provideの意味とは?動詞の使い方と「与える」のニュアンスを解説
英語のprovideは、「提供する」「与える」「用意する」という意味を持つ基本的な動詞です。
ホテルのサービス、学校の教材、会社の情報など、相手が必要とするものを準備して利用できるようにする場面で幅広く使われます。
ただし、provideはprovide A with Bやprovide B for Aのように、前置詞によって語順が変わるため、「与える」という日本語だけで覚えると使い方で迷いやすい単語でもあります。
さらに、provided that ~になると「~という条件で」という接続表現になり、give・supply・offerとも少しずつニュアンスが異なります。
この記事では、provideの基本的な意味や発音から、with・for・toを使った語順、受動態、provided thatの使い方まで整理します。
似た意味を持つ単語との違いや、日常会話・ビジネス・IT・法律文書での使われ方も確認しながら、provideを実際の英文で使える形にしていきましょう。
provideの基本定義
provideの動詞の意味
provideは動詞で、基本的に「提供する」「与える」「用意する」という意味を持ちます。
単に物を手渡すというより、相手が必要とするものを用意して、利用できる状態にするというニュアンスが特徴です。
何かをその場で渡す行為だけでなく、サービスや環境などを整えておくことも含めて表現できます。
provideの目的語には食事やサービス、情報、設備、支援、機会など、誰かの役に立つものがよく使われます。
ホテルが宿泊客に朝食を提供する場合や、会社が従業員に研修を提供する場合などにも自然に使えます。
特に企業や学校、行政などが一定のサービスを継続して用意している場面では、provideが使われやすくなります。
「与える」という日本語だけを見るとgiveと同じように思えますが、provideには「必要なものを準備して提供する」という側面があります。
そのため、個人が何かを手渡す場面よりも、誰かが利用できるように必要なものを整える場面を思い浮かべると、意味の違いをつかみやすくなります。
例文:
- The hotel provides free breakfast for its guests.(そのホテルは宿泊客に無料の朝食を提供しています。)
- The website provides useful information about local events.(そのウェブサイトは地域のイベントについて役立つ情報を提供しています。)


完全に同じではないよ。
provideは「必要なものを用意して提供する」という場面と相性がいいから、サービスや情報にもよく使われるんだ。
provideの名詞形
provideの代表的な名詞形はprovisionで、「提供」「供給」「準備」などを表します。
文脈によっては「食料などの備え」「規定・条項」という意味になることもあります。
動詞provideが表す「必要なものを用意する」という考え方が、名詞のprovisionにもつながっています。
また、「提供する人・会社」を表したい場合にはproviderという名詞も使われます。
例えば、サービスを提供する会社をservice provider、インターネット接続を提供する会社をinternet service providerなどと表現できます。
providerは「提供する人」だけでなく、実際には企業や組織など、サービスを提供する主体を指すことも多いのが特徴です。
provideという動詞だけでなく、provisionやproviderもニュースやビジネス、IT分野などでよく登場するため、関連語として覚えておくと語彙を広げやすくなります。
特にproviderはサービスの説明などで目にする機会が多く、provideとのつながりを知っていると意味を推測しやすくなります。
例文:
- The company made provisions for future growth.(その会社は将来の成長に備えました。)
- We are looking for a reliable service provider.(私たちは信頼できるサービス提供業者を探しています。)

provideの名詞がprovisionなのは分かったけど、ITで見るproviderもprovideから来ているんだね。

「提供する人・組織」という発想でproviderになっているから、service providerのような形はかなり分かりやすいね。
provideの発音と読み方
provideの発音は「プロヴァイド」に近く、発音記号では/prəˈvaɪd/と表されます。
アクセントは後半の「vaɪ」に置かれるため、「プロ」に強くアクセントを置かず、「ヴァイド」の部分を強く発音するのがポイントです。
特に「pro」の部分を日本語の「プロ」のように強く発音しすぎないことが、英語らしく聞こえるための一つのポイントになります。
最後のprovideの「-vide」は「ビデ」ではなく、「ヴァイド」に近い音になります。
語尾のdまで意識して、プロ・ヴァイドと区切るよりも、全体をなめらかにつなげると英語らしい発音に近づきます。
また、provideは会話の中で頻繁に使われる単語なので、単独での発音だけでなく、provide informationやprovide supportのように後ろの語と続けて発音する練習も役立ちます。

