英語のconsiderってどんな意味?よく使われる形をマスター
英語のconsiderは、「〜を考える」「〜を検討する」という意味で使われる基本動詞です。
ただし、日本語の「考える」と同じ感覚で使うと少しズレることがあります。
considerには、時間をかけて判断する「検討する」、状況を踏まえて「考慮する」、さらに「〜とみなす」という意味もあり、後ろに続く形によってニュアンスが変化します。
この記事では、consider + 名詞やconsider + v-ingといった基本パターンから、consider A (to be) BやIt is considered that...のような応用表現まで詳しく解説します。
また、think・ponder・regardとの違いや、日常会話・ビジネス・ニュースで使われる表現も紹介するので、considerを自然に使いこなせるようになることを目指しましょう。
considerの基本を理解しよう
considerの動詞の意味
「consider」は、何かについてよく考えたり、検討したりするときによく使われる動詞です。
日本語では「考える」と訳されることもありますが、「思いつく」というよりも、時間をかけて判断したり、さまざまな可能性を比べたりするニュアンスがあります。
そのため、進学先や転職、大きな買い物など、すぐには決められないことを話す場面でよく使われます。
また、「consider」には「〜を考慮する」「〜とみなす」といった意味もあり、文型によって意味が変わるのも特徴です。
まずは「よく考えて判断する」という基本イメージを押さえておくと、その後に学ぶ使い方も理解しやすくなります。
日常会話ではもちろん、ビジネスで提案を検討したり、ニュースや記事で客観的な判断を述べたりする場面でも幅広く使われるため、基本的な意味をしっかり理解しておくことが大切です。
例文:
- I'm considering buying a new laptop.(新しいノートパソコンを買うことを検討しています。)
- We need to consider every option.(私たちはすべての選択肢を検討する必要があります。)


そうだね、少し時間をかけて判断したり、いくつかの可能性を比べたりするときによく使うよ。
considerの名詞形
「consider」の名詞形はconsiderationです。
「考慮」「検討」「配慮」といった意味があり、日常会話からビジネスまで幅広く使われます。
「よく考えること」という意味だけでなく、相手への思いやりや事情への配慮を表すこともあります。
特によく使われる表現がtake A into considerationで、「Aを考慮に入れる」という意味になります。
また、under considerationは「検討中」、in consideration ofは「〜を考慮して」という意味で、少しフォーマルな文章やビジネス文書で見かけることがあります。
まずは頻出の表現から覚えると実際の英語でも役立ちます。
「配慮」という意味では、人への気遣いや相手の立場を尊重する場面でも使われます。
そのため、Thank you for your consideration.(ご配慮ありがとうございます。)のように感謝を伝える定番表現にも使われており、単語そのものだけでなく、よく一緒に使われるフレーズも覚えておくと実践で活用しやすくなります。
例文:
- We took your opinion into consideration.(私たちはあなたの意見を考慮しました。)
- The proposal is still under consideration.(その提案はまだ検討中です。)

considerationって単に「検討」じゃなくて、「配慮」の意味でも使うんだね。
メールで見たことがある気がする。

「Thank you for your consideration.」はビジネスメールでも定番の表現だから、一緒に覚えておくと便利だよ。
considerの発音と読み方
considerの発音は「クンサィダー」に近く、カタカナの「コンシダー」と覚えてしまうと実際の音とは少し違って聞こえることがあります。
アクセントはsidの部分に置かれ、con-SID-erのようなリズムになります。
英語ではアクセントのある音節をはっきり発音し、それ以外の部分はやや弱く発音するため、日本語のようにすべての音を均等に読むと少し不自然に聞こえることがあります。
単語全体のリズムを意識して練習すると、聞き取りや発音の両方がしやすくなります。
また、名詞形のconsiderationも同じ部分にアクセントの中心があり、動詞とのつながりを意識すると覚えやすくなります。
英語ではアクセントの位置によって聞き取りやすさが大きく変わるため、意味だけでなく発音も一緒に練習しておくのがおすすめです。

