動詞closeの意味と使い方!基本の「閉じる」から「契約の締結」まで
「close」は「閉じる」という意味で知られる基本動詞ですが、実際には店を閉める、会議を締めくくる、契約を成立させるなど、さまざまな場面で使われます。
また、「close down」や「close in」のような句動詞、形容詞としての「近い」という意味もあり、英語学習者が混乱しやすい単語の一つです。
この記事では、「close」の基本的な意味から、日常会話やビジネスでの使い方、句動詞、類義語との違いまでを例文を交えながら分かりやすく解説します。
closeの基本情報
closeの動詞の意味
「close」は、英語で「閉じる」と覚えることが多い動詞ですが、それだけでは実際の使い方を十分にカバーできません。
基本となるのは「開いているものを閉じる」という意味ですが、その考え方が広がって、「店を閉める」「会議を終える」「契約を成立させる」といった場面でも使われます。
共通しているのは、「何かを区切りよく終わらせたり、開いていた状態を閉じたりする」というイメージです。
ドアや窓のような目に見える物だけでなく、会議や商談のように形のないものにも使えるのが特徴です。
そのため、「閉じる」という日本語だけで覚えるよりも、「一区切りつける」という感覚まで含めて理解すると、それぞれの意味が自然につながります。
また、「close」は他動詞として「〜を閉じる」と使われるだけでなく、「店が閉まる」「ドアが閉まる」のように自動詞として使われることもあります。
この違いは後ほど詳しく紹介します。
日常会話ではドアや本を閉じる場面で頻繁に登場し、ビジネスでは契約や会議を締めくくる場面でも欠かせない単語です。
基本的な意味を押さえておくだけでも、多くの英語表現に応用できるでしょう。
例文:
- She closed her eyes for a moment.(彼女は少しの間、目を閉じました。)
- They closed the meeting at noon.(彼らは正午に会議を終えました。)
- We finally closed the deal yesterday.(私たちは昨日ようやく契約を成立させました。)


その考え方で大丈夫だよ。
物を閉じるだけじゃなく、「終わらせる」「締めくくる」という意味まで広がっているんだ。
closeの名詞の意味
「close」は動詞だけでなく、名詞として使われることもあります。
名詞では「終わり」「締めくくり」という意味になり、少しフォーマルな表現で見かけることが多い単語です。
日常会話ではそれほど頻繁には使われませんが、ニュースやスピーチ、ビジネス文書などでは the close of the meeting(会議の終わり) や at the close of business(営業終了時に) のような形がよく使われます。
特に「ある出来事の最後」や「一定の期間の締めくくり」を落ち着いた表現で伝えたいときに選ばれる傾向があります。
また、金融関係では the close が「市場の取引終了」や「終値」を指すこともあります。
新聞や経済ニュースで見かけることがあるため、覚えておくと役立ちます。
動詞ほど出番は多くありませんが、文章を読んでいると意外によく目にする表現です。
the close of ~ の形は定番なので、一つのまとまりとして覚えておくと理解しやすくなります。
例文:
- At the close of the meeting, everyone applauded.(会議の終わりに、全員が拍手しました。)
- The report was completed before the close of business.(その報告書は営業終了前に完成しました。)

名詞になると「終わり」って意味になるんだね。
普段の会話より、仕事やニュースで見かけそうかも。

特に the close of ~ は少し硬めの表現だから、文章やビジネスで覚えておくと便利だよ。
closeの発音と読み方
「close」にはスペルが同じでも発音が異なるものがあります。
動詞の「閉じる」は /kloʊz/ と読み、最後が濁る「ズ」の音になります。
一方、形容詞の「近い」は /kloʊs/ と読み、最後は濁らない「ス」の音です。
スペルが同じなので混乱しやすいですが、品詞が違うため、文の中では自然に区別できます。
発音だけでなく意味も変わるので、「同じ単語なのに読み方が違う」という点を最初に意識しておくと覚えやすくなります。
英語ではこのように、同じつづりでも品詞によって発音が変わる単語は珍しくありません。
最初は意識して音読すると覚えやすくなります。
辞書や音声で発音を確認するときは、アクセントだけでなく最後の「s」が濁るかどうかにも注目してみましょう。
この違いを知っているだけで、リスニングでも「閉じる」と「近い」を聞き分けやすくなります。

