や火災、トラブルなどの原因を客観的に述べるときに便利です。

原因そのものを強調したいのか、まず起きた出来事を説明したいのかによって能動態と受動態を選べるため、causeを使うときは主語をどちら側に置くかも意識すると理解しやすくなります。

例文:

  • The delay was caused by heavy traffic.(その遅れは激しい交通渋滞が原因でした。)

  • The fire was caused by an electrical problem.(その火災は電気系統の問題によって引き起こされました。)

「be caused by」はニュースでよく見かける理由が分かったわ。
結果を先に出せるんだね。



何が起きたかを先に伝えてから、その原因を後ろに置けるから報道や説明文と相性がいいよ。



自然な使い方の秘密:実は「ネガティブ」専用!?


「引き起こす」の対象に注意!基本は悪いことに使う


causeは良い結果にも使えますが、実際の使用ではネガティブな結果と組み合わされることがかなり多い単語です。
damage、trouble、pain、injury、delay、problemなどが代表的で、「何かが悪い結果を生じさせた」という場面で自然に登場します。

そのため、causeを覚えるときには「引き起こす」という日本語だけでなく、どんな結果と一緒に使われやすいかまで意識すると感覚をつかみやすくなります。

この傾向を知っておくと、causeの英文を読んだときにも意味を予測しやすくなります。
一方で、cause自体が「悪い」というわけではありません。

後ろに来る名詞によって評価が決まるため、良い結果を表すことも文法的には可能です。

ただ、日常的な英語では、良い結果を生み出す場合にcauseだけが第一候補になるとは限らず、bring、create、lead toなどが自然になることもあります。

例文:

  • The mistake caused unnecessary problems.(そのミスは不必要な問題を引き起こしました。)

  • The construction work caused a long delay.(その工事によって長い遅れが生じました。)

「cause」って「引き起こす」なら、良いことにも同じように使えそうなのに、どうして悪い結果でよく見るの?



cause自体が悪い意味を持っているわけではなくて、damageやtroubleみたいな悪い結果と結びつくことが多いから、そういう印象になりやすいんだよ。



「理由」としての意味:単なる原因ではなく「根拠」を指す場合


名詞のcauseには「原因」だけでなく、「理由」「根拠」という意味があります。
特に「cause for + 名詞」という形では、何かを心配したり、喜んだりするだけの理由・根拠を表します。

ここでは、ある出来事を直接発生させた原因というより、「そういう反応をするだけの理由がある」という意味合いが中心です。
そのため、cause for concernなら「懸念材料」「心配する理由」、cause for celebrationなら「祝う理由」となります。

causeの「原因」という基本イメージから、「その反応を生じさせる理由」へ意味が広がったものとして捉えると分かりやすいでしょう。
特にフォーマルな文章やニュースでは、単純なreasonとは少し違う形で見かけることがあります。

例文:

  • The recent decline is a cause for concern.(最近の減少は懸念材料です。)

  • Their success is certainly a cause for celebration.(彼らの成功は間違いなく祝うべき理由です。)

「cause for」になると、事故の原因というより「そう考える理由」っぽくなるんだね。



何かの反応や判断につながる根拠を表す場合は、「理由」と考えると自然だよ。



「引き起こす」だけじゃない!「cause」の意外な意味・フレーズ


「cause damage / cause trouble」(損害・迷惑をかける)の決まり文句


cause damageとcause troubleは、causeを使う表現の中でも特に覚えておきたい組み合わせです。
cause damageは「損害を与える・被害をもたらす」、cause troubleは「問題を起こす・迷惑をかける」という意味になります。

どちらもcauseの「何らかの結果を生じさせる」という基本的な意味が、そのまま具体的な表現になっています。
「cause + 名詞」という基本形の延長ですが、使用頻度が高いため、単語を一つずつ訳すよりもまとまりで覚えると実用的です。

特にニュースでは自然災害や事故による被害を説明するときにcause damageがよく使われ、日常会話ではcause troubleが人への迷惑について話すときに使いやすい表現になります。

例文:

  • The flood caused extensive damage to local businesses.(その洪水は地元の企業に広範囲の被害をもたらしました。)

  • I don't want to cause you any trouble.(あなたに迷惑をかけたくありません。)

  • Be careful not to cause any unnecessary trouble.(不必要な迷惑をかけないように気をつけてください。)

「I don't want to cause you any trouble.」は、謝るときにも使えそうだわ。



相手に負担をかけたくないと伝える、かなり実用的な言い方だよ。



「cause for concern / cause for celebration」(〜の理由・根拠)


