単なる「言う」じゃない!remarkの持つニュアンスと使い方を解説
remarkは「述べる」「言及する」と訳される動詞ですが、単純に「言う」を表すsayとは少し違ったニュアンスを持っています。
何かを見たり、気づいたり、考えたりしたうえで、それについて一言添えるような感覚がremarkの中心です。
そのため、日常会話でのちょっとした発言から、会議での意見、ニュースや公式文書で紹介される発言まで幅広く使われます。
この記事では、remarkの基本的な意味だけでなく、「注目したことを言葉にする」という感覚を軸に、語源や定番表現、say・comment・mention・observeとの違いまで整理していきます。
remarkの基本知識
remarkの動詞の意味
remarkは動詞で「述べる」「言及する」「意見を述べる」といった意味を持ちます。
単に言葉を発することではなく、何かを見たり、気づいたり、考えたりしたうえで、それについて一言添える場面で使われやすいのが特徴です。
そのため、日常会話のちょっとした発言から、会議や文章の中での意見まで幅広く使えます。
「何を言ったか」そのものよりも、「ある事柄について気づいたことを言葉にした」という部分に焦点が当たりやすく、sayよりも少し改まった印象になることもあります。
また、remarkは必ずしも強い主張を表すわけではなく、目の前の状況について感じたことを軽く述べる場合にも使えます。
誰かの発言を客観的に描写したいときにも向いているため、「〜と述べた」と訳される場面が多くなります。
会話の中で使う場合でも、相手に何かを伝えるというより、話題になっていることについて自分の気づきや見方を一言加えるような場面に自然になじみます。
特に文章では、発言の内容だけでなく「そのことについてコメントした」というニュアンスまで含めて表現できます。
例文:
- She remarked that the room was unusually quiet.(彼女はその部屋がいつになく静かだと述べました。)
- He remarked on the changes to the plan.(彼は計画の変更について意見を述べました。)


そう、目に入ったことや気づいたことに、言葉を添える場面をイメージすると分かりやすいよ。
remarkの名詞の意味
remarkは名詞になると「発言」「意見」「コメント」「所見」などを表します。
誰かがある事柄について述べた一言を指すことが多く、会話の中のちょっとした発言から、公式な場での発言まで使えます。
ここでのremarkは、単なる「言葉」ではなく、ある対象について述べられた内容として捉えると分かりやすくなります。
そのため、発言の内容について後から話したり、その発言が周囲にどのような反応を与えたのかを述べたりするときにも使えます。
特に「make a remark」という形はよく使われ、「発言する」「一言述べる」という意味になります。
動詞のremarkと違って、名詞では「発言そのもの」を指している点を押さえておくと使い分けやすくなります。
また、remarkの前後に形容詞などを置けば、その発言が短いものなのか、不適切なものなのかといった性質まで表現できます。
例文:
- His remark surprised everyone in the meeting.(彼の発言は会議にいた全員を驚かせました。)
- That was an interesting remark.(それは興味深い発言でした。)

名詞のremarkは、誰かが実際にした「一言」そのものを指せるんだね。

うん、だから「その発言はどういう意味だった?」のように、発言の内容を話題にするときにも使いやすいよ。
remarkの発音と読み方
remarkの発音では、後半の「mark」にあたる部分が比較的はっきり聞こえます。
アクセントは後ろの音節に置かれ、最初のre-を強く読むわけではありません。
日本語の「リマーク」のようにすべての音を同じ強さで読むのではなく、後半を中心に発音すると英語らしいリズムになります。
日本語では「リマーク」と表記されることが多いですが、日本語のカタカナをそのまま均等に読むだけでは英語の音の強弱とは少し異なります。
特に最初のre-を強く読みすぎず、後半の音節にアクセントを置くことを意識すると、発音のポイントをつかみやすくなります。
また、最後のkの音までしっかり意識することも大切です。
語尾を曖昧にせず、最後まで音を保つことで、単語全体が聞き取りやすくなります。
- remark /rɪˈmɑːrk/