同じ「close」なのに最後の音が変わるんだね。
知らないと聞き取れないこともありそう。

英語ではよくあるパターンだよ。動詞は「ズ」、形容詞は「ス」と意識して読めば、だんだん自然に使い分けられるようになるよ。
日常会話からビジネスまで!closeの具体的な使い方
ドア、目、本などを「閉じる」
「close」の最も基本的な使い方は、開いているものを閉じることです。
ドアや窓だけでなく、本、ノート、財布、パソコン、目など、開閉できるものなら幅広く使えます。
日本語では「閉じる」と「閉める」を使い分けますが、英語ではどちらも基本的に「close」で表せます。
そのため、「何を閉じるのか」を目的語で示すだけで自然な英文になります。
命令文でもよく使われるため、日常会話では特に出番の多い動詞です。
学校や家庭、職場など場所を問わず耳にする表現で、英語を学び始めたばかりの人でも早い段階で覚えておきたい単語の一つといえます。
また、「完全に閉じる」という意味だけでなく、「本を閉じる」「目を閉じる」のように、一時的に開いている状態を終わらせる場面にも自然に使われます。
特別な表現ではなく、ごく日常的な動作を表す基本動詞として定着しています。
例文:
- Please close the door quietly.(静かにドアを閉めてください。)
- She closed her notebook after class.(彼女は授業のあとでノートを閉じました。)
- Don't forget to close your laptop.(ノートパソコンを閉じるのを忘れないでください。)

本やノートにも「close」が使えるんだね。ドアだけのイメージがあったよ。

開いているものを閉じるなら幅広く使えるよ。
日常生活ではかなり出番の多い動詞なんだ。
商談や契約を「成立させる・締めくくる」
ビジネスでは、「close」は契約や商談を無事にまとめるという意味でもよく使われます。
ここでの「閉じる」は、話し合いを終えて結果を確定させるイメージです。
営業の場面では close a deal や close a sale が定番表現です。
「契約を締結する」「商談を成立させる」と訳されることが多く、ニュースやビジネス英語でも頻繁に登場します。
物を閉じる意味とは少し離れて見えますが、「最後まで進めて一区切りつける」という共通した考え方で理解すると覚えやすくなります。
交渉が長く続いたあとに最終的な合意に至る場面を表すことが多く、「成功して話をまとめる」という前向きな響きを持つのも特徴です。
営業職や企業のニュースでは非常によく使われる表現なので、英語の記事や海外ドラマでも耳にする機会があります。
ビジネス英語を学ぶなら、単語だけでなく close a deal のような組み合わせで覚えておくと実践的です。
例文:
- We closed the deal this morning.(私たちは今朝、契約を成立させました。)
- She closed the sale in just one meeting.(彼女はたった一度の商談で契約をまとめました。)
- Our team hopes to close the contract next week.(私たちのチームは来週契約を締結したいと考えています。)

契約を「close」って言うのは少し不思議。
「sign」とはどう違うの?

sign は契約書に署名する行為を表すことが多いよ。
一方 close は、交渉を終えて契約全体が成立したことまで含めて表せるんだ。
店を「閉める」・営業を終了する
店や会社が営業を終えることも「close」で表せます。
店主が店を閉める場合にも、お店自体が閉まる場合にも使われる便利な表現です。
営業時間を案内するときには We close at 9 p.m. のように自動詞として使われることが多く、「9時に閉店します」という意味になります。
一方で、店主が店を閉めることを強調したい場合は close the store のように他動詞で表現できます。
看板やホームページなどでもよく見かける表現なので、覚えておくと旅行先でも役立ちます。
レストランやカフェ、博物館など、営業時間を知らせる案内では非常によく使われるため、英語圏では身近な表現の一つです。
なお、この「close」はその日の営業を終えることを表すのが基本です。
店そのものがなくなる「閉店・廃業」とは意味が異なるため、状況によっては後で紹介する close down と使い分ける必要があります。
例文:
- We close at 8 p.m. every day.(私たちは毎日午後8時に閉店します。)
- The café closes on Mondays.(そのカフェは月曜日は休業です。)
- They closed the shop early because of the storm.(嵐のため、彼らは早めに店を閉めました。)

