いまさら聞けないintroduceの意味。自己紹介以外でも使える?
英語の introduce は「自己紹介する」という意味で覚えられることが多い動詞ですが、実際の使い方はそれよりもはるかに幅広いのが特徴です。
人を引き合わせるだけでなく、新しい制度・製品・文化・考え方を導入する、さらには話題や提案を切り出す場面でも使われます。
この記事では、introduce の基本的な意味から、前置詞の使い分け、日常・ビジネスでの自然な例文までを、つまずきやすいポイントと一緒に整理していきます。
introduceの基本定義
introduceの動詞の意味
introduceの核となるイメージは、「それまで相手が知らなかった人・物・考えを、最初に登場させる」というものです。
日本語の「紹介する」とほぼ同じですが、英語ではもう少し役割が広い動詞として使われます。
具体的には、次の4つに整理できます。
- 人を紹介する・引き合わせる
→ 知り合い同士を初めて会わせる - 自分を紹介する(自己紹介)
→ フォーマルな場での自己紹介 - 新しい物・制度・文化を導入する
→ 会社・社会・国レベルでの「導入」 - 話題・テーマを切り出す
→ 会議・プレゼンなどで新しい話を始める
ここで重要なのは、introduce には「単に説明する」ではなく「初めて登場させる」というニュアンスが必ず含まれる点です。
そのため、すでに全員が知っている内容を繰り返し説明する場面では、introduce はあまり使われません。


うん。共通してるのは「初めて相手の前に出す」って感覚だね。

人じゃなくて制度とかにも使えるのは、その延長なんですね。

そうそう。「初登場させる動詞」って覚えると理解しやすいよ。
introduceの名詞形は?
introduce の名詞形は introduction です。
意味は動詞とほぼ対応していて、
- 紹介
- 導入
- 冒頭・導入部分
といった意味で使われます。
よく使われる表現を見てみましょう。
- a self-introduction(自己紹介)
- a product introduction(新製品の紹介)
- the introduction of a new system(新しい制度の導入)
特に the introduction of ~ は、ビジネス英語・ニュース英語で頻出です。
また、introduction には「本やプレゼンの導入部分」という意味もあります。
- the introduction of this book(この本の序章)

introduction って自己紹介だけだと思ってた。

実は「導入」「最初の部分」って意味もかなり重要だよ。

確かにプレゼンの最初も introduction ですね。

そう。動詞と同じく「始まり」を表す名詞なんだ。
introduceの発音と読み方
- 発音記号:/ˌɪntrəˈdjuːs/(米)
- カタカナ目安:イントラデュース
introduce は アクセント位置を間違えやすい単語のひとつです。
強く読むのは最後の
- -duce(デュース)
の部分になります。
多くの日本人学習者は「イントロデュース」と前半を強く読みがちですが、実際の英語では前半は弱く、後半がはっきり発音されます。
また、reduce / produce / introduce など、-duce 系動詞はすべて同じリズム になるのも特徴です。

どうしても「イントロデュース」って言っちゃう…。

duce にアクセントを置く意識をすると、一気に英語っぽくなるよ。

reduce とかと同じリズムなんですね。

そう。それが分かると発音が安定するよ。
introduceの使い方:基本の「A to B」と前置詞のルール
基本形:introduce A to B(AをBに紹介する・引き合わせる)
introduce A to B は、人を紹介する際の最も基本で重要な形です。
この文型では、
A:紹介される人
B:紹介を受ける相手
という役割がはっきり決まっています。
語順を入れ替えると意味が変わるので注意が必要です。
例文:
- Let me introduce my friend to you.(私の友人をあなたに紹介させてください)
- She introduced me to her boss.(彼女は私を上司に紹介してくれた)
この形はフォーマル・カジュアルどちらでも使え、初対面の場面では定番表現です。

introduce の後って、必ず to が必要?

人を紹介する場合は、ほぼ必須だね。
to がないと「誰に紹介するか」が曖昧になるから。

なるほど、相手を明確にする役割なんですね。
物・概念の導入:新しい仕組みや文化を「持ち込む」時の語法
introduce は「人を紹介する」だけでなく、新しい物・制度・文化・考え方を導入する場面でも非常によく使われます。
この場合の introduce は、「今まで存在していなかったものを、その場所・組織に初めて取り入れる」という意味になります。
例文:
- The company introduced a new system.(その会社は新しいシステムを導入した)
- This custom was introduced to Japan.(この習慣は日本に持ち込まれた)
ここで重要なのは、「説明した」ではなく実際に採用・実装したという点です。
そのため、計画段階ではなく、実行に移した場面で使われることが多くなります。