「コンシダー」だと思っていたけど、実際はアクセントの位置が違うんだね。
聞き取れなかった理由が少し分かったかも。

アクセントを意識するとネイティブの発音と結び付きやすくなるよ。
声に出して何度か練習すると覚えやすいからね。
基本編:マスターすべき「consider」の文法パターン
consider + 名詞:「〜を検討する」
「consider」のもっとも基本的な形がconsider + 名詞です。
この形では「〜を検討する」「〜についてよく考える」という意味になり、選択肢や提案、計画などを慎重に判断する場面で使われます。
単に頭に思い浮かべるのではなく、「採用するかどうかを考える」という意識が含まれるのが特徴です。
目的語には、plan(計画)、proposal(提案)、idea(考え)、option(選択肢)などがよく使われます。
仕事だけでなく、旅行先や進路、買い物など日常生活でも自然に使える便利な形です。
また、相手から提案を受けたときに「少し検討させてください」というニュアンスを伝えたい場面でもよく使われます。
すぐに結論を出すのではなく、一度落ち着いて判断する姿勢を表せるため、丁寧で柔らかい印象を与えられる表現でもあります。
例文:
- We're considering a new plan.(私たちは新しい計画を検討しています。)
- She considered my advice carefully.(彼女は私の助言を慎重に検討しました。)

目的語に計画とか提案が来ることが多いんだね。
何かを決める前によく考える場面なら使いやすそう。

「採用するかどうかを判断する」という場面をイメージすると自然に使えるよ。
consider + v-ing(動名詞):「〜することを検討する」
「〜することを検討する」と言いたいときは、consider + 動名詞(v-ing)を使います。
英語では「行動そのもの」を目的語にするとき、動名詞を使う動詞がいくつかあり、considerもその代表例です。
進学や転職、引っ越しなど、今後の行動について考えているときによく使われます。
実際の会話では、consider changing jobs(転職を検討する)やconsider moving(引っ越しを検討する)のような表現を耳にする機会も少なくありません。
何かを実際に行うかどうかを判断している最中であることを表すため、「まだ決定はしていないが候補として考えている」というニュアンスが自然に伝わります。
例文:
- They considered moving to another city.(彼らは別の街へ引っ越すことを検討しました。)
- Have you considered taking the train?(電車で行くことを検討しましたか。)

「〜すること」を続けるときは動名詞なんだね。
行動をそのまま目的語にするイメージなのかな?

そう、considerは「行動を検討する」ことが多いから、動名詞との相性がとてもいいんだ。
注意!なぜ「consider to do」は間違いなの?
英語ではconsider to doという形は基本的に使いません。
日本語では「〜することを検討する」と考えるため、不定詞を続けたくなりますが、considerの後ろは動名詞を使うというルールがあります。
そのため、「留学を検討している」はI'm considering studying abroad.となり、I'm considering to study abroad.とは言いません。
この組み合わせは英語学習者がよく間違えるポイントなので、considerの後ろはv-ingとセットで覚えてしまうのがおすすめです。
これは意味の違いではなく、英語の文法上の決まりです。
「なぜ動名詞なのか」と深く考えるよりも、「considerの後ろには動名詞が来る」と一つのパターンとして身につけるほうが、実際の英会話や試験でも迷わず使えるようになります。
例文:
- I'm considering changing my job.(私は転職を検討しています。)
- She is considering buying a new car.(彼女は新しい車を買うことを検討しています。)

日本語だと「〜することを考える」だからto doを使いたくなるけど、どうしてconsider to doはダメなの?

