あなたは正しく使えてる?allowの隠された意味と使い方
allowというと、「許可する」という意味を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし実際には、それだけでは説明できないほど幅広い使い方を持つ動詞です。
ルールや状況が「〜を可能にする」、時間や予算を「見込む」、さらには事実を「認める」といった意味でも使われるため、日本語訳だけで覚えてしまうと英文の意味がつかみにくくなることがあります。
また、allow + 人 + to doやbe allowed to doなど、よく使われる文型もいくつかあり、形と意味をセットで理解することが大切です。
この記事では、allowの基本的な意味から文型、便利なフレーズ、似た動詞との違いまでを例文を交えながらわかりやすく解説します。
「許可する」というイメージから一歩進んで、allowを自然に使いこなせるようになりましょう。
allowの基本情報をチェック
allowの動詞の意味
allowは基本的に「許可する」という意味で知られている動詞です。
ただし、それだけではなく「状況や条件が何かを可能にする」「時間やお金を見込んでおく」「事実を認める」といった意味でも使われます。
そのため、日本語の「許可する」だけで覚えてしまうと、英文を読んだときに意味がつながりにくくなることがあります。
共通しているのは、「何かができる状態を認める・成り立たせる」というイメージです。
人が許可を与える場合だけでなく、ルールや環境、時間などが「〜を可能にする」という場面でも自然に使われます。
ニュース記事やビジネス文書では、人ではなく法律やシステムが主語になることも多いため、「許可する」という訳だけにとらわれず、文全体の流れから意味を考えることが大切です。
まずは「何かをできる状態にする」という共通の感覚を押さえておくと、さまざまな使い方が理解しやすくなります。
例文:
- My parents allowed me to stay out late.(両親は私が遅くまで外出することを許してくれました。)
- This ticket allows you to enter the museum.(このチケットがあれば博物館に入れます。)
- We should allow enough time for the trip.(旅行には十分な時間を見込んでおくべきです。)


日本語訳を一つに決めるより、「何かを可能にする」という感覚を持っておくと、いろいろな英文で理解しやすくなるよ。
allowの名詞形は?
allow自体は動詞なので、名詞として使われることはありません。
名詞で表したい場合は、allowanceが使われます。
allowanceには「手当」「お小遣い」「許容量」「値引き」など複数の意味があります。
どれも「一定の範囲を認める」「割り当てる」というallowの考え方から発展した意味です。
一見すると意味がばらばらに見えますが、「あらかじめ認められた分」「与えられた範囲」という共通点があります。
日常会話では子どもがお小遣いをもらう場面、ビジネスでは住宅手当や交通費の支給、技術分野では誤差の許容範囲など、使われる場面はさまざまです。
allowとのつながりを意識して覚えておくと、新しい意味に出会っても理解しやすくなります。
例文:
- My parents give me a monthly allowance.(私は毎月お小遣いをもらっています。)
- The company pays a housing allowance.(その会社は住宅手当を支給しています。)
- We made an allowance for small errors.(私たちは小さな誤差を考慮しました。)

allowanceって「お小遣い」のイメージしかなかったけど、手当や許容範囲って意味もあるんだね。

どれも「一定の分を認める・割り当てる」という共通した考え方から覚えると理解しやすいよ。
allowの発音と読み方
allowの発音は/əˈlaʊ/(アラウ)です。
アクセントは後ろの-lowの部分にあり、最初の「a」は弱く「ア」や「ə(あいまい母音)」のように発音されます。
カタカナでは「アラウ」と書かれることが多いですが、英語では後半をやや強く読むのがポイントです。
「ア・ラウ」というリズムを意識すると、より自然な発音になります。
また、最初の母音は強く読む必要がないため、「アーラウ」とならないよう注意すると英語らしい響きに近づきます。
allowは日常会話だけでなく、ニュースやビジネス、学校英語でも頻繁に登場する基本動詞です。
耳で聞いたときにもすぐに気づけるよう、意味だけでなく発音もあわせて覚えておくと、リスニングやスピーキングの両方で役立ちます。