「cause for + 名詞」は、「〜する理由」「〜するだけの根拠」という意味で使われます。
cause for concernは「懸念材料」「心配する理由」、cause for celebrationは「祝う理由」という意味です。

ここでのcauseは動詞ではなく名詞なので、前後の構造を見て判断することが大切です。
特にこの表現では、「何かを直接引き起こした原因」というより、ある感情や行動を正当化するだけの理由というニュアンスがあります。

ニュースやフォーマルな文章でも使われるため、causeを常に「原因」と訳してしまうと意味が取りにくくなることがあります。
「〜する理由がある」という感覚を持っておくと、文脈に合わせて自然に理解できます。

例文:

  • The recent decline is a cause for concern.(最近の減少は懸念材料です。)

  • Their success is certainly a cause for celebration.(彼らの成功は間違いなく祝うべき理由です。)

「cause for concern」は「懸念の原因」でも意味は取れそうだけど、「心配する理由」のほうが自然なんだね。



日本語訳を固定するより、「心配するだけの理由がある」という意味で捉えると使いやすいよ。



「応援する価値のあるもの」:社会貢献の文脈での使い方


causeの名詞には、社会的・政治的な「大義」「理念」「活動」という意味もあります。
特に、人々が支援したり、寄付したり、賛同したりする価値のある活動を指すときに使われます。

単なる「原因」ではなく、「こういう目的を実現するために取り組むもの」という意味合いです。
例えば、support a good causeなら「良い大義を支援する」から転じて、「意義のある活動を支援する」という意味になります。

また、a worthy causeなら「支援する価値のある活動・大義」です。
慈善活動や社会運動、募金などの話題で特に目にするため、ニュースや寄付に関する文章を読むときにも重要な意味になります。

例文:

  • We raised money for a good cause.(私たちは意義のある活動のために募金しました。)

  • She has devoted her life to the cause.(彼女はその大義のために人生を捧げてきました。)

「a good cause」って、「良い原因」じゃなくて「支援する価値のある活動」なんだ。



supportやraise money forと一緒に出てきたら、ほぼこの意味だと考えていいよ。



スラング・略語:'cause / cuz(becauseの省略形)との違い


会話やSNSでは、becauseを短くした「'cause」や「cuz」「cos」などが使われることがあります。
これはcauseという単語そのものとは別で、becauseのくだけた表記です。

意味としては「なぜなら」「〜だから」に当たり、通常のcauseが持つ「引き起こす」「原因」といった意味とは関係ありません。
例えば、文の中で理由を説明する位置に「'cause」が出てきた場合は、becauseの省略形である可能性が高くなります。

特にカジュアルな会話、メッセージ、SNSなどで見かけやすく、正式な文章では通常のbecauseを使うのが無難です。
アポストロフィの有無も判断材料になりますが、最終的には前後の文脈を見ることが重要です。

例文:

  • I stayed home 'cause I was tired.(疲れていたから家にいました。)

  • Why did you leave? — 'Cause I was tired.(「どうして帰ったの?」「だって疲れていたから。」)

「'cause」ってcauseのはずなのに、どうして「because」の意味になるの?



これは別の単語になったわけじゃなくて、becauseをカジュアルに短くした形なんだよ。
アポストロフィが付いていたら、その可能性を考えるといいね。



causeと似た意味を持つ英単語(類語)との使い分け


causeとmakeの違い:ネガティブな結果か、一般的な「〜させる」か


causeとmakeは、どちらも「〜させる」と訳せる場合がありますが、焦点が違います。

makeは「人や物に何らかの行動・状態を取らせる」という使役の意味が中心で、causeは「ある出来事が結果を生じさせる」という因果関係に重点があります。

そのため、makeは人が意図的に何かをさせる場面にも自然に使えます。

一方、causeは事故、天候、発言、ミスなど、意思を持たないものが結果を生み出した場合にも使えます。

また、文法上もmakeは「make A do」、causeは「cause A to do」と形が異なります。
つまり、意味の違いだけでなく、後ろに置く動詞の形にも違いがあるため、使い分けるときには構文ごと覚えておくと安定します。

makeの使い方は、別記事で詳しく解説しています。


例文:

  • The teacher made the students stay after class.(先生は生徒たちを放課後に残らせました。)

  • The storm caused the students to miss school.(嵐のため、生徒たちは学校を休むことになりました。)

「make」は誰かが働きかける感じで、「cause」は結果が発生する感じか。



そう、特に主語が天候や事故ならcauseのほうが自然になりやすいよ。



causeとreasonの違い:直接的な因果関係か、行動の動機・理由か


causeとreasonはどちらも「原因」「理由」と訳されるため混同しやすい単語です。

causeは、ある出来事を生じさせた直接的な原因や要因に焦点があります。
それに対してreasonは、人が何かをした理由や、ある判断をした根拠など、より広い「理由」を表します。

例えば、事故や故障など、何かが実際に発生した背景を説明するときはcauseが中心になります。
一方で、人の行動や決断について「なぜそうしたのか」を説明する場合はreasonが自然です。

もちろん両者が重なる場面もありますが、「結果として出来事を生じさせたもの」なのか、「その行動を選んだ理由」なのかを考えると区別しやすくなります。

例文:

  • The police are investigating the cause of the accident.(警察は事故の原因を調査しています。)

  • What was the reason for your decision?(あなたがその決断をした理由は何ですか?)