人じゃないのに introduce でいいんですね。

うん。「初めてその場に登場させる」って考えれば自然だよ。

だから制度とか文化にも使えるんだ。
前置詞の使い分け:to 以外(with, intoなど)を使うのはどんな時?
introduce は前置詞によって意味の焦点が変わります。
代表的な使い分けを整理しましょう。
- introduce A to B
→ 人・情報を相手に知らせる、紹介する - introduce A into B
→ 組織・制度・市場などの「内部」に導入する - introduce A with B
→ 手段・特徴・付加情報を伴って紹介する
例文:
- The policy was introduced into the education system.(その政策は教育制度に導入された)
- He introduced the product with a short presentation.(彼は短いプレゼンを添えて製品を紹介した)
into は物理的な場所だけでなく、抽象的な仕組みにも使えるのが重要なポイントです。

to と into の違いがやっと分かってきたわ。

to は「相手」、into は「中に入れる」イメージだね。

意味の向きが違うんですね。
文法ミスを防ぐ!受動態(be introduced)と進行形の注意点
introduce は 受動態で非常によく使われる動詞 です。
特に「紹介された」「導入された」という結果を述べるときに自然になります。
例文:
- I was introduced to her at the meeting.(会議で彼女を紹介された)
- The new rule was introduced last year.(新しい規則は昨年導入された)
一方、進行形は「現在まさに導入している途中」という意味になります。
- They are introducing a new system this month.(今月、新システムを導入中だ)
このため、すでに完了した出来事を進行形で言ってしまうと、不自然になることがあります。

introduced と are introducing、迷う…。

完了なら過去形・受動態、途中なら進行形って考えるといいよ。

時点を意識するのが大事なんですね。
例文で覚えるintroduce:日常・ビジネス向け
日常会話:自然な自己紹介と、友人を引き合わせる表現
日常会話での introduce は、「自己紹介」や「知人同士を引き合わせる」場面で使われます。
ただし、使い方や場面によって自然さが少し変わる点に注意が必要です。
例文:
- Let me introduce myself. I’m Ken.(自己紹介させてください。ケンです)
- This is my friend Tom. Let me introduce him to you.(こちらは友人のトムです。あなたに紹介しますね)
- He introduced me to his family.(彼は私を家族に紹介してくれた)
自己紹介の場合、introduce はややフォーマルな響きがあります。
そのため、カジュアルな場面では次のような言い方の方が自然です。
- Hi, I’m Ken.(やあ、ケンです)

じゃあ、毎回 introduce myself って言わなくていいんですね。

うん。フォーマルな場なら使うけど、普段は名前だけで十分なことが多いよ。

友達を紹介する時は?

その時は introduce が自然。
「引き合わせる」感じが出るからね。
ビジネスシーン:新システムの導入や専門的な提案で使う例文
ビジネスシーンでは、introduce は「紹介する」よりも、新しい仕組み・方針・アイデアを導入・提案する という意味で使われることが非常に多くなります。
例文:
- We plan to introduce a new payment system next year.(来年、新しい決済システムを導入する予定です)
- This approach was introduced to improve efficiency.(この手法は業務効率を向上させるために導入されました)
- I’d like to introduce a new idea during today’s meeting.(本日の会議で新しいアイデアを提案したいと思います)
ここでの introduce は、「軽く紹介する」というより、実際に採用を検討・実行する前提のニュアンスがあります。

ビジネスだと意味が少し重くなりますね。

そうだね。
「本格的に導入する」「正式に提案する」感じになるよ。

だからプレゼンや会議でよく使われるんですね。

うん。フォーマルな場ほど introduce は活躍するよ。
まとめ
introduce は「自己紹介する」という一点だけで覚えてしまうと、実際の英語運用では使いどころを逃しやすい動詞です。
基本となる考え方は、
- 人・物・制度・アイデアなどを初めて相手に登場させる
- 相手に新しい接点や流れを作る
という点にあります。
人を紹介する場合は introduce A to B、制度や仕組みを導入する場合は introduce A / introduce A into B、ビジネスでは「正式に提案・導入する」というニュアンスで使われることが多い、という整理ができれば十分です。

introduce って、思ってたよりずっと守備範囲が広いですね。

うん。「初登場させる動詞」って覚えると、かなり使いやすくなるよ。

自己紹介だけじゃなくて、制度やアイデアにも使えるのが納得できたわ。

それが分かれば、ニュースやビジネス英語も一気に読みやすくなるはずだよ。


introduce って「紹介する」以外の意味もあるってこと?