「We close at eight.」って、お店が主語でも自然なんだね。

この言い方は営業時間の案内でとてもよく使われるから、そのまま覚えておくと便利だよ。
集まりや議論を「終える」
「close」は会議や式典、議論などを正式に終える場面でも使われます。
単に終わるというより、「締めくくる」「終了を宣言する」といった少し改まった響きがあります。
そのため、ビジネス会議やイベントの司会進行などでは close the meeting や close the ceremony といった表現がよく使われます。
一方で、日常会話で「宿題を終える」のような場面では、通常は finish のほうが自然です。
ここでの「close」は、参加者に区切りを示したり、一連の流れを正式に終わらせたりする場面に向いています。
学校の式典や会社の会議、地域のイベントなど、ある程度まとまりのある集まりを締めくくるときによく使われます。
そのため、単に時間が来て終わるというよりも、「主催者や司会者が終了を宣言する」というニュアンスを含むことが多いのが特徴です。
例文:
- The chairperson closed the meeting at five.(議長は5時に会議を終了しました。)
- The principal closed the ceremony with a short speech.(校長先生は短いスピーチで式典を締めくくりました。)

「finish」じゃなくて「close」を使うと、少し正式な雰囲気になるんだ。

会議や式典のように区切りをつける場面では、「close」のほうが自然なことが多いよ。
ニュアンスが激変する!closeの重要句動詞
close down:店舗や会社を「完全に閉鎖する・廃業する」
「close down」は、会社や工場、店舗などを完全に閉鎖することを表す句動詞です。
一時的に営業を終えるのではなく、長期間または永久に活動をやめるニュアンスがあります。
そのため、「店を閉める」という意味でも、毎日の閉店なら close、経営を終えて店自体がなくなるなら close down が使われます。
ニュースでは企業の倒産や工場の閉鎖などを伝える場面でよく見かける表現です。
また、自動詞・他動詞のどちらでも使うことができ、The factory closed down.(工場が閉鎖された。)のようにも、They closed down the factory.(彼らは工場を閉鎖した。)のようにも表現できます。
「一時的に営業を止める」のではなく、「事業そのものを終える」という意味が中心なので、再開の予定がない場合や、長期間にわたって活動を停止する場合に使われます。
新聞記事や経済ニュースでは、企業の経営状況を説明する際の定番表現の一つです。
例文:
- The restaurant closed down last year.(そのレストランは昨年閉店しました。)
- They had to close down the factory.(彼らは工場を閉鎖しなければなりませんでした。)
- Many small businesses closed down during the recession.(不況の間、多くの中小企業が廃業しました。)

「close」と似ているけど、「close down」だともう営業を再開しないイメージなんだね。

毎日の閉店ではなく、店や会社そのものを終わらせるときによく使われるよ。
close up:店を一時的に閉める / 隙間をきっちり塞ぐ
「close up」にはいくつか意味がありますが、特によく使われるのは「店を閉める」と「隙間を完全に塞ぐ」の2つです。
店について使う場合は、その日の営業を終えるという意味になり、「close down」のような永久閉鎖ではありません。
営業時間が終わったので店じまいをする場面で使われます。
一方で、「close up the hole(穴を塞ぐ)」のように、開いている部分をぴったり閉じる意味でも使われます。
建物の修理やDIYなどで耳にすることもあります。
文脈によって意味が変わりますが、どちらも「開いている状態をしっかり閉じる」という共通した考え方があります。
特に店じまいの意味では、個人商店や小さな店舗で使われることも多く、その日の営業を終えて片付けまで含めた場面を表すこともあります。
例文:
- They closed up the café after the last customer left.(最後のお客さんが帰ったあと、彼らはカフェを閉めました。)
- Please close up the hole before it rains.(雨が降る前にその穴を塞いでください。)

「close up」って、店を閉める意味と穴を塞ぐ意味があるんだね。
同じ表現なのにどうして?