最初を強く読むのかと思ってたけど、後ろにアクセントがあるんだね。

「ア・ラウ」と後半を少し強めに意識すると、英語らしい発音に近づくよ。
「許可する」だけじゃない!動詞「allow」の隠された意味
事情やルールが「(~するのを)可能にする・許容する」
allowは人が「許可する」だけでなく、ルールや状況、条件などが何かを可能にするという意味でもよく使われます。
この場合は「許可する」と訳すより、「〜できる」「〜を可能にする」「〜を認める」と考えるほうが自然です。
特に、主語が「法律」「システム」「チケット」「天候」「スペース」など、人ではない場合はこの意味になることが多くあります。
誰かの意思というより、環境や仕組みが「そうすることを認めている」というニュアンスです。
英語ではこうした表現が非常によく使われるため、「主語が人ではないallow」を見かけたら、「何ができるようになるのか」という視点で読むと意味がつかみやすくなります。
例文:
- This ticket allows you to enter the stadium.(このチケットがあればスタジアムに入場できます。)
- The new system allows users to work remotely.(新しいシステムにより、利用者はリモートワークができます。)

人じゃなくてチケットや法律が主語になることも多いんだね。
「許可する」より「できるようにする」のほうがしっくりくる気がするわ。

主語が人以外なら、「状況が可能にする」と考えると意味を取りやすいよ。
時間やお金などを「考慮に入れる・見込んでおく」
allowには、必要な時間や費用、余裕などをあらかじめ確保しておくという意味もあります。
この場合は「許可する」とは関係なく、「見込む」「割り当てる」と訳されます。
旅行時間や予算を考える場面、仕事のスケジュールを立てる場面などでよく使われる表現です。
あとで慌てないように、あらかじめ余裕を持たせるイメージがあります。
「足りるだろう」と考えるのではなく、「万が一に備えて少し余裕を持つ」という感覚が含まれることも少なくありません。
そのため、計画を立てる場面では非常に実用的な表現です。
なお、この意味のallowは「時間やお金そのものを確保する」ことを表します。
一方で、allow forは「渋滞や誤差などの要因を考慮する」という意味になるため、後ほど紹介する熟語とは少し使い方が異なります。
例文:
- We allowed extra money for unexpected expenses.(予期しない出費に備えて追加の予算を見込みました。)
- You should allow a few extra minutes.(数分ほど余裕を見ておいたほうがいいです。)

「余裕を見込む」って意味なら、旅行とか仕事の予定を立てるときにもよく使えるってこと?

うん、予定や予算を組む場面ではよく使われる表現だよ。
あとで慌てないように余裕を持たせるイメージなんだ。
事実や意見を「しぶしぶ認める・受け入れる」
allowには、事実や相手の意見を認めるという意味もあります。
ただし、心から賛成するというより、「そう言われれば認めざるを得ない」という少し控えめなニュアンスを含むことが少なくありません。
討論やニュース記事、フォーマルな文章で見かけることが多く、日常会話では「admit」のほうが使われる場面もあります。
それでも、書き言葉ではallowが選ばれることがあり、「完全に納得した」というより、「その点については認める」という落ち着いた響きがあります。
議論や評論などで目にすることもあるため、この意味を知っておくと読解の幅が広がります。
例文:
- She allowed that the plan had some problems.(彼女はその計画にいくつか問題があることを認めました。)
- Even his critics allow that he is talented.(批判する人でさえ、彼に才能があることは認めています。)