アクセントは後ろにあるんだね。
最初のre-を強く読まないことがポイントなんだ。

特に後半をしっかり強くして、最後のkまで意識すると発音が安定するよ。
remarkが持つ独自のニュアンスと語源
「観察」と「発言」がセットになっている感覚
remarkを理解するときは、「何かに気づく」ことと「それについて口にする」ことがつながっていると考えると分かりやすくなります。
目の前の状況、人の行動、会話の内容などに注意が向き、そこから感じたことや考えたことを言葉にする、という流れです。
そのため、remarkには「ただ話す」というより「ある対象に目を向けたうえで、それについて述べる」というニュアンスがあります。
まず何かが話し手の注意に入り、そのあとで、そのことについて言葉を添えるという順序を意識すると、sayとの違いも見えやすくなります。
必ずしも深い分析や強い主張を表すわけではなく、軽い一言にも使えるのが特徴です。
日常的な出来事についてちょっとした気づきを口にする場合から、会議や文章の中で状況について意見を述べる場合まで、この基本的な感覚は共通しています。
例文:
- Tom remarked that the coffee tasted different today.(トムは今日のコーヒーは味が違うと述べました。)
- The guide remarked that the path was unusually quiet.(ガイドはその道がいつになく静かだと述べました。)

何かを見たり感じたりして、それについて言葉にするところまでがremarkなんだね。

そう考えると、単なる発話よりも「気づいたことを口にする」という特徴が見えやすくなるよ。
語源から納得!「再(re)+印をつける(mark)」の感覚
remarkは、re-とmarkが組み合わさった単語です。
markには「印をつける」「目印」「注目すべきもの」といった意味があり、re-には「再び」という意味があります。
語源的には、何かにもう一度印をつけるようなところから、「注意を向ける」「取り上げる」という意味につながっていきました。
目立つものや重要なものに印をつけるように意識を向け、それを話題として取り上げるという流れが、現在のremarkの意味を理解する手がかりになります。
そこから、注目したことについて言葉にする「述べる」「言及する」という現在の動詞の意味へ発展しています。
ただし、現代英語のremarkを使うときに、毎回「再び+印」と分解して考える必要はありません。
語源はあくまで、単語の意味が「発言」だけではなく「注目して取り上げる」という感覚を含んでいる理由を理解する補助として利用するとよいでしょう。
例文:
- She remarked on the unusual color of the walls.(彼女は壁の珍しい色について述べました。)
- The writer remarked on the importance of tradition.(その作家は伝統の重要性について述べました。)

どうしてremarkにはre-が付いているの?
markだけでも「印をつける」という意味なのに。

語源では、re-とmarkが組み合わさって、何かに改めて印をつけるように注目する感覚につながったんだよ。
そこから「取り上げて述べる」という意味へ発展していったと考えると分かりやすいね。
注目→言及→発言へ:意味が変化した理由と「remarkable」の秘密
remarkの意味をたどると、「注意を向ける」ことから「何かについて述べる」ことへ意味が広がってきたことが分かります。
何かに目を向け、それを取り上げるという感覚が、やがて「そのことについて言葉を添える」という意味につながったと考えると、現在の「述べる」「言及する」という用法を理解しやすくなります。
そこから派生したremarkableは「注目すべき」「際立った」「並外れた」という意味です。
remarkableは、単純に「remarkできる」という意味ではなく、「remarkしたくなるほど目立つ、注目に値する」という方向に意味が発展しています。
そのため、remarkとremarkableには「注目する」という共通した感覚が残っています。
remarkが「注目したことを言葉にする」方向へ進み、remarkableが「注目するほど際立っている」方向へ進んだと考えると、両者を関連づけて覚えられます。
例文:
- She made remarkable progress in just a few months.(彼女はわずか数か月で目覚ましい進歩を遂げました。)
- The building has a remarkable history.(その建物には注目すべき歴史があります。)

remarkableって「remarkに関係する形」くらいにしか思ってなかったけど、「わざわざ言いたくなるほど注目すべき」と考えるとつながるわ。

remarkとremarkableを別々に暗記するより、共通する『注目』を軸にすると覚えやすいよ。
そのまま使える!remarkの定番パターンと文法ルール
感想や意見を軽く述べる場合の使い方
remarkは、ある事柄について感じたことや考えたことを軽く述べるときに使えます。
特に、人や状況について気づいたことを会話の中で一言添えるような場面と相性がよく、必ずしも強い意見や正式な主張を表すわけではありません。
ここでいう「軽く述べる」というのは、内容が重要ではないという意味ではありません。
話し手がその場で気づいたことを、長い説明に発展させず一言のコメントとして出す場合にもremarkが使えるということです。
そのため、相手を説得するための強い主張というより、状況に対する見方を添える場面にもなじみます。
ただし、sayよりやや改まった響きがあるため、友達同士の非常にくだけた会話ではsayのほうが自然なこともあります。
remarkは会話だけでなく、文章やニュースなどでも使われるため、少し客観的に「発言した」と伝えたい場合にも便利です。
例文:
- He remarked that the food was better than he expected.(彼は料理が予想以上においしいと述べました。)
- Mary remarked that everyone seemed busy today.(メアリーは今日はみんな忙しそうだと述べました。)