どちらも「開いている状態をしっかり閉じる」という共通したイメージなんだ。
何を閉じるかで意味が自然に決まるよ。
close in:期限が迫る / 霧や夜が周囲を包み込む
「close in」は、「何かがだんだん近づいてくる」というイメージを持つ句動詞です。
物理的に近づくだけでなく、時間や自然現象にもよく使われます。
たとえば、締め切りや試験の日が近づいてくることを表したり、夕暮れや霧が少しずつ周囲を覆っていく様子を表現したりできます。
急に変化するというよりも、「じわじわと距離が縮まる」という感覚があるため、状況が少しずつ変わっていく場面によく合います。
切迫感を伴うことも多く、「気付いたらすぐ近くまで来ていた」というような雰囲気を表すこともできます。
時間について使われる場合は、「締め切りが近づいて焦り始める」といった状況でも自然です。
自然現象では、霧や暗闇が視界を覆っていく様子を描写する表現として、小説やニュースでも見かけます。
例文:
- The deadline is closing in.(締め切りが近づいています。)
- Night was closing in quickly.(夜が急速に迫ってきました。)
- Fog began to close in around the village.(霧が村の周りを包み始めました。)

「close in」は人じゃなくて、夜や締め切りにも使えるんだね。
少しずつ近づく感じがあるのか。

時間でも自然現象でも、「迫ってくる」というイメージで覚えると分かりやすいね。
close in on:(ターゲットに)ジリジリと迫る・包囲する
「close in on」は、「close in」よりも対象がはっきりした表現です。
「〜に迫る」「〜を包囲する」という意味になり、人や動物、警察、競争相手などが目標との距離を縮める場面でよく使われます。
ニュースでは、警察が容疑者を追い詰める場面や、スポーツで後続の選手がトップとの差を縮める場面などによく登場します。
また、比喩的に「危険が迫る」「問題が近づく」といった表現にも使われます。
相手に向かって徐々に近づく動きが含まれるため、単に「近い」という意味ではなく、「追いつこうとしている」「包囲しようとしている」というニュアンスがあります。
「on」が加わることで、「誰・何に向かって近づくのか」が明確になるのも特徴です。
そのため、追跡や競争など、相手との距離が少しずつ縮まっていく場面で使われることが多く、緊張感のある状況を描写するのに適した表現です。
例文:
- The police closed in on the suspect.(警察は容疑者を追い詰めました。)
- The runner was closing in on the leader.(その選手はトップとの差を縮めていました。)
- We could hear the storm closing in on us.(嵐がこちらへ迫ってくるのが分かりました。)

「close in」よりも、「close in on」のほうが相手がはっきりしているんだね。

「on」の後ろに「誰・何に迫るのか」が来るから、ニュースやスポーツでもよく使われる表現なんだ。
知っておきたいcloseの文法と表現
closeは自動詞でも使える?「The store closes at 9.」の形
「close」は「〜を閉じる」という他動詞のイメージが強いですが、「閉まる」という意味の自動詞としてもよく使われます。
この使い方では、「誰が閉めるのか」ではなく、「閉まる」という出来事そのものに注目しています。
特に、お店や銀行、図書館などの営業時間を案内するときには、自動詞の形が非常によく使われます。
The store closes at 9 p.m. のように、お店を主語にするだけで「その店は9時に閉店します」という自然な英語になります。
また、ドアや窓についても The door closed quietly. のように言えば、「ドアが静かに閉まった」という意味になります。
日本語では「閉める」と「閉まる」を使い分けますが、英語ではどちらも close を使うため、文の形で意味を判断します。
目的語があれば「〜を閉じる」という他動詞、目的語がなければ「閉まる」という自動詞になることが多いので、この違いを意識すると英文が読みやすくなります。
自動詞としての close は「営業終了」「扉が閉まる」「受付が終了する」など、日常生活で見聞きする場面が非常に多く、英会話でも頻繁に登場します。
「誰が閉めたのか」を伝える必要がない場面では、自動詞の形が自然に選ばれます。日本語に引きずられて「誰かが閉めた」という表現を作ろうとせず、「閉まる」という状態そのものを表していると考えると理解しやすいでしょう。
例文:
- The museum closes on Mondays.(その博物館は月曜日は休館です。)
- The window suddenly closed.(窓が突然閉まりました。)