「認める」って意味でも、素直に褒めるというより「仕方なく認める」感じなんだね。

完全に納得しているというより、「その点は認めよう」という控えめな響きがあるよ。
〜を「与える・(自分の取り分として)引き当てる」
少し古めの表現やフォーマルな文章では、allowがお金や数量などを割り当てる、支給するという意味で使われることがあります。
現代の日常英会話ではそれほど頻繁ではありませんが、契約書や規則、歴史的な文章では見かけることがあります。
何かを「一定量与える」「取り分として認める」という意味から広がった使い方です。
実際には、公的な制度や組織のルールについて説明するときに使われることが多く、「自由に与える」というよりも、「決められた範囲を割り当てる」というニュアンスで理解すると自然です。
基本的な意味ではありませんが、この用法を知っていると、フォーマルな英文でも戸惑いにくくなります。
例文:
- The company allows each employee a travel budget.(その会社は各社員に出張予算を割り当てています。)
- The school allows every student a locker.(その学校では生徒一人ひとりにロッカーが割り当てられます。)

この使い方はあまり見たことがないけど、「与える」って意味まであるんだ。

日常会話では少なめだけど、規則や契約書では見かけることがあるよ。
「割り当てる」というイメージで読むと理解しやすいね。
ネイティブが毎日使う「allow」の基本文型パターン
allow + 人 + to do:「人に〜することを許す・可能にする」
allowの最も基本的な文型がallow + 人 + to doです。
この形では、「人に〜することを許す」という意味になるほか、「人が〜できるようにする」という意味でも使われます。
主語は人だけでなく、ルールやシステム、機械などになることも少なくありません。
その場合は、「許可する」というより「〜できるようにする」と考えると自然です。
この文型では「誰が」「誰に」「何をすることを」という関係がはっきり表せるため、日常会話からビジネスまで幅広い場面で使われます。
allowを学ぶうえで最も重要な形といえるので、単語だけではなく文型ごと覚えてしまうのがおすすめです。
また、allowのあとには人(目的語)が入り、その後にto不定詞が続くのがポイントです。
この形は非常によく使われるので、ひとまとまりで覚えておくと英文が作りやすくなります。
例文:
- Our teacher allowed us to use dictionaries.(先生は私たちが辞書を使うことを許可しました。)
- This app allows users to share photos easily.(このアプリでは利用者が簡単に写真を共有できます。)

「人」と「to do」がいつもセットなんだね。
まとめて覚えたほうが忘れなさそう。

この形はallowで一番よく使う文型だから、形ごと身につけておくと会話でもすぐ使えるよ。
allow + 名詞 / 動名詞(-ing):「〜を可能にする・許可する」
allowは名詞や動名詞(-ing)を目的語にすることもできます。
この場合は、「〜を許可する」「〜を可能にする」という意味になります。
名詞を目的語にすると、許可する対象そのものを表せます。
また、動名詞を使うと「〜すること」を許可するという意味になります。
文全体を短くまとめたいときによく使われる形です。
特に、ルールや施設の利用規則では「〜は禁止されています」「〜は認められています」といった表現が多く、この文型が自然に選ばれます。
人を目的語にする文型と比べると、「誰がするか」ではなく「何が認められているか」に焦点が当たるため、伝えたい内容によって使い分けることが大切です。
例文:
- The school allows cell phones.(その学校では携帯電話の持ち込みが認められています。)
- Our library doesn't allow eating.(私たちの図書館では飲食は禁止されています。)

人を書かなくても、「〜すること」を伝えたいならこの形でいいってこと?

うん、「何が認められているか」を言いたいときは、この文型が自然なんだ。
be allowed to do:「〜してよい(許可されている)」の受け身表現
be allowed to doは、「〜することが許されている」という意味の定番表現です。
「誰が許可したか」ではなく、「許可されている状態」に注目するため、学校や職場のルール、法律などを説明するときによく使われます。
英会話でも頻繁に登場するので、allow + 人 + to doと並んでぜひ覚えておきたい表現です。
また、この形は会話だけでなく、案内表示や施設の注意書き、公的な文書でもよく見かけます。
「〜してもよい」と「〜してはいけない」の両方を表せるため、実際の英語では非常に出番の多い文型です。
否定文や疑問文の形もあわせて覚えておくと、実践で使いやすくなります。
例文:
- Students are allowed to use calculators.(生徒は電卓を使うことが許されています。)
- You are not allowed to park here.(ここに駐車してはいけません。)
- Are we allowed to take pictures?(写真を撮ってもいいですか。)