「軽い感想にも使えるけど、sayより少し落ち着いた表現なんだね。

会話の一言にも使えるけれど、文章では特に使いやすい単語だよ。
remark that...:〜だと(気づいたことを)述べる
「remark that + 文」の形では、「〜だと述べる」「〜だと気づいたことを言う」という意味になります。
that節の中には、話し手が取り上げた内容をそのまま置けるため、状況についての感想や観察を伝えるときに便利です。
この形では、remarkの後ろに「何について発言したのか」ではなく、「どのような内容を述べたのか」が続きます。
そのため、話し手が気づいたことや、その場で口にした判断を一つの文として伝えたい場合に使いやすい構造です。
thatは省略されることもあり、「remark + 文」という形になる場合もあります。
また、remark thatは単に情報を伝達するというより、話し手がその内容に注意を向け、それについて発言したというニュアンスを持ちやすい表現です。
会話の描写だけでなく、文章の中で誰かの発言内容を紹介するときにも使われます。
例文:
- She remarked that the weather had suddenly become colder.(彼女は急に寒くなったと述べました。)
- John remarked that the meeting had started earlier than usual.(ジョンは会議がいつもより早く始まったと述べました。)

thatの後ろには、文をそのまま置く形になるんだね。
発言の内容を続けるための形として覚えればいいの?

そう、「〜だと述べる」という形で内容をそのまま続けたいときに使う構造だよ。
remark on:特定の対象について意見を述べる
「remark on + 名詞」の形では、「〜について述べる」「〜についてコメントする」という意味になります。
話題となる対象を明確にしたいときに使われ、「何についての発言なのか」を示せるのがポイントです。
onの後ろには、人、出来事、問題、変化などさまざまな対象を置けます。
対象そのものを話題として取り上げ、それについて何らかの言葉を添える構造なので、具体的なテーマを示したいときに使いやすい形です。
remark thatが「発言の内容」に焦点を当てるのに対して、remark onは「何について発言したのか」に焦点を置きやすい表現です。
そのため、発言内容を文として示す必要がなく、「その問題について述べた」のように対象だけを示したい場合にも便利です。
例文:
- The manager remarked on the importance of teamwork.(マネージャーはチームワークの重要性について述べました。)
- She remarked on the quality of the service.(彼女はサービスの質について述べました。)

remark onは、まず「何について言ったのか」を示したいときに便利そう。

話題になっている対象を後ろに置けばいいから、文章でも使いやすい形だね。
注意!自動詞と他動詞の両方で使えるルール
remarkは、自動詞として使われる場合と、that節などを目的語のように取る他動詞として使われる場合があります。
「remark + that節」では発言した内容を直接続けられますが、一般的な名詞をそのまま目的語にして「〜をremarkする」とする使い方は基本的ではありません。
この違いは、「発言した内容」と「発言の対象」を分けて考えると整理しやすくなります。
内容を一つの文として示す場合はremark that...が使えますが、人や物事などの対象について述べる場合にはremark on...の形が自然です。
対象を「〜について」と表したい場合は、remark onの形を使うのが自然です。
この違いを押さえておくと、「remark+名詞」と「remark on+名詞」を混同しにくくなります。
特に日本語ではどちらも「〜について言う」と訳せることがあるため、英語では後ろに何を置いているかを見ることが大切です。
例文:
- He remarked that the plan needed more time.(彼はその計画にはもっと時間が必要だと述べました。)
- She remarked on the new design.(彼女は新しいデザインについて意見を述べました。)