provideは「プロバイド」って日本語っぽく読むより、「ヴァイド」の部分を意識したほうがいいんだね。

特にアクセントが後ろにあることを意識すると、英語の音に近づけやすいよ。
provideの「前置詞」パターンと語順のマスター法
provide A with B:「人(A)」に「物(B)」を提供する
provide A with Bは、provideで最も重要な語順の一つです。
意味は「AにBを提供する」で、Aには提供を受ける人や組織、Bには提供される物や情報などが入ります。
この形では「誰に」と「何を」という2つの要素をwithで結びつけるため、provideの後ろに人が来ることが大きな特徴です。
形としてはprovide+人+with+物と考えると分かりやすく、withの後ろには「提供されるもの」が来ます。
人にサービスや情報、機会、支援などを提供する場合にも幅広く使えるため、日常会話だけでなく、学校、会社、公共サービスなどさまざまな場面で使われます。
また、Bには必ずしも手で触れられる具体的な物だけが入るわけではありません。
情報や助言、支援のような形のないものも自然に置けます。
そのため、「人に何かを提供する」という内容を英語で組み立てるときには、provide A with Bを一つのまとまりとして覚えておくと便利です。
例文:
- The school provides students with free textbooks.(その学校は生徒たちに無料の教科書を提供しています。)
- The company provided us with detailed instructions.(その会社は私たちに詳しい指示を提供してくれました。)

provide A with Bって、どうして人の後ろにwithを置く形になるの?
provideの後ろにそのまま物を置くことはできないのかな?

provideでは、人と提供する物をそのまま並べず、withで結びつけるのが基本なんだ。
だから「人に何かを提供する」ならprovide A with Bと考えるといいよ。
provide B for / to A:「物(B)」を「人(A)」のために提供する
provideでは、提供される物を先に置く形もよく使われます。
代表的なのがprovide B for Aとprovide B to Aです。
どちらも「BをAに提供する」という関係を表せますが、前置詞によって表現の焦点が少し異なります。
provide B for Aは「AのためにBを提供する」という意味で、BがAのために用意されることに焦点があります。
一方、provide B to Aは「BをAに提供する」という関係がより直接的に表れます。
forは「誰かのため」という方向、toは「誰かへ」という方向を意識すると、それぞれの形を整理しやすくなります。
ただし、実際の英文ではprovide A with Bも非常によく使われるため、3つの形を別々に暗記するより、「AにB」ならwith、「BをAのために」ならfor、「BをAに」ならtoという関係から整理すると理解しやすくなります。
語順が変わっても、誰が提供を受けるのか、何が提供されるのかを見れば構造を判断できます。
例文:
- The organization provides food for elderly people.(その団体は高齢者のために食料を提供しています。)
- The website provides access to the service to registered users.(そのウェブサイトは登録ユーザーにそのサービスへのアクセスを提供しています。)

provide B for Aだと、Aそのものより「Aのために用意する」という部分に目が向くんだね。

forには「〜のために」という目的の感覚があるから、誰かのために必要なものを用意する場面と合いやすいよ。
受動態(be provided with / for)のよくある表現
provideは受動態でも非常によく使われます。
be provided with ~は「~を提供される」「~を与えられる」という意味で、サービスや設備、情報などを受け取る側を主語にできます。
能動態では提供する側が主語になりますが、受動態では提供を受ける側に焦点を移せるため、案内や説明文でも使いやすい形です。
また、be provided for ~では「~のために用意される」という意味になります。
案内文や契約書、サービスの説明などでは受動態のprovideが頻繁に登場するため、能動態だけでなく「提供される」という形でも理解できるようにしておくと便利です。
特に受動態では、主語が「人」なのか「物」なのかによって、日本語への訳し方が変わって見えることがあります。
そのため、「主語が提供を受ける側になっている」と考えると、be provided withの構造を読み取りやすくなります。
例文:
- All guests are provided with towels.(すべての宿泊客にタオルが提供されます。)
- Meals will be provided for the participants.(参加者には食事が用意されます。)