「事故の原因」はcauseで、「その人がそうした理由」はreasonという分け方がかなり分かりやすいね。



人の意思や判断に関わるならreasonが中心になりやすいよ。



causeとlead toの違い:直接的な原因か、段階的な結果へのつながりか


causeとlead toはどちらも「〜につながる」「〜を引き起こす」と訳せますが、causeは原因と結果の関係を直接的に示す傾向があります。

一方、lead toは「ある状態や出来事が、その先の結果につながる」という流れを表します。
結果までの過程や方向性に意識が向きやすいのがlead toの特徴です。

例えば、事故によってけがが生じたような直接的な関係ならcauseが使いやすくなります。
それに対して、ある習慣や状況が長い時間をかけて別の問題につながる場合にはlead toがよく合います。

そのため、causeは「原因→結果」を比較的直接的に捉え、lead toは「Aを経てBへ」という流れを意識すると違いが見えやすくなります。

leadの使い方は、別記事で詳しく解説しています。


例文:

  • The accident caused injuries.(その事故はけがを引き起こしました。)

  • Poor communication can lead to misunderstandings.(コミュニケーション不足は誤解につながることがあります。)

「lead to」は途中の流れまで含めて「その先につながる」感じなんだね。



原因と結果を一直線につなぐならcause、結果への道筋を意識するならlead toが使いやすいよ。



causeとbring aboutの違い:悪い結果の引き金か、大きな変化・結果をもたらすか


causeとbring aboutはどちらも「引き起こす」「もたらす」と訳せますが、bring aboutは特に「変化や状況を実現する」というニュアンスが出やすい表現です。

社会的な変化や制度の変化など、ある程度大きな結果をもたらす場面でもよく使われます。

一方のcauseは、具体的な事故や損害、問題などを生じさせる場合にも幅広く使えます。

そのため、causeには「何かが結果を生む」という直接的な感覚があり、bring aboutには「何かの変化を実際に起こす」という感覚があります。

ただし両者の意味は重なる部分もあるため、完全に別物と考える必要はありません。

特にフォーマルな文章では、社会や制度などの変化を説明するときにbring aboutが選ばれることで、変化そのものに焦点が当たることがあります。

bringの使い方は、別記事で詳しく解説しています。


例文:

  • The mistake caused serious problems.(そのミスは深刻な問題を引き起こしました。)

  • The new policy brought about significant changes.(新しい政策は大きな変化をもたらしました。)

「cause」はトラブルにも普通に使えるけど、「bring about」は変化を起こす場面で目立つんだね。



特に社会や制度などの「変化」を話すときはbring aboutがしっくりくることが多いよ。



実践例文集:シーン別で見るcauseの表現力


日常英会話で自然に使う「cause」


causeはニュースやビジネスだけの堅い単語ではなく、日常会話でも使えます。

ただ、日常会話では「cause trouble」「cause problems」「cause stress」のように、何らかの負担や問題を表す名詞と組み合わせるケースが特に自然です。

単独で難しく考えるより、よく一緒に使われる語とのまとまりで覚えると会話に取り入れやすくなります。
「迷惑をかける」「問題を起こす」といった日本語を英語にするとき、causeを使えると表現の幅が広がります。

特に相手への配慮を表す場面では、相手に負担をかける可能性について控えめに伝えられるため便利です。
日常会話では、深刻な事故だけでなく、ちょっとした迷惑や不便についても使える点を押さえておくとよいでしょう。

例文:

  • The noise is causing me a headache.(その騒音で頭が痛くなっています。)

  • Don't let this cause you too much stress.(このことであまりストレスを感じないでください。)

  • That mistake caused me a lot of anxiety.(そのミスで私はかなり不安になりました。)

「cause」は日常会話だと、謝ったり相手への負担を気にしたりするときにも使えるんだね。



「引き起こす」という訳だけで覚えるより、troubleやproblemとの組み合わせを覚えると会話で使いやすいね。



ビジネスメールで謝罪・原因説明をする際の表現


ビジネスでは、トラブルの原因や影響を客観的に説明するときにcauseが役立ちます。
特に「be caused by」を使うと、感情的に誰かを責めるのではなく、何が原因だったのかを事実として説明しやすくなります。