「remark+名詞」と何でも直接つなげるわけじゃなくて、対象ならonを使うんだね。

内容をそのまま述べるならthat節、話題となる対象ならon、と考えると整理しやすいよ。
覚えておきたいremarkの定番フレーズ
「make a remark」の定番フレーズと使い方
make a remarkは「発言する」「一言述べる」という意味の定番表現です。
remarkを名詞として使う形で、誰かがした発言そのものに焦点を当てたいときに向いています。
remarkという名詞だけを見ると単に「発言」という意味ですが、make a remarkでは「一つの発言をする」という動作として捉えられます。
そのため、会話や会議などで誰かが何かを発言したことを描写するときに使いやすく、発言の長さが短い場合にも自然です。
make a remark about ~とすると「〜について発言する」という意味になり、どのような話題について発言したのかまで表せます。
また、make an inappropriate remarkのように、発言の内容や性質を説明する形でもよく使われます。
こうした形では、単に「話した」というだけでなく、その発言を一つのまとまりとして取り上げています。
例文:
- He made a brief remark about the incident.(彼はその出来事について短く発言しました。)
- Her remark caused some confusion.(彼女の発言はいくらかの混乱を引き起こしました。)

remarkなのに、どうしてmake a remarkってmakeを使うの?
「remarkする」だけでもよさそうに見えるけど。

ここではremarkが名詞だから、make a remarkで「一つの発言をする」という形になるんだよ。
英語ではこうした名詞をmakeと組み合わせて動作として表すことがあるね。
As previously remarked:前述の通り(書き言葉・ビジネスで役立つ表現)
As previously remarkedは「前に述べたように」「前述の通り」という意味の、かなり書き言葉寄りの表現です。
報告書、論文、公式文書などで、すでに述べた内容をもう一度参照するときに使われます。
この表現では、previouslyが「以前に」を示しているため、文章の中ですでに出てきた発言や説明を受けて使われます。
新しい内容を導入するというより、前に触れた内容とのつながりを示しながら話を進める役割を持っています。
previouslyは「以前に」という意味なので、「以前にremarkしたこと」を受けている形です。
日常会話ではやや硬く感じられるため、会話ではAs I mentioned earlierなどのほうが自然な場面も多くあります。
そのため、この表現は普段の会話で積極的に使うというより、改まった文章表現として覚えておくと便利です。
例文:
- As previously remarked, the project requires additional funding.(前述の通り、そのプロジェクトには追加の資金が必要です。)
- As previously remarked, the current system has several limitations.(前述の通り、現在のシステムにはいくつかの制限があります。)

これは普段の会話というより、報告書とかで「前にも述べたけど」と書くときの表現なんだね。

文章の中で、前に出した内容へ戻るときに使われる表現だよ。
remarkと似ている単語との使い分け
remarkとsayとの違い:ただ言葉にするか、気づいたことを口にするか
sayは非常に広い意味で「言う」を表し、発言の内容を伝えること自体に焦点があります。
一方、remarkは何かについて気づいたことや考えたことを取り上げ、それについて一言述べるというニュアンスが強くなります。
sayは「誰が何を言ったか」を幅広く表現できる基本的な動詞なので、発言の種類や場面をあまり限定しません。
それに対してremarkでは、話し手がある対象に目を向け、そこから得た気づきや考えを言葉にしたという背景が感じられます。
そのため、「彼は『明日来る』と言った」のように発言内容をそのまま伝えるならsayが基本です。
「彼は部屋が静かだと述べた」のように、ある状況に目を向けてコメントしたことを表すならremarkが合います。
特に誰かの発言を少し客観的に描写するときには、remarkのニュアンスが生きてきます。
sayの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- She said that she was tired.(彼女は疲れていると言いました。)
- She remarked that the room was unusually quiet.(彼女はその部屋がいつになく静かだと述べました。)

sayのほうがずっと広く使えて、remarkは「何かについて一言」という部分が強いんだね。

迷ったら、単に発言内容を伝えたいのか、何かに目を向けてコメントしたのかを考えると選びやすいよ。
remarkとcommentの違い:個人のふとした感想か、明確な意見・解説か
commentも「コメントする」「意見を述べる」という意味でremarkと近い単語です。
ただし、commentはある問題や話題について意見や説明を加えるニュアンスが比較的はっきりしています。
commentは、すでに話題になっている事柄について、意見や評価、説明などを加える場合に使われやすい単語です。
そのため、専門家が問題について見解を述べたり、ある出来事について公式にコメントしたりする場面にもよく合います。
remarkは、会話の中でふと気づいたことを一言述べるような場面にも使えます。
commentはニュースへのコメント、専門家の見解、問題への意見など、あるテーマについて意識的に意見を加える場合によく使われます。
両者には重なる部分もありますが、「一言の気づき」に寄るか、「話題について意見を加える」方向に寄るかを見ると違いをつかみやすくなります。
例文:
- The expert commented on the possible risks.(その専門家は起こりうるリスクについてコメントしました。)
- He remarked that the office looked different.(彼はそのオフィスの様子が違って見えると述べました。)