ホテルの案内で「Guests are provided with towels.」みたいに書いてあったら、「宿泊客がタオルを提供される」ってことなんだ。

そう、受け取る側を主語にしているから、provideが受動態になると「提供される」という読み方になるんだよ。
迷ったらコレ!with / for / to の簡単な見分け方・覚え方
provideの前置詞で迷ったときは、単語だけでなく何を中心に表現しているかを見ると整理しやすくなります。
provideの後ろに「人」を置いて、その人に何かを提供する形を作るなら、まずprovide A with Bを思い浮かべると組み立てやすくなります。
「人に何かを提供する」という形を作りたいならprovide A with Bが基本です。
「誰かのために何かを用意する」という意味を出したいならprovide B for Aが使いやすく、「何かを人に提供する」という提供先を直接示したい場合にはprovide B to Aも使えます。
まずprovide A with Bを基本形として覚え、そこから「Bを先に置くならforやto」という考え方にすると、語順を一から暗記する負担を減らせます。
実際の英文で迷ったときも、「人が先か、提供する物が先か」を確認すると、前置詞を選ぶ手がかりになります。
例文:
- The teacher provides students with useful information.(先生は生徒たちに役立つ情報を提供します。)
- The teacher provides useful information for students.(先生は生徒たちのために役立つ情報を提供します。)
- The teacher provides useful information to students.(先生は生徒たちに役立つ情報を提供します。)

同じ「人に情報を提供する」でも、provide A with B、provide B for A、provide B to Aの3パターンがあるんだね。
どう使い分ければいいの?

まずはprovide A with Bを基本にすると分かりやすいよ。
Bを先に置く場合は、forなら「その人のために」、toなら「その人に」という方向を意識すると整理しやすいからね。
文法ミス注意!provide 人 物(giveパターン)がNGな理由
giveではgive A Bという形で「AにBを与える」と表現できますが、provideは基本的にこの語順では使いません。
provideで「人に物を提供する」と言いたい場合は、provide A with Bとするのが基本です。
provideを使うときにgiveと同じ語順をそのまま当てはめないことが大切です。
そのため、provide me some informationのようにgiveと同じ感覚で「provide+人+物」とするのは避け、provide me with some informationとします。
人を直接置いた後にはwithを使って、その人に提供されるものを続けると考えると、語順を組み立てやすくなります。
一方、物を先に置くならprovide B for Aやprovide B to Aという形にできます。
つまり、provideでは「人+物」をそのまま並べるのではなく、withなどを使って両者の関係を示すことが重要です。
provideを見たらgiveの語順をそのまま使えるとは考えず、どの構文を選ぶかを意識すると文法ミスを防ぎやすくなります。
例文:
- The library provided me with useful resources.(その図書館は私に役立つ資料を提供してくれました。)
- The company provided useful resources for its employees.(その会社は従業員のために役立つ資料を提供しました。)

give me the informationとは言えるのに、どうしてprovide me the informationはダメなの?
provideも「与える」という意味なのに不思議だわ。

provideはgiveのように「人+物」をそのまま続ける形にはしないんだ。
人を置くならwithを使ってprovide me with the informationとするのが基本だよ。
「〜という条件で」を意味するprovided / providing(接続詞)の使い方
provided that...(もし〜ならば・〜という条件で)の意味と例文
provided that ~は「もし~ならば」「~という条件で」という意味を表す接続詞です。
ある条件が満たされることを前提として、その後の内容が成立することを示します。
単に条件を付けるだけでなく、「その条件を満たしている場合に限って」という関係を表すのがポイントです。
例えば、「天気が良ければ行きます」のように、ある条件が満たされた場合にだけ行動することを表せます。
ifと似ていますが、provided thatには「その条件を満たすことが前提」というニュアンスがやや強く、少しフォーマルな印象があります。
そのため、許可や約束、計画などについて条件を示すときに使いやすい表現です。
日常的な会話でも使えますが、文章や少し改まった場面では特に自然に見えるため、ifだけでは表しにくい「条件付きで認める」という感覚を持っておくと理解しやすくなります。
例文:
- You can use my car, provided that you drive carefully.(注意して運転するなら、私の車を使ってもいいです。)
- We can finish the project on time, provided that everyone cooperates.(全員が協力すれば、私たちは予定どおりプロジェクトを終えられます。)

provided thatってifと似ているけど、どうしてわざわざprovided thatを使うの?
ifでは表せない感じがあるの?