標識とか学校のルールで見かけるのは、この形が多い気がする。

「誰が許可したか」より、「許可されているかどうか」を伝えたい場面でよく使われるよ。
なぜ「allow + 人 + to do」は使えても「allow to do」はダメなのか?
英語を学び始めた人がよく間違えるのが、allow to doだけで使ってしまうことです。
allowは基本的に「誰に許可するのか」という対象が必要な動詞なので、allow + 人 + to doという形になります。
そのため、I allowed to go.のような文は不自然です。
もし「私は行くことを許された」と言いたいなら、受け身にしてI was allowed to go.と表現します。
あるいは、「〜することを許可する」と一般的に言う場合は、allow doingやallow + 名詞の形が使われます。
この違いは、「allowは目的語を必要とする動詞」という性質を理解すると覚えやすくなります。
「人を入れる」「受け身にする」「名詞・動名詞を続ける」のどれなのかを意識すれば、文型で迷うことはぐっと少なくなるでしょう。
例文:
- ○ My parents allowed me to go abroad.(両親は私が海外へ行くことを許可しました。)
- ○ I was allowed to go abroad.(私は海外へ行くことを許されました。)
- × I allowed to go abroad.(誤り)

「誰に」を言わないなら受け身にするしかないの?

基本的にはそう考えていいよ。
人を入れるか、受け身にするかで覚えておくと間違えにくいね。
表現の幅が広がる!「allow」を使った便利フレーズ・イディオム
allow for(〜を考慮に入れる・〜を見込む)
allow forは、「〜を考慮に入れる」「〜を見込んでおく」という意味の熟語です。
計画を立てるときに、遅延や誤差、予想外の出来事などをあらかじめ計算に入れる場面でよく使われます。
単独のallowにも「時間や予算を見込む」という意味がありますが、allow forは「何かの要因を考慮する」という点に重点があります。
何を考慮するのかがforの後ろに続くのが特徴です。時間そのものを確保するというより、「渋滞」「天候」「追加費用」といった影響を与える要素を見越して計画するイメージになります。
ビジネスや旅行、プロジェクト管理など、余裕を持った計画を立てる場面でよく耳にする表現なので、ひとまとまりで覚えておくと便利です。
例文:
- We should allow for traffic delays.(交通渋滞を考慮しておくべきです。)
- The budget allows for unexpected costs.(その予算には予期しない費用も見込まれています。)

allowだけじゃなくて、allow forになると「何を考慮するか」まで言えるってこと?

そう、forの後ろに考慮する内容を続けられるから、計画の話では特によく使われるよ。
allow of(〜の余地がある・〜を許容する)
allow ofは、「〜の余地がある」「〜を許容する」という意味の少しフォーマルな表現です。
日常会話ではあまり使われませんが、書籍やニュース、学術的な文章では見かけることがあります。
「ある状況が特定の解釈や対応を可能にする」という意味合いで使われることが多く、主語には状況や事実、問題などが置かれます。
「〜を許可する」というより、「〜という考え方や対応が成り立つ余地がある」というニュアンスが強い表現です。
会話で頻繁に使う熟語ではありませんが、読解では役立つ表現です。
フォーマルな英文で出会っても戸惑わないよう、意味だけでも押さえておくと安心です。
例文:
- The evidence allows of only one conclusion.(その証拠から導ける結論は一つしかありません。)
- His behavior allows of no excuse.(彼の行動には弁解の余地がありません。)