commentのほうが、あるテーマについて意見を出す感じが少し強いんだ。

remarkは何気ない一言にも使えるけれど、commentは「その話題について意見を加える」という方向に寄りやすいね。
remarkとmentionとの違い:サラッと「触れる」程度か、言葉を添えて言及するか
mentionは「言及する」「話に出す」という意味で、ある人や物事について触れることに重点があります。
詳しい意見や感想を述べる必要はなく、単に話題に登場させるだけでもmentionが使えます。
mentionでは、対象を会話や文章の中に出すこと自体が重要になります。
そのため、話題として名前を挙げたり、ある出来事について短く触れたりするだけでも意味が成立します。
そこに評価や感想を加えることは必須ではありません。
remarkは対象について何らかの言葉を添えることに重点があり、単に名前や事実を出すだけではなく、そこに気づきやコメントが含まれやすくなります。
「触れただけ」ならmention、「それについて一言述べた」ならremarkと考えると違いがつかみやすくなります。
つまり、対象が話題に登場しただけなのか、その対象について何らかの発言を加えたのかを見ると整理しやすくなります。
mentionの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- She mentioned your name during the meeting.(彼女は会議中にあなたの名前を出しました。)
- She remarked on your new hairstyle.(彼女はあなたの新しい髪型について一言述べました。)

mentionは話題に出すだけでもいいけど、remarkだと何か言葉を添える感じがあるんだね。

発言の中身まで少し踏み込んでいるかどうかが、一つの見分け方になるよ。
remarkとobserveの違い:事実を「観察」することに重きがあるか
observeにも「気づく」「観察する」という意味があり、remarkと意味が重なることがあります。
ただし、observeは何かを注意深く見て、そこから事実や特徴を認識することに重点があります。
observeでは、対象を注意して見たり、その状態を認識したりすることそのものが中心になります。
必ずしも、その気づきを誰かに伝えたり、言葉にしたりする必要はありません。
「観察して気づく」という段階に焦点を置きたい場合にはobserveが向いています。
一方、remarkはその気づきや認識を言葉にして述べることに重点があります。
そのため、observeは「気づいた」、remarkは「それについて述べた」という違いで整理すると理解しやすくなります。
なお、observeにも「意見を述べる」という意味があり、文脈によってはremarkと近い使われ方をします。
その場合でも、observeには「注意して見た結果として述べる」という側面が残ります。
observeの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- The scientist observed that the temperature was rising.(その科学者は気温が上昇していることに気づきました。)
- The scientist remarked that the temperature was rising.(その科学者は気温が上昇していると述べました。)

observeは「気づく・観察する」側で、remarkはそれを言葉にする側が強いんだね。

どちらも気づきに関係するけれど、どこに焦点があるかで使い分けられるね。
実践例文集:remarkを使いこなそう
ビジネス:会議での意見やフィードバック
ビジネスの場では、remarkは会議や報告の中で誰かが述べた意見や、状況についての指摘を表すときに使えます。
発言を少し客観的に取り上げる文章では使いやすく、「誰が何について述べたか」を落ち着いた調子で伝えられます。
会議では、参加者が計画や問題点について一言意見を述べることがあります。
remarkは、そうした発言を一つのコメントとして扱うときに使いやすく、発言者の言葉を直接引用しなくても、その内容を客観的に説明できます。
会話ではsayやcommentが自然な場合もありますが、議事録や報告書などではremarkが使われることがあります。
特に、発言そのものよりも「ある人物がその点について意見を述べた」という事実を文章として記録したい場合に適しています。
例文:
- The director remarked on the need for better communication.(取締役は、より良いコミュニケーションの必要性について述べました。)
- Several team members remarked that the deadline was too tight.(数人のチームメンバーが、その締め切りは厳しすぎると述べました。)
- The supervisor remarked that the proposal needed more detail.(上司は、その提案にはさらに詳しい内容が必要だと述べました。)