「The store closes at nine.」って、お店が自分で閉まるみたいだけど、これで普通なんだね。

営業時間を伝えるときの定番表現だよ。
誰が閉めるかより、「その時間に閉まる」という事実を伝えているんだ。
close toとの違いは?closeが形容詞になる場合
「close」は動詞だけでなく、形容詞としてもよく使われます。
この場合は「閉じる」ではなく、「近い」という意味になるため、同じスペルでも役割がまったく異なります。
形容詞の close は、場所だけでなく、人との関係や時間の近さについても使えます。
例えば、 The station is close to my house. は「駅は私の家の近くです」、We are close friends. は「私たちは親しい友達です」という意味になります。
ここで覚えておきたいのが close to は一つの熟語ではなく、close(形容詞)+ to(前置詞) という組み合わせだということです。
そのため、後ろには場所や人などの名詞が続きます。
動詞の close と混同しやすい単語ですが、「be動詞の後ろにあるなら形容詞であることが多い」と考えると見分けやすくなります。
また、「近い」という意味も、単に物理的な距離だけではありません。
人間関係や考え方、数値など、さまざまな「距離の近さ」を表すことができます。
そのため、「close」という単語を見たら、まず文の中で動詞なのか形容詞なのかを確認する習慣をつけると、意味を取り違えにくくなります。
例文:
- The hotel is close to the beach.(そのホテルは海岸の近くです。)
- His answer was close to the truth.(彼の答えは真実にかなり近いものでした。)

「close to」って一つの熟語だと思ってたけど、そうじゃないの?

実は close が形容詞で、to は前置詞なんだよ。
「be close to ~」という形で覚えると分かりやすいね。
どっちを使う?「閉める・終わる」の類義語との違い
closeとshutの違い:「意思や終わり」を伴うか「単に物理的」か
「close」と「shut」はどちらも「閉じる」と訳されますが、使われる場面には少し違いがあります。
close は最も一般的で、ドアや窓を閉じるだけでなく、店や会議、契約など「何かを締めくくる」という広い意味でも使えます。
一方、shut は物理的にパタンと閉める動作を強く意識させることが多く、ドアや窓など具体的な物に使われる傾向があります。
例えば、「ドアを閉めてください」であれば Please close the door. も Please shut the door. も自然です。
しかし、「会議を閉める」「契約を成立させる」といった場面では close が使われ、shut は通常使いません。
また、shut up のように別の意味を持つ表現もあるため、「shut」は句動詞として覚える機会も多い単語です。
日常会話では両方を耳にしますが、迷った場合は意味の幅が広い close を選ぶほうが自然な場面が多いでしょう。
それと、勢いよくドアを閉める場面や、「しっかり閉める」という動作を強調したい場面では shut が選ばれることもあります。
場面によるニュアンスの違いを知っておくと、英語表現の幅が広がります。
shutの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- He shut the door quietly.(彼は静かにドアを閉めました。)
- The manager closed the conference with a short speech.(部長は短いスピーチで会議を締めくくりました。)

