turn the other cheekの意味は?もう一方の頬を向ける?
『「turn the other cheek」の
意味を考えると
「もう一方の頬を向ける」に
なるんだけど、
これって、どういうこと?』
ここでの「turn」は
「向ける」
という意味で
「the other cheek」は
「もう一方の頬」
という意味ですので、
それらを合わせると
「もう一方の頬を向ける」
になりますよね。
文法的なところを言うと
「the other」の部分で
「cheek(頬)」は
2つあるものなので、
一方を除いたもう一つのほう
という使い方で単数形です。
ただ、この表現の
ポイントとなるのは
文法的なことよりも
「もう一方の頬を向ける」は
どういうことかということです。
これは新約聖書
「マタイによる福音書」に
載っているもので、
イエス・キリストの言葉の一部です。
具体的に言うと
右の頬を打つなら、
もう一方の頬(左の頬)を向けなさい
という状況です。
右の頬を打たれているのにも関わらず
左の頬を向けたら、
打たれる側の気持ちは、
どうなのでしょうか?
考えられるのは、
左の頬も打たれてもいい
という感じになります。
要するに
それを受け入れるということに
なりますので、
そこから
「turn the other cheek」は
「(侮辱、挑発、攻撃などを)
甘んじて受ける」
「仕返しをしない」
という意味になります。
何も抵抗せずに
大人しく受け入れる
というところです。
「turn the other cheek」は
単語からは想像するのが難しいので、
そのまま意味を覚えたほうが
手っ取り早いです。