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知らないと恥をかくagreeの意味と落とし穴まとめ

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agree は「同意する」「賛成する」と訳される、ごく基本的な英単語です。しかし実際には、前置詞の選び方や文の形を少し間違えるだけで、不自然な英語になったり、意図と違う意味に伝わってしまう落とし穴が多く存在します。

この記事では、agree の基本的な意味から使い方、よくある誤用、似た意味を持つ単語との違いまで整理します。
「なんとなく使っていた agree」を、自信を持って使える表現に変えることが目的です。





agreeの基本的な意味


agreeの動詞の意味


agree は「意見・考え・判断が一致する」「同意する」という意味を持つ動詞です。
日本語では単に「賛成する」と訳されがちですが、英語では

  • 誰の意見に同意しているのか

  • どの内容・提案に同意しているのか

を文の構造で明確に示す必要があります。

また、agree は感情的に「好き」「嫌い」で判断する語ではなく、理屈・判断・考えが一致している状態を表すのが特徴です。
そのため、討論・会議・意見交換などの場面で頻繁に使われます。

さらに重要なのは、agree は「同意する行為」だけでなく、同意している状態そのものも表せる点です。

例文:

  • I agree with your idea.(あなたの考えに同意している)

  • We agree on this point.(この点について意見が一致している)

agree って、単に「YES」って意味ですよね?



近いけど少し違うね。
agree は「理由を含めて納得している」感じなんだ。



agreeの名詞形は?


agree の名詞形は agreement です。「合意」「一致」「取り決め」という意味を持ちます。
日常会話でも使われますが、特にビジネス・法律・契約の分野では非常に重要な単語です。

agreement は「お互いが同意した結果」を表すため、

  • 話し合いの結果としての合意

  • 書面・契約としての合意

のどちらにも使えます。

例文:

  • We reached an agreement.(合意に達した)

  • This agreement is valid for one year.(この契約は1年間有効です)

※日本語の「同意書」「契約書」は、英語では agreement を含む表現になることが多い点も覚えておくと便利です。

agreement って、契約書のイメージが強いです。



その通り。
口約束よりも「正式な合意」を表す場面で使われるね。



agreeの読み方と発音


  • 読み方:アグリー

  • 発音記号:/əˈɡriː/

発音のポイントは2つあります。

1つ目は、最初の a は弱く発音されることです。
日本語のように「ア」を強く言わず、「ァ」に近い音になります。

2つ目は、後半の -gree が強く長く発音される点です。
ここが強勢(アクセント)になります。

そのため、実際の音は「ァグリー」に近くなります。

カタカナ読みで覚えていると、ネイティブには少し不自然に聞こえるので注意が必要です。

ずっと「ア・グ・リー」って言ってた…。



ネイティブにはちょっと硬く聞こえるね。
「ァグリー」を意識してみて。



agreeの意外な意味:体に合う


agree には、「同意する」以外に、飲食物・気候・環境などが人の体に合う/合わないという意味があります。
この場合の agree は「意見の一致」ではなく、体調・体質との相性を表します。

特にこの用法は、肯定文よりも 否定文で使われることが多いのが特徴です。

例文:

  • This food doesn’t agree with me.

  • Spicy food doesn’t agree with her.

  • The hot climate didn’t agree with him.

え、agree って体に合うって意味もあるんですか?



あるよ。
この場合は「同意」じゃなくて「相性」の話だね。



だから否定文が多いんですね。



そう。体に合わない時によく使われる表現なんだ。



agreeの使い方


agree単体の使い方と例文


agree は「同意する」という意味の動詞ですが、単体で使えるかどうかは文脈に大きく左右されます。

基本的には、

  • 何について話しているかが明確

  • 直前の発言に対する返答

この2つの条件がそろっている場合にのみ、単体で使うのが自然です。

例文:

A: This plan looks good.

B: I agree.(賛成です)


一方で、文脈が不明確な場面で I agree. だけを使うと、「何に同意しているのか分からない」曖昧な印象になります。

とりあえず I agree. って言えば安全?



短くて便利だけど、話題がはっきりしていないと逆に不親切になるよ。



agree to / agree on / agree with の違い


agree は後ろに来る前置詞で意味が大きく変わります。
ここを曖昧にすると、英語として不自然になるだけでなく、意図が誤解される原因になります。

agree to 提案・条件・行動:
提案や条件を受け入れる

例文:

  • She agreed to the terms.

agree on 内容・テーマ:
話し合いの結果、共通の結論に達した内容

例文:

  • We agreed on the budget.

agree with 人・意見:
人や考えに対して「同意する」

例文:

  • I agree with you.

特に日本人学習者は、人に対しても to を使ってしまうミスが非常に多いです。

I agree to you って言ってた…。



それは典型的な間違いだね。
人には with、行動や条件には to だよ。



I don't agree / I totally agreeの使い分け


  • I don't agree.:意見が一致しないとはっきり伝える表現

  • I totally agree.:完全に同意していることを強調する表現

どちらも文法的に正しく、失礼な表現ではありません。
ただし、場面によって与える印象が大きく変わる点に注意が必要です。

ビジネスやフォーマルな場面では、直接的な否定を避けて、

  • I'm not sure I agree.

  • I see your point, but...

のようにクッション表現を使うことが多くあります。

会議で I don't agree. って言って大丈夫?