ドアならどっちでもいいけど、会議や契約では「close」なんだね。

shut は物を閉める場面が中心だけど、会議や契約を締めくくる意味では普通 close を使うよ。
closeとfinishの違い:「期間や期限」を締めくくるか「作業」か
「close」と「finish」は、どちらも「終える」と訳されることがありますが、対象が異なります。
finish は、宿題や仕事、食事など、自分が取り組んでいる作業を終えるときに使うのが基本です。
一方、close は会議やイベント、営業など、一つの期間や活動を正式に締めくくる場面でよく使われます。
例えば、「宿題を終えた」は finish my homework が自然ですが、「会議を終了した」は close the meeting のほうが場面に合っています。
もちろん、「meeting」を finish で表すこともありますが、司会者や議長が正式に終了を宣言するような場面では close のほうがフォーマルな印象になります。
言い換えると、finish は「やるべきことを最後までやり終える」という感覚が強く、close は「一つの区切りをつける」という感覚が中心です。
この違いを意識すると、似たような意味でも使い分けがしやすくなります。
finishの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- I finished my homework before dinner.(夕食前に宿題を終えました。)
- They closed the conference with a speech.(彼らはスピーチで会議を締めくくりました。)

「finish」は自分の作業、「close」は会議や営業みたいな区切りを終える場面なんだね。

そのイメージでかなり使い分けやすくなるよ。
同じ「終える」でも、対象が少し違うんだ。
closeとendの違い:「締めくくって完了」させるか「途中で打ち切る」か
「end」も「終える」という意味がありますが、「close」と比べると、より広い場面で使える単語です。
close は、会議や商談などを一区切りつけてきちんと終えるイメージがあります。
それに対して end は、「終わる」「終える」という事実を表すことに重点があり、自然に終わる場合にも、途中で打ち切る場合にも使えます。
例えば、映画が終わる、夏休みが終わる、試合が終わるといった場面では end がよく使われます。
議長が会議を締めくくるような場面では close the meeting のほうが自然です。
どちらも使える場面はありますが、「正式に締める」という雰囲気を出したいときは close が選ばれることが多いでしょう。
また、end は日常会話からニュースまで幅広く使われる基本動詞なので、場面をあまり選ばないのも特徴です。
一方で、式典や営業、契約など「一区切りをつけて完了する」という場面では close のほうが自然な印象になります。
場の雰囲気や目的に応じて使い分けると、より伝わりやすい英語になります。
例文:
- The meeting ended earlier than expected.(会議は予定より早く終わりました。)
- The chairperson closed the meeting with a thank-you speech.(議長はお礼のスピーチで会議を締めくくりました。)

「end」は本当にいろいろな場面で使えるけど、「close」は少し正式な終わらせ方なんだね。

区切りをつけて締めくくる場面では、「close」のほうがしっくりくることが多いよ。
実践例文集:closeを使った鉄板の日常・ビジネスフレーズ
今日から使える日常のcloseフレーズ
「close」は日常会話でも非常によく使われる動詞です。
ドアや窓を閉めるだけでなく、お店の営業時間を尋ねたり、距離が近いことを表したりと、さまざまな場面で登場します。
短いフレーズが多いため、そのまま覚えておくと英会話ですぐに使えます。
特に Close the door. や We're closing soon. のような表現は、お店や公共施設でもよく耳にします。
また、同じ「close」が形容詞として使われている例も一緒に覚えておくと、文脈による意味の違いが自然と身につきます。
旅行先でお店の営業時間を確認したり、学校や職場で誰かにドアを閉めてもらったりと、実際の生活で使う機会が多い表現ばかりなので、丸ごと覚えてしまうのがおすすめです。
基本的なフレーズは文法もシンプルで応用しやすく、目的語を入れ替えるだけでさまざまな場面に対応できます。
まずはよく使う表現から口に出して練習すると、自然に使えるようになるでしょう。
例文:
- Could you close the window?(窓を閉めてもらえますか。)
- The library closes at six.(図書館は6時に閉館します。)
- We're closing in ten minutes.(あと10分で閉店します。)