日本語の訳だけで考えると迷うよね。
considerは後ろに動名詞を取る決まりがあるから、「consider + v-ing」でセットにして覚えるのがポイントだよ。
consider + 疑問詞 (how / what / whether):「〜すべきか検討する」
何をすればよいか、どの方法がよいかなどを考えるときは、consider + 疑問詞の形が使えます。
日本語では「どうすべきか検討する」「何を選ぶか考える」といった意味になります。
特にwhetherは「〜かどうか」を表すため、何かをするかしないか迷っている場面でよく使われます。
また、howやwhatを使えば、方法や内容について具体的に検討していることを表せます。ビジネスや日常会話のどちらでもよく使われる便利な文型です。
この形は、一つの選択肢だけではなく、「どれを選ぶべきか」「どのように進めるべきか」といった判断が必要な場面で特によく使われます。
考える対象が名詞一つではなく、疑問の内容そのものになるため、より具体的な検討や意思決定を表現したいときに役立ちます。
例文:
- We need to consider whether we should go.(行くべきかどうか検討する必要があります。)
- She considered what to say next.(彼女は次に何を言うべきか考えました。)
- I'm considering how to solve the problem.(私はその問題をどう解決するか検討しています。)

「何をするか」とか「どうするか」まで続けられるんだね。
選択肢を比べている感じが出せそうだわ。

「答えを探しながら考える」場面では、この形がとても自然に使われるよ。
応用編:「〜とみなす・考慮する」の文法パターン
consider A (to be) B:「AをBとみなす・思う」
「consider」は「検討する」だけでなく、「AをBだと考える・みなす」という意味でもよく使われます。
この形ではconsider A (to be) Bとなり、Aについて「Bという性質や立場を持っている」と判断することを表します。
この用法では、何かを一時的に考えるというよりも、ある対象に対して評価や判断を持っていることを示します。
そのため、人の性格や能力、物事の価値などについて「〜だと考える」と表現するときによく使われます。
単なる感想ではなく、自分なりの基準や理由をもとに判断しているニュアンスが含まれます。
なお、to beは付けても付けなくても意味はほとんど変わりません。
日常会話では省略されることが多く、consider him a friendのような形をよく見かけます。
一方で、フォーマルな文章ではto beが使われることもあります。場面によって形が変わるだけで、どちらも「AをBと考える」という基本の意味は同じです。
例文:
- I consider her my best friend.(私は彼女を親友だと思っています。)
- Many people consider this book a classic.(多くの人がこの本を名作だと考えています。)
- They considered him to be the best candidate.(彼らは彼を最適な候補者だと考えていました。)

ここでは「検討する」じゃなくて、「〜だと思う」の意味になるんだね。
同じconsiderでも結構違うわ。

目的語の後ろにもう一つ説明が続く形だから、「AはBだ」という判断を表していると考えると分かりやすいよ。
consider + that節:「〜だということを考慮する」
consider + that節は、「〜だということを考慮する」「〜という事実をよく考える」という意味で使われます。
名詞ではなく、一つの内容や状況全体について考えるときに便利な形です。
この形では、単純に意見を述べるというよりも、ある事実や状況を判断材料として取り入れるニュアンスがあります。
何かを決める前に、背景や条件を踏まえる場面で使われるため、計画や判断について話すときによく登場します。
また、that節の中には「こういう状況である」という内容が入り、それ全体をconsiderの対象にします。
そのため、考慮する内容が長くなる場合でも自然に表現でき、説明文や少しフォーマルな会話でも使いやすい形です。
例文:
- You should consider that everyone has different opinions.(人それぞれ意見が違うことを考慮すべきです。)
- We considered that the plan was too expensive.(私たちはその計画は費用がかかりすぎると判断しました。)

considerの後ろにthat節も置けるんだね。
長い内容でもそのまま考える対象にできるの?

うん、名詞だけでは表せない状況や事実全体を考慮するときに、that節が使えるよ。
It is considered that...:「〜だと考えられている」(客観的な表現)
It is considered that...は、「〜だと考えられている」という意味の受動態です。
誰がそう考えているのかをあえて言わず、一般的な考え方や社会的な見解を客観的に伝えたいときによく使われます。
この表現は、話し手自身の個人的な意見ではなく、多くの人に共有されている考えや、研究などから導かれた見方を紹介するときに適しています。
そのため、ニュース記事や学術的な文章、公式な説明などで見かけることが多くなります。
また、英語では「誰が考えたのか」よりも「どのような見方が存在するのか」を重視する場面があります。
そのような場合に受動態を使うことで、文章全体を客観的で落ち着いた印象にできます。
例文:
- It is considered that exercise improves health.(運動は健康を改善すると考えられています。)
- It is considered that the building is over 200 years old.(その建物は200年以上前のものだと考えられています。)

It is considered thatって「誰が考えているか」を書いていないけど、どうして主語をぼかすの?