基本的な意味はifでも表せるけど、provided thatには「その条件が満たされるなら」という条件付きの感じが少し強く出るんだ。
許可や約束をするときにも使いやすいよ。
providing that... と provided that... の違いとフォーマル度
providing that ~も「もし~ならば」「~という条件で」という意味で、provided that ~とほぼ同じように使えます。
どちらも条件を示す表現なので、意味の違いを大きく意識する必要はありません。
まずは「条件を付けて、その場合に限って後ろの内容が成立する」という共通点を押さえるとよいでしょう。
一般的にはprovided thatのほうがややフォーマルで、文章や規則、契約などでも見かけやすい表現です。
providing thatも標準的な表現ですが、会話などではやや柔らかく感じられることがあります。
場面によって完全に使い分ける必要があるわけではなく、基本的な意味は共通しています。
また、どちらもthatを省略してprovided ~、providing ~と使われることがあります。
まずはprovided thatを基本形として覚え、providing thatも同じ条件表現として理解すると整理しやすいでしょう。
特に英文読解では、thatが省略された形に出会っても条件を表していると判断できることが重要です。
例文:
- You can stay here, provided that you keep the room clean.(部屋をきれいにしておくなら、ここに滞在してもいいです。)
- You can join us, providing that you arrive before noon.(正午までに到着するなら、私たちに参加してもかまいません。)

providedとprovidingは、意味を別々に覚えるというより「どちらも条件を付ける表現」と考えてよさそうだね。

まずprovided thatをしっかり覚えて、providing thatも同じように使えると知っておけば十分対応できるよ。
provideと似た意味を持つ英単語とニュアンス比較
provideとgiveの違い:準備して提供するか・単に手渡すか
provideとgiveはどちらも「与える」と訳せますが、焦点の置き方が異なります。
giveは、人から人へ何かを「与える・渡す」という行為そのものを幅広く表すのに対し、provideは、必要なものを「用意して提供する」という場面と相性がよい動詞です。
両方とも日本語では「与える」と訳せる場合でも、英語では場面に応じて自然な動詞が変わります。
そのため、プレゼントを手渡す、誰かにペンを渡すといった個人的な行為にはgiveが自然です。
一方、会社が社員に情報を提供する、ホテルが宿泊客にサービスを提供する、といった場面ではprovideがよく使われます。
特定の相手に一度何かを渡すのか、それとも相手が必要とするものをサービスとして用意するのかを考えると、両者の違いを判断しやすくなります。
ただし両者の意味が完全に分かれているわけではありません。同じ場面でも、何を強調するかによって使い分けられる場合があります。
特に「提供する仕組み」や「利用できる状態にすること」を意識すると、provideを選ぶ場面が見えやすくなります。
giveの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- She gave me her old camera.(彼女は私に古いカメラをくれました。)
- The hotel provides guests with free Wi-Fi.(そのホテルは宿泊客に無料Wi-Fiを提供しています。)

友達が誕生日に何かをくれるならgiveで、ホテルがサービスを用意するならprovideという区別がしやすそう。

「誰かから何かをもらう・渡す」という動作ならgive、「必要なものを提供する」という仕組みならprovideがしっくりくるよ。
provideとsupplyの違い:必要な分を満たすか・大量に補給するか
provideとsupplyも「提供する」と訳せますが、supplyには必要なものを継続的・十分な量で供給するというニュアンスがあります。
provideが「必要なものを用意して提供する」という広い動詞なのに対して、supplyでは「必要な量を途切れないように供給する」という側面が目立ちます。
provideはサービスや情報、機会などにも広く使えますが、supplyは水、電気、食料、部品、原材料など、一定量を必要とするものとの相性が特に良い動詞です。
企業が製品を供給したり、地域に電力を供給したりする場合にもsupplyがよく使われます。
特に企業間の取引やインフラ、物資の流通などではsupplyの特徴が出やすくなります。
そのため、「情報を提供する」ならprovideが自然ですが、「工場に部品を供給する」といった継続的な供給を表す場合にはsupplyが適しています。
どちらを使うか迷ったときは、提供する対象が情報やサービスなのか、それとも必要量を補い続ける物資なのかに注目すると区別しやすくなります。
supplyの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- The website provides information about the city.(そのウェブサイトはその都市についての情報を提供しています。)
- The company supplies parts to car manufacturers.(その会社は自動車メーカーに部品を供給しています。)

supplyは、何かを一回渡すというより、必要なものを継続して補うイメージに近いのかな。
provideはもっと広く「必要なものを提供する」感じだったよね?