普段の生活だけでも「close」を使う場面って結構多いんだね。
特にお店の営業時間でよく見かけそう。

まずは短いフレーズをそのまま覚えて、少しずつ使える場面を増やしていくと自然に身につくよ。
ビジネスシーンでのcloseの英語表現
ビジネスでは、「close」は「閉じる」よりも「締めくくる」「成立させる」という意味で使われることが多くなります。
商談や契約、会議など、仕事で一区切りをつける場面では欠かせない単語です。
営業では close a deal や close a sale、契約では close a contract、会議では close the meeting など、決まった組み合わせで使われることが少なくありません。
これらはビジネスメールやニュース記事にもよく登場するため、単語だけで覚えるのではなく、フレーズごと覚えると実際に使いやすくなります。
特に営業や接客の仕事では、「契約をまとめる」「商談を成立させる」という意味で頻繁に使われるため、英語圏では非常に実用性の高い表現です。
また、「close」は単に話し合いを終えるだけでなく、「成果につなげる」という前向きなニュアンスを含むこともあります。
仕事で英語を使う機会がある人は、代表的なコロケーションを押さえておくと、会話や資料の内容も理解しやすくなるでしょう。
例文:
- The company closed a major contract this month.(その会社は今月、大きな契約を締結しました。)
- She closed the meeting with a brief summary.(彼女は簡単なまとめで会議を締めくくりました。)
- Our sales team closed several new deals this week.(営業チームは今週、いくつもの新規契約を成立させました。)

ビジネスでは「close」が「成功して話をまとめる」って意味で使われることが多いんだね。

特に close a deal は本当によく使われる表現だから、セットで覚えておくと役立つよ。
おまけ:海外ドラマの定番!「Close, but no cigar.」の意味って?
Close, but no cigar. は、「惜しい!」「あと一歩だったね」という意味で使われる英語の慣用表現です。
直訳すると「近い。でも葉巻はもらえない」となりますが、そのままの意味ではありません。
この表現は、昔のアメリカの遊園地やカーニバルで、ゲームの景品として葉巻(cigar)が渡されていたことに由来するといわれています。
景品をもらえるほどではなかったものの、かなり近い結果だったことから、「惜しかった」という意味で使われるようになりました。
現在では、葉巻とは関係なく、「答えはほぼ合っていた」「成功まであと少しだった」という軽い励ましや冗談として使われます。
海外ドラマや映画でも耳にすることがあるため、知っているとセリフが理解しやすくなります。
日常会話では、クイズやゲームだけでなく、スポーツや仕事、ちょっとした挑戦など、「もう少しだったのに」という場面なら幅広く使えます。
相手を強く責める表現ではなく、ユーモアを交えながら「惜しかったね」と伝えるフレーズなので、比較的やわらかい印象を与えます。
例文:
- Close, but no cigar. Try again!(惜しい!もう一回やってみて。)
- Your guess was close, but no cigar.(君の予想は惜しかったね。)
- We almost won the game—close, but no cigar.(試合にはあと少しで勝てたのに、惜しかったね。)

「葉巻」が急に出てくるから不思議だったけど、「惜しい!」って意味の決まり文句なんだね。

由来を知らなくても意味はそのまま使われるから、海外ドラマで聞いたら「あと一歩だった」というニュアンスで理解するといいよ。
まとめ
「close」は、「閉じる」という基本の意味から、「店を閉める」「会議を締めくくる」「契約を成立させる」まで幅広く使われる動詞です。
また、自動詞では「閉まる」、形容詞では「近い」という意味になり、文脈によって役割が変わることも覚えておきたいポイントです。
どの使い方にも共通しているのは、「開いているものを閉じる」「一区切りつける」というイメージです。
この感覚を押さえておけば、句動詞やビジネス表現も関連付けて理解しやすくなります。
まずは日常でよく使うフレーズから覚え、少しずつ表現の幅を広げていきましょう。

「close」って「閉じる」だけの単語だと思ってたけど、思った以上にいろいろな場面で使えるんだね。

「一区切りつける」という共通イメージを持っておくと、それぞれの意味がつながって覚えやすくなるよ。
この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:
- 英検3級レベルの基本動詞まとめ...基本動詞を中心に、まず押さえておきたい単語を一気に確認
- 英検準2級レベルの基本動詞まとめ...日常会話ややや応用的な動詞を、例文と一緒に学習可能
- 英検2級レベルの基本動詞まとめ...より実践的・抽象的な動詞をまとめて確認し、語彙力を強化


「閉じる」だけの単語だと思ってたけど、契約や会議にも使えるんだね。
何かを一区切りつける場面でも使う感じなの?