個人の意見ではなく、一般的な考えや社会的な見方として伝えたいときに使う表現だからだよ。
「considering(〜を考慮すると)」の使い方
consideringは「〜を考慮すると」「〜を踏まえると」という意味で使われます。
形は現在分詞に見えますが、多くの場合は前置詞として働き、その後ろには名詞や代名詞、あるいは短い内容が続きます。
この表現は、ある条件や事情を先に示して、それを踏まえた判断や感想を述べるときに便利です。
「普通なら難しいが、この状況なら納得できる」といったように、背景を含めて評価するときによく使われます。
会話では、理由や状況を踏まえて判断を述べるときによく使われます。
「その条件なら」「その事情を考えると」といったニュアンスを自然に表せるため、日常会話からビジネスまで幅広く活躍する表現です。
例文:
- Considering the weather, we should stay home.(天気を考えると、家にいたほうがよさそうです。)
- Considering everything, it was a good decision.(すべてを考慮すると、それは良い決断でした。)

consideringって動詞の続きかと思っていたけど、「〜を考えると」という一つの表現として使われることが多いんだね。

状況を前置きして、自分の判断や結論につなげるときによく使われる便利な表現なんだ。
considerと似た意味を持つ英単語との違い
considerとthinkの違い:「熟考」か「直感」か
considerとthinkは、どちらも日本語では「考える」と訳されるため混同されやすい単語です。
ただし、考える過程には違いがあります。
thinkは頭に浮かんだ意見や考えを表す基本的な動詞で、日常会話では「〜だと思う」という意味で非常によく使われます。
一方で、considerは何かを判断するために、情報や条件を踏まえながら慎重に考えるニュアンスがあります。
そのため、選択肢を比べたり、メリットやデメリットを確認したりする場面ではconsiderが自然です。
すぐに出た感想ではなく、ある程度考えたうえで出した判断を表したいときに向いています。
また、英語では相手に意見を伝えるとき、単純な個人的感想ならthink、今後の行動や決定に関わる内容ならconsiderというように使い分けることが多くあります。
どちらも「考える」という訳だけで覚えると違いが分かりにくいため、「考える目的」に注目すると理解しやすくなります。
thinkの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- I think he's right.(私は彼が正しいと思います。)
- We're considering his proposal.(私たちは彼の提案を検討しています。)

thinkは思ったことを言う感じで、considerは判断するために考える感じなんだね。

すぐに浮かんだ考えならthink、結論を出すためにじっくり考えるならconsiderが自然だよ。
considerとponderの違い:「検討」か「深い思索」か
ponderも「じっくり考える」という意味を持つ動詞ですが、considerとは考える目的や雰囲気に違いがあります。
considerは、何かを決めるために情報を整理したり、選択肢を比較したりする「検討」の意味が中心です。
一方、ponderは答えを急がず、ある問題やテーマについて深く思いを巡らせるニュアンスがあります。
人生の意味や難しい問いについて考えるような場面で使われることが多く、日常的な判断よりも精神的・抽象的な思考に向いています。
そのため、「新しい仕事に変えるか検討する」「提案について考える」といった現実的な判断にはconsiderが自然です。
「なぜ人は生きるのか」「この出来事にはどんな意味があるのか」のように、すぐ答えが出ないテーマを考え続ける場合にはponderが合います。
例文:
- She is considering changing jobs.(彼女は転職を検討しています。)
- He sat quietly, pondering the meaning of life.(彼は静かに座り、人生の意味について思いを巡らせていました。)