普段はあまり見ないけど、文章では出てきそうな表現だね。

会話よりもフォーマルな英文で見かけることが多いから、意味だけでも知っておくと安心だよ。
allow in / allow out(中に入れる・外に出す)
allow inは「中に入れる」、allow outは「外に出す」という意味で使われます。
建物や施設への出入りだけでなく、ペットや子どもなどの行動について話すときにもよく使われます。
どちらも「許可する」というより、「出入りを認める」という感覚に近い表現です。
家や学校、お店など、出入りを管理する場面で自然によく使われます。
また、受け身の形で「〜は入れません」「〜は外に出られます」といったルールを説明するときにも便利な表現です。
例文:
- They didn't allow us in.(彼らは私たちを中に入れてくれませんでした。)
- Only staff members are allowed in.(スタッフだけが入ることを許されています。)
- She allowed the cat out.(彼女は猫を外に出しました。)

「in」と「out」が付くだけだから覚えやすいわ。

意味もそのままだから、会話でも使いやすい表現だよ。
Allow me to...(〜させてください)
Allow me to...は、「〜させてください」という丁寧な言い方です。
直訳すると「私に〜することを許してください」となりますが、実際には「失礼します」「ご紹介します」といった場面でよく使われます。
ビジネスやスピーチ、接客など、少しかしこまった場面で使われることが多く、相手への配慮が感じられる表現です。
日常会話ではLet me...のほうが一般的ですが、より丁寧さや礼儀を伝えたいときにはAllow me to...が自然に選ばれます。
フォーマルな英語に触れる機会があるなら、そのまま一つの決まり文句として覚えておくと役立ちます。
例文:
- Allow me to introduce myself.(自己紹介をさせてください。)
- Allow me to help you.(お手伝いさせてください。)

「Let me...」より丁寧なら、仕事やスピーチではこっちのほうがいいの?

フォーマルな場面ではそうだね。
相手への配慮を表したいときによく使われるよ。
If time allows...(時間が許せば)
If time allows...は、「時間が許せば」「時間に余裕があれば」という意味の定番表現です。
ビジネスメールや会話でもよく使われ、「予定次第では〜します」という柔らかい言い方ができます。
if possibleよりも、「時間的な余裕」に焦点を当てた表現です。
そのため、相手に約束を断定せず、状況に応じて対応することを伝えたいときにもよく使われます。
短いフレーズですが、英語らしい自然な表現の一つなので、まとまった形で覚えておくと会話でもメールでもすぐに使えるようになります。
例文:
- If time allows, I'll visit the museum.(時間が許せば博物館へ行きます。)
- We'll discuss that later if time allows.(時間が許せば、その件は後で話し合いましょう。)

「時間があれば」って言いたいときに、そのまま使えそうだね。

会話でもメールでもよく使う表現だから、一つのフレーズとして覚えておくと便利だよ。
要注意!「allow」と似た動詞の意味の違いと使い分け
allowとpermitの違い:日常的な許容か、公式な許可か
allowとpermitはどちらも「許可する」と訳されますが、使われる場面には違いがあります。
allowは日常会話でもよく使われる自然な表現で、人が何かをしてもよいと認めたり、状況が何かを可能にしたりするときに幅広く使えます。
一方、permitはよりフォーマルな語で、法律や規則、施設のルールなど、公式な許可を表す場面で使われることが多くあります。
意味は近いため置き換えられる場合もありますが、友人同士の会話でpermitを使うと少し堅い印象になります。
逆に、公的な通知や利用規約などではpermitのほうが自然なことも少なくありません。
英会話ではallowを見聞きする機会のほうが多いので、まずはallowを基本として覚えておくと使いやすいでしょう。
permitの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- My parents allowed me to stay up late.(両親は私が夜更かしすることを許してくれました。)
- The museum does not permit photography.(その博物館では写真撮影は禁止されています。)