会議での発言をあとから報告するときにもremarkが使えるんだね。

発言そのものを少し客観的に取り上げたいときに、ちょうどいい表現だよ。
日常会話:人や物事への「一言」
remarkは日常生活でも、目の前の人や物、出来事についてふと気づいたことを一言述べる場面で使えます。
大げさな意見ではなく、「今日はずいぶん静かだね」「この店は前と変わったね」のような軽いコメントにも使えるのがポイントです。
このような場面では、発言そのものが長い説明になる必要はありません。
目に入った変化や、その場で感じたことを短く取り上げるだけでもremarkの持つ「一言述べる」という感覚に合います。
人の様子や場所の変化など、会話のきっかけになるような気づきを表す場合にも使えます。
ただし、くだけた日常会話ではsayやcommentのほうが自然に聞こえる場合もあります。
remarkは日常的な内容を表しながらも、少し客観的・説明的な響きを持つことがあります。
そのため、実際の会話だけでなく、「誰かがこんなことを言った」と発言を振り返る場面でも使いやすい単語です。
例文:
- She remarked that the restaurant had changed a lot.(彼女はそのレストランがずいぶん変わったと述べました。)
- He remarked on how quickly the children had grown.(彼は子どもたちがどれほど早く成長したかについて一言述べました。)
- My friend remarked that the new movie was longer than expected.(友人はその新しい映画が予想より長かったと述べました。)

日常会話でも使えるけど、少し引いて「こんなことを言った」と描写する感じもあるんだ。

くだけた会話そのものより、誰かの一言を取り上げて話すときにもよく合うよ。
ニュース・公式:注目すべき発表や所見
ニュースや公式な文章では、remarkは人物がある問題について述べた発言を伝えるときによく使われます。
特に、政治家、専門家、企業関係者などの発言を記事の中で紹介する場合には、「〜と述べた」という少し客観的な表現として機能します。
ニュース記事では、発言した人物と、その人物が何について述べたのかを簡潔に伝える必要があります。
remarkは、発言者のコメントを記事の流れの中に組み込み、出来事や問題に対するその人物の言葉を少し距離を置いて紹介するときに使いやすい表現です。
また、remarkableのような派生語と同じ「注目」というイメージを持っているため、何らかの特徴や変化について取り上げる文章とも相性があります。
ただし、ニュース記事では文脈に応じてsayやcommentなども普通に使われるため、remarkだけが特別なニュース用語というわけではありません。
あくまで「ある事柄について述べた」という発言の描写として捉えるとよいでしょう。
例文:
- The researcher remarked that further studies were necessary.(その研究者は、さらなる研究が必要だと述べました。)
- The minister remarked on the importance of the agreement.(大臣はその合意の重要性について述べました。)
- The company spokesperson remarked that the situation was being closely monitored.(会社の広報担当者は、その状況を注意深く監視していると述べました。)

ニュースだと、誰かの発言を少し客観的に伝える「述べた」として使われることが多いんだね。

発言内容を記事の中で落ち着いて紹介するときに使いやすい単語だよ。
まとめ
remarkは「言う」「述べる」「言及する」という意味を持つ動詞ですが、単純に「言う」だけの単語ではありません。
何かを見たり、気づいたり、考えたりしたうえで、そのことについて一言添えるという感覚が中心にあります。
そのため、sayよりも「ある事柄に目を向けて、それについて発言する」というニュアンスが出やすくなります。
文法では、発言内容をそのまま伝えるなら「remark that...」、特定の対象について述べるなら「remark on...」という形が基本です。
名詞のremarkは「発言」「コメント」を表し、「make a remark」という定番表現でも使われます。
また、As previously remarkedのように、改まった文章の中で「前述の通り」という意味で使われることもあります。
似た単語との違いを見ると、sayは幅広い「言う」、mentionは対象にサラッと触れること、observeは観察や認識に重きがある表現です。
commentはある話題について意見や説明を加える方向に寄りやすく、remarkはそこまで強く踏み込まず、気づいたことを一言述べる場面にも使えます。

remarkって、最初は「言う」の一種だと思っていたけど、「何かに気づいて、それについて一言述べる」と考えると他の単語との違いも見えてくるわ。

まず「注目する」という感覚を持っておくと、remarkの使い方がかなりつながりやすくなるよ。
この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:
- 英検3級レベルの基本動詞まとめ...基本動詞を中心に、まず押さえておきたい単語を一気に確認
- 英検準2級レベルの基本動詞まとめ...日常会話ややや応用的な動詞を、例文と一緒に学習可能
- 英検2級レベルの基本動詞まとめ...より実践的・抽象的な動詞をまとめて確認し、語彙力を強化


remarkって、ただ「言う」というより、何かについて一言コメントする感じに近いの?