原因を明確にしながらも、文章全体を比較的客観的なトーンに保てるのが利点です。

また、「caused by」の後ろに具体的な原因を置けば、問題が発生した背景を簡潔に示せます。
謝罪メールでは、まず事実と原因を説明し、そのうえで謝罪や対応を伝える流れにもなじみます。

さらに、inconvenienceなどと組み合わせると、相手に生じた不便や負担を丁寧に扱う表現にもなります。

例文:

  • The delay was caused by an unexpected system error.(予期せぬシステムエラーが遅延の原因となりました。)

  • We apologize for any inconvenience this may have caused.(この件によりご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。)

  • We are investigating what caused the issue.(私たちは何がその問題を引き起こしたのか調査しています。)

「this may have caused」で「この件によって生じたかもしれない不便」まで表せるんだ。



そう、ビジネスでは直接「迷惑をかけた」と言うより、inconvenienceとcauseを組み合わせて丁寧に伝えることが多いよ。



ニュースや事故・トラブルの報道で見る「cause」


ニュースではcauseが非常に頻繁に登場します。

事故や火災、自然災害、経済的な問題などについて、「何が原因だったのか」「どんな結果を引き起こしたのか」を客観的に説明する必要があるからです。

そのため、動詞のcauseだけでなく、名詞のcauseも同じ記事の中で登場することがあります。

特に「The accident was caused by ...」「The fire caused ...」のような受動態・能動態の組み合わせは、報道記事で見かけやすい形です。

また、the cause of the accidentのような名詞表現も多く、causeが動詞と名詞の両方で使われることを知っていると、英文を読むときに迷いにくくなります。

報道では感情よりも事実関係を整理することが重視されるため、causeの客観的な因果関係を示す性質がよく合います。

例文:

  • Investigators are still trying to determine the cause of the fire.(捜査当局は現在も火災の原因を特定しようとしています。)

  • The earthquake caused widespread damage across the region.(その地震は地域一帯に広範な被害をもたらしました。)

  • Officials are investigating what caused the accident.(当局は何がその事故を引き起こしたのか調査しています。)

ニュースだと「原因」と「引き起こした」の両方でcauseが出てくるから、品詞を見分ける必要があるね。



前後の語を見れば、the causeなら名詞、causedなら動詞というように判断しやすくなるよ。



まとめ


causeは、基本的には「あるものが原因となって、別の結果を生じさせる」という意味を持つ動詞です。

「cause + 名詞」で事故や問題などを引き起こすことを表したり、「cause A to do」で何かがAの行動や状態の変化につながったことを表したりします。

また、「be caused by」を使えば、結果を先に置いて「〜が原因である」と説明できます。

一方、名詞では「原因」「理由」という意味になり、「cause for concern」のように「心配する理由・根拠」を表すこともあります。

さらに、「a good cause」のような社会貢献・大義の意味や、会話で使われる「'cause=because」の省略形もあるため、前後の文脈によって意味を判断することが重要です。

類語との違いも押さえておくと、causeの位置づけがより明確になります。
makeが「〜させる」という使役そのものに重点を置くのに対し、causeは「原因と結果」の関係を意識しやすい表現です。

reasonは行動や判断の「理由」、lead toは結果へつながる「流れ」、bring aboutは変化や大きな結果を「もたらす」ことに焦点が置かれます。

「cause=引き起こす」だけで覚えていたけど、実際には「何が原因で、どんな結果になったのか」を説明する単語として考えると分かりやすくなるね。



その感覚を持っておけば、cause A to doやbe caused byだけじゃなく、cause for concernやa good causeまで、文脈に合わせて意味を判断しやすくなるよ。




この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:


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コメント1件

  1. yoko より:

    明日の主治医との話で、『私が検診を受けるようにと言われていたにも関わらず受けなかったから、今の病気になったと思います。』をled to 病名で言おうか?と考えていたところ、出くわしました。

    参考にさせていただきます。有難うございます。

    外国に住んでいますので、病院での医師との会話は英語です。言いたいことを伝えることが大変です。

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教えられるレベルに。

現在も英語力を維持するために
英語の勉強を継続中。

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小学校で英語の授業が
始まってからすぐに挫折。

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見たくないほどの英語嫌い。

その嫌いさゆえに
英語が念仏のように
聞こえていた。

英語嫌いは
大人になるまで続く。

しかし、
とある理由で一念発起し
英語の勉強を始める。

その理由とは一体・・・。

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