permitって学校で習ったけど、普段はあまり聞かない気がする。

日常会話ではallowのほうが自然なことが多いね。
permitはルールや法律を説明するときによく使われるよ。
allowとletの違い:客観的な可能(状況が許す)か、主観的な許可(させてあげる)か
allowとletはどちらも「〜させる」「〜することを許す」という意味で使われますが、ニュアンスには違いがあります。
letは話し手や主語の意思が前面に出る表現です。「私がそうさせてあげる」という直接的な許可を表す場面でよく使われます。
それに対してallowは、個人の意思だけでなく、ルールや状況を含めて「〜できる状態にする」という意味で使われます。
そのため、学校の規則や会社の方針、システムの機能などを説明するときはallowのほうが自然です。
人の気持ちよりも、客観的な条件や決まりに焦点が当たることが多いのも特徴です。
また、文型にも違いがあり、let + 人 + 動詞の原形、allow + 人 + to doとなる点にも注意しましょう。
この違いは英作文でも間違えやすいので、意味だけでなく形までセットで覚えることが大切です。
letの使い方は、別記事で詳しく解説しています。
例文:
- The school allows students to use tablets.(その学校では生徒がタブレットを使うことを認めています。)
- My father let me drive his car.(父は私に車を運転させてくれました。)

letは人の気持ちで、allowはルールや状況にも使えるって考えると分かりやすいね。

文型も違うから、「letは原形、allowはto不定詞」と一緒に覚えておくと間違えにくいよ。
allowとenableの違い:「可能にする」のニュアンスの差
allowもenableも「〜を可能にする」と訳されることがありますが、意味の中心は少し異なります。
allowは「条件や状況がそれを許す」という意味が中心です。
一方、enableは「能力や手段を与えて可能にする」という意味が強くなります。
例えば、新しいソフトウェアが新機能を使えるようにする場合や、技術の進歩によって何かが実現できるようになる場合はenableがよく使われます。
反対に、規則や環境によって「〜できる」という場合はallowのほうが自然です。
つまり、allowは「できる状態を認める」、enableは「できる力や仕組みを与える」という違いがあり、この点を意識すると使い分けがしやすくなります。
例文:
- The weather allowed us to continue the game.(天候のおかげで試合を続けることができました。)
- Technology has enabled people to work from anywhere.(技術の進歩によって、人々はどこでも働けるようになりました。)

どっちも「可能にする」だけど、理由が違うんだね。

allowは「条件が許す」、enableは「力や手段を与える」と考えると使い分けやすいね。
例文で学ぶ!シーン別「allow」の実践フレーズ
日常会話:スマホや外出などの「許可・容認」
日常会話では、家族や学校のルールについて話すときにallowがよく使われます。
「〜してもいい」「〜は禁止されている」といった内容は、allowやbe allowed toで表現できる場面がたくさんあります。
親が子どもに許可を出す場面だけでなく、お店や学校の決まりについて話すときにも自然に使えるため、覚えておくと実際の会話で役立ちます。
英語では「許可する人」を強調するより、「〜することが認められている」という言い方をすることも多く、受け身のbe allowed toも頻繁に登場します。
例文:
- My parents don't allow me to stay out late.(両親は私が遅くまで外出することを許してくれません。)
- Are students allowed to use smartphones during lunch?(生徒は昼休みにスマートフォンを使ってもいいですか。)
- Pets aren't allowed in this restaurant.(このレストランではペットの入店は禁止されています。)