意味は通じるけど、少し強いね。
柔らかく言い換えると印象が良くなるよ。



日常・ビジネスで使えるagree例文


日常会話の例文


日常会話での agree は、強い主張というよりも「相手の意見に同調する」「同感だと示す」ために使われます。
Yes の代わりとして使われることも多く、会話を円滑に進める役割を持ちます。

例文:

  • Yeah, I agree.

  • I agree with you on that point.

  • I don’t really agree.

日常会話だと agree は軽く使っていいんですね。



そう。深い議論じゃなくても「同感だよ」という感覚で使えるよ。



ビジネス例文・メール表現


ビジネスシーンでは agree は、単なる同感ではなく「提案・条件を受け入れる」「合意が成立した」ことを示す重要な動詞になります。

特にメールでは、agree の後ろの前置詞によって意味が明確に変わるため注意が必要です。

例文:

  • We agree with your assessment.

  • We agree to proceed with the proposal.

  • The parties agreed on the schedule.

ビジネスだと agree が重く感じるね。



うん。ここでは「判断した上で同意した」という意味合いが強くなるよ。



よくある落とし穴と誤用チェックリスト


agree to と agree with の使い分けミスと正しい使い方


agree to と agree with は、日本人学習者が最も混同しやすいポイントの一つです。
理由は、日本語の「〜に同意する」が英語では前置詞で意味分担されているからです。

  • agree with 人・意見:考え・判断に同意する

  • agree to 提案・条件・行動:提案を受け入れる

  • × I agree to you.(人に to は使えない)
  • ○ I agree with you.

  • × I agree with the contract.(契約を受け入れる意味では不自然)
  • ○ I agree to the contract.

全部 to を使えばいいと思ってた。



それが一番多いミスだね。
人や意見は with、条件や行動は to と覚えるといいよ。



主語・時制の不一致の注意点


agree は一般動詞なので、主語や時制に応じた形に変える必要があります。
特に三単現の -s の付け忘れは、英文全体の信頼感を下げてしまいます。

  • × She agree with the idea.
  • ○ She agrees with the idea.

  • × They agrees on the issue.
  • ○ They agree on the issue.

また、過去の合意には過去形を使います。

  • We agreed on the schedule yesterday.

agree って形が変わるの忘れがち。



意味は通じるけど、書き言葉では特に注意したいポイントだね。



直訳で陥りやすい不自然表現と自然な言い換え例


日本語の「同意です」「賛成です」をそのまま英語にすると、不自然な表現になりがちです。
特に多いのが、be動詞を使ってしまうケースです。

  • × I am agree.
  • ○ I agree.

  • × I was agree with him.
  • ○ I agreed with him.

agree は形容詞ではなく動詞だという点を意識することが大切です。

「同意です」って言いたくて am を入れちゃいます。



日本語発想だとそうなるよね。
agree は必ず動詞として使おう。



頻出フレーズの落とし穴:with you, with me の誤用実例


agree を使った疑問文で特に多いのが、be動詞を使ってしまうミスです。

  • × Are you agree with me?
  • ○ Do you agree with me?

agree は動詞なので、疑問文・否定文では do / does を使います。

  • × I am agree with you.
  • ○ I agree with you.

このミスは会話でも頻出するため、早めに修正しておくことが重要です。

質問文になると be 動詞を使ってた。



agree は形容詞じゃないってことを思い出すと防げるよ。



agreeと似た意味を持つ単語との比較


agreeとapproveの違い


agree と approve はどちらも「賛成・同意」に近い意味を持ちますが、立場と権限が大きく異なります。

  • agree:意見・考えが一致することを示す(対等な立場)

  • approve:権限を持つ人・組織が正式に認める(上下・公式性あり)

つまり、agree は「考えとして賛成」、approve は「決裁として承認」という違いです。

例文:

  • I agree with the idea.

  • The manager approved the plan.

ビジネスでは、個人としての意見表明には agree、最終判断・決裁には approve が使われることが多く、この使い分けを誤ると責任の所在が曖昧になります。

上司が賛成している時も agree でいい?



意見としてならいいけど、正式に通したなら approve が自然だね。



agreeとconsentの違い


agree は日常からビジネスまで幅広く使える一般的な「同意」です。
一方 consent は、法律・医療・個人情報など、責任やリスクを伴う場面での正式な同意を表します。

そのため、consent は感情や意見というより、「理解した上で許可する」という意味合いが非常に強くなります。

例文:

  • She agreed to the changes.

  • He gave written consent.

日常会話で consent を使うと、堅すぎたり距離感のある印象になることがあります。

consent って普段使ってもいい?



意味は通じるけど、かなりフォーマル。普通は agree で十分だよ。



まとめ


agree はシンプルに見えて、実は

  • 前置詞(to / with / on)の使い分け

  • 動詞としての文法ルール

  • 場面(日常・ビジネス・フォーマル)

を正しく理解していないと、間違いやすい動詞です。

特に日本語の「同意です」という感覚のまま使うと、 I am agree や I agree to you のような誤用につながります。

agree って簡単だと思ってたけど、意外と奥が深いですね。



そうだね。
でもポイントを押さえれば怖くないよ。



前置詞と「動詞」って意識するのが大事ですね。



その通り。
そこを意識できれば、agree は一気に使いやすくなるよ。



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そんな状態から
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その嫌いさゆえに
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英語嫌いは
大人になるまで続く。

しかし、
とある理由で一念発起し
英語の勉強を始める。

その理由とは一体・・・。

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話せないようなレベル。

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