そう、provideは情報やサービスにも使えるけど、supplyは物資やエネルギーなどを必要な量だけ供給する場面で特に使いやすいよ。
provideとofferの違い:実際に渡すか・「いかがですか」と差し出すか
offerも「提供する」と訳されますが、offerには相手に何かを提案したり、「どうですか」と差し出したりするニュアンスがあります。
相手が受け取るかどうかを決める余地を残して、何かを差し出す場面で使われることが多いのが特徴です。
一方のprovideは、必要なサービスや情報などを実際に利用できるように用意することに重点があります。
例えば、店員が客にコーヒーを勧めるならoffer、ホテルが宿泊客に朝食サービスを用意しているならprovideが自然です。
offerでは「相手に差し出す」という行為が目立ち、provideでは「必要なものを提供する状態」が重視されます。
offerしたものを相手が受け取るとは限りませんが、provideは「提供する仕組みやサービス」がすでに用意されている場面でも使える点が大きな違いです。
この違いを意識すると、「相手に選んでもらうために差し出す」のか、「利用できるように準備しておく」のかで判断しやすくなります。
offerの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- The waiter offered me some water.(ウェイターは私に水はいかがですかと勧めてくれました。)
- The hotel provides free water for guests.(そのホテルは宿泊客に無料の水を提供しています。)

offerは「提供する」よりも、「欲しかったらどうぞ」と相手に差し出す感じが強いんだね。

相手に選択肢として差し出すならoffer、サービスなどを用意して利用できるようにするならprovideと考えると分かりやすいよ。
例文集:シーン別provideの実践フレーズ
日常会話やニュースで使われる「提供する・与える」の表現
日常生活では、provideはホテルや店舗、学校、公共サービスなどが人に何かを提供する場面でよく使われます。
ニュースでも、政府や自治体、企業が支援や情報を提供するという文脈で登場します。
個人同士のやり取りよりも、ある組織やサービスが人々に必要なものを提供する場面で目にすることが多い単語です。
特にprovide A with Bは非常に応用範囲が広く、「人に食事を提供する」「人に情報を提供する」「人に支援を提供する」など、Bを入れ替えるだけでさまざまな表現を作れます。
ニュースではprovide assistanceやprovide informationのような組み合わせも使われやすく、社会的な支援や公共情報について述べるときにも自然です。
日常会話でprovideを使うと、単純に「渡す」というより、サービスや環境として何かが用意されている印象を出せます。
そのため、ホテルや学校、アプリなどの説明を英語で読むときにも、provideが出てきたら「利用できるように用意する」という感覚で捉えると理解しやすくなります。
例文:
- The shelter provides families with temporary housing.(その避難所は家族に一時的な住居を提供しています。)
- The city provides residents with emergency information.(その市は住民に緊急情報を提供しています。)
- This app provides users with useful travel tips.(このアプリはユーザーに役立つ旅行のアドバイスを提供します。)

こうして見ると、provideは「物を与える」だけじゃなくて、住居や情報みたいな形のないものにもかなり使えるんだね。

何かを相手が利用できるように用意する、という感覚を持っておくと使える範囲が広がるよ。
ビジネスメールやプレゼンで使える「情報・サービスを提供する」の表現
ビジネスでは、provideは非常によく使われる動詞です。顧客に情報やサービスを提供したり、取引先に資料を提供したりする場面で自然に使えます。
会社が顧客や社員に何らかのサービスを継続的に用意していることを説明するときにも使いやすく、ビジネス文書では基本的な語彙の一つです。
特にビジネス文書では、単に「give」とするよりもprovideのほうが、サービスや情報を正式に提供するニュアンスを出しやすい場合があります。
provide information、provide support、provide servicesなどは、ビジネス英語で覚えておきたい組み合わせです。
また、依頼や説明の中でもprovideは使いやすく、相手に必要な情報や資料を提出してもらう場面では、provide A with Bの形が自然に使われます。
プレゼンでも、自社が顧客に何を提供しているのかを説明するときに使えるため、サービス内容を紹介する英文では特に目にする機会が多くなります。
例文:
- Please provide us with the information by Friday.(今週の金曜日までに情報をご提供ください。)
- Our company provides customer support in English.(当社は英語でのカスタマーサポートを提供しています。)
- We aim to provide our clients with high-quality services.(私たちは顧客に高品質なサービスを提供することを目指しています。)

