orderの意味とは?「注文する」だけじゃない使い方をマスター!
order は「注文する」という意味で最初に学ぶことが多い動詞ですが、実際の英語ではそれだけにとどまりません。
人に何かを命じる場面、会社として正式に発注する場面、さらには「順序」「秩序」といった抽象的な意味でも使われる、非常に守備範囲の広い単語です。
本記事では、動詞としての order を中心に、名詞の意味、重要な文型、日常・ビジネスでの使い分けを整理し、日本人学習者が間違えやすいポイントもあわせて解説します。
単語の意味だけでなく、「どんな場面で使えるか」を意識して読み進めてください。
orderの基本定義
orderの動詞の意味
order は「注文する」という意味で最もよく知られていますが、英語ではそれ以上に幅広く使われる重要な動詞です。
特に会話や文章では、次の3つの意味を区別して理解することが欠かせません。
- 商品・料理・サービスなどを注文する
- 権限や立場を背景に、人に命じる・指示する
- 必要な物・人・工程を手配する/発注する
「注文する」は日常会話でよく使われる意味ですが、「命じる」「発注する」はニュースやビジネス、公式文書でも頻出します。
特に order = 強制力のある指示 というイメージを持つと、ask(頼む)や tell(伝える)との違いがはっきりします。


確かに最初はそう覚えるよね。
でも英語では「上司が部下に指示する」「裁判官が命令を出す」みたいな場面でも普通に使われるよ。

じゃあ、結構強い意味の動詞なんですね。

そう。特に「人に何かをさせる」ときは、権限がある人が使う表現だと思っておくと安全だよ。
名詞としてのorderの意味
名詞の order は、動詞以上に意味の幅が広く、文脈理解がとても重要な単語です。主に次のような意味で使われます。
- 注文・発注(オンライン注文、店でのオーダーなど)
- 順序・並び(数字順、アルファベット順など)
- 秩序・規律(静けさやルールが保たれた状態)
- 命令・指示(上司や権威者からの命令)
例えば、 "place an order" は「注文する」、"in order" は「整っている」、「follow orders」は「命令に従う」という意味になります。
同じ単語でも、前後の動詞や前置詞によって意味が大きく変わる点が特徴です。

名詞の order って、こんなに意味があるんですね。

単語だけで判断せず、"どんな形で使われているか" を見るのが大事だよ。

in order と out of order も、意味が全然違いますもんね。

order は「整っている状態」が基本イメージだから、そこから意味が広がっているんだ。
orderの発音と読み方
- 発音記号:/ˈɔːrdər/(米) /ˈɔːdə/(英)
- カタカナ表記:オーダー
日本語の「オーダー」と非常に近い発音ですが、英語ではアクセントと語尾の処理がポイントになります。
最初の or にしっかりアクセントを置き、語尾の -er / -ə は弱く、あいまいに発音します。
また、アメリカ英語では r の音をはっきり出し、イギリス英語では r をあまり発音しない傾向があります。
そのため、聞き取りでは「オーダー」「オーダ(ァ)」のように聞こえることもあります。

カタカナ発音のままでも通じる?

通じることは多いけど、最後を強く言いすぎないのがコツだね。
"オーダァ" くらいの軽さが自然だよ。

アクセントも最初なんですね。

うん。そこを意識するだけで、かなり英語っぽく聞こえるよ。
orderの主な語法と重要構文
order A to do:「Aに〜するように命じる」の形
この形は、order の中でも特に重要で、「人に対して行動を命じる」という意味を表します。文型は次のとおりです。
- order + 人 + to do
ここでのポイントは、話し手(または主語)が相手に指示・命令を出せる立場にあるという点です。
単なる依頼ではなく、従うことが前提のニュアンスがあります。
そのため、上司・管理者・裁判官など、権限を持つ立場の人が使うことが多い表現です。
また、order A to do は「Aが実際にその行動をする」ことを前提にしており、希望や目的ではなく、具体的な行動指示を示します。
日常会話で気軽に使うと、きつく聞こえる場合がある点にも注意が必要です。
例文:
- The manager ordered him to finish the report by Friday.(マネージャーは彼に金曜日までに報告書を終えるよう命じた)

ask と何が一番違うんですか?

ask は「お願い」、order は「命令」。
order は上下関係や権限がある場面で使う表現なんだ。

じゃあ、友達に使うと不自然ですね。

そうだね。
日常会話では避けた方が安全だよ。
order A from B:「B(店など)にAを注文する」の形
この形は、「商品やサービスを注文する」ときに使われる基本表現です。
構造はとてもシンプルで、次のように整理できます。
- A:注文するもの
- B:店・会社・サイト・業者
日常会話ではレストランやネット通販、ビジネスでは取引先への発注など、幅広い場面で使われます。
命令の order とは異なりますが、「正式に要求する」という共通イメージを持っています。
また、目的語が長い場合は、order の直後に「何を注文したか」を置くのが自然で、特にビジネス英語では語順が重視されます。
例文:
- I ordered a new laptop from an online store.(私はオンラインショップで新しいノートパソコンを注文した)

from の後ろは、必ずお店じゃないとダメ?