ponderはもっと哲学的というか、答えを急がずに考え続けるイメージなんだね。

日常生活ならconsiderのほうが使う機会はずっと多いね。
considerとregardの違い:「思う」か「(特定の視点で)みなす」か
considerもregardも「〜を…だと思う」と訳されることがありますが、物事を見る視点に少し違いがあります。
considerは、対象について考えた結果として判断するニュアンスがあり、「検討したうえでそう評価する」という流れを含みます。
一方、regardは「ある視点や立場から、その対象をどう見るか」を表す単語です。
「〜として扱う」「〜とみなす」という評価や認識に近く、対象に対する見方や位置づけを示す場面で使われます。
そのため、人物や物事を特定のカテゴリーに入れるような表現と相性が良いです。
また、文法上の形にも違いがあります。considerはconsider A Bやconsider A to be Bの形が使えますが、regardは基本的にregard A as Bという形になります。
意味だけでなく、使われる形も一緒に覚えておくと混乱しにくくなります。
regardの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- I consider her a great teacher.(私は彼女を素晴らしい先生だと思っています。)
- We regard him as a leader.(私たちは彼をリーダーだとみなしています。)

意味は似ているけど、regardは「〜として見る」という感覚が少し強いんだね。

そう、それに文型も違って、regardは「regard A as B」で覚えておくと間違えにくいよ。
considerは「考えた結果そう判断する」というニュアンスがある点も違いだね。
そのまま使える!シーン別「consider」の例文集
日常生活:進路や大きな買い物などを「熟考」するシーン
日常生活では、considerは将来の予定や大きな決断について話す場面でよく使われます。
進学、転職、引っ越し、高額な買い物など、すぐに決めるのではなく、条件や自分の状況を確認しながら判断したいときに適した表現です。
「考えている」と言うだけならthinkでも表せますが、considerを使うと「選択肢の一つとして真剣に検討している」という印象になります。
そのため、まだ最終決定ではないものの、実際に実行する可能性を含めて考えていることを伝えたい場合に便利です。
また、日常会話では相手に提案やアドバイスをされたときにも使われます。
すぐに賛成・反対を決めるのではなく、一度受け止めて判断する姿勢を示せるため、落ち着いた印象を与える表現になります。
自分の将来に関する話題だけでなく、相手の意見を尊重する場面でも自然に使える単語です。
例文:
- I'm considering buying a new car next year.(来年、新しい車を買うことを検討しています。)
- She's considering studying abroad after graduation.(彼女は卒業後に留学することを検討しています。)
- Have you considered moving closer to your office?(会社の近くへ引っ越すことを検討したことはありますか。)

進路とか引っ越しみたいに、すぐ決められないことにはconsiderがぴったりなんだね。
日常でも結構使えそう。

迷っている最中だと伝えたいときは、とても自然に聞こえる表現だよ。
ビジネス:会議やメールでの「検討」と「配慮」
ビジネスの場面では、considerは提案や計画を検討するときに非常によく使われます。
会議で出たアイデアを判断したり、新しい方針を決めたりするときなど、複数の条件を踏まえて考える場面に適しています。
また、ビジネスでは「検討する」だけでなく、「相手や状況を考慮する」という意味でも頻繁に使われます。
相手の立場、予算、時間、周囲への影響などを含めて判断する場合には、単なる考えではなく「配慮を含んだ判断」というニュアンスになります。
メールや仕事上のやり取りでは、直接的に断ったり即答したりするよりも、considerを使うことで柔らかい表現にできます。
「検討します」という形で相手の提案を受け止める姿勢を示せるため、丁寧なコミュニケーションにも役立ちます。
例文:
- We'll consider your proposal carefully.(あなたの提案を慎重に検討します。)
- Please consider our budget before making a decision.(決定する前に私たちの予算を考慮してください。)
- We need to consider the impact on our employees.(従業員への影響を考慮する必要があります。)