ビジネスだとprovideがかなり使いやすそうだね。「情報を提供してください」みたいな依頼にも使えるんだ。

うん、特にprovide us with ~は、相手に資料や情報を求める場面でもよく出てくる表現だよ。
IT・契約書・法律文書でよく見る「規定する・準備する」の意味と使い方
provideはITや契約書、法律関係の文章でも頻繁に登場します。
基本の「提供する」という意味から広がって、文脈によっては「必要なものを用意する」「規定する」という意味で使われます。
専門的な文章では、単純な物の受け渡しではなく、機能や権利、条件などをあらかじめ用意したり定めたりする場面で登場するのが特徴です。
契約書や法律文書では、provide that ~という形があり、「~と規定する」「~と定める」という意味になります。
ここでは「何かを人に与える」というより、規則や契約によって一定の内容を定めるという使い方です。
契約や法律では、当事者が何をできるのか、どのような条件が適用されるのかを文章によってあらかじめ定めるため、provideがこのような意味で使われます。
IT分野では、システムが機能やアクセスを「提供する」という意味でもprovideがよく使われます。
日常的な「与える」だけに限定せず、「必要なものを用意する」という中心的な感覚を持っておくと、専門分野の英文も読みやすくなります。
特にITの説明では、ユーザーが利用できる機能やアクセス環境をシステムが用意する、という意味でprovideが使われることがあります。
例文:
- The software provides users with secure access to their accounts.(そのソフトウェアはユーザーに安全なアカウントへのアクセスを提供します。)
- The contract provides that either party may cancel the agreement.(その契約では、どちらの当事者も契約を解除できると規定されています。)
- The law provides for additional protection for children.(その法律は子どもに対する追加の保護を規定しています。)

契約書のprovideは「誰かに何かを渡す」と考えると、ちょっと意味が取りにくいね。

法律や契約の文章では、「必要なことをあらかじめ定めておく」という方向に意味が広がっていると考えると読みやすいよ。
まとめ
provideは「提供する」「与える」「用意する」という意味を持つ動詞ですが、単に何かを手渡すというより、必要なものを準備して、相手が利用できるようにするという感覚を持つと理解しやすくなります。
そのため、食事や物だけでなく、情報、サービス、支援、機会、アクセスなど、さまざまなものを提供する場面で使われます。
文法ではprovide A with Bが特に重要で、「AにBを提供する」という形を作ります。
提供される物を先に置く場合にはprovide B for Aやprovide B to Aも使われ、受動態のbe provided with ~も案内やサービスの説明などでよく登場します。
giveのようにprovide A Bとはできないため、語順には注意が必要です。
また、provided that ~やproviding that ~では「もし~ならば」「~という条件で」という意味になり、動詞provideとは少し違った使われ方をします。
さらに、giveは「与える・渡す」、supplyは必要な物資などを「供給する」、offerは相手に「差し出す・提案する」という違いがあり、provideはその中でも「必要なものを用意して提供する」という位置にあります。
provideは日常的なサービスからビジネス、IT、契約書や法律文書まで幅広く登場するため、「提供する」という一つの訳だけでなく、誰に何を提供するのか、どのような場面で用意されているのかまで意識すると、英文の意味をつかみやすくなります。
まずはprovide A with Bを基本形として押さえ、そこからfor・toや受動態、provided thatへ広げていくと、関連する表現も整理しやすくなります。

provideって最初は「giveと同じように与える」くらいに考えていたけど、誰かが必要なものを用意して提供するって考えると、ホテルや会社でよく使われる理由も分かってきたわ。

provide A with Bの形をまず身につけておけば、情報やサービスなどにも自然に広げられるから、実際の英文でも使いどころが見つけやすくなるよ。
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provideって「与える」だから、誰かに何かを渡す場面なら全部giveの代わりに使えるの?