いや、会社やメーカー、取引先でもOKだよ。
「どこから買うか」を示しているだけなんだ。

命令の order と、買い物の order はだいぶ印象が違いますね。

意味は違うけど、「正式な依頼」という点では共通しているよ。
that節を使う形:order that S + (should) be... の文法ルール
order は that節 を取ることができ、この形は特にフォーマルで公的な命令を表します。
ニュース記事、法律文書、裁判や行政の発表などでよく使われます。
- order that + 主語 + 動詞の原形
- should + 動詞の原形 が使われることもある(特にイギリス英語)
この構文では、主語が三人称単数であっても動詞に -s は付きません。
これは「命令・要求・提案」を表す that節に共通する重要な文法ルールです。
口語ではやや硬く聞こえるため、日常会話では order A to do が使われることが多く、that節の形は主に書き言葉で用いられます。
例文:
- The judge ordered that the suspect be released.(裁判官は容疑者を釈放するよう命じた)

be がそのまま使われているのが不思議。

「命令・要求の that節」では、動詞を原形にする決まりがあるんだよ。

会話より文章向きなんですね。

その通り。
ニュースや公式文書でよく見る形だね。
「order to ~」で間違いやすいポイント(自分が~するとは言わない?)
order は「誰かに命じる」ことを意味する動詞であり、主語自身の行動を表す目的表現としては使えません。
ここは日本人学習者が特につまずきやすいポイントです。
- ×I ordered to leave early.(自分に命令した、という不自然な意味になる)
この文は、「自分に命令した」という不自然な意味になってしまいます。
正しくは、
- 自分の判断・決定 → decide / plan
- 目的を表す → in order to
といった表現を使います。
order には「命令する相手」が必ず必要だと意識することが大切です。
例文(正しい表現):
- I decided to leave early.(早く帰ることにした)

日本語の「〜することにした」感覚で言っちゃいそうです。

そこが落とし穴だね。
order は必ず「相手がいる動詞」なんだ。

相手がいないなら、別の動詞を使うんですね。

そう。それを覚えるだけでミスはかなり減るよ。
日常・ビジネスで使えるorderの例文集
レストランや買い物!日常会話での例文
日常会話では、order は「注文する」という意味で最も頻繁に使われます。
レストラン、カフェ、テイクアウト、ネットショッピングなど、場面は非常に幅広く、丁寧さの度合いによって表現も変わります。
ポイントは、
- 店員に対して使うため 命令っぽく聞こえない形 を選ぶこと
- I’d like to / Can I を使うと柔らかくなること
です。
例文:
- I’d like to order a coffee, please.(コーヒーを注文したいです)
- We ordered pizza for dinner.(夕食にピザを注文した)
- Your order will arrive tomorrow.(ご注文の商品は明日届きます)

レストランでは、とりあえず order を使えば大丈夫?

基本は大丈夫。
ただし "I order a coffee" みたいに言い切ると少し強いから、"I’d like to" を付けると自然だよ。

丁寧さを足すのがコツなんですね。

そう。日常の order は「命令」じゃなくて「依頼」だからね。
指示・発注・管理!ビジネスで使えるフレーズ集
ビジネスシーンでの order は、「命じる」「発注する」という意味で使われることが多く、日常会話よりもフォーマルで強いニュアンスを持ちます。
上司から部下への指示や、会社としての正式な発注に使われます。
この場合、
- 個人の判断ではなく 組織としての決定
- 書類・メール・会議など 公式な場面
で使われるのが特徴です。
例文:
- The manager ordered the staff to improve customer service.(マネージャーはスタッフに接客改善を命じた)
- We ordered new equipment from our supplier.(取引先から新しい設備を発注した)
- This document is out of order.(この書類は順番が乱れています)

仕事で order を使うと、きつく聞こえない?

使う人と場面次第だね。
上司や会社としての指示なら、むしろ自然だよ。

ビジネスでは感情より役割が大事なんですね。

order は「立場」を前提にした動詞なんだ。
orderを使った重要イディオム(in order to など)
order は、単語単体だけでなくイディオムとしても非常によく使われます。
意味をそのまま訳すだけでは理解しにくいものもあるため、セットで覚えるのが効果的です。
特に重要なのは、「目的」「状態」「進行状況」を表す表現です。
例文:
in order to + 動詞:〜するために
- She studied hard in order to pass the exam.(試験に合格するために一生懸命勉強した)
out of order:故障している/順序が乱れている
- The elevator is out of order.(エレベーターは故障中です)
on order:注文中で
- The parts are currently on order.(その部品は現在注文中です)

in order to はよく見るけど、ただの to と何が違うの?

意味は同じだけど、in order to の方が少しフォーマルで、理由や目的を強調できるんだ。

out of order は全然意味が違いますね。

order の「整っている状態」というイメージを知っていると、理解しやすくなるよ。
まとめ
order は「注文する」という意味だけで覚えてしまうと、英語の実際の使い方を大きく取り逃してしまいます。
本記事で見てきたように、order は
- 人に行動を命じる動詞
- 商品や設備を正式に発注する表現
- 状態や並びを表す名詞・イディオム
として、文型や場面によって役割が大きく変わる単語です。

order って、思っていたよりずっと幅が広い単語なんですね。

そうなんだよ。
大事なのは「誰が誰に使っているか」と「場面」だね。

レストラン、仕事、命令で全部違う感覚で使う必要があるんですね。

その通り。文型と一緒に覚えれば、自然に使い分けられるようになるよ。


order って、やっぱりレストランで使う単語って印象が強いです。