家庭のルールでも、お店の決まりでも同じallowが使えるんだね。

「誰かが許可する」の場合も、「ルールで認められている」の場合も使えるから、とても出番の多い動詞なんだよ。
ビジネス:予算やスケジュールの「余裕・見込み」
ビジネスでは、「十分な時間を確保する」「予算を見込む」といった意味でallowがよく使われます。
仕事では予定どおりに進まないことも多いため、あらかじめ余裕を持たせるという考え方を表す場面で便利な動詞です。
会議やプロジェクトの進行、出張計画など、さまざまな場面で登場するため、この使い方も押さえておくと表現の幅が広がります。
特に、納期や予算を決める場面では、予想外のトラブルや追加作業を考慮して余裕を持たせることが重要です。
そのため、ビジネス英語では「見込む」「確保する」という意味のallowが自然に使われることが少なくありません。
また、メールや会議でもよく見かける表現なので、この意味を覚えておくと実務で英語に触れたときにも理解しやすくなります。
例文:
- Please allow enough time for the presentation.(プレゼンには十分な時間を見込んでください。)
- We allowed extra money for travel expenses.(私たちは出張費として追加の予算を確保しました。)
- Our budget doesn't allow any additional spending.(私たちの予算ではこれ以上の支出はできません。)

ビジネスでは「許可する」より「余裕を見込む」って意味が意外と多いんだね。

計画や予算の話では、この意味のallowがよく使われるから覚えておくと便利だよ。
ニュース・公的文書:システムや法律による「制限と許可」
ニュースや公的文書では、人の意思ではなく、法律や制度、システムなどが主語になることがよくあります。
このような場面では、「〜を許可する」というより、「〜を認める」「〜を可能にする」と訳すほうが自然です。
法律の改正やサービスの変更、公共施設の利用ルールなどを説明する記事では、allowが非常によく使われます。
また、「何が認められているのか」「何が禁止されているのか」を客観的に伝える文章が多いため、be allowed toの受け身表現も頻繁に登場します。
ニュース英語では「人が許可する」という感覚よりも、「制度やルールがそう定めている」という視点で読むと、内容を理解しやすくなります。
例文:
- The new law allows online voting.(新しい法律ではオンライン投票が認められています。)
- Visitors are not allowed to enter the area.(訪問者はその区域に立ち入ることはできません。)
- The system allows users to update their information online.(そのシステムでは利用者がオンラインで情報を更新できます。)

ニュースでallowを見かけると、「許可する」だけじゃ意味が合わないことがある理由が分かったわ。

法律や制度が主語なら、「認める」「可能にする」と考えると内容が自然につながるよ。
まとめ
allowは「許可する」という意味で覚えられることが多い動詞ですが、それだけではありません。
ルールや状況が「〜を可能にする」、時間や予算を「見込む」、事実を「認める」といったように、場面によってさまざまな意味で使われます。
また、allow + 人 + to doやbe allowed to doは日常会話からニュースまで幅広く登場する基本文型です。
さらに、allow forやIf time allows...などの定番表現も覚えておくと、英語で使える表現の幅が大きく広がります。
一見すると意味が多い動詞に感じますが、それぞれがバラバラな意味というわけではありません。
「何かをできる状態にする」「一定の範囲で認める」という共通した考え方を意識すると、それぞれの使い方が自然につながって理解しやすくなります。
まずは基本となる文型とよく使うフレーズから身につけ、例文を音読しながら実際の英文に触れていきましょう。
繰り返し使ううちに、「許可する」だけではないallowの使い方が自然と身についていくはずです。

最初は「許可する」だけの動詞だと思ってたけど、一つのイメージでいろいろな意味につながるんだね。

意味を一つずつ暗記するより、「何かをできる状態にする」という共通点を意識すると、allowはぐっと使いやすくなるよ。
この記事で学んだ動詞以外もまとめてチェックしたい場合:
- 英検3級レベルの基本動詞まとめ...基本動詞を中心に、まず押さえておきたい単語を一気に確認
- 英検準2級レベルの基本動詞まとめ...日常会話ややや応用的な動詞を、例文と一緒に学習可能
- 英検2級レベルの基本動詞まとめ...より実践的・抽象的な動詞をまとめて確認し、語彙力を強化


allowって「許可する」だけじゃなくて、「できるようにする」とか「認める」って意味でも使えるんだね。
場面によって訳し方が変わりそう。