仕事では「検討する」だけじゃなくて、「相手の事情も考える」という意味でも使うんだね。

ビジネスではどちらの意味もよく出てくるから、文脈で判断できるようになると理解しやすいよ。
学術・ニュース:「〜と考えられている」という客観的な表現
学術論文やニュースでは、個人の意見ではなく、一般的な見解や研究結果を伝えるためにconsiderが使われることがあります。
特にIt is considered that...の形では、「〜だと考えられている」という客観的な表現になり、社会的に認識されている考えや専門的な判断を紹介するときに適しています。
この表現では、誰が考えているのかをあえて示さないことで、文章全体を中立的な印象にできます。
研究結果や歴史的な事実、専門家の間で広く認められている内容などを説明するときによく使われ、ニュース記事や解説文で見かける機会も多くあります。
また、学術的な文章では、断定を避けながら一定の根拠に基づいた見方を示すことが重要です。
そのため、considerを使った受動態表現は、慎重で客観的な説明を作るための便利な表現として使われています。
例文:
- It is considered that regular exercise improves health.(定期的な運動は健康を改善すると考えられています。)
- It is considered that the disease spread rapidly.(その病気は急速に広がったと考えられています。)
- It is considered that this theory is correct.(この理論は正しいと考えられています。)

ニュースで受動態が多い理由が少し分かったかも。
誰の意見かより、一般的な見方を伝えたいんだね。

研究結果や社会的な見解を紹介するときには、とてもよく使われる表現だよ。
定番:「All things considered(すべての点を考慮すると)」の使い方
All things consideredは、「すべての点を考慮すると」「総合的に考えると」という意味の決まり文句です。
良い面だけでなく、問題点や条件なども含めて全体的に判断するときに使われます。
単に「結果が良かった」と言うのではなく、さまざまな要素を踏まえたうえで結論を出すニュアンスがあります。
この表現は、何かを評価したり最終的な感想を述べたりするときによく使われます。
旅行、仕事、買い物、計画など幅広いテーマで使用でき、「細かい部分を見ると問題はあるが、全体としては良かった」というような複合的な判断を表現できます。
また、文の最初に置くことで「これまでの事情をすべて踏まえると」という流れを作れるため、会話でも文章でも自然に使えます。
considerの「さまざまな要素を考えたうえで判断する」という基本的なイメージが、そのまま表れた表現です。
例文:
- All things considered, it was a good trip.(総合的に考えると、良い旅行でした。)
- All things considered, we made the right decision.(すべての点を考慮すると、私たちは正しい決断をしました。)
- All things considered, the project was successful.(総合的に考えると、そのプロジェクトは成功でした。)

全部まとめて判断するときの決まり文句なんだね。レビューを書くときにも使えそう。

細かい点を一通り考えたあとに結論を言う流れだから、文章でも会話でも使いやすい表現だよ。
まとめ
「consider」は、単に「考える」という意味だけではなく、「よく検討する」「考慮する」「〜とみなす」など、状況によって意味が変わる動詞です。
基本となる形は、consider + 名詞の「〜を検討する」と、consider + v-ingの「〜することを検討する」です。
特に注意したいのは、considerの後ろには基本的にto不定詞ではなく動名詞を使う点です。
また、consider A (to be) Bでは「AをBとみなす」、It is considered that...では「〜だと考えられている」という客観的な表現になります。
日常会話では進路や買い物の検討、ビジネスでは提案や条件の考慮、ニュースや学術分野では一般的な見解を述べる表現として幅広く使われています。
似た意味を持つthinkやregardと比べることで、considerが持つ「判断するためにしっかり考える」という特徴もより理解しやすくなります。

considerって最初は「考える」だけだと思っていたけど、検討したり、考慮したり、みなしたり、意外と使い方が多いんだね。

そうだね、ただ、中心にあるのは「何かを判断するためによく考える」というイメージだから、そこを押さえるといろいろな形でも理解しやすくなるよ。
この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:
- 英検3級レベルの基本動詞まとめ...基本動詞を中心に、まず押さえておきたい単語を一気に確認
- 英検準2級レベルの基本動詞まとめ...日常会話ややや応用的な動詞を、例文と一緒に学習可能
- 英検2級レベルの基本動詞まとめ...より実践的・抽象的な動詞をまとめて確認し、語彙力を強化


considerって「考える」だけじゃなくて、「じっくり検討する」感じもあるんだね。
すぐ答えを出す場面ではあまり使わないのかな?